学校生活

平成29年度~

書き初めに挑戦!(3~6年 毛筆指導)

1月30日(木)、1月31日(金)

令和7年初めての毛筆指導が行われました。今年初めての毛筆ということで、どの学年も条幅紙(「全紙」を縦半分に切った大きさの紙)に3~4文字の言葉を書いていきました。

まず、第1日目(1月30日)2時間目は、5年生。課題は「新しい風」です。文字の大きさ(漢字はやや大きめ、平仮名は小さめに)、文字の中心を意識しながら丁寧に取り組んでいました。「手本をよく見て、しかもアドバイスしたことに気を付けて、前よりも良い作品が書けるようになった」と講師の先生も5年生の成長をほめていらっしゃいました。

3時間目は3年生、課題は「友だち」。いつも練習している半紙より、長いので紙をずらしながら書くことも初めての経験です。しかし、初めてとは思えないほど立派な仕上がりになっていました

2日目(1月31日)2時間目は4年生、課題は「明るい心」。4年生も、漢字と平仮名の文字の大きさの違いや中心に気を付けながら一枚一枚丁寧に作品を仕上げました。文字を書く姿勢も美しかったです。

 3時間目は6年生、課題は「将来の夢」。他の学年に比べ、文字のバランスもとりにくく難易度の高い課題ですが、手本と見比べながら集中して取り組みました。自分の将来の夢のことも考えながら、心を込めて書いたことでしょう。素晴らしい作品に仕上がっていました。

どの学年も、素晴らしい書き初めの時間となりました。今年も自分自身の文字がさらに上達していくよう、毛筆指導の先生のお力を借りながら、頑張ってほしいと願っています。

仕上がりが楽しみです ~苓北町内小学校4年生と苓北支援学校の子供たちとの共同製作~

1月27日(月)

苓北町内各小学校4年生は、苓北支援学校の子供たちとすでに2回交流を実施し、今回は第3回、今年度最後の交でした。例年この時期は感染症の流行のため、オンラインで行われることが多かったのですが、対面で交流を行うことができました。交流のまとめとして、4つの小学校との交流をしながら少しずつ海や島ができ上がっていくことになっています。富岡小は、交流1番目だったので、共同作品の土台となる海を大きな用紙に描いていきます。

支援学校の先生が、まず手本を見せてくださいました。その後、2つのグループに分かれ、支援学校の子供と一緒にぞうきんを投げてその軌跡で描いていったり、絵の具の入ったカップをこぼして広げていったり・・・

 最初は、絵の具が体や衣服につくのを気にしていた子供たちでしたが、次第に描き方が大胆になり、足の裏などで絵の具の感触を楽しんでいました。

 そして、素敵な海の絵が完成。その後、1年間の交流の感想を記入した魚のカードを使って、一人ずつ発表しました。ウツボ、クジラ、虹色の魚・・・など独創的でかわいい魚のカードには、「してあげるではなくて、できるように少し手伝うということを学ぶことができた」「難しかったことも多かったけれど、その分達成感を感じられたし、支援学校の友達と遊ぶのも楽しかったのでよかった」「みんながみんな同じではないので、相手の気持ちを考えて行動することをがんばった」など素晴らしい学びが記されていました。

 

 最後は、支援学校の友だちを固い握手を交わし、今年度の交流学習を終えました。富小と支援学校の子供たちが描いた海の絵に、他の小学校の子どもたちが作る島や全員の魚のカードが付け加わっていきます。完成がとても楽しみです。

素晴らしい学びの姿でした!~九州学びの会研究大会~

1月18日(土)

この日、九州学びの会主催の研究大会が富岡小学校を会場に開催され、全学級の学び合いの授業を公開しました。午後から講演をしていただく東京大学名誉教授の佐藤学先生やこれまでアドバイザーとしてお世話になった九州学びの会や大学の先生方の他、熊本県内外から150名をこえる参加者をお迎えし、子供たちも多くの熱いまなざしを浴び、緊張しながらも張り切って学習に臨みました。各公開授業の様子は、参加者のアンケートを用いながら紹介していきます。

