御船小ニュース

カテゴリ:職員

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 先日、本校職員に向けた「ICT活用研修」が行われました。今年度の半ばより、御船小学校には計57台のタブレットパソコン(以下、タブレットPC)が配られています。ICTを活用した授業自体は、本校でも以前から進められており、教師が授業のねらいを示したり、学習課題への興味関心を高めたり、学習内容をわかりやすく説明したりするために、実物投影機や大型テレビ等、幅広く活用されてきました。
 文部科学省によると、ICTを活用している授業とそうでない授業を比較した結果、小学校で算数のテスト結果が約6点、中学校・高等学校では社会が約10点の差があったと報告されており、高い学習効果が認められています。
 この日、ICT支援員の指導のもと、タブレットPCの様々な機能に触れた職員からは「この機能は、体育の○○な場面で使えそうだ」「実際に授業で使ってみながら、(タブレットPCの持つ可能性について)情報交換しませんか。」という声が聞かれました。早くスキルを身につけて、授業力を高めたいという野心に燃えています。
参考:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/shiryo/attach/1244851.htm
文部科学省「第5章 初等中等教育における学習指導でのICT活用」より


 

御船町学校人権教育(課題別)研究会

7月25日、学校教職員に向けた「御船町学校人権教育(課題別)研究会」がありました。研究会は大きく全体会と分科会の2部構成でした。目的は「上益城郡学校人権教育研究会の趣旨にのっとり、積み上げ方式によって、町内保育園、小・中学校、高等学校における実践や問題点の交流を図り、同和問題をはじめあらゆる人権問題の解決に迫る」とされています。

全体会では合志市教育委員会生涯学習課の池田一也先生をお招きし、「同和問題の解決を中心に据えて」という演題のもとで講演して頂きました。「差別とは『人の尊厳を傷つける行為(人を馬鹿にする等)』『人の平等を侵害する行為(仲間外し等)』『人の自由を奪う行為(いじめ等)』を言います。自分の能力や努力で越えられないものが差別です。頭で人権を理解するのではなく、感覚として体で人権を感じ取ることが、差別の解消につながるように思います。」と力強く話されました。

差別に「関係のない人」「身近ではない人」は存在しないと思います。「差別はいけない」と知っている人は多いです。しかし、差別の解消に向けて「どんなことをしてきたか」「今、どんなことをしているか」と問われた時、具体的に答えられる人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。誰もが「生まれて良かった」と感じられる社会を、みんなで作っていきたいですね。


「できる」を当たり前に

本格的な夏を目の前に控え、体育では、いよいよ水泳(水遊び)の時期に入ります。子どもたちからの人気が高い学習活動の一つでもある水泳(水遊び)です。一方で命の危険も伴い、命を守る事への配慮を大切にする学習でもあります。そのことを踏まえ、上益城消防本部よりご協力を頂き、先日本校にて職員向けの「心肺蘇生法」の研修を実施致しました。

研修では、胸骨圧迫の仕方や、AEDの使い方について参加者全員が実践的に学びました。毎年行っている研修ではありますが、やり方を少しでも誤ると、救える命が救えない恐れもあるため、研修中は緊張が走ります。実践を行うことで、コツを見出したり、学んだ知識を整理したりすることができました。

子どもたちの命を預かる立場として、不慮の事故が起きた時「心肺蘇生法ができる人を探す」「AEDの場所を知らない」等ということが決してあってはなりません。今回の研修を生かし、これまで以上に安全なプール指導に努めていきます。

 

さわやかさんサン運動会

6月9日、甲佐小学校にて、さわやかさんサン運動会が行われました。多くの児童生徒が、この日を待ちわびており、会場は熱気に包まれました。午前中は、体操、リトミック、徒走の順で行われました。今年はプログラムが、徐々に気持ちが高まるような構成となっています。それでも、一つ一つの細かいルールや、ルールを守ることの大切さについては、その都度伝えられ、みんなで守ることで、誰もが穏やかな気持ちで参加することができたように思います。

 午後は、くまモンが応援に駆けつけてくれました。さすがは大人気のくまモン。登場からコミカルな動きでたくさんの笑いを起こし、最後の「くまモン体操」では会場を一つにしました。

 さわやかさんサン運動会の魅力とは、「一人一人が輝くこと」と「子ども同士の交流」にあります。初めて出会った友達を力一杯応援したり、運動会の最後にはお互いに感想を述べ、拍手を送りあったりする等、今年度もたくさんの素敵な場面がありました。今回の経験を、日常生活におけるコミュニケーションや、学習活動に生かして欲しいと思います。