御船小ニュース

2017年9月の記事一覧

プラス1の工夫

実物投影機とは、手元を画面に映し出し、指導のポイントを焦点化及び拡大させることができる装置のことです。この実物投影機を使ってソーイングを学んでいるのは5年生です。

多くの子どもがつまずきやすい玉結び、玉留めですが、このように動画を使って、手本と同時に作業をしたり、ポイントをゆっくりとわかりやすく提示されたりすることで、子どもたちの確実な習得が期待されます。

「この授業で何を身につけるか」を明確にし、その達成に向けた最善の方法を工夫した結果、実物投影機の活用に至ったのだと思います。この時間、「(画面を)見て学ぶ時間」「(画面と同じように)手を動かす時間」のメリハリをつけ、児童は初めてのソーイングにチャレンジしました。

経験を積み、教訓を得る

元気玉プロジェクト、けんこうレンジャー、イントロクイズ、あいさつ運動、チャレラン…これら全て、児童らによって、委員会活動の中で企画された取組です。ユーモアのある取組ばかりで、学校全体が楽しい気持ちになれます。

9月の児童集会では各委員会から2学期の目標と取組について紹介がありました。美化委員会から「すみずみまできれいにし、黙掃掃除を身につけましょう。」、放送委員会から「明るく放送して、みんなをハッピーにします。」、図書委員会から「みんなに沢山本を読んでもらい、図書室すべてを大切に扱ってもらいたいです。」等、それぞれが思いを込めて力強く伝えました。

行動することで、何かしらの変化が起こる。何もしなければ、何も変わらない。今回のような取組と発信を積み重ねることで、子どもたちは生きる上での大切なことに気づくことができているように感じます。

御船川探検隊!

4年生の総合的な学習の時間について紹介致します。この日は「御船川探検隊」の学習として、御船川に対するイメージマップを広げる学習を行いました。御船町に住む人にとって、御船川はとても身近です。子どもたちは「御船川はきれいだよね。でも、どうしてきれいなんだろう。」「魚が住んでいたな。あれは何という種類の魚だろう。どこから来たのかな」等、次々にイメージを挙げては、それを疑問に変え、他者の発表や話合いの中で考えを広げました。

今後、実際に御船川の探検が計画されています。国土交通省の方に来て頂き、水の中の生き物を観察したり、水質調査をしたりする予定です。体験を伴う調べ学習により、学びを深められることと思います。また、御船町で育つ人として、御船川について誰よりも詳しく、そして大好きになってほしいと思います。


自分で伸びていく子どもたち

2学期のはじめ、4年生は自分たちのめあてを立てました。単純に1つの大きなめあてを立てるのではなく、「知・徳・体」の3つのテーマでそれぞれ考える点に、「さすが4年生」と感じさせられます。特にこの学級は、学級目標においても「知・徳・体」それぞれで目標を立てているので、それをベースにしながら考える子どもの様子がありました。この工夫により、一から物事を考えることが苦手な子どもにとっても、手助けになっていたように思います。また、子どもたちの手元には「1学期のめあて」のシートがありました。目標やめあてとは、自分の姿や反省を受けて立てるものです。1学期のめあてを更に発展的にした目標を立てる子ども、新たにできるようになりたいことを考える子ども等、自分自身の実態をよく見つめながら、中身の詰まっためあてを立てることができました。


教科書

新しい教科書に胸を膨らませるのは3年生です。はじめに担任から「教科書はたくさんの人たちの『子どもたちに勉強をがんばってもらいたい』という気持ちが込められた大切なものです。」という話がありました。すると、子どもたちは、1ページずつ慎重にめくったり、机の上に教科書を並べて眺めてみたりする様子がありました。

大事な箇所に線を引いたり、メモ書きしたり等、学習をすればする程、見た目は崩れていくものです。3月になり、最後まで学び終えた自分の教科書を見て「がんばって勉強ができた」と充実感を得られた時、初めて「大切に使う」の意味がわかるかもしれません。

君にとっての学校は

 2学期、新たに仲間が増えた2年生。新学期初日、子ども同士の仲が深まるようにと、フルーツバスケットをしました。時折担任も加わり、子どもの変化に気づいたり、子ども同士をつなぐ役割を果たしたりしました。楽しかった夏休みが終わってしまい、少なからず落ち込んでいる子どもたち。しかし、それ以上に「学校は楽しい場所」「大好きな友達や先生と会える場所」という気持ちが上回れば、すぐに乗り越えられるかもしれません。汗をたくさんかきながら、思いっきり笑ったり、友達の声に集中したりと、第1日目を楽しく過ごした2年生でした。

学習の材料は至るところに

5年生の学活の様子を紹介します。この日は「始業式の校長先生の話を聞いて」というテーマを基に、意見交換をしました。例えば、「『当たり前のことをみんなでがんばろう』という言葉が心に残りました。僕にとって『当たり前』とは、廊下を歩くことです。心がけます。」「校長先生の話を聞いて心に残ったのは、『命を大切にする人になる』ということです。そのために、交通ルールを守ったり、生活のやくそくを守ったりしたいと思います。」等、自分の考えを整理したり、友達の話を聞いて「なるほど」と考えを広げたりする様子がありました。

2学期、5年生は集団宿泊が予定されています。また、高学年としての出番が益々増える時期でもあります。○○をがんばろう、○○な自分になろう、と具体的なイメージを持てば持つほど、成長が期待されるのではないでしょうか。


すべての努力に意味がある

1年生では、教師と子どもたち全員が一緒になって、新学期の提出物の一つ一つを丁寧に確認しました。時間はかかりますが、そのことで、せっかく頑張ってきた宿題を提出し忘れたり、別のプリントに紛れてしまったりということを防ぐことができます。夏休みのワークや作品を、胸を張って提出し、「がんばりましたね」と担任から褒められる姿が印象的でした。

また、この学級では「気をつけ」等の姿勢について、意識的に指導を行っていました。「初めが大事です。初めの頑張りこそ、二学期すべてにつながります。まずはみんなでピシッと姿勢を整えてみましょう。」周りの友達の様子ではなく、自分自身の背中や指先に気をつけて、凛々しい表情で前を見つめる子どもたちの姿に、頼もしさを感じました。