御船小ニュース

2018年12月の記事一覧

どんな大人でありたいか

2学期も終盤に差し掛かりました。御船小でも、テストが続いたり、これまでの単元の振り返りをしたりするなど、すっかり「学期末モード」です。各家庭に持ち返ってくるテストの結果や、児童の様子はいかがでしょうか。「今年の勉強はとにかく調子が良かった!」という児童は、一目でわかる時があります。もしくは、敢えて大げさには振る舞わず、コツコツと努力を重ねている児童もいるかもしれません。どんな児童も、是非大人ががんばりを認め、褒め、3学期の成長につなげていきたいですね。

一方で、「勉強でわからない部分があるけれど、相談したら怒られるかもしれない。」と悩んだ経験は、誰にでもあると思います。気持ちがわかる大人であるからこそ、そんな児童の心にいち早く気付き、手を差し伸べる存在でありたいですね。

今年の「わからない」は今年のうちに。個人戦ではなく、「チーム御船小」、「チーム○年△組」、「チーム御船町」そして「チーム家族」で一つでも多くの壁を乗り越えましょう。

 



今年もしました「暮れの町」

人は「経験」をするからこそ「発見」があり、その積み重ねによって「予想、予測する力」更には「状況を変えようとする力」へと広がるように思います。「こんな言葉を掛けてしまうと、相手の心を傷つけるかもしれない。」「ルールを守らなければ、自分も周りの人も困る。」など、今日も知らず知らずのうちに、私たちは身の周りの情報をもとに、たくさんの予測と判断をしています。

それならばまずは「経験」を、ということで、本校の「なかよし学級」は今月の11日に「暮れの町探検」に行きました。毎年、バスに乗り、熊本市の中心街へ移動し、施設の見学やレストランでの食事、買い物学習をしており、児童から人気の高い学校行事の一つです。

特に今年はNHK熊本放送局を見学しました。大河ドラマをはじめ、人気番組のPR映像や看板を目の当たりにした時に初めて「テレビ局に来たんだ。」という実感が湧いた様子の児童達。それまでの寒さも吹き飛び、大興奮でした。他にも、220インチマルチモニターや公開ライブラリー(過去の番組を自由に見ることのできるブース)など、子どもが喜ぶコーナーがたくさんありました。様々な機器に触れ、感動を友達と共有する時間は、大変有意義であったと言えます。

今回の経験で得られた「発見」とは何か。それは「知っているようで知らない世界が、まだまだ沢山あること」ではないでしょうか。それが今後「もっと知らない世界があるはず」と予想したり、「自分に合う仕事を自分で探してみたい。」と行動したりする力に広がると嬉しいですね。ひょっとすると、今回の経験をきっかけに、「将来テレビ局で働いてみたい。」と考えた児童もいるかもしれません。