御船小ニュース

御船小学校 こどもたちの活動の様子

8月17日(月) 1学期の終業式

 少し前ですが、終業式のことについてお知らせします。長い1学期が終わりました。30度以上の気温が毎日続いていますが、暑さに負けることなく、子どもたちは元気に1学期を終えることができました。4・5月は休校や分散登校をしなければならず、戸惑ったと思いますが、6月から新しいクラスの仲間たちと、新しい学校生活をスタートすることができました。

 今回は始業式と同じように、感染症対策のため、各クラスのテレビに映像を流して行いました。

 

 


  通知表を配っています。1学期の子どもたちの頑張りやよいところを書いていますので、ご家庭でお子さんと一緒に読んでもらえたらと思います。また、ご家庭でもしっかり褒め、励ましてあげてください。成績は2学期と合わせて、2学期の終業式に出す予定です。よろしくお願いいたします。

 

8月4日(火) 御船川の清掃活動

 7月31日(金)の5・6時間目、ネクストリーダープロジェクトの一環で、6年生全員で御船川の清掃活動をしました。この日の気温は30度を超えてとても暑かったです。水分補給をしたり帽子をかぶったりと、熱中症対策をして、汗を流しながら一生懸命掃除をしました。

 ゴミ袋いくつ分もゴミが集まり、とても綺麗になった御船川。地域のために何かできることはないか、子どもたちが考えて行動したので、子どもたちにも達成感があったようです。ネクストリーダープロジェクト、これからも続きます!

 

8月3日(月) マスクを寄贈していただきました!

 JAの婦人部の方々から、マスクを寄贈していただきました。カラフルな布や今の時季にぴったりなさわやかな布でできた、すてきなマスクでした。なんと、このマスクはすべて手作りだそうです。しかも、町内の学校すべてに寄贈されているとのことで、さらに驚きです。

 代表で計画委員会の子どもたちが受け取り、感謝の気持ちを伝えました。このマスクで、安心・安全な生活が送れそうです。本当にありがとうございました。

 

 

8月3日(月) 御船町リーダー研修会

 7月21日(火)に、御船町リーダー研修会が行われました。町内の小中学校の児童会や生徒会の役員が参加する研修会です。

 御船小学校は、計画委員会の6年生が参加しました。本年度は、感染症拡大防止のためにZoomを活用して研修を行いました。計画委員会のみなさんはトップバッターでの発表でしたが、堂々と児童会のスローガンや活動計画を紹介していました。他校のことも知ることができ、自分たちの取組の参考にしたいと、さらに意欲を高めていました。さすがは御船小学校のリーダーたちだと、頼もしくなりました。

 

 

7月28日(火) ネクストリーダープロジェクト 始動!

 現在、6年生は総合的な学習の時間でネクストリーダープロジェクトに取り組んでいます。御船小学校や御船町をよりよくするために、自分たちで課題だと思うことを改善する方策を提案するためにポスターにまとめました。先日の学校運営協議会では、地域の方にも発表を見ていただきました。今後は実際に取り組んでいきます。

 以下は、6年生がまとめたポスターです。

 

7月10日(金) 御船町長にお手紙をお渡ししました

 6年生の社会科で,災害復興について学習しました。震災発生時の国や県,町の動きについて知りました。私たちも熊本地震を経験した者として,実際にあったことを正しく知り,そこでの教訓を発信していくことも求められます。さらには,これからの町づくりについて考えたり,町の一員として自分たちにできることを考えたりすることも大事なことです。 

 さて,今回の学習のゴールとして,御船町役場にお礼のお手紙を贈ることにしました。役場へ連絡すると,藤木町長が受け取りたいということになり,先日町長室へ伺ってきました。代表の子どもだけの参加でしたが,なかなかできない貴重な経験ができました。

 

 二日間にわたる授業参観、お世話になりました。感染症対策などでご迷惑をおかけする場面もあったかと思いますが、あたたかく見守ってくださり、ありがとうございました。学校での子どもたちの様子を見られてどうでしたか。今回のことをご家庭でも話されてみてください。

 

7月9日(木) 田植えをしました

7月3日(金)、5年生の総合的な学習の時間で田植えをしました。連日つづく大雨ですが、朝から傘をさして出発!元気に向かいました。

現地では、JA上益城の方に教えてもらいながら、手作業で田植えをしました。農家の皆さんの大変さや、米作りについて学ぶことができました。

  いつも美味しいお米を学校給食やお家で食べられているのも、農家の皆さんの働きのおかげ。これから感謝してお米をいただこうという気持ちをもつことができたと思います。

 

 

また、連日の大雨で、川の増水等、登下校時における危険が予想されます。保護者の方には毎日元気に子どもたちを送り出してくださり、感謝です。まだまだ雨が続くと思いますが、安心メールなどで登下校について配信いたしますので、確認をお願いいたします。

 

6月25日(木) 学力調査、頑張りました!

 6月23日(火)・24日(水)に、学力調査がありました。2~6年生で実施され、2・3年生は国語と算数、4・5・6年生は国語・算数・理科・社会でした。今までに学習した内容をしっかり思い出しながら最後まで頑張りました。

  分からない問題があっても諦めずに取り組む、難しそうな問題でもしっかり読むなど、学習に取り組む姿勢もこれからも育てていければと思います。

 2~6年生、おつかれさまでした。頑張りましたね!

 

6月19日(金) プール掃除

 6月12日(金)の1時間目~4時間目に、5・6年生でプール掃除をしました。プールサイドやプールの中など、力を入れてしっかりこすりました。

 これから水泳の授業が始まります。5・6年生のおかげで綺麗になったプールで気持ちよく泳げそうですね♪ 着替えの時や授業中は3密をなるだけ防ぐ工夫をし、授業の時間を確保していきます。楽しく安全な水泳の授業が楽しみですね。5・6年生、ありがとうございました!

 

 

6月17日 本格的に学校生活が始まりました

本格的に学校がはじまり、2週間がたちました。生活のリズムが整ってきて、元気に学校生活を送れるようになってきました。

 

 学校では感染症予防のため、手洗いをしっかりするよう、子どもたちに声掛けをしています。登校してきたとき、授業の前後、給食の前など。手洗いをする習慣が身についてきたようです。


  

 

給食の様子です。

本当ならグループで顔を合わせて食べたり、楽しく給食を食べたいところですが、今はがまん。一人ひとりの間をとって、前を向いて喋らずに食べます。友だちと話すことはできませんが、おいしい給食をしっかり味わって食べることができています♪


 これから暑くなってきます。熱中症に気を付けながら、感染症対策もしっかりとし、楽しい学校生活を送ることができればと思います。

 

 5月20日(水) 登校日の様子です。

1年生は図工の学習で、「風車」を作りました。運動場で走ってみたり、風の方に向けたりして、楽しく回すことができました。久しぶりに外で友だちと楽しく過ごせて嬉しそうでした。

もちろん、外に出た後は手洗いをしっかりします。登校後、休み時間にはしっかり手洗いをして、感染予防に努めています。

 

子どもたちの元気な姿が見られました

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学校が休みの日が続いていますが、子どもたちはいかがお過ごしでしょうか。子どもたちの姿が見られない学校はとてもさみしく感じます。早くいつもの日常に戻ってほしいですね。

 さて、5月7日(木)に久しぶりの登校日がありました。子どもたちの元気な姿を見ることができ、うれしく思いました。朝から、民生委員のみなさまも、あいさつ運動をしてくださいました。一緒に子どもたちを見守ってくださることに感謝しています。

 学校では、教室やファイルを消毒したり、地区別登校で密集を避けたり、在校時間を短くたりしながら、感染拡大防止に努めています。みんなで一緒に勉強できないのはさみしいですが、しばらくは、地区別登校になると思います。もうしばらくの間、子どもたち、保護者の皆様、学校、地域で協力しながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のために気をつけて行動していきましょう。

登校日の様子

 4月17日(月)に登校日がありました。久しぶりの登校日で、友だちに会えるのを楽しみにしていた子どもたちも多かったようです。朝から、運動場や中庭で楽しそうに遊んでいる姿が見られました。子どもたちの元気な姿を見ることができ、うれしく思います。

 登校日は、それぞれの学級で、子どもたちの家庭での様子を聞いたり学習をしたりしました。体育館や運動場での活動もあり、子どもたちもリフレッシュすることができたのではないかと思います。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まだしばらく臨時休校が続きそうです。ご家庭で過ごす時間も多いと思います。手洗い・うがい・マスクの着用と共に、3密を避け、感染防止対策をしていただければと思います。

 学校が再開され、子どもたちに会える日を楽しみにしています。

 

地域のために頑張っています

 5・6年生の「ネクストリーダープロジェクト」、4年生の「御船川について」の一環として、御船川の清掃活動を行いました。清掃活動をして、きれいな御船川になり、子どもたちは喜んでいました。普段、川岸を歩く機会が少ない子どもたちも多いので、よい機会になったと思います。自分たちの住んでいる町や御船川をきれいにしたいという気持ちを持つことができました。これからも、地域のためにできることを考えて、行動していきたいと思います。

御船町のガイドブックを作りました

 私たち6年生は、総合的な学習の時間に、御船町のよいところをみんなに知ってもらうためにガイドブックを作りました。このガイドブックでは、御船町の観光名所やグルメなどを紹介しています。

 6年生の作った作品のなかで良かったガイドブックを2つ紹介します。他のガイドブックもカルチャーセンターに展示する予定ですのでぜひご覧ください。

 

 

 

※この記事は、御船小学校の6年生が記事を作成し、自分たちでUPしました。

今日もおいしくいただきます!!

1月14日(火)~24日(金)は給食週間です。

さて、みなさん給食がいつ始まったか知っていますか?

答えは、明治22年山形県で始まったとされています。

今から約130年も前のことなのです。

今のような米飯給食が始まったのは、昭和51年のことだそうです。

現在では、地域の様々な食材を使って栄養バランスよく、好き嫌いなく食べてほしいという思いで作られています。

 私たち御船町では、給食センターで町内の小・中学校の給食が作られています。

実際に給食を作っている様子を見ることができない子どもたちは、毎日おいしい給食は、どこで、どのように作られて届くのか。どのような食材が使われているのか。などをこの期間に学習します。

 お家でも是非、この期間に「今日の給食何だった?」や「小学生の時の給食はね・・・。」など、給食についてのお話をされてみてはいかがでしょうか。

 ちなみに、給食のお米は、御船町で作られたものを使用しています。地産地消ですね!

今日もおいしくいただきます!!

 

3学期の始まりです!

 1月8日(水)、3学期がスタートしました。

 体育館で行われた始業式には、「2020年も頑張るぞ!」と意気込む子どもたちの姿がありました。

 校長先生から、今日の始業式をみんなが元気な姿で迎えられたことは、「自分の命を自分で守れたこと」であり、とても嬉しいと褒められました。

 そして、校長先生から御船小oneチームで取り組みたい目標の発表がありました。それは、【卒業式を成功させよう!】というものです。

 3月に卒業する6年生に感謝の気持ちを伝える式にするために、教室でできることを1人1人が担任の先生と考えようとお話がありました。

 3学期は、まとめの学期。1人1人が考え、御船小oneチームで取り組みたいと思います。

 

学習発表会、応援ありがとうございました!

 11月17日(日)に学習発表会がありました。当日は、多くの保護者、地域の方々に来ていただき、ありがとうございました。子どもたちも練習の成果を発揮して、しっかりと発表することができました。子どもたちの成長した姿を見ていただきことができたと思います。応援ありがとうございました!

 

〈1年生〉 『くじらぐも』

 国語で学習した「くじらぐも」を音楽劇で発表しました。歌ったり、踊ったり、練習したことを一生懸命発表していました。元気いっぱいの子どもたちがとてもかわいらしかったです。

 

〈2年生〉 『スイミー』

 国語で学習した「スイミー」を音楽劇で発表しました。いろいろな魚や生き物を、工夫しながら表現していました。みんな生き生きと発表していて、2年生のパワーを感じることができました。

 

〈3年生〉 『たんけん!発見!!御船町』

 総合的な学習の時間に学習した「があーっぱ祭りの由来」や「ペッパーと一緒に学習した外国語活動」について発表しました。御船町のことがよくわかる発表でした。リコーダーの演奏もきれいにできていました。

 

 

〈4年生〉 『御船の宝は、世界一!』

 総合的な学習で学習した「水」をテーマに、通潤橋で学んだこと、水道局の方の話を聞いて学んだことなどを発表しました。自分たちができることは何なのかを考え、みんなに伝えることができました。

 

 

〈5年生〉 『御船小5年生版 桃太郎』

 総合的な学習の時間や集団宿泊教室で学習した「環境」をテーマに「御船小5年生版 桃太郎」を発表しました。オリジナリティーあふれる劇で、笑いあり、学びありの楽しい発表でした。

 

 

〈6年生〉 『平和の鐘』

 長崎の平和学習で学んだことを構成詩で発表しました。語り部さんから学んだことをみんなに伝えたい、平和を大切にしたいという想いがよく伝わりました。みんな、堂々と発表できていて、最上級生らしい姿を見せてくれました。

 

 

2学期が始まりました!

