御船小ニュース

カテゴリ:3年生

給食週間はどんな機会?

22日~26日は給食週間です。それに伴い、3年生では給食の先生方に向けて感謝の手紙を書きました。「いつも僕たちのために、おいしい給食を作って下さり、ありがとうございます。大勢の人の分の給食を作るのは大変だと思います。これからもがんばってください。」「毎日おいしい給食ありがとうございます。授業で疲れた時に、給食があるから5時間目もがんばることができます。」「給食が大好きです。特に、カレーライスが大好きです。もし良かったら、カレーの回数を増やして下さい。」等、感謝の気持ちが色々な言葉で表現されていました。

1889年、山形県鶴岡町(現鶴岡市)私立忠愛小学校で最初に出された昼食が、給食の起源と言われています。当時は貧しい家庭が多く、弁当を準備できない子どもたちは、給食をとても喜び、一口一口に幸せとありがたさを噛みしめていたそうです。物や環境が揃った現代だからこそ、感謝の気持ちを新たにするこの機会を、大事にしてほしいと思います。


何をゴールにするか

 三年生のある学級では、算数科の「分数」を学習しました。この日のテーマは「等分した分数の表し方」です。それぞれ8等分と4等分にした2本のテープを準備し、色を塗った部分を分数でどのように表すか考えました。ここで担任がこだわったポイントは「児童が自分の考えを、筋道を立てて説明すること」と「友達の考えを自分の言葉で説明できること」の2つです。実際に、実物投影機に学習プリントを映し出し、児童が全体に向けてわかりやすく説明する場面がありました。更にその内容を、黒板を使って別の児童が説明をしており、その流れが定着していることが見て取れました。日頃の取組の積み重ねの成果だと思います。

現在「わかる」けど「できる」わけではない子ども、「できる」けど「わかる」わけではない子ども、それぞれ課題が指摘されていますが、この日のような取組の積み重ねにより、「わかる」し「できる」子どもの姿につながるのかもしれません。


芸術家の卵たち

一版多色版画の制作を通して、初めて彫刻刀にチャレンジしているのは3年生です。下絵で描いた線や面からはみ出さないように彫ることも重要ですが、この特に大事にしたことは「ケガをしないように、約束を守って彫刻刀を使うこと」です。そのためには正しい姿勢、握り方、姿勢、周りへの配慮等、沢山のことに気を配る必要があります。一意専心の作業の合間「ずっと目を開けてるから、目がシュパシュパする。すごく疲れた。間違えなくて良かった。」「油断して彫りすぎたな。先生、これはセーフになりますか。」等の声が聞かれました。

始めたの彫刻刀の使用ということもあり、作品の完成には多くの時間と労力を要すると思います。そんな子どもたちの手から生まれる作品が、とても楽しみです。

 

「知りたい!」の種

10月中旬、3年生は見学旅行を行い、3つの地を訪れました。一ヶ所目はホシサン株式会社本社工場です。会社や製品の製造過程について、職員の方による説明と工場見学を通して学習しました。工場内に漂う醤油と味噌の甘い香りに、思わず頬がゆるむ児童たち。「おいしくするために、コツはありますか。」「この工場では、醤油を作るために、何時から何時まで人や物が動いているのですか。」と、たくさんの質問が上がりました。

 二ヶ所目の白川地域防災センターでは、白川の川岸で拾った石に絵を描く「ストーンアート」の体験をしました。ここでは「なぜこの付近の石は全て丸みを帯びているのか」「この石は、現在の形や大きさになるに当たり、どんな過程を辿ってきたか」を考えました。

 三ヶ所目は、「黒糖ドーナツ棒」でお馴染みのフジバンビ本社工場を訪ねました。「(黒糖ドーナツ棒は)なぜこんな形になったのですか。」「商品を作る上で、一番気をつけていることは何ですか。」ここでも多くの児童が、職員の方に質問をし、具体的且つわかりやすい説明をして頂きました。

 知識とは、知的好奇心によって得られるものであり、知的好奇心とは「疑問」をきっかけに生まれるように思います。今回沢山見られた児童の「疑問」。今後の成長に期待しているところです。

 

 



 

 

3年生の体育

プールの季節が終わり、3年生の体育では体つくり運動をしました。肋木登りやケンステップ、ジグザグ走、平均台、スキップをサーキット形式で行いました。久しぶりに体育館で運動をすることを喜び、出せる限りのスピードでサーキットを回ったり、慎重に肋木を上ったりする様子がありました。

これから3年生は幅跳びに入ります。「プールは得意だけど、幅跳びは苦手な子ども」「陸上運動全般が大好きな子ども」等、様々です。それぞれが目標数値を持ち、記録達成に向けてコツを身につけたり、自分なりに跳び方を工夫するなど、充実させてほしいと思います。


教科書

新しい教科書に胸を膨らませるのは3年生です。はじめに担任から「教科書はたくさんの人たちの『子どもたちに勉強をがんばってもらいたい』という気持ちが込められた大切なものです。」という話がありました。すると、子どもたちは、1ページずつ慎重にめくったり、机の上に教科書を並べて眺めてみたりする様子がありました。

大事な箇所に線を引いたり、メモ書きしたり等、学習をすればする程、見た目は崩れていくものです。3月になり、最後まで学び終えた自分の教科書を見て「がんばって勉強ができた」と充実感を得られた時、初めて「大切に使う」の意味がわかるかもしれません。

良い日になるのは、良い日にしているから

一人の仲間に喜んでもらうために、学級のみんなで話合い、行動する。そんな素敵な一幕が、3年生のある学級で見られたので、ご紹介致します。

この日は、一人の男の子の誕生日でした。4時間目の理科を終え、教室に戻ると、いつもと様子が違います。机は主役(誕生日の男の子)を中心に、それをみんなで囲むように配置され、黒板には学級のみんなからのお祝いメッセージが書かれていました。担任も子どもたちの優しい心意気に驚いたそうです。給食が始まり、バースデーソングと同時に「いただきます」、そして牛乳で乾杯をしました。

 主役にインタビューをしたところ、こんな感想を聞かせてくれました。

「本当に嬉しいです。いつの間に!ってびっくりしました。このクラスで良かったです。」

4月25~26日は体力テストが予定されています。それに向け、各学年で動きの確認や練習を始めました。写真は3年生の体育の様子です。反復横跳びでは、回数を重ねるうちに「体重のかけ方を工夫したらスピードが上がった!」等、コツやポイントをつかんだ声が聞かれました。20mシャトルランでは、目の前で精一杯に走る友達を、自分のことのように応援をする声が体育館に響き渡りました。

体力テスト当日は「目標を上回った!」という声が沢山聞かれることを、楽しみにしています。


「伸びる」ではなく「伸ばす」

新学期が本格的にスタートしました。写真は3年生の「学級の係決め」の場面です。「電気係(教室内の点灯、消灯)」「名札係(下校時の名札の回収)」「遊び係(学級全員で遊ぶ内容の提案)」等、一人一役、活躍の場が用意されています。「初めてする係にチャレンジしよう」「経験のある係をもう一度担い、力を伸ばそう」等、それぞれが思いをもって、自分の係を慎重に選ぶ様子がありました。