御船小ニュース

環境面から高める人間力

写真は、本校1階の低学年教室前の廊下です。端まで見渡すことができる程、スッキリとしています。その秘密は、「床に何も障害物を置かないこと」です。この実践には大きく2つの理由があります。一つはUDの視点です。廊下に本棚や作品が置いてあった場合、授業に対する集中の妨げとなるおそれがあります。良好な学習環境を作り上げるために、UDの視点を大切にしています。二つ目は、安全・バリアフリーの視点です。もしもこの場所を、松葉杖や車イスを利用している方が通る場合、通行の妨げになる可能性があります。また、そのような意識は、社会においても求められます。

御船小では、全ての人たちが安心して生活できるように、全員で心がけています。同時にそれは、子ども達の人間力を高めることに向けた、環境面からの働きかけでもあります。この実践が実り、将来、御船小の卒業生たちが、よりよい社会づくりに大いに活躍することを願います。