 8月26日(月)は2学期の始業式でした。大きな事故やけがもなく、全員無事に2学期が迎えられたことをうれしく思います。

 始業式では、体育館への入場がとても静かにできていました。また、5、6年生が進んで椅子の準備や片付けをしてくれ、頼もしかったです。校長先生の話では、「大人になって自分の力を発揮するために、4つの『あ』を頑張ってほしい。」ということを、「自立」「協働」「創造」と関連させて話されました。子ども達は、しっかりを顔をあげて、校長先生の話を聞いていました。

 また、町水泳記録会や郡絵画展、があーっぱ祭りのポスターの表彰もありました。たくさんの子ども達が、表彰され、子ども達の頑張り、活躍を感じることができました。

 2学期は、学習発表会や見学旅行、集団宿泊、修学旅行など行事もたくさんあります。1人1人が輝ける2学期になることを期待しています。

 

 

「学校支援ボランテイア」の皆様、子どもたちへのご支援・ご指導ありがとうございました。

 7月17日(水)は、3年生の1学期最後の水泳学習の日でした。この日は、今年度の地域コーディネーターでもあります藤岡さんに来ていただいて子どもたちと一緒に、水泳学習に関わっていただきました。水泳に関しては、中田さんにも協力していただいています。
 御船小学校では、「学校支援ボランティア」として、子どもたちの授業の際や学校行事の際に、いろいろな地域の方々、保護者の方々に ご支援いただいております。

 今学期、子どもたちの学習及び学校行事へのご支援・ご指導に関わっていただきました「学校支援ボランティア」の方々には、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。2学期以降も、たくさんの支援ボランティアの方々にお世話になると思います。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

楽しかったさんサン運動会

6月14日(金)に嘉島町民体育館で、さわやかさんサンフェスタが行われました。子どもたちは、とても楽しみにしていたようです。上益城郡の特別支援学級の子どもたちが集まり、仲良く交流しながら活動することができました。
午前中は、さんサンキッチンやリトミックバルーンなどがありました。他の学校の友だちと協力して活動したり、助け合ったりしながら、楽しく活動することができました。
 午後はくまモンが応援に駆けつけてくれました。さすがは大人気のくまモン。登場からコミカルな動きでたくさんの笑いを起こし、最後の「くまモン体操」では会場を一つにしてくれました。
 さわやかさんサンフェスタの魅力とは、「一人一人が輝くこと」と「子ども同士の交流」にあります。初めて出会った友達を力一杯応援したり、運動会の最後にはお互いに感想を述べ、拍手を送りあったりする等、今年度もたくさんの素敵な場面がありました。今回の経験を、日常生活におけるコミュニケーションや、学習活動に生かして欲しいと思います。

   

今年もくまモンが来てくれました。   さんサンキッチン頑張りました。

あの「研究授業」って何?

 年に1回程度、時間割の行事の欄に「研究授業」と記された4時間授業の日があります。「研究授業って何だろう。」「どうして下校の時間が早いのだろう。」と疑問に思う児童は多いようですので、本記事では研究授業について、簡単に触れたいと思います。

上益城郡内の小中学校の教員は、各教科等のいずれかの「部会」に属しています。国語部会、算数部会等と呼び、主な活動内容は、それぞれの研究テーマに基づいた授業参観や、1年間の取組について意見交換です。例えば、先日御船小を会場として行われた「特別支援教育部会」では、自立活動の研究授業がありました。授業者は「ワーキングメモリを高めるためには、『キーワード』に着目する力を高めれば良いはず。そのためには、『要点をメモする力』がポイントになるのではないか。」という仮説のもとで授業を行い、多くの教員が自身の経験と重ねながら参観しました。たくさんの人の前で授業を受ける児童の立場になると、計り知れない程の緊張が想像できますが、その中で一生懸命に学習に励む児童の姿は、担任の誇りでもあります。

授業の内容や教師のテクニックには、その年々に出会う学級によって「合う・合わない」が存在します。社会が常に変化し、児童も個々によって当然実態が異なるからです。そしてどの教師も、自分流に捉われず、新しい情報と技能を求める理由は、児童とよりよい関係を築きたい、一人でも多くの児童の自己実現を叶えたいという願う気持ちにあります。さて、日々の担任の先生のちょっとした変化に気づくことはできていますか。

命を考える

 1月28日、熊本県動物愛護センターの方々により、動物愛護についての授業がありました。対象は本校の2年生です。具体的には、センターに保護されている犬たちについてお話頂いたり、動物の命について体験や読み聞かせを通して考えたりする活動を行いました。特に児童が興味を示したものは、「わらびちゃん」の心臓の拍動の音(以降、「心音」)です。わらびちゃんとは、実際にセンターで保護されている犬のことであり、この日登場したわらびちゃんの心音を、聴診器を使って聞きました。多くの児童を前にして、緊張気味のわらびちゃんの心音。か細くも、確実に1つ1つの音を刻む拍動を耳にした時、児童はどんなことを感じたでしょうか。人間と何も変わらない「命の音」に、静かに耳を傾ける児童の表情が印象的でした。

 現在、動物愛護センターには、180頭の犬が保護されています。捨てられた犬は勿論のこと、中には雷や地震が怖くてその場を離れ、家に戻る術をなくした犬もいるそうです。では、私たちにできることとは何でしょうか。保護されている犬たちは、どんな気持ちで日々を過ごしているのでしょうか。人間と同じように命があるのであれば、心も同じように持っているはず。この日、2年生の多くの児童が、人間と犬の双方の立場になって課題について考えることができ、大変貴重な機会となりました。

ジョギングフェスタ

 1月25日はジョギングフェスタでした。低学年は800mコース、中高学年は1300mもしくは1700m(選択)にチャレンジしました。ところで、小学校の持久走は他者との競争ではないことをご存知ですか。特に今年度は、そのことを体育主任が児童及び教師に強調しました。「一人でも多くの子どもが走ることを好きになってほしい。」という願いの表れでもあります。そこで今年は、持久走の順位ではなく、「自分が目標としたタイムに近い程、順位が上」という画期的なシステムのもと、練習を重ねてきました。周りと比べるのではなく、自分の目標に近づくことを目指して走る児童たち。目標に少しでも近づくと喜び、目標を超えられると更に自信をつける姿がたくさん見られました。

 一人一人の本番はいかがでしたか。緊張して思うようなタイムが出せなかった人もいれば、自己最高記録を打ち出した人もいることでしょう。本番まで毎朝運動場に出て練習していた姿をたくさんの人が見ています。目標に向けて努力した経験を、これからの生活にぜひ生かしてほしいと思います。

さて、ここからぶっ飛ばしていきます。

 久々の更新となりました。新年を迎え、早くも1か月が経過しています。2019年といえば、4月1日には新元号が公表されます。その他、FIFA女子ワールドカップ(6月)、ラグビーワールドカップ(9~11月)など、楽しみなイベントが豊富です。また、第二次世界大戦開戦から80年、人類初の月面着陸から50年という節目でもあり、色々なことを考えるきっかけにもなり得る一年ですね。

御船小学校ホームページにつきましては、より一層ニーズに応えられるものを目指して、現在大幅にリニューアルしている最中です。児童、保護者、地域、卒業生、新入生、ひょっとしたら、偶然アクセスして頂いた方もいるかもしれません。そんな皆さんの「知りたい」という気持ちに応えることができるように、御船小が誇る魅力も、そして共有したい課題も含め、何でもかんでも発信して参ります。

最後になりましたが、2019年もよろしくお願いします。

 

どんな大人でありたいか

2学期も終盤に差し掛かりました。御船小でも、テストが続いたり、これまでの単元の振り返りをしたりするなど、すっかり「学期末モード」です。各家庭に持ち返ってくるテストの結果や、児童の様子はいかがでしょうか。「今年の勉強はとにかく調子が良かった!」という児童は、一目でわかる時があります。もしくは、敢えて大げさには振る舞わず、コツコツと努力を重ねている児童もいるかもしれません。どんな児童も、是非大人ががんばりを認め、褒め、3学期の成長につなげていきたいですね。

一方で、「勉強でわからない部分があるけれど、相談したら怒られるかもしれない。」と悩んだ経験は、誰にでもあると思います。気持ちがわかる大人であるからこそ、そんな児童の心にいち早く気付き、手を差し伸べる存在でありたいですね。

今年の「わからない」は今年のうちに。個人戦ではなく、「チーム御船小」、「チーム○年△組」、「チーム御船町」そして「チーム家族」で一つでも多くの壁を乗り越えましょう。

 



今年もしました「暮れの町」

人は「経験」をするからこそ「発見」があり、その積み重ねによって「予想、予測する力」更には「状況を変えようとする力」へと広がるように思います。「こんな言葉を掛けてしまうと、相手の心を傷つけるかもしれない。」「ルールを守らなければ、自分も周りの人も困る。」など、今日も知らず知らずのうちに、私たちは身の周りの情報をもとに、たくさんの予測と判断をしています。

それならばまずは「経験」を、ということで、本校の「なかよし学級」は今月の11日に「暮れの町探検」に行きました。毎年、バスに乗り、熊本市の中心街へ移動し、施設の見学やレストランでの食事、買い物学習をしており、児童から人気の高い学校行事の一つです。

特に今年はNHK熊本放送局を見学しました。大河ドラマをはじめ、人気番組のPR映像や看板を目の当たりにした時に初めて「テレビ局に来たんだ。」という実感が湧いた様子の児童達。それまでの寒さも吹き飛び、大興奮でした。他にも、220インチマルチモニターや公開ライブラリー(過去の番組を自由に見ることのできるブース)など、子どもが喜ぶコーナーがたくさんありました。様々な機器に触れ、感動を友達と共有する時間は、大変有意義であったと言えます。

今回の経験で得られた「発見」とは何か。それは「知っているようで知らない世界が、まだまだ沢山あること」ではないでしょうか。それが今後「もっと知らない世界があるはず」と予想したり、「自分に合う仕事を自分で探してみたい。」と行動したりする力に広がると嬉しいですね。ひょっとすると、今回の経験をきっかけに、「将来テレビ局で働いてみたい。」と考えた児童もいるかもしれません。


ポッと咲く心の花

ボランティアをしたことがありますか。しようと思ったきっかけは、何でしたか。

御船小にも、ボランティアで活躍する児童がいます。この日の昼休みには、黙々と中庭で掃除をする4年生が数人いました。タイルとタイルの間に詰まった土やコケを取り除こうと、膝をつきながら真剣な表情で作業をする子ども達。昼休みなので、友達と遊んだり、読書をしたりするなど、過ごし方は自由です。それにもかかわらず、学校のために時間と労力を注ぐ姿に感心しました。

「どうしてボランティアをしようと思ったのか」を尋ねると、「学校をきれいにしたいからです。」「ボランティアに興味があります。」「友達がやっていたので、ボクもしたくなりました。」など、動機は様々でした。

「誰かがやらなければならない場面」は必ずあります。ですが、何かしらの犠牲を自分が受けるとしたら、思いとどまってしまう経験は誰しもあるはずです。御船小の中庭で一生懸命に手を動かす彼らは、御船小の誇りです。


小さな社会、ここにあり。

写真は全校集会の様子です。この日は図書委員会の児童が前に立ち、図書室の使い方や委員会主体の取組の紹介をしました。主な工夫点は、すべての学年の児童が理解できるように、あらかじめ動画を撮影し、上映しながら解説したことです。一つ一つの場面を細かく劇にしており、楽しみながらマナーやルールの確認ができるようになっていました。「図書室をこんな使い方していませんか。」と問い掛けた上で、「自分の手元に複数の本を確保しながら読書する姿」「自分の都合に合わせてイスを移動させる姿」「おしゃべりをして過ごす姿」などを提示していきます。子どもらしい可愛らしい演技を披露しつつも、選んだ場面は「あるある」と納得できるものばかりでした。

