御船小ニュース

2017年6月の記事一覧

生活しやすい学校にするためには?

全校集会で行われた美化委員会の発表について、ご紹介致します。委員長の「一人一人が生活しやすい学校にするために、環境づくりをがんばりましょう。」という一言に表れるように、今回の内容は、全児童で学校を美化することへの呼びかけでした。誰もが親しみを持てるようにと、ドラえもんのキャラクターに扮して、劇を行う美化委員の子どもたち。発表全体に、工夫が感じられました。校内の環境美化とともに、「エコバッグ」「4R(リデュース、リユース、リフューズ、リサイクル)」等の紹介があり、物を大切にする心についても学んでいます。子どもたちによる感想では、「これから環境について考えていきたいと思いました。」「牛乳パックのリサイクルから頑張りたいと思います。」という声が上がりました。

町の環境美化や、地球環境を守ることに配慮した取組がたくさん広がっている現代。新聞やニュースから得た、それらに関する情報を、学校や家庭の中で話題にすることも、環境に働きかける第一歩かもしれません。

「できる」を当たり前に

本格的な夏を目の前に控え、体育では、いよいよ水泳(水遊び)の時期に入ります。子どもたちからの人気が高い学習活動の一つでもある水泳(水遊び)です。一方で命の危険も伴い、命を守る事への配慮を大切にする学習でもあります。そのことを踏まえ、上益城消防本部よりご協力を頂き、先日本校にて職員向けの「心肺蘇生法」の研修を実施致しました。

研修では、胸骨圧迫の仕方や、AEDの使い方について参加者全員が実践的に学びました。毎年行っている研修ではありますが、やり方を少しでも誤ると、救える命が救えない恐れもあるため、研修中は緊張が走ります。実践を行うことで、コツを見出したり、学んだ知識を整理したりすることができました。

子どもたちの命を預かる立場として、不慮の事故が起きた時「心肺蘇生法ができる人を探す」「AEDの場所を知らない」等ということが決してあってはなりません。今回の研修を生かし、これまで以上に安全なプール指導に努めていきます。

 

さわやかさんサン運動会

6月9日、甲佐小学校にて、さわやかさんサン運動会が行われました。多くの児童生徒が、この日を待ちわびており、会場は熱気に包まれました。午前中は、体操、リトミック、徒走の順で行われました。今年はプログラムが、徐々に気持ちが高まるような構成となっています。それでも、一つ一つの細かいルールや、ルールを守ることの大切さについては、その都度伝えられ、みんなで守ることで、誰もが穏やかな気持ちで参加することができたように思います。

 午後は、くまモンが応援に駆けつけてくれました。さすがは大人気のくまモン。登場からコミカルな動きでたくさんの笑いを起こし、最後の「くまモン体操」では会場を一つにしました。

 さわやかさんサン運動会の魅力とは、「一人一人が輝くこと」と「子ども同士の交流」にあります。初めて出会った友達を力一杯応援したり、運動会の最後にはお互いに感想を述べ、拍手を送りあったりする等、今年度もたくさんの素敵な場面がありました。今回の経験を、日常生活におけるコミュニケーションや、学習活動に生かして欲しいと思います。


 

サイレントゾーン

これまで大きな目標であった運動会も終わり、次は「仲間作りや勉強」に日々力を入れることになります。そこで、全校集会では、その新たな目標を実現するために、どんなことが大切であるか、という視点から、生活安全委員会の児童が、新たな取組の発表をしました。

「仲間作りや勉強に勤しむためには、『安全な学校生活が送れること』が重要です。例えば、『廊下は右側をゆっくり歩く』などが挙げられます。」このことは、6月の生活目標である、「室内では静かに過ごそう」ともリンクしています。「そこで、今回打ち出すのが、『サイレントゾーン』です。」

サイレントゾーンとは、声を出さず、静かに歩くエリアのことです。人とすれ違う際も、あいさつとして、立ち止まったおじぎのみを行います。サイレントゾーンは、御船小学校の事務室から、なかよし教室までの長い廊下までと、設定されています。

