学校生活

平成29年度~

感動の卒業証書授与式

3月22日(金)

いよいよ、創立150周年の記念すべき年に最高学年として富小を引っ張ってくれた12名の卒業生が巣立つ日がやってきました。前日準備では、3~5年生が午後から教室や式場の飾りつけや掃除など一生懸命頑張っていました。

当日も、始業前から5年生が玄関を掃除していました。4年生も渡り廊下の掃除を頑張っていました。来年度、富小を引っ張っていく高学年として、強い自覚と意欲を感じました。

そして、卒業証書授与式。富岡小伝統の鐘を次のリーダーとなる5年生が鳴らし、拍手を浴びながら卒業生が入場します。

開式。器楽部の伴奏による国歌斉唱。その後、12名の卒業生に卒業証書が一人ずつ手渡されていきます。

12名の卒業生は、卒業証書を受け取った後、一人ずつ自分の将来の夢について力強く語っていきました。

今年度は、教育委員会や来賓の方もお招きすることができ、教育委員会告示、お二人の方からの祝辞もいただきました。

記念品授与、記念品贈呈と式は順調に進んでいきます。

そして、卒業生と在校生による「別れの言葉」。感極まって涙ぐみ、言葉に詰まる場面もありました。在校生から卒業生へ、卒業生から在校生、先生方、地域の方そして家族の方への感謝の思いが込められた言葉や歌が交わされ、感動の時間となりました。

卒業生にとって最後となる校歌を高らかに歌い上げ、閉式。保護者代表の方が謝辞を述べられ、卒業生退場です。卒業生、在校生ともに目標としていた「最高の卒業式」となりました。

式が終わると、卒業生は教室に戻り担任の先生との最後の時間を過ごします。その間、在校生は式場を片付け、卒業生の見送りの準備を着々と進めていました。

最後の見送りでは、いつも6年生がみんなにしてくれていた「万歳コール」を高学年の子供たちが引継ぎ、卒業生家族をお祝いしていました。在校生と卒業生との心温まる和やかな時間でした。

最後は、家族や友達、先生と記念写真を撮ったり、おしゃべりをしたりと富小との別れを惜しんでいました。

卒業生の皆さん、中学校でも笑顔の花をたくさん咲かせながら、自分の夢に向かって頑張ってくださいね。

 

 

 

次の学年に「つなぐ」ことができた3学期 ~修了式~

3月21日(木)

51日間3学期のまとめとして、体育館で修了式が行われました。各学年ごとに代表が修了証をもらっていきます。呼ばれた学年は「はい」と元気よく返事し、起立。1年間の学習を立派にやり遂げた満足感の笑顔がありました。

修了証を手にした後、各学年の代表が3学期やこの1年間頑張ったこと、そして春休みや次の学年で頑張りたいことを発表していきました。校長からは、3学期のキーワードだった「つなぐ(繋ぐ)」について話をしました。みんな次の学年につないでいくために、自分ができることを一生懸命頑張り、「笑顔の花満開富岡小」となりました。中には、努力したけど成果が出なかった子もいることでしょう。しかし、努力の先に必ずあるものは成功ではなく成長です。あきらめず、努力を続け、喜びへとつなげていってほしいと願っています。

 修了式後、春休みのくらしや健康について担当の先生から話がありました。生徒指導担当からは、いつも子供たちに提示してきた4つの言葉「命」「幸」「楽」「夢」について3学期を振り返りました。富小の子供たちは、命を大切にできる優しい子供たちです。先生方の話を自分事として聞き、これから安心安全で楽しい富小にしていくためにしっかり考え、気付き、行動していくことをみんなで誓い合いました。

最後に、3月で富小を転出する児童の紹介があり、一人ずつ挨拶を行いました。あいさつの後、みんなから「富小を離れても元気で頑張って!」という思いを込めて温かい拍手が送られました。

最後は、翌日の卒業式に向けて起立のタイミングや歌の練習など最終確認を行いました。子供たちの練習態度から、卒業生も在校生も最高の卒業式にしようという気持ちが強く伝わってきました。

 

富岡の昔を学ぶ(3年)

3月5日(火)

総合的な学習の時間に、3年生は2人のゲストティーチャーをお招きして、富岡の昔の様子を聞きました。地域学校協働活動推進員さんも一緒にお話を聞きに来られました。

まずお一人目の方には、ご自分が富岡小学校に通っていた頃のことを話してくださいました。おやつはどんぐり、ごちそうはいも、その頃は中学校も一緒で、教室には50~60人の子供たちが勉強していたとか・・・現在と違う子供たちのくらしに目を丸くして聞いていました。また、富岡地域にある袋池のことも、自作の絵を使って分かりやすくお話しいただきました。