まず、10時からの公開授業1では、たんぽぽ学級、1年、2年、3年の4学級が授業を公開しました。

たんぽぽ学級の授業についてのアンケートでは、「2人の学習意欲がずっと高くてびっくりした。」「参観者がたくさんおられ緊張や集中が難しい中で、子供たちが落ち着いて学び合う姿が見られ、よく頑張っているなと思った」と、1年生と5年生が交流しながら意欲的に学習に取り組んでいる姿に感心されていました。

 1年生国語の授業では、「はじめの音読から、子供たちが物語の情景が浮かぶほど上手だった。子供が自らやりたいと思わせる先生の関わり方が勉強になった。」「子供同士のやり取りが素晴らしかった。お互いを思いやる気持ちが伝った。」など、4人の1年生の豊かな表現力や、担任の先生の子供たちの能力を引き出す温かい言葉かけに多くの賞賛の意見が寄せられていました。

 2年生国語の授業では、「ペアで、テキストを読んだり、課題文の意味を確認したりする姿が多く見られた。」「とても温かい関係だなと感じた」という意見が寄せられていました。とても、しっとりとした雰囲気の中で授業が進み、45分間集中して課題解決に取り組んだ2年生でした。

 3年生算数の授業では、「『分からないこと』を『分からない』と素直に言える環境づくりがなされていた。授業最後の『えっ!もう終わり』『(次回)早く解きたい』」がとても印象的だった。」「先生の声かけや語り方がとても優しく、安心して子供たちが学習できていたと思う」といった子供たちの意欲の高さ、担任や子供たち同士の関係性のよさについての意見がアンケートに多く書かれていました。

 次に、11時からの公開授業2では、4年、6年、理科(3年)の授業が公開されました。

4年算数の授業では、「班の中で積極的に自分の考えを発言する児童が、困っているであろう児童に懸命に話していて“班で学ぶ”ということを子供たちが意識しているのだろうと感じた。」「多くを語らず、ポイントを絞った先生の出方はとても参考になった。子ども同士の学びに向かう姿勢に感動した。」と、難しい課題に一生懸命取り組む子供たちの姿と担任の関わり方について高評価を得ていました。

 6年算数の授業では、「よく気付き、お互いに説明し合える姿が高学年らしく学力が高い印象を受けた。」「何よりすてきだったのは授業が終わる直前にグループの子供たちが笑顔で見つめ合った瞬間だった。この時間の学びが彼らにとってどういう価値があったのかを物語っていると思った。」とアンケートにあるように、落ち着いた温かい雰囲気の中でさすが6年生といえる素晴らしい学びを披露しました。

 3年理科の授業では、「グループでも全体でも子どものつぶやきがあり、子供たちがいい表情をしていた。」「終わりのチャイムが鳴っても、この謎を解き明かしたいという子供たちの想いがよく伝わってきた。」とアンケートに書かれており、理科専科の先生が工夫して作成された磁石の教具を操作しながら夢中になって課題解決に取り組む3年生の子供たちの学びの姿を高く評価されていました。

 午後からは、5年算数の授業が体育館で行われます。150名をこえる参加者の中で学習を行う子供たちは、かなり緊張したことでしょう。その緊張をほぐそうと、授業前に自己紹介や富岡の自慢などが書かれた手作りのカードを参加者の先生方に配り、たくさんの先生方との対話にチャレンジしていました。

 そして、午後1時、算数の授業が始まりました。後半のジャンプの課題はかなり難易度の高い問題でした。しかし、どのグループも模型を操作しながら、誰一人取り残されることのない学び合いが進められていました。アンケートでは、「どのグループもしっかりと考えていたように感じた。具体物を操作しながら試行錯誤している姿が印象的だった。」「穏やかに学び合う様子が印象的だった。安心できる仲間の中で過ごせているのだろうと感じた。」など、子供たちの頑張りや学級の雰囲気のよさをほめる意見が多数ありました。最後は参観の先生方から子供たちや担任の先生に大きな拍手が送られ、子供たちも少し照れながらも満足そうな表情でした。