学校は小さな社会です。そして、誰もが社会を構成する大切な要素といえます。その意味では、図書室は絶好の経験の場ではないでしょうか。「できていますか。」と自分自身に問い掛けることから、既に練習は始まっています。

ここでちょっと振り返り

御船小で9月、10月といえば、見学旅行のシーズンに当たります。見学旅行が、児童の学びにとって貴重な機会であることは、言うまでもありません。例えば、日頃の授業で学習したことを、実際の体験や見学によって更に深めることができます。また、集団行動の基礎・基本を会得できることも、見学旅行の醍醐味ではないでしょうか。さて、今年の見学旅行で御船小の児童はどんな力を身につけることができたのか。1~4年生の見学旅行の様子を簡単に紹介します。

1年生は、カントリーパーク(合志市)の食農体験塾でピザやバームクーヘンを作りました。自分が作ったピザを、昼食として食し、「これはおいしい!」「もし食べない人がいたら、ボクにちょうだい!」と、すべての児童が大喜びでした。

2年生は、ミルク牧場(阿蘇郡西原村)にて、動物との触れ合い体験や乳牛の乳搾り体験をしました。犬や馬に触れることが初めての児童もおり、おそるおそる触れ、初めての感覚に出会った瞬間の表情が印象的でした。また、ここでもアイスクリーム作りを体験し、格別の味だったようです。

3年生は、「仕事調べ」の一環として、フードパル(北区貢町)にてウインナー作りの見学、更に、河地町では、みかん狩りを体験しました。ウインナー作りにも、みかん狩りにも、それぞれにコツや豆知識があり、多くの知識や技能を身につけることができました。学校に帰ってからも、異学年の友達に対して、誇らしげに話す3年生です。

4年生は、清和文楽館(清和町)や通潤橋(山都町)を訪れました。「郷土愛」をテーマとして、じっくりと事前学習を重ねてきた4年生。写真でしか見たことがなかった「実物」が目の前に表れると、どの児童も感動していました。それぞれの場所で、職員の方々から丁寧な説明をして頂き、充実した一日を送ることができました。

「見学旅行での出来事や感想を、是非お家の人に話してください。」本校の学校長が、児童に必ず掛ける言葉です。自分の言葉で話すことで、体験したことと、自分の考えが整理されます。また、家族の「真ん中」となって話すことで、心も育ちます。学校と家庭とで、見学旅行を120%生かせたら、素敵ですね。

《 カントリーパークhttp://www.country-park.jp/ 》
《 ミルク牧場 
http://aso-milk.jp/ 》
《 フードパル 
http://www.foodpal-kumamoto.jp/ 》
《 清和文楽館 
http://seiwabunraku.hinokuni-net.jp/ 》



スタートは子どものうち

「2018年といえば?」と問われ、「尋常ではなかった夏の暑さ」を思い浮かべる人は少なくないと思います。そんな今年も残すところあと2か月です。御船小学校では、以前にも増して、休み時間や放課後に外遊びをする児童が多くなりました。過ごしやすい気候になったとも受け取れますね。中でも、特に人気が高い遊びが「一輪車」です。乗っては転び、を繰り返す児童たちですが、あきらめる子を見かけることは滅多にありません。「怖い気持ち」と「乗れるようになりたいという気持ち」を半分ずつかかえ、練習を積み重ねています。いつの間にか乗れるようになり、行きたい場所へ笑顔で向かったり、友達と手をつなぎながら2台で進んだりする姿は見ものです。

実際のところ、一輪車に乗れるようにならなくても、大人になって特に困ることはありません。ですが、大人になってから一輪車にチャレンジしても、なぜか子どもたちのように上手くはいかず、「子どもの頃にやっておけば良かった」と思ってしまうので、不思議です。

ところで、日没が早くなってきました。御船小では10月以降の帰宅時間は17時となっており、児童と約束しています。景色が薄暗いと、車や障害物に気づきにくくなり、事故に巻き込まれる可能性が一気に高まることは言うまでもありません。「約束を守ることの大切さ」、このことは一輪車の話とも似ています。子どものうちから約束を守ることを常態化することで、大人になってから「きちんとやっていてよかった」と、思える日がきっとくるはずです。

集団宿泊学習のご報告☆

本校5年生が行った2泊3日の集団宿泊学習の様子についてご紹介します。今年も例年通り、あしきた青少年の家(葦北郡)、環境センター(水俣市)、水俣病資料館(水俣市)を中心に活動しました。1日目はあしきた青少年の家にて、ペーロン船の体験やナイトハイクをしました。ペーロン船体験では一つの学級で一隻のペーロン船に乗り、声を揃えて精一杯漕ぎました。出だしは好調ですが、疲労は確実に蓄積し、少しずつ掛け声が減っていきます。そんな時、励まし合ったり、元気が残っている児童が友達の分まで声を出したりするなど、個々の学級の絆が見られました。

2日目は他の小学校の児童と、レクリエーションを通して交流しました。「5人のグループを作りましょう。」という指示に対し、はじめは同じ小学校の友達としかグループが作れなかった児童たち。徐々に、勇気を振り絞ってお互いのグループに誘うようになり、終盤になると、多くの児童が「心の垣根」を取り払い、交流を楽しむことができました。

3日目は水俣病について学習をしました。水俣病についての正しい認識を図り、差別の現状に触れました。語り部の方による「生」の声を聞いたことで、自分のすぐそばに差別が存在していることを実感した児童たち。「自分に何ができるか」、「自分の心にある差別」等、自身の在り方を見直す機会となりました。

今回の集団宿泊の中で特に大事にしたことが“5分前行動”です。5年生の全児童が、徹底しようと3日間努めていました。「人の資質は、自らの中にある基準に現れる」という言葉があります。集団宿泊の前後で、「自らの基準」がグンと高まった5年生でした。


 

深まる“自分らしさ”

「なかまはたから」(矢野あきら作詞・作曲)という歌の中にこんなフレーズがあります。

“もしも君の友達が笑顔をなくしてしまったら”

この後に続くフレーズは、どんな言葉だと思いますか。

10月4、5日に「なかよしキャンプ」がありました。なかよしキャンプとは、上益城郡の小学校特別支援学級に在籍する児童を対象として行われる宿泊学習の呼称です。主な内容として、山都町の通潤橋周辺を探索したり、夜のつどいやハイキングを通して他校の友達と交流をしたりします。何よりも大きな特徴は、二日間の活動班が別の小学校の児童と「混ぜてある」という点です。ほとんど話をしたことのない友達と、寝食を共にする他、時間やルールについてお互いに声を掛け合ったり、何気ない話で盛り上がったりします。その積み重ねの中で、自然と仲が深まる様子が見て取れます。相手に対する心の隔たりを払うことは、大人よりも子どもの方が上手なのかもしれない、とさえ感じます。

なかよしキャンプで児童が学ぶことは、大きく2つあります。1つは、身の回りの準備や片付け等の基本的生活についてのスキルとノウハウとです。そしてもう1つは、自分に合ったコミュニケーションの仕方です。他者とのやりとりに“決まったパターン”は存在しません。自分の性格や経験を素地として、言葉や話題を選んだり、無理なく相手の意見に賛同したりするものだと思います。今回のなかよしキャンプで、上記のことを身につけ、多くの仲間を得た子どもたち。

“もしも君の友達が笑顔をなくしてしまったら”

この後に続くフレーズは、子どもたちによって様々であり、これからも少しずつ広がることでしょう。

 

修学旅行へ!

6年生の修学旅行の様子をご報告します。今年も1泊2日で向かった長崎。1日目は熊本港からフェリーに乗り、島原港へと向かいました。乗船中はほとんどの児童がデッキで過ごし、遠くの島を指さしたり、すれ違う別の船を見つけて手を振ったりするなど、ウキウキしている気持ちが伝わりました。

午後は長崎市で平和学習をしました。具体的には、平和公園周辺を「さるくガイド」の方とともに歩き、戦争当時の町の様子について説明を受けました。如己堂、山里小学校、浦上天主堂等を歩く中で、戦争の悲惨さと平和の尊さを各々で感じ取った子ども達。原爆落下中心地のもとで行った平和集会の中で、平和への誓いを新たにしました。

 無窮洞(佐世保市)の見学からスタートした2日目。無窮洞とは、戦時中に官村国民学校の教師と子どもたちが彫った巨大な防空壕のことです。生徒500人が入るという広さの防空壕の中には、教室や書類庫があります。「空襲の中で、命を守りながらも勉強を続けたい」という強い気持ちが実現させたものであり、本校の児童はただただ驚くばかりでした。

いよいよ最後は、待ちに待ったハウステンボス。班の仲間とともにたくさんのアトラクションを回り、大満足の子どもたちでした。事前に、それぞれが体験したいアトラクションについて意見を出し、話し合って決めたことが、楽しさの秘訣だったようです。お土産もたくさん買って、楽しい思い出を胸に、無事に修学旅行は終了しました。

「平和の原点は、相手の痛みがわかること」これは、原爆資料館の中で、語り部の方が講話の中で強調された言葉です。生きていれば、自分と考え方の違う相手と出会うことは自然なことです。そんな時、いがみ合うのか、お互いの考えを尊重した上で、両方が納得できる答えを探すのか。これからの6年生の姿にご期待ください。

 

がんばっています!1年生!

1年生の道徳の授業の様子を紹介します。御船小学校は道徳教育の研究校に指定されており、今年度はその3年目に当たります。毎回児童の実態をもとに、育てたい児童の心や姿を具体的に設定し、様々な手立てを工夫しながら授業を組み立てています。

この日の授業では「ダメ」(出典「あたらしい道徳」東京書籍)という教材を使って学習しました。目指した姿・心は「嫌だった気持ちを、勇気をもって伝える子ども」です。教材の中には「自分よりも強そうな相手に対し、思い切って自分の気持ちを伝える場面」があり、「実際に伝えた後の自分の気持ち」に着目することで、勇気をもって行動することの大切さについて考えました。

1年生からは「気持ちを伝えたから相手がわかってくれた。頑張って伝えて良かったと思う。」という意見が多く出ました。道徳教育は、日常生活の中で生かされてこそ意味があります。本時で学んだことが、今後の児童の姿として表れることを期待しています。


「終わり良ければ」ではないわけで。

10月3日は町の陸上記録会が予定されています。参加対象は、御船町の5、6年生全員です。御船小学校では、放課後から夕方5時までを練習の時間として、基本的に全高学年児童が運動に励んでいます。走り幅跳びやソフトボール投げなど、各種目に分かれてじっくりと練習をする子ども達。前日の記録を上回ることを目指したり、ライバルを見つけてお互いの意識を高め合ったりと、各自楽しみながら練習に励む様子が見られます。

このように、陸上記録会当日のみを目的とするのではなく、それまでの日々、自分の力を主体的に伸ばそうとしたり、他者との励まし合いを中心としたコミュニケーションを図ったりすることに価値が見出されています。もしも当日に、思うような記録が出なかったとしても、共に頑張ってきた仲間や自分自身のことは、これまで以上に好きになれているような気がします。


御船川とわたしたち

国土交通省による協力のもと、4年生は「御船川探検」をしました。主に「御船川についての情報や水害を防止するための工夫」、「様々な方法を用いた水質検査」の2つをテーマに学習しました。学習の中で、御船川が氾濫する様子(昭和63年)を写真で目にすると、「この場所でこんなことがあったんだ。」「怖いな。逃げ場がない。」など、身近な川で起きる災害であるからこそ、畏怖の念を抱く様子がありました。

また、水質検査では、検査キットを使って水素イオン濃度や溶存酸素量等を調べる方法と、川の中で生息する生き物から水質を判断する方法の2つを体験しました。気になる結果ですが、両検査とも「良好」とのことです。子どもたちによる感想では「御船川がきれいで安心しました。」「これからもきれいな状態を保ちたい」という意見が多く出ました。

私達の想像を超えて、はるか昔から流れている御船川。そんな川が今でも「良好」な状態を保てていることは、自然の力の偉大さと、先人達の努力があってこそだと思います。今回の学習によって、意志を継いだ子ども達。今度は自分たちが役目を果たしていく番です。


