東小の日常風景

2023年4月の記事一覧

うさぎは正直

 うさぎのルナが亡くなってから、子どもたちは毎朝お墓に献花をしています。通学途中で見つけた花や自宅から持ってきた花など様々なようです。

「おはよう!アリス!」 

その後、うさぎ小屋のアリスに優しく声をかけて学校に入っていきます。アリスは、その声に反応して子どもたちに近づいてきます。

 その光景に、動物は優しい人、面倒を見てくれる人が分かっているんだとつくづく感じます。更に、動物は感謝しているのかもしれません。

 校長の私が声をかけても奥の部屋に入っていきます。もっともっと優しく面倒を見ていきたいと反省しています。

  

冥福を祈って アリスに声かけ 近づくアリス

小3・4稚魚の放流

 本日(4/27)、白川にウナギとアユの稚魚(ちぎょ)の放流をしました。今回は、理科で河川の流れや生き物について学ぶ小3・小4が対象です。

 白川漁業協同組合の方から、稚魚の放流の目的などを伺った後、実際にウナギを掴む体験をしました。想像通りなかなか掴めません。つるつると滑るウナギとの格闘の後、次は稚魚の放流です。放流した稚魚が無事に川の中へ泳いでいく様子に、ほっと安堵(あんど)したのも束の間、トンビが川に近づいてきました。トンビも生きていくのに必死です。

 怪しい雲行きに、子どもたちも追い払おうと声を出しました。しかし、自然の摂理とも言うべき出来事を目撃することとなりました。勢いよく川に突っ込んだくちばしには、子どもたちが放流したばかりのウナギの稚魚が捕らえられていたのです。

 とても残念でしたが、生き物の命はこのようにして繋がれていることを思い知りました。子どもたちは、命の尊さなど、多くを学びました。

※ちなみに稚魚は、アユ20Kg、ウナギ5Kg放流しました。漁協では、5月末までに各200Kgずつ放流するそうです。

放流の説明 大きく育って欲しいと願って“放流”

4/27の1時間目

 本日の1時間目、どの学級においても子どもたちは楽しそうに授業を受けていました。学力定着は1日にしてならず。日々の積み重ねが大切です。先生方と楽しそうに学ぶ様子は、見ていてとても嬉しくなります。

 

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 小5・小6国語

学校探検

 「ここは職員室です。先生達がお仕事をするところです。用事があるときは、『1年生の〇〇です。▲▲先生に・・・』と言って入ります。」

 本日(4/25)、1年生の学校探検をしました。お世話してくれたのは2年生です。

 お兄さん、お姉さんになった2年生は、とても上手に、分かりやすい説明をしていました。そんな2年生と手を繋ぐ1年生は、とても嬉しそうで、頼りになる2年生を尊敬の眼差しで見ていました。

 1年生は入学してまだ1ヶ月も経っていませんが、きっと直ぐに慣れてくることを実感しました。

 校長室では、今回だけ特別にソファーに座りました。ふかふかのソファーに、みんなニコニコでした。

 

さすが2年生 校長室のソファー「ふかふかだな!」

ルナ!これまでありがとう

 今朝(4/25)、うさぎ小屋の様子がいつもと違いました。朝自習の時間、突然の校長先生の放送に、みんな息をのみました。

 先日から元気のなかったルナが息を引き取っていたのです。

 4月の始業式の際、教務主任の先生から、最近ルナの元気の無さについて告げられました。みんなで元気になってくれることを祈り、お世話をしました。10歳を超すルナとアリスは、うさぎの平均寿命7~8歳から考えるととても元気でした。従って、亡くなったルナは大往生(だいおうじょう)だったと言えます。

 生きている物の命は、いつかは絶えます。そんな生き物たちをどう見送ってあげるかが大切です。これまで優しくお世話をしてくれた子どもたちに、きっと感謝しながら息を引き取ったことでしょう。

 そのお墓は、アリスの居るうさぎ小屋の裏に準備しました。それは、ルナもアリスもこれからも一緒であってほしいと考えたからです。

 残っているアリスのお世話を、みんなでこれからもしっかりとやっていこうと強く思ったところです。

 

ルナのお墓  小屋の中のアリス