御船小ニュース

カテゴリ:6年生

修学旅行へ!

6年生の修学旅行の様子をご報告します。今年も1泊2日で向かった長崎。1日目は熊本港からフェリーに乗り、島原港へと向かいました。乗船中はほとんどの児童がデッキで過ごし、遠くの島を指さしたり、すれ違う別の船を見つけて手を振ったりするなど、ウキウキしている気持ちが伝わりました。

午後は長崎市で平和学習をしました。具体的には、平和公園周辺を「さるくガイド」の方とともに歩き、戦争当時の町の様子について説明を受けました。如己堂、山里小学校、浦上天主堂等を歩く中で、戦争の悲惨さと平和の尊さを各々で感じ取った子ども達。原爆落下中心地のもとで行った平和集会の中で、平和への誓いを新たにしました。

 無窮洞(佐世保市)の見学からスタートした2日目。無窮洞とは、戦時中に官村国民学校の教師と子どもたちが彫った巨大な防空壕のことです。生徒500人が入るという広さの防空壕の中には、教室や書類庫があります。「空襲の中で、命を守りながらも勉強を続けたい」という強い気持ちが実現させたものであり、本校の児童はただただ驚くばかりでした。

いよいよ最後は、待ちに待ったハウステンボス。班の仲間とともにたくさんのアトラクションを回り、大満足の子どもたちでした。事前に、それぞれが体験したいアトラクションについて意見を出し、話し合って決めたことが、楽しさの秘訣だったようです。お土産もたくさん買って、楽しい思い出を胸に、無事に修学旅行は終了しました。

「平和の原点は、相手の痛みがわかること」これは、原爆資料館の中で、語り部の方が講話の中で強調された言葉です。生きていれば、自分と考え方の違う相手と出会うことは自然なことです。そんな時、いがみ合うのか、お互いの考えを尊重した上で、両方が納得できる答えを探すのか。これからの6年生の姿にご期待ください。

 

修学旅行に向けて

6年生は修学旅行のオリエンテーションとして第1回目の平和学習をしました。この日は戦争を扱った絵本の読み聞かせを聞いた後に、小グループをつくって意見を交換しました。具体的にテーマは「『戦争』という言葉を聞いて、どんなことをイメージするか。」という内容です。児童からは「なぜ戦争をしなければならなかったのだろう。」「原子爆弾が使われるまで戦争が終わらなかった理由は何だろう。」「誰が戦争を始めて、誰が終わらせるのだろう。」など、様々な疑問と意見が交わされました。これから2回目、3回目を行う中で、更に学習を深めていき、今月14日、15日の修学旅行に臨みます。
 


 

6年生の授業から

 6年生の社会科では、国際連合の働きについて学習しました。この授業の中で特に印象的だったのは、積極的に挙手をし、わかったことを発表しようとする児童の数の多さです。「国際連合について学習する中で、発表する場面なんてあるの?」と思う方は多いかもしれません。ですが、この時の学習活動は「国際連合の組織について、国語辞典で調べ、わかったことを発表しよう」というもので、児童の活躍場面が数多く用意してありました。
 「私は『UNICEF』を見つけました。辞書によると、UNICEFの働きとは…」と、堂々と発表する子どもたち。それ以外にも、友達よりも一つでも多くの情報を見つけようとする真剣な眼差しが、たくさん見られました。まさに主体的な学びです。
 教師の工夫次第で、授業は「ただ話を聞くだけの授業」から「児童が目的意識の高さを行動で示し、意気揚々と活躍する授業」へと様変わりします。そうすることで、主体的・能動的な学びが好きな子が増え、結果的に新たな時代に対応できるような資質・能力が育まれるのかもしれません。

0学期の存在

 小学校3学期と捉えるか、それとも中学校0学期と捉えるか。意識次第で、成長の度合も変わるかもしれません。6年生は「中学校0学期 伸びる自分をしっかりイメージしよう!」というめあてのもと、今学期の目標決めをしました。今回の授業のポイントは2つあります。1つは、「なりたい自分」をテーマに目標を考えた点です。「今学期だけの目標」で済ませるのではなく、将来につながることを強調することで、価値は一気に高まります。2つ目は、これまでの成長とのつながりを大事にしているところです。特に6年生は、小学校生活のまとめとしての重要な学期になります。「2学期までに、ここまで成長した。だから3学期は~」と考えたことで、自己肯定感も高まったのではないかと思います。

これまでの自分を褒め、これからの自分に期待する、そんな3学期(0学期)を6年生には送ってもらいたいです。

息を継ぎ、息を呑み、息が弾む

先日、御船町水泳記録会が、御船小プールで行われました。小坂小、滝尾小、木倉小、高木小、七滝中央小、そして御船小に在籍するそれぞれの5、6年生が、選手として競技に臨みました。「記録会」ですので、自分の記録あるいは歴代の記録の更新を目指すものであり、自分自身との戦いです。しかし、やはり隣のレーンに他校の選手がいると、どうしても競争心が燃え上がり、各学校の大声援が響き渡る程の大きな盛り上がりとなりました。

3つの新記録が生まれた今年度の水泳記録会。ひょっとしたら、「将来は水泳選手になりたい」という思いが芽生えた子どももいるかもしれません。昨年は熊本地震の影響で中止となりました。このように楽しく泳げることへの、ありがたみを感じられたことでしょう。同じ学校の仲間に向けて声援を送り合い、より一層絆も深まったのではないでしょうか。

たくさんの名場面、そして学びの多い一日となりました。