 公開授業が終わると、次は5年生算数の授業についての研究会を参観者の先生方に公開します。富岡小学校の職員に苓北町小中学校の先生方も加わり、子供たちの学びの様子について各グループで協議を行っていきました。

 研究大会の最後には、学び合いの理論の提唱者でもある佐藤学先生の講演が行われました。学び合いにおけるジャンプの課題の重要性や、さらなる探求と協同に向けた示唆に富む内容で、豊富な知識と経験に基づいた具体的な事例を通して、参加者の先生方も自らの教育実践に対する新たな視点と刺激を得ることができたという感想を述べられていました。また、講演の中で、富岡小学校の子供たちの学びの柔らかさ、素晴らしさに感動したこともお話しくださいました。

 閉会行事では、九州学びの会会長挨拶の後、全学級授業公開に取り組んだ富岡小学校の先生方に参加者の先生方から温かい労いの拍手が送られました。

 このように、無事研究大会を富岡小学校で開催することができたのも、九州学びの会や教育委員会の皆様をはじめ、多くの方々のご協力あってのことです。前日や当日の準備運営や後片付け等大変お世話になりました。そして、週休日にもかかわらず子供たちの参加にご協力いただいた保護者の皆様にも深く感謝申し上げます。

 この研究大会を機に、学んだことを生かして「子供たちが育ちあう学校、私たち教師も学び育ち合う学校」目指して、更に学びを深めてまいります。

 

多くのお客様を迎えるために・・・~明日、九州学びの会研究大会開催~

1月17日(金)

明日は、九州学びの会主催の研究大会が富岡小学校で開催されます。午前中は5年生以外の全ての学級で授業を公開し、午後は体育館で5年生の授業、その後本校と苓北町内小中学校の教職員(一部)による授業研究会を公開したあと、「学びの共同体」理論の提唱者である佐藤学東京大学名誉教授の講演が予定されています。(授業日程は学校だよりNo.11に掲載しております)苓北町の教職員研修会を兼ねるため、町内の先生方は全員参加されますが、天草管内・管外の他、県外からも参加希望があり、現在のところ参加者数は150名をこえています。(保護者の皆様も参観できますのでどうぞご来校ください・・・)たくさんのお客様を富岡小学校にお迎えするということで、今日の朝の活動は、4~6年生は体育館や周辺の清掃、1~3年生も自分の机の中を整理や窓拭き等を頑張りました。

3時間目は、5年生が実際に体育館で授業を行いました。子供たちは「たくさんの先生から見られて緊張する~」「わくわくする」など口々につぶやいていました。今日は、直径の違う円の円周を測って円周率を求める課題(共有の課題)、複合図形の周りの長さを求める課題(ジャンプの課題)にグループで集中して学び合っていました。明日は、きっとどの学級も素晴らしい学びの姿を見せてくれると期待しています。

今年もお世話になります! ~あいさつ運動~

1月15日(水)

今年初めてのあいさつ運動が実施されました。今日は、朝から雨模様だったため、車で登校する班もありましたが、多くの班の子供たちが、肥後銀行前、郵便局近くの交差点、富小正門前、富小裏門前(裏門前は登校班が通り過ぎたあとで間に合いませんでした。すみません・・・)に立って挨拶してくださる地域・保護者の方、先生方に挨拶を返しながら元気に登校しました。なかには、登校班の子供たちと一緒に歩きながら子供たちの様子を見守ってくださっている方もいらっしゃいます。登下校の様子で「挨拶に元気がない」「並んで登校していない」「危ないことをしている」・・・などお気づきになったことがありましたら、いつでも富岡小にご連絡ください。学校・家庭・地域で子供たちの安全を見守っていくことができればと思っております。今年もどうぞよろしくお願いします。