お二人目は、毎朝登校の見守りをしてくださっている前地域学校協働活動推進員です。富岡小学校に給食が始まった頃のこと(メニューはミルクのみ・・・それも脱脂粉乳というあまりおいしくないものだったそうです)、当時の履き物、草履も見せてくださいました。先日久しぶりに開催された富岡稲荷神社の初午についても教えてくださいました。

お二人のお話は、大変興味深く、ついつい聞き入ってしまいました。子供たちもたくさんメモをとっていました。感想発表では、「昔、戦争で給食がなかった話に驚いた。」「元袋の名前の由来が袋池からきたなんて面白いし、すごいと思った。」と伝えていました。これからお話をもとに新聞を作成するそうです。素敵な新聞が仕上がりそうですね。

お話しいただいた地域の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

かなた班で楽しい思い出 ~お別れ遠足~

3月1日(金)

感動的なお別れ会が終わると、いよいよ遠足に出発です。お別れ遠足は、今まで掃除や行事などで一緒に活動してきたかなた班(縦割り班)で、5つのチェックポイントでクイズやゲームをしながら目的地である四季咲岬公園に向かいます。児童玄関に集合し、6つの班の班長がくじを引いてスタート順を決めます。4~5分おきにスタートしていきました。

まず、第1チェックポイントは四季咲ホテル前。6年生に関するクイズを1~5年生が話し合って解答していきます。6年生は答えを知っているので遠くで見守りながら、在校生が正解してくれると喜んでいました。

第2チェックポイントは、持久走大会中学年の折り返し地点付近です。ここでは3・4年生がお題(今回はスポーツ競技でした)を引き、ジェスチャーで他の学年に当ててもらうゲームでした。

第3チェックポイントは、持久走大会高学年の折り返し地点、春の迫公民館前でした。ここでは1・2年生(人数が足りないときは他の学年も参加)が、担当の先生とじゃんけんをして、勝った分だけポイントが入るというゲームです。みんなじゃんけんの様子をじっと見守り、勝つと大歓声が上がっていました。

第4チェックポイントは、四季咲岬公園入り口駐車場です。ここでは5・6年生がお題を引き、それを絵にかいて当ててもらうゲームです。キティちゃん、ミッキーマウスなどいざ描くとなるとなかなかうまくかけません。しかし、メンバーの子供たち完成できていなくてもイメージを捉え正解を答えていました。

最後の第5チェックポイントは、ゴールの公園で大縄跳びを行い、全員で制限時間に飛んだ回数がそのまま得点ポイントとなります。全員で息を合わせて跳ぶのは結構難しく、10回が最高記録でした。全部の班が到着したところで、各班のポイントを集計し、優勝チームの発表です。今年度の優勝は4班でした。

そして待ちに待ったお弁当タイム。かなた班ごとに場所を決め、お家の方が朝早くから作ってくださったお弁当をおいしそうにほおばります。天気もよく、風も穏やかであまり寒くありませんでした。

お弁当を食べ終わると、自由時間です。展望台まで足を伸ばし、海の景色を堪能する子どももいました。思い思いの自由時間を過ごした後は、集合しゴミ拾いです。「来たときよりも美しく」と、自分たちが落としたゴミ以外のゴミも拾い、公園をきれいにしていました。

ゴミ拾いも終わり、登校班ごとに並ぼうとしたとき、6年生が在校生にお礼を言いたいと前に並びました。お別れ会、遠足と自分たちにとって最高の思い出ができたこと、本当に卒業したくないなという気持ちがわいてきたことなどを在校生に伝えました。その後、登校班ごとに並びます。この日から登校班長もバトンタッチです。今までの登校班長にお礼を言い、新登校班長が先頭となって自分たちの家へと帰っていきました。

お天気にも恵まれ、お別れ会、お別れ遠足と富っ子全員で素晴らしい思い出をつくることができた一日でした。

 

 

 

 

感謝の気持ちにあふれたお別れ会

3月1日(金)

お別れ遠足に出かける前に、ホールでお別れ会が行われました。校長や担当の先生から「今日は、これまで富小のリーダーとして頑張ってきてくれた6年生に感謝の気持ちを伝え、6年生が卒業したくないなぁと思うような一日にしましょう」と子供たちに伝えました。各学年毎に発表が行われていきました。

トップバッターは1年生。隣の教室で行き来しながら、休み時間等6年生にはたくさん遊んでもらいました。一人一人の似顔絵を描いたお面を付け、「6年生クイズ~私は誰でしょう~」。フェスタでも披露した「ありがとうの花」を6年生バージョンに変え、ジェスチャー付きで一生懸命歌う姿は涙を誘うものがありました。最後はお面を6年生にプレゼント。6年生も早速お面を付け、喜んでいました。