修学旅行に向けて

6年生は修学旅行のオリエンテーションとして第1回目の平和学習をしました。この日は戦争を扱った絵本の読み聞かせを聞いた後に、小グループをつくって意見を交換しました。具体的にテーマは「『戦争』という言葉を聞いて、どんなことをイメージするか。」という内容です。児童からは「なぜ戦争をしなければならなかったのだろう。」「原子爆弾が使われるまで戦争が終わらなかった理由は何だろう。」「誰が戦争を始めて、誰が終わらせるのだろう。」など、様々な疑問と意見が交わされました。これから2回目、3回目を行う中で、更に学習を深めていき、今月14日、15日の修学旅行に臨みます。
 


 

「したこと」よりも「身につけたこと」

 楽しかった夏休みが終わり、落ち込んでいる児童が多いかと心配していましたが、いざ新学期を迎えると友達や先生との再会をとても喜んでいました。登下校中や休み時間に会話で盛り上がったり、笑顔で遊んだりする様子がたくさん見られます。

 授業では、児童が実物投影機を使用して「夏休み新聞」を紹介したり、児童が学級の課題を明らかにした上で必要な係を話し合ったり、提出物や配布物を一つ一つ丁寧に確認したりするなど、新学期らしい光景がたくさん見られます。

 二学期は各学年で見学旅行や宿泊学習が計画されています。学校生活のリズムを取り戻し、見通しをもちながら学習に励んでほしいと思います。更に、学習内容だけでなくマナーやルール、気配りなどもプラスαで身につけられる、そんな二学期になると嬉しいです。

 

平成最後の二学期

8月30日は二学期の始業式でした。ここでは学校長による講話の大まかな内容を、部分的に紹介します。

「1学期は『話を聞くこと』が、一人一人とても上手になりました。二学期は『自分の思いを相手に伝える』を目標にしましょう。日頃の返事やあいさつを心がけながら、どんどん伸ばしてほしいと思います。

また、4つの『あ』について、話をします。4つの『あ』とは『あんぜん』『あいさつ』『あとしまつ』『あいず』を指します。例えば、外に出るときは黄色帽子を被ることを徹底し、自分の命を守る。相手が気持ちよくなるあいさつをする。トイレのスリッパを並べる。このようにいろいろな場面に、4つの『あ』はあります。全員で取り組み、素敵な御船小を作っていきましょう。」

いよいよ平成最後の二学期がスタートです。学校長の言葉を児童が各々に解釈し、自分の学習や生活のめあてに生かすことと思います。


今日もどこかで

 必要なものは残し、不要なものは無くす。誰もがよりよく生きるために不可欠な行動だと思います。1951年に、第3世代として今の形になり、今日まで続けられていることがあります。それは、ラジオ体操です。

 御船小学校の管内でも、夏休みの朝を使って取り組んでいる地域がいくつもあります。「生活リズムを整える」「体の代謝を高める」など、メリットは言うまでもありません。数多あるメリットの中でも、現代だからこそ大事にしてほしいことがあります。それは「人と人とのつながり」です。友達や地域の大人と顔を合わせるこの時間は、つながりの希薄化が指摘される現代だからこそ、非常に貴重です。都合によっては、地域で集まってラジオ体操をすることができない場合もあるでしょう。そんな時は、家族でやってみてはいかがでしょうか。家族みんなで行うラジオ体操によって生み出されるのは、「心が通い合う時間」かもしれません。

 なぜラジオ体操が、形も変えずに続けられているか。それは、やっぱり「必要」だからです。

最後に笑うのはキミだ!

多かれ少なかれ、生きていれば誰にでもアクシデントは起こります。そんな時に必要な力こそが、課題解決能力です。課題解決能力とは、例えば目の前に課題があるとして、その原因や今後起こりうることを的確に分析し、どうやって解決させるかを建設的に考え、整理し、そして行動する力のことと言えます。以前から日本人は、この課題解決能力を重要視しており、その育成に向けて1947年から5年間は「自由研究」という1つの教科を設けていました。

現代では夏休みの宿題の代名詞でもある自由研究。なにも、苦手な分野や内容をテーマにする必要はありません。「興味のあることや不思議に思っていることをテーマに選んで研究する方が、面白みがある。」という考え方も尊重されるべきです。一見他人から「馬鹿馬鹿しい」と笑われそうなことでも、本気で取り組めば大発見につながるかもしれません。既成概念にとらわれない「子どもの着眼点」を生かし、この夏、課題解決能力を伸ばしてほしいと思います。


偉人の言葉から得るヒント

「学べば学ぶ程、自分が何も知らなかったことに気付く。気付けば気付く程、また学びたくなる。」

これはアルバート・アインシュタインの言葉だそうです。この言葉が意味することは「勉強には、当事者にのみわかる面白さがある。」ということだと思います。「苦手だから」と拒絶していては、いつまでもその楽しさがわからず、ただただ時間だけが過ぎてしまいます。夏休みの今こそ「当事者」になってみませんか。

御船小学校が掲げている家庭学習の目安時間は、1・2年生:20分以上、3・4年生:30分~40分以上、5・6年生:50~60分以上となっています。勉強は、目標をもって取り組むことが理想です。目標の立て方がわからない場合は、上記の目安時間をはじめ、覚える知識の数、問題数、ページ数など、数値目標等にしてみると取り組みやすいと思います。

「楽しみながら学ぶのがベストだ。」トーマス・エジソンの言葉です。いきなり机上の学習が難しい場合は、体験活動や得意教科、工作等、興味のあることから取り組んでも良いかもしれません。


好機逸すべからず

今から2年前の2016年、「Benesse(ベネッセ)」があるデータを発表しました。それは、「小学生が家庭で行うお手伝い」をテーマとしたものです。本来お手伝いは、子どもの成長に欠かせない要素をたくさん持っています。例えば「家族の一員としての自覚」「将来の自立に向けた訓練」「計画的に一日を過ごそうとする態度の育成」「手先の器用さの向上」「忍耐力の上進」など、この他にも多くを挙げることができます。

さて、ベネッセの発表によると「お子さまは家でお手伝いをしますか」という質問に対する回答は以下の通りでした。

「必ず実行する」…16%
「ほとんど実行する」…24%
「実行する方が多い」…52%
「しない」…8%

御船小学校の児童の皆さんはいかがでしょうか。今は貴重な夏休み。できることを1つでも2つでも増やし、家族や自分のためのお手伝いに力を注いでも良いかもしれません。ちなみに、子どもが行っているお手伝いには、多いものから、1位 食器の準備や片付け、2位 洗濯物たたみ・収納、 3位 部屋の掃除、となっているそうです。

《引用》 ベネッセ 教育情報サイトhttp://benesse.jp/kosodate/201606/20160616-1.html


技と心と本気度と

先日行われた校内童話発表会についてご紹介します。発表会は二部に分かれており、第一部は1~3年生、第二部は4~6年生が参加しました。あらかじめ、各学級からそれぞれ1名ずつ代表を選出し、選ばれた児童は大勢の人が見守る中でマイクの前に立ち、覚えた童話を披露します。

一般的に、覚えた童話を暗唱することだけでも精一杯であるように思われます。しかしさすがは児童達。物語の展開によって、表情を変えたり抑揚をつけたりと、多くの工夫をしながら臨む様子に、発表を聞いていた誰もが驚かされました。

 今回身につけた力は、学校だけでの学習によるものではありません。各家庭内で、自分で時間をつくって練習したり、お家の方と二人三脚で取り組んだりと、発表会までの日々こそが、貴重なものであったように思います。来年も多くの児童の挑戦があることでしょう。校内童話発表会の良さが生かされることを期待しています。


田植えにチャレンジ!

先日、JAかみましき青壮年部の皆様のご協力のもと、5年生が田植え体験を行いました。中には「家族のお手伝いで、田植えを経験したことがある」という児童もいますが、大部分が初体験。歩く度に泥の中に足が埋まり、伝わってくる感触に悲鳴をあげる児童やカエルに驚いて尻もちをつく児童等、様々でしたが、どの児童もとても楽しそうでした。稲の苗植えも、回数を重ねると、徐々に苗同士の間隔や植え方のコツがわかってきたようでした。

実際にやってみることは、何ものにも代え難い価値があると思います。「見た目はきれいな田んぼだけど、そこにはこんな過程があったのか。」「こんなに楽しいとは思わなかった。他の農業についても知りたいな。」今後児童同士で感想やわかったことを共有することで、更に学習を深めていきます。


引き渡し訓練

6月22日「災害発生時における児童の引き渡し訓練」を行いました。地震や大雨・台風接近時などの緊急時に、児童が保護者の基へ安全かつ確実に下校できるようにすることがねらいです。当日は多くの保護者の方々に参加して頂き、実際に災害が発生したときの動きを想定しました。どの児童も「移動中は必要でない限りおしゃべりをしない」「担任や放送の指示をよく聞いて行動する」など、緊張感を持ちながら参加する様子がありました。

今回都合がつかず、参加することができなかったご家庭もありました。いつ訪れるかわからない災害だからこそ、何気ない時間の中で、避難の仕方や約束の確認等について話題にする時間を大切にしてほしいと思います。学校、家庭、地域が一体となって、子どもたちの防災意識を高め「自分で自分の命を守る子ども」を育てていきましょう。


「10個知っている」よりも「5個やっている」

気持ちが落ち着いているから、行動も落ち着くのか。それとも、行動が落ち着いていると、自然と気持ちも落ち着いてくるのか。あるいはその両方か。

御船小学校の今月の生活目標は「落ち着いた学校生活を送ろう」です。本校では「落ち着いた学校生活」という言葉について、具体的に「校内では静かに過ごす」「整理整頓の徹底」「時間前準備・着席」「靴はかかとを並べて置く」等を指しています。低・中・高学年それぞれの発達段階に応じて目標の達成に向けた取組を行っています。

大切なことは、身につけたことが、相手や場面が変わっても生かされるということだと思います。学校内外で落ち着いた生活ができているか。相手や時期が変わっても、自発的に気をつけようとしているか。これらの態度を養うために、6月は児童と教師が一体となって取り組んでいるところです。

まずはやってみよう!

6月12日の業間を利用し、児童集会が行われました。この日は大きく「生活安全委員会による発表」と「各児童委員会の委員長からお知らせ」の2本立てです。生活安全委員会による発表では、廊下の安全な過ごし方について、児童らが劇を通して啓発を行いました。「急いでいるのであれば、走っても良いのでしょうか。」「他の人が走っていれば、自分も走って良いのでしょうか。」と問い掛ける内容になっており、一人一人が考える場となりました。2つ目の各児童委員会の委員長によるお知らせでは、今月の取組や全校児童へのお願いについて話がありました。特に健康委員会からは「歯ブラシチェックをすること」について報告がありました。「交換時期が近づいている歯ブラシには、シールを貼ってお知らせします。」とのことです。

発表した児童らは、すべての学年の子ども達にわかるように、言葉を選んだり、ゆっくりハキハキと話したりする工夫を行っていました。一つでも多く、自分なりの目標を持ちながら発表に臨んだことで、より大きな成長につながったように思います。

9日の就任式

4月9日に行われた就任式の様子についてご紹介します。今年度は、学校長を含む15名の職員の転任がありました。就任式が始まり、体育館に入場する先生たちを、前のめりになって見つめる児童たち。その姿からも、関心の高さがうかがえました。実は4月当初、御船小に赴任し、新学期の準備を進めていた教師たちからも「早く御船小の子どもたちに会いたい」という声がたくさん聞かれていました。児童と教師双方の思いが叶った日とも言えます。

就任式の中で行われた教師のあいさつは「御船町の至る所にある恐竜のモニュメントの数に驚きました。これから皆さんと過ごす中で、恐竜についてもたくさん知りたいです。」「私は休み時間には外にいることが多いと思います。是非たくさん声をかけてください。そして、一緒に遊びましょう。」「目標は『1日でも早く全員の名前を覚えること』『みんなに名前を覚えてもらうこと』『運動会ではみんなより早くダンスを覚えること』の3つです。」等、それぞれにユーモアがあり、賑やかな就任式に彩りました。

これからともに歩む1年間、「御船小が大好き!」と誰もが思える学校を目指して、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

春を迎えて

平成30年度1学期がスタートしました。4月9日、久しぶりに登校した児童たちは、友達との再会を喜び、春休みの思い出を話したり、運動場で楽しく遊んだりする姿がありました。また、児童一人一人の表情から垣間見えたのは、学年が1つずつ上がったことによる喜びと緊張です。「今年こそ得意な教科を増やしたいな」「今まで自分が見てきた先輩たちのように、委員会や地区児童会で、上級生として活躍できるかな」等、様々な思いがあるようでした。それらも全てプラスに変えて、各々の自己実現に向けて1歩前進する、そんな1年になることを願っています。

