学校生活

平成29年度~

地震津波避難訓練 今回は富岡小版マイタイムラインを活用した危機予測・回避訓練です。

今日は、地震津波避難訓練でした。地震と津波から命を守るための、大切な訓練です。まずは、シェイクアウト訓練です。

その後、マイタイムラインを活用した研修を行いました。実は、天草PTA連合会の研修で、保護者の方が「登下校中に災害があった場合の安全が心配」と記入されていました。また、熊本県危機管理防災課が「マイタイムライン」を活用した危険予測・危険回避のプログラムを実施されています。今回、子どもたちによりわかりやすい内容で、「富小版マイタイムライン(登下校編)」として子どもたちが危険を自分たちで考えてどう対処したらいいのかを考える避難訓練を実施しました。

マイタイムラインとは、「災害が起きる前からぼく・わたしが、いつ、どこで、何をするか」を決めておくオリジナルの行動計画」です。

今日は、通学路をストリートビューやマップ、ハザードマップなどを活用しながら、各登校班に分かれて一生懸命話合いっていました。

以下は、私が子どもたちに話した内容です。

​「​どうして、私たちは毎年、何度もこの訓練をするのでしょうか?

​それは、皆さんに、たった一つ、一番大切なことを覚えてほしいからです。それは、「自分の命は、自分で守る!」ということです。​地震や津波は、いつ、どこで起こるか、誰にも分かりません。だからこそ、グラッと揺れた時に、体が勝手に動くくらい、避難の練習をしておくことが大切なのです。

​特に大事な3つのことを、もう一度確認しましょう。

​1つ目は、「最初に命を守る行動」です。

 先ほどした地震が来たら、すぐに頭を守る!学校だったら机の下に隠れたり、家だと座布 団で頭をガードしたりします。「あたま、まもる!」が合言葉です。

​2つ目は、「周りの声や放送をよく聞く」です。災害の時は、いつもと違うことが起こるかもしれません。学校にいるときは先生の指示は、皆の命を守るための大切なサインです。

​3つ目は、 「津波から逃げろ」です。大きな地震の後は、すぐに津波が来るかもしれません。海や川の近くにいる人は、「一秒でも早く、高い場所へ」逃げる必要があります。その時は、「おかしも」を、絶対に忘れないでくださいね。

​最後に皆さんに考えてほしいのは、 「もしもの時にどうする?」ということです。

​訓練では、いつも決まったルートで避難します。でも、本当の災害では、道が壊れていたり、先生の声が聞こえなかったりするかもしれません。登校班の時、子どもだけしかいないと言うこともあります。​そんな「もしも」の時こそ、皆さんの力が必要です。​どんな力かというと、例えば「自分で考える力」です。「ここは安全かな?」「どこに逃げればいいかな?」と、周りをよく見て、一番安全な行動を自分で選びましょう。また、​「助け合う心」も大切です。近くの友達が困っていたら、「大丈夫?」と声をかけ、一緒に逃げましょう。みんなで協力すれば、大きな力になります。​今日、学んだことは、学校の中だけで使うのではありません。​今日家に帰ったら、ぜひお家の人に、訓練で習ったことを話してください。​「地震が来たら、家族でどこに集まる?」​「津波の時、どこに逃げるか、お約束しよう!」等話してもらったら嬉しいです。​ご家族みんなで、災害の時のルールを決めておくことが、皆さんの安心につながります。」

最後に、生活担当の先生から登下校の様子から「安全を守るためには」という内容で、「本校は、中道を通って下校する子どもたちが多いのですが、下校中に広がったり、話に夢中になって危険に気付かなかったり、身近なことに気を付けることも大切です」という話を子どもたちに分かりやすくしていただきました。