御船小ニュース

給食こそ、人づくり

(残食重量(kg))÷(給食総重量(kg))×100」この計算式で求められる値は「残菜率」です。残菜率を求めることで、日々の給食で、何%が残菜として回収されるかがわかります。御船小の2学期の残菜率は、約2%でした。残菜が発生する要因として、3つ挙げます。

1つは「苦手な食材があるから」。一部の調査では、ピーマン、トマト、玉ねぎは、人気がないようです。苦手な食材を前にした時、鼻をつまんででも食べようとする子ども、「残そう」とすぐに決めてしまう子ども、それぞれです。将来に向けて、心身が育つ大事な時期、どちらの行動が望ましいでしょうか。

2つ目の要因は「量の問題」です。自分が食べきれる量を認知しておくことは、大人になっても求められます。給食でもそうですが、例えば自宅で「自分で食べられる量を注いでみよう」と取り組むことで、すぐに身につくように思います。

3つ目は「食べる時間」です。給食では準備や後片付けの時間を除くと、食事にかけられる時間は1525分間です。食事中に会話を楽しんだり、休憩をしたりすることは誰にでもあります。ポイントは「時間内に終えられるように調整、計画する力」になります。この力は給食以外でも、大変重要です。まずは給食や家庭での食事をきっかけに、この力を高めていくというのはいかがでしょうか。

「御船小の残菜率は0%」これは決して容易ではありません。ですが、誰もが意識しなければならないことは事実です。実現に向けて、全体で取り組めたらと思います。