最後になりますが、今年度も充実したホームページを目指して、御船小学校の情報を数多く発信していけるように努めて参ります。宜しくお願い致します。


春を前に

 3月28日、本校にて退任式を行いました。今年度は学校長を含む計14名の教員及び用務員、支援員が転退任となります。退任式では、御船小を去る先生一人一人が、児童に向けて最後のメッセージを贈りました。
 「御船小の子ども達の良いところは、内側に秘めたエネルギーだと思います。これからもどんどん伸ばして下さい。」
 「担任をして一緒に過ごした日々、部活で一緒に汗を流した日々こそが一番の思い出です。」
 「児童の皆さんよりも、教師である私の方が、多くのことを学ばせてもらいました。出会えたことが、本当に幸せでした。」
 「『なぜだろう』というい気持ちを大事にしてください。『なぜ空は青いのだろう』『なぜあの子は悲しんでいるのだろう』。色々な『なぜ』を大事にすれば、やがて人を大事にする人になれると思います。」
 「皆さんに好きなことはありますか。夢はありますか。それらを持ち、願い続ければ、必ず花開きます。」
子どもたちの顔を目に焼き付けるように、笑顔で言葉を伝える先生。感極まり、涙ながらに言葉をかける先生。個性が表れた、とても温かい時間となりました。先生との思い出を振り返り、感謝するとともに、先生たちの前途を祝う気持ちが育った貴重な機会となりました。

心温まる贈り物

心温まる贈り物が届きました。贈り主は兵庫県姫路市立白鷺小学校・姫路市立手柄小学校の皆さんです。白鷺小学校の先生とは、熊本地震の際からのつながりがあります。地震があった2016年夏、EARTH員(震災・学校支援チーム)として、多くのことで御船小学校の復興に向けたお手伝いをして頂きました。今回送って頂いた物は、お手紙と段ボールいっぱいのポケットティッシュです。ポケットティッシュと言っても、普通のポケットティッシュではありません。何と一つ一つにメッセージカードが付いており、目に入る度に、心がとても温かくなります。素敵なアイデアに感動しているとともに、地震発生から2年が経とうとしている今でも、遠い場所から気にかけてくださっていることに、大変感謝しています。ずっと大切にしたいつながりの一つであると、教師、児童共々感じました。

以下は、いただいたお手紙から一部抜粋してご紹介致します。

「今年は阪神・淡路大震災から23年になりました。毎年117日は、訓練と防災教育月間として、クラスで災害の話を聞きます。その時に、御船小学校の皆さんのお話をし、熊本地震のことや地震後の生活のことを、そして震災後に皆さんが先生方と一緒にがんばっていたことを伝えました。

兵庫県では、『南海トラフ地震』が起こると予想されていて、熊本地震の事は他人事ではありませんので、真剣に聞いていました。

4月の進級・進学に向けて、小さい学年の児童は『僕たちが頑張っていることを伝えると笑顔になってくれるかな。』など様々な思いを持ち、皆様にメッセージを書きました。

ポケットティッシュを使うときに、メッセージを見てください。少しでも、心がほっこりとして頂けたら幸いです。」

白鷺小学校ホームページ:http://www.himeji-hyg.ed.jp/hakuro-e/

手柄小学校ホームページ:http://www.himeji-hyg.ed.jp/tegara-e/

 

 

大人気!ドッヂビー!

1年生の体育ではドッヂビーをしました。ドッヂビーという名前に聞き覚えのない方は多いと思います。ドッヂビーとは「ウレタンとナイロンを使用したディスクを使う、高い安全性を持ち、手軽に楽しめる遊びであり、スポーツのこと」(日本ドッヂビー協会ホームページより)とされています。ドッジボールと同じルールですが、ドッジボールに比べると、ボール代わりのフリスビー(以下、ドッヂビー」)は動きがなめらかで、しかも当たっても痛くありません。運動が苦手な児童も、少ない恐怖感で参加することができます。

この日の1年生は、コートを横切るドッヂビーの動きを見ながら素早く逃げたり、何とかキャッチしようと構えたりする姿がありました。一方で、ドッヂビーの取り合いや、試合に負けて落ち込む児童もいました。しかし、これからの小学校生活の中で、たくさんの遊びやルールのあるボール運動の経験を重ねていきます。その中で、スポーツマンシップの精神や集団生活の送り方など、心も成長していくことと期待しているところです。


隠し味は「経験」

5年生は調理活動でみそ汁を作りました。事前に学習したことを思い出しながら、試行錯誤をする子どもたち。野菜によって切り方を変えたり、決められた水の量になるように計ったりしていました。一番苦労していたのは、いりこのはらわたを取る作業かもしれません。「どうすればうまく取れるのですか。」「隣の班が上手だな。教えてもらおう。」等、やりとりをしながらコツを掴む様子がありました。

調理活動は、日頃家で調理の手伝いをしているか、そうでないかがとてもよく表れます。この日も、慣れた手つきで次々と調理の過程をこなす児童と、包丁の握り方から一つ一つ尋ねている児童に分かれました。調理は将来自立する上で、必ず必要になる力です。ご家庭の中で親子で楽しみながら、調理経験を積み重ねることも策の一つだと思います。


いよいよ4月から

4年生の総合的な学習の時間では「外国語を楽しもう」をしました。主に「How are you?」と「I’m~」を使って友達とやりとりを行う、という内容です。やりとりを繰り返す中で、「ジェスチャーがあれば、より伝わりやすいよね。」「相手に聞こえる声の大きさで話した方がいいな」「表情に気をつけてみると、もっと気持ちが伝わる。」等、よりよいコミュニケーションの要点に気付く子どもたち。学習を重ねるにつれ、当初に比べて、どんどん良いものになりました。

自分の気持ちを伝える手段は、決して言葉だけではありません。むしろ、言葉だけでは思いが伝わらないことの方が多いです。そのことに気付くことができた貴重な時間となりました。

 平成30年度から、御船小3年生4年生も、外国語活動が始まります。

たった一つの命

3月6日、地震の避難訓練を行いました。東日本大震災の記憶、そして熊本地震の経験等から、児童はいつも以上に真剣な眼差しで参加していました。安全担当の教師は「たった一つしかない命を守るのは自分である」と何度も発することで強調し、そのことで子どもたちの安全意識、防災意識は大きく高まったのではないかと思います。

「地震発生時に『落ちてこない、倒れてこない、移動してこない』場所に避難する行動は、児童生徒等に対しての事前指導が不可欠です。様々な場所や時間帯で発生することを想定し、どのような場所が安全なのかを指導しておくことが必要です。」これは、文部科学省がホームページで発信している「学校防災マニュアルについて(www.mext.go.jp/a_menu/kenko/.../07/.../1323513_02.pdf」からの抜粋です。このことは、学校でもそうですが、家庭や地域においても十分に言えることだと思います。学校、家庭、地域で一体となり、防災教育に取り組むことができればと思います。

6年生を祝う会

3月7日、本校体育館にて「6年生を祝う会」を行いました。6年生はステージの前から体育館全体を見渡す形で座り、それを1~5年生が囲むように位置取りをしました。会では1年生から順に中央に立ち、6年生に向けた出し物を披露しました。歌のプレゼントや6年生を誘ってフォークダンスを行うなど、全ての出し物が、気持ちの込められた素晴らしいものでした。

 そしてクライマックス、6年生と教職員によるドッジボール対決によって、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。先生たちは「卒業後も応援しています」という気持ちを込めて、そして6年生は「思い出を胸に頑張ります」という気持ちを込めて、お互いに全力投球。1~5年生も会場を揺らすかのような大声援を送り、誰にとっても、温かく楽しい時間となりました。

学習や生活の随所で6年生が見せてくれた「スクラムパワー」。この日も多くの児童の心を惹き付けました。祝われる側で参加した活動でさえも、後輩たちの憧れで有り続けた6年生です。

お祝い会をしました

御船町特別支援学級合同授業「お祝い会」について紹介します。お祝い会は、「御船町の小中学校特別支援学級に在籍する児童生徒の親睦と集団行動の向上を図ること」、「卒業生を励ますとともに、今年度のまとめの会をすること」、「保護者同士で情報を交換し合い、親睦を図ること」の3つを目的として行われる、毎年の恒例行事です。

今年度は2月27日に行われ、主な活動として「御船小3年生との交流及び協同学習」「調理活動」「卒業生を祝う会」「保護者向けの研修会」等がありました。交流及び共同学習ではペアをつくり、自己紹介や風船運びゲームをしました。活動の中で、互いの好きなことや学校の紹介をし合う等、両者とも交流を楽しむ様子が見られました。卒業生を送る会では、卒業生が全体の前に出て、一人ずつ友達や家族への感謝の気持ちを伝えるとともに、今後の抱負を述べました。

これから卒業生たちは、自分の将来に向けてそれぞれの進路先へと進みます。在校生にとって、仲間とのお別れは寂しいですが、今後も活躍していく先輩の姿を見ることで「自分もがんばろう」という気持ちが高まるのではないかと期待しているところです。

 

空き箱→宝箱

5年生の図工では「伝えたい気持ちを箱に込めて」をしました。空き箱にビーズやスパンコールを使って装飾を施し、世界に一つだけの箱に仕上げるという工作です。この作品の魅力は、箱に何らかの形でメッセージを添えて、誰かに贈るという点にあります。例えば、ある児童は家族に対して「ここまで自分を育ててくれてありがとう」、別の児童は祖父母に「いつまでも元気でいてね」、兄弟に「大好きだよ」等々、楽しそうに箱のふたの裏に書いたり、箱の中に手紙を入れたりしていました。日頃はなかなか照れてしまって言えない気持ちも、作品という形であれば、表現できるものなのかもしれません。この箱が、受け取った人にとって「宝物」になること、間違いありません。

児童総会で得られるもの

2月23日に行われた児童総会では、各委員会活動の1年間の振り返りを行いました。各委員会の委員長が、児童全員に向けて今年度の取組の紹介と反省について発表しました。

図書委員会は「今年の目標は『一人一人が協力し、みんなに楽しんでもらうようにする』でした。日常的な取組として、本の貸出、整理、放送を行い、重点的な取組として、童話発表会の運営、読書ビンゴを行いました。1年間の反省として、図書室での過ごし方のマナーをもっと改善させることができればと思います。」という内容の発表を行いました。また、放送委員会は今年一年の反省に加えて「皆さんが聞き取りやすいように、ハキハキとした声での放送を心がけますので、是非これからも、耳を傾けてください。」と呼びかけました。

人前で話すことを苦手としている人は、大人になっても多いです。どこを見れば良いかわからない、頭が真っ白になる、全身が震えてしまう等、各々の形で緊張は表れます。「人前で話すこと」を避けることもできますが、この日のように練習を重ね、人前で話す経験を積むことは、結果として人を大きく成長させるように思います。

音訓カルタ

「音訓カルタ」を知っていますか。例えば読み手が「遠い山に遠足に行く」読むと、取り手は「遠』が書かれた取り札を取るというカルタ遊びです。読み句には漢字の音読みと訓読みの両方が含まれていることが大きな特徴であり、遊びながら学習できる側面を持ちます。

先日、なかよしでは3年生を中心にカルタ大会をしました。ただし、この日のカルタ大会は、通常よりも難易度の高いものでした。何と、音訓カルタと九九カルタ(読み手が式、取り手が答え)、ことわざカルタ(読み手が文、取り手が絵)の3つのカルタが融合しているのです。音訓カルタが得意な児童もいれば、ことわざカルタが得意な児童もいます。しかし、「音訓」「九九」「ことわざ」の全ての分野を網羅していなければ、勝利は難しく、取り手の児童は札を逃すと、とても悔しそうにしていました。もしも次回があるならば、それまでに更に力を蓄えて、再び集まることでしょう。

6年生の授業から

 6年生の社会科では、国際連合の働きについて学習しました。この授業の中で特に印象的だったのは、積極的に挙手をし、わかったことを発表しようとする児童の数の多さです。「国際連合について学習する中で、発表する場面なんてあるの?」と思う方は多いかもしれません。ですが、この時の学習活動は「国際連合の組織について、国語辞典で調べ、わかったことを発表しよう」というもので、児童の活躍場面が数多く用意してありました。
 「私は『UNICEF』を見つけました。辞書によると、UNICEFの働きとは…」と、堂々と発表する子どもたち。それ以外にも、友達よりも一つでも多くの情報を見つけようとする真剣な眼差しが、たくさん見られました。まさに主体的な学びです。
 教師の工夫次第で、授業は「ただ話を聞くだけの授業」から「児童が目的意識の高さを行動で示し、意気揚々と活躍する授業」へと様変わりします。そうすることで、主体的・能動的な学びが好きな子が増え、結果的に新たな時代に対応できるような資質・能力が育まれるのかもしれません。

