御船小ニュース

カテゴリ:2年生

命を考える

 1月28日、熊本県動物愛護センターの方々により、動物愛護についての授業がありました。対象は本校の2年生です。具体的には、センターに保護されている犬たちについてお話頂いたり、動物の命について体験や読み聞かせを通して考えたりする活動を行いました。特に児童が興味を示したものは、「わらびちゃん」の心臓の拍動の音(以降、「心音」)です。わらびちゃんとは、実際にセンターで保護されている犬のことであり、この日登場したわらびちゃんの心音を、聴診器を使って聞きました。多くの児童を前にして、緊張気味のわらびちゃんの心音。か細くも、確実に1つ1つの音を刻む拍動を耳にした時、児童はどんなことを感じたでしょうか。人間と何も変わらない「命の音」に、静かに耳を傾ける児童の表情が印象的でした。

 現在、動物愛護センターには、180頭の犬が保護されています。捨てられた犬は勿論のこと、中には雷や地震が怖くてその場を離れ、家に戻る術をなくした犬もいるそうです。では、私たちにできることとは何でしょうか。保護されている犬たちは、どんな気持ちで日々を過ごしているのでしょうか。人間と同じように命があるのであれば、心も同じように持っているはず。この日、2年生の多くの児童が、人間と犬の双方の立場になって課題について考えることができ、大変貴重な機会となりました。

紙版画とアイデンティティー

2年生の様子についてご紹介します。この日は図工で「紙版画『うつして 見つけて』」の授業でした。「登り棒をしている自分」「カブトムシをつかんでいる自分」等、日常の場面を切り取って版画に表す学習です。子どもたちは紙をちぎることで、手首から肘、肘から肩、薬指の指先など、体の部分を細かく分け、それらを貼り合わせることで体全体を表現しました。

「もう少し背中を傾けた方がいいんじゃない。」「瞳の位置がここだったら、何だか別のことを考えているみたいになっちゃうな。」等、子ども同士でアドバイスし合ったり、自分の作品をじっと見つめて微調整をしたりする様子がありました。今のところ、完成した作品は、12月2日の学習発表会で展示される予定です。きっと会場を素敵に飾ってくれることでしょう。


2年生と1年生

2年生の生活科「うごくおもちゃ わたしのおもちゃ」では、自分たちが作ったおもちゃで1年生をおもてなししました。2年生にとっては、上学年として振る舞う初めての機会、また、1年生にとっては、異学年交流という貴重な機会です。「ぼくたちが作ったおもちゃで、たくさん楽しんで下さい。」という2年生のあいさつで、スタートしました。これまで「どうすればみんなが公平に遊べるか」「楽しんでもらうためには、どういうルールにするか」など、2年生なりに一生懸命考えてきました。制作コーナーやゲームコーナーなど、好きな分野で楽しむ1年生を見て、とても嬉しそうな2年生の子どもたち。たくさんの「ありがとう」と「楽しんでね」が聞かれる温かい時間となりました。

 


君にとっての学校は

 2学期、新たに仲間が増えた2年生。新学期初日、子ども同士の仲が深まるようにと、フルーツバスケットをしました。時折担任も加わり、子どもの変化に気づいたり、子ども同士をつなぐ役割を果たしたりしました。楽しかった夏休みが終わってしまい、少なからず落ち込んでいる子どもたち。しかし、それ以上に「学校は楽しい場所」「大好きな友達や先生と会える場所」という気持ちが上回れば、すぐに乗り越えられるかもしれません。汗をたくさんかきながら、思いっきり笑ったり、友達の声に集中したりと、第1日目を楽しく過ごした2年生でした。