この活気的な取組が定着し、安全な学校生活が確保される時は、同時に充実した「仲間作りや勉強」が実現される時ではないかと期待しています。


充実した生活には、やっぱり「学び」

1年生の国語の様子です。この日は促音(「っ」)の使い方について学習しました。「らかせい」や「せけん」等、いくつか例を挙げ、正しい「音の数」に沿って手拍子を打つことで、どこに「っ」が入ればよいかを考えました。「『らかっせい』、ちがうな。」「『らかせっい』、これでもないな。」「『らっかせい』、これだ!」というように、学級の仲間と一緒にじっくり考え、徐々に習得していきました。読み書きできる文字が増えると、生活の中で得られる情報が増えたり、気持ちを伝える手段が増えたりします。新しいことを学ぶことに楽しさを感じながら、生活をどんどん明るくしてほしいと思います。

人権の花伝達式

6月5日、「人権の花伝達式」がありました。「人権の花」とは、法務局と人権擁護委員連合会が昭和57年から実施している運動です。学校に配布した花の種子や球根を、「子どもたちが協力して育てることによって、生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得すること(法務省HP. http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken06.htmlより)」を目的としています。

式の中では、「花を育てることで、協力や感謝の大切さを知り、生命の尊さ、感動、人の気持ちや感情などを、受け止められるようになってほしいと願っています。」と話がありました。

後半は、人権擁護員の方々による劇がありました。初めにまもる君とあゆみちゃんが登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。劇の節々では、「思いやりをもったまもる君が、取るべき行動」について考える場面や、「あなたならばどうしますか。」という問い掛けに、自分の考えを発表する場面等があり、楽しみながら学ぶことができた子どもたち。

思いやりを行動で示すことを心掛けるとともに、今回頂いた花の苗も、3・4年生を中心に、大切に育てたいと思います。

環境面から高める人間力

写真は、本校1階の低学年教室前の廊下です。端まで見渡すことができる程、スッキリとしています。その秘密は、「床に何も障害物を置かないこと」です。この実践には大きく2つの理由があります。一つはUDの視点です。廊下に本棚や作品が置いてあった場合、授業に対する集中の妨げとなるおそれがあります。良好な学習環境を作り上げるために、UDの視点を大切にしています。二つ目は、安全・バリアフリーの視点です。もしもこの場所を、松葉杖や車イスを利用している方が通る場合、通行の妨げになる可能性があります。また、そのような意識は、社会においても求められます。

御船小では、全ての人たちが安心して生活できるように、全員で心がけています。同時にそれは、子ども達の人間力を高めることに向けた、環境面からの働きかけでもあります。この実践が実り、将来、御船小の卒業生たちが、よりよい社会づくりに大いに活躍することを願います。



さわやかさんサン運動会に向けて

運動会が終わり、特別支援学級「なかよし」では、次の行事に向けた事前学習が始まっています。さわやかさんサン運動会です。さわやかさんサン運動会は、上益城管内の小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒を対象とした運動会です。参加者が約200人という大規模な行事であり、今年度は、6月9日に甲佐小学校にて行われます。

御船小学校の「なかよし」では、毎日、朝の会の時間に、目標や日程の確認・ダンスの練習などを行い、期待感を高めています。多くの人との交流を深めるとともに、自分のよさを生かして活躍できる貴重な機会です。「初対面の相手との関わり方」「友達の成功を喜ぶ心」「自分自身の得意・不得意の理解」等、多くの学びを得てほしいと思います。

運動会お世話になりました!

527日、快晴の下、御船小学校大運動会を実施しました。午前中は、徒走や玉入れ、御船音頭で盛り上がりました。徒走では「今日は本気を出す!」と意気込む児童たち。白熱した競争が繰り広げられました。御船音頭は、児童・職員・来賓・保護者、そして地域の皆様に参加して頂き、御船小の運動場にいた全ての人たちの気持ちが一つになった、心温まる時間となりました。午後は、応援合戦や、各学年による表現種目、綱引き、紅白リレーが行われました。特に表現種目は、どの学年のこれまでで最高の出来映えであったように思います。成功してホッとする児童の表情が印象的でした。

元気いっぱいに運動を楽しみ、無事に全ての日程を終えることができた今年度の運動会でした。これは、決して児童や職員の力だけで成り立ったわけではありません。運動会の前日準備、そして当日の後片付け等、多くの方々のお手伝いを頂いたおかげです。また、児童への温かい応援は、一人一人のやる気を高め、運動会に活力を与えました。たくさんのご協力、本当にありがとうございました。