100%の理解を目指して

 1年生の国語の授業では、実物投影機を使用していました。児童の手元には、既に解き終わったプリントがあり、中身は20行を越える文章読解です。この時は答え合わせと教師による解説の場面でした。実物投影機によって、大型テレビには児童のものと同じプリントが映し出されていました。
 「重要な文を見つけたら、このように文の横に線を引いてみましょう。」「問題を出す人が、何を尋ねているかは、文の中のこの部分を見たらわかりますね。」教師が指示する内容が、画面に大きく映し出され「このように」や「この部分」が何を指しているのかがすぐにわかります。
 もしもこの場に実物投影機がなければ、聞き漏らしであったり、解き方のコツがわからないまま進んでしまったりということがあるかもしれません。実物投影機は、児童の理解をより一層深めるとともに、様々な課題の予防にも効果を果たしています。

教育講演会

「脳は、教えられて育つのではなく、五感で感じながら育つものです。」

先日、本校にて、熊本大学附属病院の上土井貴子先生による教育講演会が行われました。演題は「脳と心を育む生活リズム」です。「人の脳は旧脳(本能等、生存に関わる領域)と新脳(知識、思考、記憶等、社会性に関わる領域)に分かれ、大人に向けて、新脳を育てるという意識が必要である。」このことを主軸として、講演が進められました。中でも「親としての関わり方については、我が子の発達段階(幼児期、学童期等)に応じて、適したものにしなければならない」という内容には多くの保護者が共感を覚えていました。具体的に、例えば学童期の場合、出来る限り毎日、我が子の宿題を見てあげて、つまずきに気づいてあげることが大切だそうです。前向きに励ましたり、学習を支えながら潜在能力を引き出したりする等、いわゆる「コーチング」により、子どもの能力は飛躍的に伸びる他、親子間の信頼関係も深まります。その積み重ねにより、最も理想的な状態で思春期を迎えられるとのことでした。

上土井先生のユーモア溢れる人柄により、講演会は終始和やかな雰囲気が漂いました。また、この場では書き記せない程、内容が豊富であり、多くの学びを得ることができました。どの子どもたちも、親に愛されたいという強い気持ちを持っており、自分なりの表現方法で常に伝えようとしています。この日のような教育講演会に足を運ぶことも、我が子の気持ちに応えるための一つの手段であるように思います。

理科と道徳

 道徳教育は学校の教育活動全体で行うものとされています。例えば、掃除の時間は「勤労・奉仕」、体育のサッカーでは「規則の尊重」等、教師が何を狙って活動を組み立て、児童にどんな言葉をかけるかによって、可能性は無限に広がります。

 この日の理科では、単元「すがたを変える水」を学習しました。アルコールランプを使って水を温め、その温度変化と水の状態を、班で協力しながら観察及び記録するという活動です。特に道徳との関連においては「友情・信頼」に主眼を置きました。熱した水の温度や状態は、数秒単位で変化していくため、実験の間は高い集中が求められます。お互いに記録を伝えあったり、温度計が見やすい場所を譲り合ったりする児童たち。それらの姿は、仲間意識の育成につながっていたように思います。

 めあてとまとめの一貫、及び適切な評価と改善を繰り返すことで、道徳との関連がより一層図られる教科の学習が成り立つのではないでしょうか。

パソコンクラブ

パソコンクラブではタブレットPCのカメラ機能を使い、「御船小学校の魅力探し」をしました。友達ががんばっているところや校舎の自慢したいところ等、様々な「魅力的な場面」を自分たちで見つけ、撮影するという内容です。児童はペアで活動し、はじめは、他のクラブ活動に打ち込む友達の姿を探して撮影をしたり、校舎の内観を撮影したりしていました。しかしいつの間にか、ペア同士で「靴箱を撮影したいから、すべての靴のかかとを揃えよう」「トイレのスリッパを並べてから撮った方が良い」というやりとりが見られるようになりました。「魅力探し」は「魅力づくり」に変身です。

今回の活動では、あらかじめ「みんなが撮影した写真のいくつかは、ホームページで紹介します」と伝えてありました。発信者の気持ちで「魅力」を探したことで、同時に「ここはこうあれば良いのに」という改善点も見えたようです。児童が撮影した写真は、合計190枚に及びました。そのうちいくつかは、ホームページ上で少しずつ紹介していきたいと思います。

 

 

ある午後の風景

靴箱掃除を担当する児童たちが、とてもよくがんばっていたので紹介します。御船小では、一学級当たり二人ずつ「靴箱掃除」として、週替わりで配置しています。どの学年もペアで役割分担をしながら、黙々と取り組む様子が印象的です。一人一人の靴を取り出し、靴箱内を隅々までほうきで履いたり、雑巾で拭いたりする児童たち。30~40人近くの靴箱を、毎日限られた時間で掃除するのは、大人でも大変です。それでも嫌な顔一つせず、一定のペースで手を動かし「どこまで終わったか」をペアで確認し合う様子には感心します。

その様子を眺めていると、気になる光景がありました。それは、靴底についた大量の土や砂です。パンパンと、勢いよく左右の靴同士をたたくと、巨大な土の塊や大量の砂が、音を立てながら床に落ちていました。納得のいくまで、全員分の靴底の汚れを取り除こうとする児童たち。もしもこの作業を、登校後に持ち主が行っているならば、靴箱掃除係の負担は減ります。その分、別の作業に時間を費やしたり、新たな作業を行ったりすることができるのではないでしょうか。

成長とともにに増えていく「自分のことは、自分で」。次にできるようになることとして「自分の足元のこと」を選んでも良いかもしれません。


給食週間はどんな機会?

22日~26日は給食週間です。それに伴い、3年生では給食の先生方に向けて感謝の手紙を書きました。「いつも僕たちのために、おいしい給食を作って下さり、ありがとうございます。大勢の人の分の給食を作るのは大変だと思います。これからもがんばってください。」「毎日おいしい給食ありがとうございます。授業で疲れた時に、給食があるから5時間目もがんばることができます。」「給食が大好きです。特に、カレーライスが大好きです。もし良かったら、カレーの回数を増やして下さい。」等、感謝の気持ちが色々な言葉で表現されていました。

1889年、山形県鶴岡町(現鶴岡市)私立忠愛小学校で最初に出された昼食が、給食の起源と言われています。当時は貧しい家庭が多く、弁当を準備できない子どもたちは、給食をとても喜び、一口一口に幸せとありがたさを噛みしめていたそうです。物や環境が揃った現代だからこそ、感謝の気持ちを新たにするこの機会を、大事にしてほしいと思います。


給食こそ、人づくり

(残食重量(kg))÷(給食総重量(kg))×100」この計算式で求められる値は「残菜率」です。残菜率を求めることで、日々の給食で、何%が残菜として回収されるかがわかります。御船小の2学期の残菜率は、約2%でした。残菜が発生する要因として、3つ挙げます。

1つは「苦手な食材があるから」。一部の調査では、ピーマン、トマト、玉ねぎは、人気がないようです。苦手な食材を前にした時、鼻をつまんででも食べようとする子ども、「残そう」とすぐに決めてしまう子ども、それぞれです。将来に向けて、心身が育つ大事な時期、どちらの行動が望ましいでしょうか。

2つ目の要因は「量の問題」です。自分が食べきれる量を認知しておくことは、大人になっても求められます。給食でもそうですが、例えば自宅で「自分で食べられる量を注いでみよう」と取り組むことで、すぐに身につくように思います。

3つ目は「食べる時間」です。給食では準備や後片付けの時間を除くと、食事にかけられる時間は1525分間です。食事中に会話を楽しんだり、休憩をしたりすることは誰にでもあります。ポイントは「時間内に終えられるように調整、計画する力」になります。この力は給食以外でも、大変重要です。まずは給食や家庭での食事をきっかけに、この力を高めていくというのはいかがでしょうか。

「御船小の残菜率は0%」これは決して容易ではありません。ですが、誰もが意識しなければならないことは事実です。実現に向けて、全体で取り組めたらと思います。

0学期の存在

 小学校3学期と捉えるか、それとも中学校0学期と捉えるか。意識次第で、成長の度合も変わるかもしれません。6年生は「中学校0学期 伸びる自分をしっかりイメージしよう!」というめあてのもと、今学期の目標決めをしました。今回の授業のポイントは2つあります。1つは、「なりたい自分」をテーマに目標を考えた点です。「今学期だけの目標」で済ませるのではなく、将来につながることを強調することで、価値は一気に高まります。2つ目は、これまでの成長とのつながりを大事にしているところです。特に6年生は、小学校生活のまとめとしての重要な学期になります。「2学期までに、ここまで成長した。だから3学期は~」と考えたことで、自己肯定感も高まったのではないかと思います。

これまでの自分を褒め、これからの自分に期待する、そんな3学期(0学期)を6年生には送ってもらいたいです。

キラリ会社はどうですか

新学期に伴い、4年生では「会社決め」をしました。「『会社』って何?」と疑問を持つ方は多いと思いますので、簡単に説明します。まず、係活動と会社活動は違います。係活動は、児童が役割を担い、学級の運営に関わるという自治的な意味があります。一方、会社活動は、学級がどの児童にとっても居心地の良い場所となることを目指し、構成されるグループ活動になります。

この日はどんな会社があったら良いかを、みんなで考えました。児童からは「『豆知識会社』があったら良いと思います。なぜなら、初めて知ることに出会うと、嬉しい気持ちになるからです。」「『キラリ会社』はどうですか。人の良いところを褒める、というのが仕事です。他の人がマネするようになれば、もっと良い学級になる気がします。」等、様々な意見が出ました。

大人が考える居心地の良さと、子どもが考える居心地の良さが、必ずしも一致するとは限りません。この日のように児童の多様なアイデアに触れることで、教師にとっても、学級経営の参考になります。

2018年 戌年

1月9日、3学期の始業式が行われました。学校長講話では「一年の計は元旦にあり」という言葉に触れました。「新しい年のはじめには、目標を立てて、1年間頑張りましょう」という意味の言葉です。「一日の計は朝にあり」に続く言葉として、古くから日本人が大事にしてきました。ご家庭ではいかがでしょうか。もし目標を立てられていないならば、今からでも遅くありません。是非、実践されてみてください。
続いて「夢や希望が叶えられる良い年にするためには、どうすれば良いか」という話がありました。戌年にちなみ「犬は人との付き合いが古く、親しみ深い動物」「犬は勤勉で努力家」であることを挙げ、「犬のようにまじめに努力し、みんなの持っている力をどんどん発揮しましょう」と鼓舞しました。
さて、いよいよ3学期、そして2018年がスタートです。最後は、今年生誕100周年を迎えるネルソン・マンデラ氏の言葉を紹介して締めます。
『偉大なピースメーカーはいずれも、誠実さと正直さ、そして謙虚さを兼ねた人たちです』

髙岡市立定塚小学校

本校が大切にしているつながりの1つに、髙岡市立定塚小学校があります。富山県高岡市に所在し、藤子不二雄(代表作「ドラえもん」「忍者ハットリ君」等)のコンビの出身校としても有名です。昨年の熊本地震の際に多くのご支援と温かい励ましを、御船小に届けて頂きました。その後、お互いに手紙のやりとりや、町を紹介したパンフレット、ビデオレターを送り合う等、交流が続いています。

昨年末、本校校長と職員が御船小を代表して、定塚小学校を訪問しました。講堂では子どもたちや先生方、また、PTA会長や髙岡アラートライオンズクラブの会員の皆さん等、多くの方々に出迎えて頂きました。「ようこそ!定塚小学校へ集会」の中では、本校校長が「熊本地震から今日までの感謝の気持ち」を伝えた他「当たり前の生活がいかに有り難いか」について話をしました。また、定塚小校長先生からは「定塚小の子どもたちが自発的に行動した結果が今日につながっていること」についてお話がありました。この他、子どもたちから義援金をいただいたり、歌やくまモン体操を披露してもらったりと、とても温かい時間となりました。

失ったものや傷ついたことがたくさんあった熊本地震でした。しかし一方で、かけがえのないものに気づき、大切な存在が増え、そのことに感謝する気持ちが高まったことも事実です。これから創造的復興への一員として携わる私たちの使命とは何か。それは地震の恐ろしさや心構えの他、日々のつながりに感謝する心、それらを絶やさない為に具体的に行動していくこと、それらのことを次の世代に伝えることだと思います。

髙岡市立定塚小学校ホームページ〈 http://joduka-e.el.tym.ed.jp/ 〉


2020年に向けて!