2年生は、グループ毎に6年生にまつわるクイズを出題。クイズの後は手作りのメダルや折り紙で作った作品を6年生に手渡しました。

3年生は、ショートコントを披露。卒業式や中学校生活に関するネタを自分たちで考え、面白おかしく発表し、大爆笑でした。

4年生は、感動的なBGMにのせ、6年生へのメッセージを発表。一人一人にプレゼントも用意されていました。お面やメダル、お手紙等子供たちからの心のこもったプレゼントは6年生にとって小学校生活の貴重な思い出の宝物となることでしょう。

在校生トリを飾るのは、4月からは富小のリーダーとして活躍してくれる5年生。担任の先生が悪役に扮し、富小の子供たちを守る今までの6年生の活躍と、それを引き継ぐ5年生の様子を劇仕立てにして披露。面白さの中にも、自分たちがこれから6年生のバトンをつないでいくんだという決意が感じられ、感動的な発表でした。6年生もこの5年生なら安心して富小を任せていけると確信したことでしょう。

在校生の発表が終わると、最後は6年生から・・・。6年生は、在校生や先生方に感謝の気持ちを込めて「バンザイ株式会社」によるバンザイの披露です。各学年の良さを発表し「〇年生、バンザイ!」と順に行っていくうちに、自然と全校児童でのバンザイに広がっていきました。

6年生は、お別れ会が終わって教室に帰って泣いていたそうです。私も、子供たちの心の温かさに触れ各学年の出し物毎に涙を流してしまいました。

在校生、卒業生ともに感謝の気持ちを伝え合う、素敵な時間でした・・・

 

 

もちつき大会復活! ~保護者・地域の方の協力に感謝~

2月18日(日)

午前7時・・・学校にはすでに保護者の方でもちつき大会の準備が行われていました。町会議員さんご夫妻も朝早くから来てくださり、お二人のご指導を受けながら、家庭科室では、16日(金)に子供たちが洗ってつけていたもち米をざるにあげ、蒸す準備を進め、図書室前のベランダでは、かまどに火をつけお湯を沸かしていきます。

午前7時30分。直前にメールで運営委員以外の保護者の方に協力を依頼したのですが、この日はたくさんの保護者の方が集まってくださいました。それに加え、富岡女性の会の方も来てくださり、もちのちぎり方、丸め方など私たちが知らないコツをたくさん伝授していただきました。

子どもたちがつくもちは、白いもちでしたが、事前につき上がったもちに食紅を混ぜ赤いもちもできていました。また、6年生のために、特別に赤飯も作ってくださっていました。

ひと通り準備が整ったところで、保護者の方は授業参観、学級懇談会へ・・・

午前10時45分。子供たちが身支度を整え、学年ごとにもちつきにやってきました。まずは、1年生。保護者の方の手本を見て、杵を持ってもちをつきますが、なかなか大人のようにうまくつけず、苦戦していました。

2年生→5年生→3年生→4年生の順に、二人組や三人組で掛け声をかけながらもちをついていきます。うまくつくことはできなくても、生まれて初めての体験にみんなとても楽しそうでした。

最後は、6年生。保護者も飛び入り参加され、親子もちつきという微笑ましい光景も見られ、大いに盛り上がりました。また、保護者にとって担任だった先生とも一緒にもちつきをすることもできて、とても喜ばれていました。

もちつきが終わると、4年生以上はついたもちを丸める作業に取り掛かります。簡単そうに見えて、結構難しくきれいな丸にならなかったり、ひびが入ったり・・・それでも、心を込めて作ったもちは、6年生が用意したメッセージカード付きの袋に入れられ、おいしそうに仕上がりました。最後は、6年生が在校生やお世話になった保護者に感謝の言葉を述べながらもちを配りました。

コロナ禍等で久しく行われておらず、授業参観や学級懇談会と同時に実施できるのだろうかという不安もありましたが、「子供たちに富岡小伝統の行事を体験させてあげたい」という保護者の方の強い思いから見事復活できたもちつき大会でした。おかげさまで子供たちにたくさんの笑顔が見られました。実施にあたっての事前の綿密な準備、当日の保護者や地域の方のご協力等感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

もちつき大会開催に向けて

2月16日(金)

18日(日)に予定されているもちつき大会に向けての準備が行われました。コロナ禍等で何年も中止となり、ノウハウを知る保護者の方も少なく開催できるのかという不安もあったと思いますが、子ども育成会会長さんはじめ保護者の皆さんが「子供たちに伝統のもちつきを是非経験させてあげたい」という強い思いから、道具の手配や手順の確認等かなり前から準備を進めてくださっていました。