2020年という言葉を聞くと、多くの人が東京五輪を思い浮かべると思います。しかし、実は小学校教育にとっても、2020年は大きな変化の1年になります。それは、3年生及び4年生の「外国語活動」完全実施、小学5年生及び6年生の「外国語科」完全実施です。まもなく移行期間に入る中、御船小学校でも、教職員全員が研修を受けたり、各自で勉強をしたりしながら着々と準備をしています。

この日、5年生は「外国語活動」の授業でした。「Today’s goal(めあて)」は「アルファベットを集めよう」です。音声から流れるアルファベットを聞き取り、正しいと思った選択肢を○で囲みます。「今のは“V”と“B”のどっち?」「“M”と“N”が似ているな」等迷う子ども達。友達同士で相談したり、ALTからヒントをもらったりしながら学習しました。後半はアルファベットカードを使ってゲームを行い、コミュニケーションの楽しさを味わいました。

来年から本格的な移行期間に入ります。ご家庭でも海外映画を敢えて外国語で視聴したり、物の名前の英単語等を話題にしたりすることで、子どもたちは外国語をより身近に感じられるかもしれません。

何をゴールにするか

 三年生のある学級では、算数科の「分数」を学習しました。この日のテーマは「等分した分数の表し方」です。それぞれ8等分と4等分にした2本のテープを準備し、色を塗った部分を分数でどのように表すか考えました。ここで担任がこだわったポイントは「児童が自分の考えを、筋道を立てて説明すること」と「友達の考えを自分の言葉で説明できること」の2つです。実際に、実物投影機に学習プリントを映し出し、児童が全体に向けてわかりやすく説明する場面がありました。更にその内容を、黒板を使って別の児童が説明をしており、その流れが定着していることが見て取れました。日頃の取組の積み重ねの成果だと思います。

現在「わかる」けど「できる」わけではない子ども、「できる」けど「わかる」わけではない子ども、それぞれ課題が指摘されていますが、この日のような取組の積み重ねにより、「わかる」し「できる」子どもの姿につながるのかもしれません。


迷子のお知らせ

日本洋傘振興協議会の発表によると、日本の年間の洋傘消費量は1億3000万本です。そのうち、約36万本(平成25年度)の洋傘が忘れ物・落とし物として警視庁に届けられていることを知っていますか。更にデータを挙げるならば、日本の年間降水日数ランキングは2014年で世界第13位。ですが、一人当たりの傘所有量は、3.3本で世界第1位。このデータを見てどのように感じますか。当然ですが、傘を作ることにも、そして廃棄することにも資源が必要です。

では御船小学校はどうでしょうか。残念ながら、傘の置き忘れはとても多いです。雨の日にも関わらず、児童の登校前から並ぶ傘たち。「今日こそ持ち主と一緒にお家に帰れる」と期待しながらも、結局児童の下校を寂しそうに見送る傘達。もうすぐ1年が終わります。特に名前がない傘は、児童本人も忘れていることが多いです。もし可能ならば、御船小に来校された際に、ご自宅の傘が置きっ放しになっていないか、ご確認頂ければと思います。この傘達が、持ち主のもとで新年を迎えられることを願います。

【引用】https://jp.weathernews.com/news/4270/(ウェザーニュース)

ジョギングフェスタ2017

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」かつて、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんが、座右の銘として語り、話題になりました。地道な努力が、いつか成功につながるという、まさに長距離走の醍醐味を表しているように思います。

12月14日(木)、御船小にてジョギングフェスタが行われました。これが初めての持久走だった1年生は、どの児童も途中で止まることなく、精一杯走ることができました。2年生は昨年の経験を生かし、自分のペースを調整しながら走りました。3年生は自分の順位を気にしながら、一人でも多く抜けるように頑張る様子がありました。4年生は自己最高記録を目指して走ることができました。5年生は走る時のフォームや息継ぎにこだわり、工夫して走りました。6年生は「スクラム」を合い言葉に、互いを励まし合いながらゴールすることができました。

これまで、朝の時間を使って多くの児童が自主的にグラウンドを走り、自分なりに体力を高めてきました。また、体育でも日々目標をもって努力する様子がありました。今回の結果で実を結んだ児童もいれば、悔しい思いをした児童もいると思います。しかし、どの児童にとっても、生きる上で決して無駄にはならない経験ができたのではないでしょうか。


 

暮れの町探検

毎年12月はじめは「暮れの町探検」があります。暮れの町探検とは、御船町の小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒を対象にした行事です。主な活動として、公共バスを使った移動、レストランで昼食、買い物学習になります。学校を離れ、クリスマスの飾りで彩られた街中を歩いたり、移動中の景色を眺めたり、子どもたちからの人気は高いです。

 今年と去年までの暮れの町探検を比べて、大きな違いが一つあります。それは活動ごとのめあてを各々で立てたことです。例えばバスの中でのめあてとして「小さな声で話をする」「15分間座ったら、立っている友達に譲る」、レストランでのめあてとして「自分ではっきり注文する」「食べ終わったらトレーの上を整理する」等々。児童を見ていると、自分のめあてを達成するために意識的に行動している様子が多く伝わりました。

 街中を歩いていると「大人になったら、自分だけでここに来て、いろいろな店で買い物をしたいな」と話す児童がいました。「余暇時間の過ごし方こそ、働く意味である」という考え方があるように、今回の行事で得られたこの一言が、今後のキャリア教育にも大きな意味を果たすものになればと願っています。


学習発表会 大成功!

12月2日(土)、御船小学校体育館にて学習発表会が行われました。体育館後方の前後左右の壁を、子ども達の作品(版画や壁新聞)で飾り、多くの保護者や地域の方々が見守る中での発表です。大変緊張したと思いますが、各学年ともこれまでの練習の成果が十分に発揮されたすばらしい発表でした。

 さて、今年度の学習発表会の大成功の裏には、実はいくつか秘策がありました。ここではその中から2つご紹介します。1つ目は「メリハリ」です。今年は特に「頑張る時は頑張る、休む時はとことん休む」を大事にしました。具体的に、休憩中は専用のBGMを流し「現在が休憩時間であること」を意図的に伝えました。更に休憩の終了は、高らかにブザー音を響かせることで、気持ちの切り替えを促す工夫をしています。一般的な劇場を参考にしており、非常に効果的でした。

2つ目は、「気持ちを落ち着かせる手段」です。自分の発表が終わってホッとすると気持ちは緩み、友達のすばらしい発表を見た後には、気持ちが高まるということは、誰にでも言えることです。そこで取り入れたのが「黙想」でした。30秒あれば、静けさを取り戻す会場。この静けさこそ、自分や他者の発表を大切にする態度につながったように思います。

 今年の学習発表会で子ども達が乗り越えた緊張。それは、会場が1つになったことで味わうことの出来た貴重な産物でした。「緊張させてもらえた」と感謝をし、来年は一段と良いものになるように、工夫していきたいです



 

なかよし畑にて

6月19日、なかよし学級の子どもたちが完成させた「なかよし畑」。それから約半年の月日を重ね、いよいよ、待望の「芋掘り」をしました。土の中に豪快に手を突っ込んではかき分け、サツマイモを探します。それでもサツマイモを傷つけないようにと慎重さも垣間見せた子どもたち。「ありました!ここにもさつまいもが!来て!来て!」「虫の幼虫がおった!こんなところで寝てるんだ!」等、色々な場面に遭遇する度に感動していました。

さて、次回は待望の調理です。サツマイモのビタミンCはリンゴの4~10倍、食物繊維はじゃがいもの2倍と言われています。子どもたちは「焼き芋にしたいです!」「いやいや、今までにないスイーツを開発したいな!」と話しており、心が弾んでいる様子でした。自分たちが育てたサツマイモを、どのような姿に変身させるのでしょうか。なかよし学級の食育は続きます。

人権旬間で目指すのは…

身の回りの差別をはじめ、様々な差別や偏見を許さず、なくしていこうとする意欲及び実践力。それらは、誰もが社会の中でよりよく生きるために、常に求められる資質であり、能力でもあります。

 御船小学校では「人権旬間」でした。各学年ごとに人権学習に取り組み、どの学級も、人権感覚を意識的に高めています。特に3、4年生は『人権の花運動』に参加しました。花を種から育てる活動や花の種取りを経験して、小さな命が持つ大きな強さを感じ、同時に、それを支える存在の大切さを感じました。

上も下もなく、誰もが中心である世の中を、これから大人になる子どもたちが築いていくことを願います。


紙版画とアイデンティティー

2年生の様子についてご紹介します。この日は図工で「紙版画『うつして 見つけて』」の授業でした。「登り棒をしている自分」「カブトムシをつかんでいる自分」等、日常の場面を切り取って版画に表す学習です。子どもたちは紙をちぎることで、手首から肘、肘から肩、薬指の指先など、体の部分を細かく分け、それらを貼り合わせることで体全体を表現しました。

「もう少し背中を傾けた方がいいんじゃない。」「瞳の位置がここだったら、何だか別のことを考えているみたいになっちゃうな。」等、子ども同士でアドバイスし合ったり、自分の作品をじっと見つめて微調整をしたりする様子がありました。今のところ、完成した作品は、12月2日の学習発表会で展示される予定です。きっと会場を素敵に飾ってくれることでしょう。


引き出しを増やそう!

 先日、本校職員に向けた「ICT活用研修」が行われました。今年度の半ばより、御船小学校には計57台のタブレットパソコン(以下、タブレットPC)が配られています。ICTを活用した授業自体は、本校でも以前から進められており、教師が授業のねらいを示したり、学習課題への興味関心を高めたり、学習内容をわかりやすく説明したりするために、実物投影機や大型テレビ等、幅広く活用されてきました。
 文部科学省によると、ICTを活用している授業とそうでない授業を比較した結果、小学校で算数のテスト結果が約6点、中学校・高等学校では社会が約10点の差があったと報告されており、高い学習効果が認められています。
 この日、ICT支援員の指導のもと、タブレットPCの様々な機能に触れた職員からは「この機能は、体育の○○な場面で使えそうだ」「実際に授業で使ってみながら、(タブレットPCの持つ可能性について)情報交換しませんか。」という声が聞かれました。早くスキルを身につけて、授業力を高めたいという野心に燃えています。
参考:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/shiryo/attach/1244851.htm
文部科学省「第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用」より


 

「静」の中の「動」

教室内に誰もいないのでは、と思ってしまう程、静かに学習している学級がありました。5年2組です。図工で版画に取り組んでいました。「自分の姿」をテーマにしており「陸上記録会でボール投げに出場した自分」「教室の床を雑巾がけしている自分」等、具体的な場面を選び、細かい下絵に仕上がっていました。この日は「線を彫ろう」をめあてにしており、様々な種類の彫刻刀を使い分けながら、輪郭線や毛並みを彫る児童たちでした。質問や相談をしたい児童は、静かにその場で挙手し、教師に合図を送ります。囁くような声でアドバイスをする教師の声以外、ほとんど物音のしない教室。とても感心しました。

静かな雰囲気を全員で保ち、作業に集中することで、より多くの児童が思った通りの、あるいはそれ以上の作品を完成させられるように思います。そのような成功体験の積み重ねこそ、自己規律を高めることにつながるのかもしれません。


 

しらせたいな 見せたいな

1年生の国語では「しらせたいな 見せたいな」を学習しています。第1校時のこの日のめあては「知らせたいものの絵と見つけたことをかこう」です。

知らせたいものとして、捕まえたドングリ虫を選んだ児童は、その姿をノートに大きくスケッチし、気づいた特徴を1~3文で記しました。「かみたろう」と名付け、愛着をもって観察する様子が印象的でした。

テントウムシを捕まえ「天ちゃん」と名付けた児童は「私は12個も特徴を見つけたよ!」と嬉しそうに話していました。ノートを覗くと、「背中がかたい」「体よりも頭が小さい」等、見つけた情報がビッシリ。学習に対する積極性が強く感じられました。

次回の学習では、今回見つけた情報を文章で表すことに挑戦します。句点や語と語の続き方等、基礎を押さえながら「文章を書くって楽しい!」という気持ちにつながればと思います。

 

芸術家の卵たち

一版多色版画の制作を通して、初めて彫刻刀にチャレンジしているのは3年生です。下絵で描いた線や面からはみ出さないように彫ることも重要ですが、この特に大事にしたことは「ケガをしないように、約束を守って彫刻刀を使うこと」です。そのためには正しい姿勢、握り方、姿勢、周りへの配慮等、沢山のことに気を配る必要があります。一意専心の作業の合間「ずっと目を開けてるから、目がシュパシュパする。すごく疲れた。間違えなくて良かった。」「油断して彫りすぎたな。先生、これはセーフになりますか。」等の声が聞かれました。

始めたの彫刻刀の使用ということもあり、作品の完成には多くの時間と労力を要すると思います。そんな子どもたちの手から生まれる作品が、とても楽しみです。

 

「知りたい!」の種

10月中旬、3年生は見学旅行を行い、3つの地を訪れました。一ヶ所目はホシサン株式会社本社工場です。会社や製品の製造過程について、職員の方による説明と工場見学を通して学習しました。工場内に漂う醤油と味噌の甘い香りに、思わず頬がゆるむ児童たち。「おいしくするために、コツはありますか。」「この工場では、醤油を作るために、何時から何時まで人や物が動いているのですか。」と、たくさんの質問が上がりました。

 二ヶ所目の白川地域防災センターでは、白川の川岸で拾った石に絵を描く「ストーンアート」の体験をしました。ここでは「なぜこの付近の石は全て丸みを帯びているのか」「この石は、現在の形や大きさになるに当たり、どんな過程を辿ってきたか」を考えました。

 三ヶ所目は、「黒糖ドーナツ棒」でお馴染みのフジバンビ本社工場を訪ねました。「(黒糖ドーナツ棒は)なぜこんな形になったのですか。」「商品を作る上で、一番気をつけていることは何ですか。」ここでも多くの児童が、職員の方に質問をし、具体的且つわかりやすい説明をして頂きました。

 知識とは、知的好奇心によって得られるものであり、知的好奇心とは「疑問」をきっかけに生まれるように思います。今回沢山見られた児童の「疑問」。今後の成長に期待しているところです。

 

 



 

 

やっぱりいいな!なかよしキャンプ!

新たな出会いの度に、これまで知らなかった自分自身の一面に気付くものなのかもしれません。そして、人と交わる度に「人」を知り、自身の在り方を振り返るのではないでしょうか。このことは、先日の「なかよしキャンプ」で目の当たりにした、子ども達の姿から感じたことです。

なかよしキャンプとは、上益城小中学校の特別支援学級に在籍する小4~中3までの児童生徒を対象とした宿泊行事です。山都町の通潤橋周辺を町探検したり、宿泊した「通潤山荘」ではみんなで食事や温泉を楽しんだりしました。

当初、子どもたちから「知らない友達と同じ活動班や部屋班になって、果たして仲良く過ごせるのかな。」「(同じ班が)御船小のメンバーだったら安心するのに。」と不安な様子が見受けられました。それは、他校の児童生徒も同じであったと思います。しかし、なかよしキャンプが始まると、徐々に自分から他校の友達に優しい声調で話しかけたり、相手の話に興味をもって聞いたりする様子が増えました。「どんな話題ならば、多くの友達に楽しんでもらえるか」「身の回りのことを自分できちんとすれば、班活動もうまくいくんだ」等、子どもなりに数多くの工夫や気づきがあったように思います。

気がつけば、色々な学校に多くの友達ができました。終わりの会で寂しそうな表情の子どもたちが印象的でした。なかよしキャンプを終えて、よりたくましくなった子どもたち。来年度のなかよしキャンプが早速楽しみであるようです。


 

伝統とわたし

四年生の見学旅行では、山都町の清和文楽邑、通潤橋、円形分水場を訪ねました。今回はその中から、清和文楽邑での様子について、ご紹介します。ここでは、資料館にて人形の構造や歴史に触れたり、「人形遣い」の皆さんから説明をして頂いたり、更には、実際にミニ講演を鑑賞したりしました。人形浄瑠璃は、2009年、ユネスコによって世界無形遺産に登録されており、その点からも、いかに貴重な文化であるかを推し量ることができます。日常では聞き慣れない「太夫」による浄瑠璃の語りや、表情及び仕草豊かな人形を目の当たりにし、心を奪われた様子の子ども達でした。

伝統とは、決して「過去」ではありません。自分自身が何らかの形で関わることで、その形を保存したり、あるいは新しい要素を加えたりしながら、更に深みのある「伝統」にしていくものだと思います。「自分ならばどのように『伝統』と関わっていきたいか」このことを、今後四年生の事後学習では時間をかけて考える予定です。

御船町学童陸上記録会

 「御船町内児童の体力及び陸上の技能の向上を図り、また各校児童間の親睦を目指す」という目的の下、御船町学童陸上記録会が行われました。100m走や走り高跳び、400mリレーなど、全7種目に御船町内の小学校5、6年生が臨みました。これまで放課後の時間をつかって、自分が参加する種目の練習をしてきた子ども達。練習以上の記録に喜んだり、緊張によって思うような記録が出せなかったりする等様々でした。早速多くの子どもが「次こそは」と意気込んでいます。

 親睦を深める、という部分においては、例えばリレーの順番を待つ間、他校の友達に「自信はある?」と話しかけ、心境を探ってみたり「(君の学校は)普段給食の時間は何時から?」と何気ない会話を交わしたりする様子がありました。同じ空の下で一緒に汗をかいたことで、多くの交流を生み出み出しました。

集団宿泊学習

「一生に1度の集団宿泊です。色々なことに自分で気付き、自分からやってみる。そんな貴重な機会にしてください。」5年生の集団宿泊学習に際し、出発式で聞かれた言葉です。

9月27、28、29日は5年生の集団宿泊学習がありました。1日目は水俣市の「熊本県環境センター」と「水俣病資料館」を訪れました。熊本県環境センターで学んだことは、まさに「環境保全の大切さ」です。地球温暖化、酸性雨、野性動植物の減少など、地球環境問題について幅広く取り上げました。「100年後、気温は今より4.8℃上がる」という話を聞くと、「えぇ…」と不安な様子の子どもたち。また、パックテストという実験を行い、「川を最も汚す要因が台所排水である」ということを知ると、これから自分たちにできることを真剣に考えました。

 水俣病資料館では、水俣病の歴史や現状について、資料や講話から学びました。あらかじめ教師から「知る機会ではなく、今の自分を見つめ直す機会にしてほしい」と聞いていた子どもたち。どう感じたか、を言葉にして伝え合うことで、一層学習の意義は高まることと思います。学校では勿論のこと、家庭でも話題として取り上げて頂けるとありがたいです。

 

 

 

2年生と1年生

2年生の生活科「うごくおもちゃ わたしのおもちゃ」では、自分たちが作ったおもちゃで1年生をおもてなししました。2年生にとっては、上学年として振る舞う初めての機会、また、1年生にとっては、異学年交流という貴重な機会です。「ぼくたちが作ったおもちゃで、たくさん楽しんで下さい。」という2年生のあいさつで、スタートしました。これまで「どうすればみんなが公平に遊べるか」「楽しんでもらうためには、どういうルールにするか」など、2年生なりに一生懸命考えてきました。制作コーナーやゲームコーナーなど、好きな分野で楽しむ1年生を見て、とても嬉しそうな2年生の子どもたち。たくさんの「ありがとう」と「楽しんでね」が聞かれる温かい時間となりました。

 


3年生の体育

プールの季節が終わり、3年生の体育では体つくり運動をしました。肋木登りやケンステップ、ジグザグ走、平均台、スキップをサーキット形式で行いました。久しぶりに体育館で運動をすることを喜び、出せる限りのスピードでサーキットを回ったり、慎重に肋木を上ったりする様子がありました。

これから3年生は幅跳びに入ります。「プールは得意だけど、幅跳びは苦手な子ども」「陸上運動全般が大好きな子ども」等、様々です。それぞれが目標数値を持ち、記録達成に向けてコツを身につけたり、自分なりに跳び方を工夫するなど、充実させてほしいと思います。


プラス1の工夫

実物投影機とは、手元を画面に映し出し、指導のポイントを焦点化及び拡大させることができる装置のことです。この実物投影機を使ってソーイングを学んでいるのは5年生です。

多くの子どもがつまずきやすい玉結び、玉留めですが、このように動画を使って、手本と同時に作業をしたり、ポイントをゆっくりとわかりやすく提示されたりすることで、子どもたちの確実な習得が期待されます。

「この授業で何を身につけるか」を明確にし、その達成に向けた最善の方法を工夫した結果、実物投影機の活用に至ったのだと思います。この時間、「(画面を)見て学ぶ時間」「(画面と同じように)手を動かす時間」のメリハリをつけ、児童は初めてのソーイングにチャレンジしました。

経験を積み、教訓を得る

元気玉プロジェクト、けんこうレンジャー、イントロクイズ、あいさつ運動、チャレラン…これら全て、児童らによって、委員会活動の中で企画された取組です。ユーモアのある取組ばかりで、学校全体が楽しい気持ちになれます。

9月の児童集会では各委員会から2学期の目標と取組について紹介がありました。美化委員会から「すみずみまできれいにし、黙掃掃除を身につけましょう。」、放送委員会から「明るく放送して、みんなをハッピーにします。」、図書委員会から「みんなに沢山本を読んでもらい、図書室すべてを大切に扱ってもらいたいです。」等、それぞれが思いを込めて力強く伝えました。

行動することで、何かしらの変化が起こる。何もしなければ、何も変わらない。今回のような取組と発信を積み重ねることで、子どもたちは生きる上での大切なことに気づくことができているように感じます。

御船川探検隊!

4年生の総合的な学習の時間について紹介致します。この日は「御船川探検隊」の学習として、御船川に対するイメージマップを広げる学習を行いました。御船町に住む人にとって、御船川はとても身近です。子どもたちは「御船川はきれいだよね。でも、どうしてきれいなんだろう。」「魚が住んでいたな。あれは何という種類の魚だろう。どこから来たのかな」等、次々にイメージを挙げては、それを疑問に変え、他者の発表や話合いの中で考えを広げました。

今後、実際に御船川の探検が計画されています。国土交通省の方に来て頂き、水の中の生き物を観察したり、水質調査をしたりする予定です。体験を伴う調べ学習により、学びを深められることと思います。また、御船町で育つ人として、御船川について誰よりも詳しく、そして大好きになってほしいと思います。


自分で伸びていく子どもたち

2学期のはじめ、4年生は自分たちのめあてを立てました。単純に1つの大きなめあてを立てるのではなく、「知・徳・体」の3つのテーマでそれぞれ考える点に、「さすが4年生」と感じさせられます。特にこの学級は、学級目標においても「知・徳・体」それぞれで目標を立てているので、それをベースにしながら考える子どもの様子がありました。この工夫により、一から物事を考えることが苦手な子どもにとっても、手助けになっていたように思います。また、子どもたちの手元には「1学期のめあて」のシートがありました。目標やめあてとは、自分の姿や反省を受けて立てるものです。1学期のめあてを更に発展的にした目標を立てる子ども、新たにできるようになりたいことを考える子ども等、自分自身の実態をよく見つめながら、中身の詰まっためあてを立てることができました。


教科書

新しい教科書に胸を膨らませるのは3年生です。はじめに担任から「教科書はたくさんの人たちの『子どもたちに勉強をがんばってもらいたい』という気持ちが込められた大切なものです。」という話がありました。すると、子どもたちは、1ページずつ慎重にめくったり、机の上に教科書を並べて眺めてみたりする様子がありました。

大事な箇所に線を引いたり、メモ書きしたり等、学習をすればする程、見た目は崩れていくものです。3月になり、最後まで学び終えた自分の教科書を見て「がんばって勉強ができた」と充実感を得られた時、初めて「大切に使う」の意味がわかるかもしれません。

君にとっての学校は

 2学期、新たに仲間が増えた2年生。新学期初日、子ども同士の仲が深まるようにと、フルーツバスケットをしました。時折担任も加わり、子どもの変化に気づいたり、子ども同士をつなぐ役割を果たしたりしました。楽しかった夏休みが終わってしまい、少なからず落ち込んでいる子どもたち。しかし、それ以上に「学校は楽しい場所」「大好きな友達や先生と会える場所」という気持ちが上回れば、すぐに乗り越えられるかもしれません。汗をたくさんかきながら、思いっきり笑ったり、友達の声に集中したりと、第1日目を楽しく過ごした2年生でした。