この日は、5・6年生と運営委員の保護者の方とで、米を研いだり、会場の準備を行いました。

6年生は、米をはかり取り、大きなボールで研ぐ作業を担当。普段家で米を研ぐのと違い、大量のコメを洗うのは子供たちもかなり苦戦していました。

5年生は、ざるやボウル、杵など使う道具を洗い、ベランダに干していきます。図書室の会場づくりも保護者の方と一緒に頑張っていました。

6年生は、外回りの準備を終えた後、教室で当日配付のもち袋につけるメッセージカードを作成。在校生や保護者の方々に6年生からの感謝の思いを込めて、たくさんのメッセージカードを仕上げていました。

5・6年生や保護者の方のおかげで、18日のもちつき大会の準備もほぼ終了。

5・6年生のみなさん、保護者の皆様 ありがとうございました。

 

 

 

 

あいさつ運動

2月15日(木)

この日は、5のつく日ということで朝からあいさつ運動が行われました。朝早くから交通指導員さん、保護者の方、先生、地域の方が子供たちの登校を見守り、声をかけてくださいます。肥後銀行前では3つの班が通過します。遠くから大きな声で挨拶する子、寒い日でも半袖で登校する子・・・富っ子は元気いっぱいです。また、毎日登校班に付き添ってくださるご家族の方、前地域学校協働活動推進員さんもいらっしゃいます。その方のおかげで子供たちも安全に登校できています。ありがとうございます。

正門前になると多くの班が集まり、挨拶の声も一段と大きく響き渡ります。時々当番で立たれる地域の方が、遠くから大きな声で挨拶する子供たちに「富小の子供たちは元気のよかですね。」と言ってくださいます。私も自分のことのように嬉しくなります。これからもずっと続けていってほしいと思います。

あいさつ運動も、今年度あと数回となりました。これからもどうぞよろしくお願いします。

1年間ご指導ありがとうございました ~毛筆指導~

2月14日(水)

月に1回程度、苓北町の3年生以上の子供たちは、地域の方から毛筆をご指導いただいています。

この日は、令和5年度最後の毛筆指導でした。まずは5年生。各自練習に入る前に、文字を上手に書くポイントを教えてくださいます。いつもお話しになるのは、「文字のきまり」をしっかり意識して書くことが大切だということです。しんにょうの傾き具合に気を付けて書く、平仮名は漢字より小さめに書くとバランスがよくなる・・・など、教えていただいたことを守りながら集中して取り組んでいました。

次は、3年生。どの学年も「お習字の教え」を唱え、黙想で心を落ち着けることから始まります。3年生から始まった毛筆学習ですが、先生のおかげで子供たちの1年間の上達は著しいものがあります。文字の決まりと同じく、文字の中心を意識して書くことも繰り返し話してこられました。最後は、先生から朱墨で丸をもらい満足感たっぷりの子供たちでした。

技術のみでなく、心の指導もたくさんしていただきました。このように地域の方から指導してもらえる苓北町の子供たちは、本当に幸せだと思います。

1年間、本当にありがとうございました。また、来年もどうぞよろしくお願いします。

4月 待っていますよ! ~新入生体験入学・保護者説明会~

2月8日(木)

来年度富岡小学校に入学してくる子供たちは5人。

この日、体験入学として1年生・5年生との交流の時間が設けられました。1年生は、いよいよ4月からお兄さん・お姉さんとなるということで交流をとても楽しみにしていました。自分たちのランドセルを新入生に背負ってもらい、「どんな気持ちですか?」とインタビュー。新入生も「嬉しいです。」と答えていました。次に、グループに分かれてお手玉体験。上手に見本を見せたり、コツを教えたりする姿はまさにお兄さん・お姉さんでした。

最後に、お手紙と自分たちが育てた朝顔の種をプレゼント。5人の子供たちは、嬉しそうにプレゼントを眺めていました。「4月 待ってるよ!」と1年生も名残惜しそうに新入生とお別れしていました。

廊下では、次の交流予定の5年生が優しく見守っていました。1年生との交流が終了すると5年生にバトンタッチ。新入生と対面し、交流場所である音楽室に手をつないで移動していきます。

5年生との交流が行われている間、保護者の方は図書室に移動し、保護者説明会が行われました。学校生活のこと、入学前の準備等について各担当から説明を受けます。

音楽室では・・・じゃんけん列車や本の読み聞かせ等が行われていました。

あっという間に交流の時間が過ぎ、お別れの時間です。階段ではけがをした子を抱えて降りる優しい5年生の姿がありました。新入生もすっかり5年生に心を開き、お互いに笑顔でさよならの挨拶を交わしていました。

1年生・5年生のみなさん、素敵な交流の時間にしてくれてありがとうございました。4月からもどうぞよろしくお願いします。

5人の新入生のみなさん、1年・5年だけでなく、全校児童そして先生方もみなさんの入学を心待ちにしていますよ。