学校生活

平成29年度~

1億円の重さにびっくり!~租税教室(6年)~

7月7日(金)

5時間目、苓北町役場の方2名をお招きして、6年生対象の「租税教室」が行われました。まず、DVDを視聴し、「世の中から税金がなくなったらどうなるのだろう」「税金でまかなわれているものは何か」などについてみんなで考えました。

また、子供たちが義務教育を終えるまで学校に通うために使われる税金は、1年間で一人約100万円、義務教育は9年間、6年生12名分だとおよそ1億円になるそうです。そこで、1億円という金額を実感させるために、ケースの中に入った見本を見せてくださいました。お金は偽物ですが、どのくらいの重さなのかを体験することができました。その重さに驚いていました。

最後に、国民の三大義務(教育を受けさせる義務・勤労の義務・納税の義務)についてお話しされ、これら3つが上手く循環し、日本の人たちがしあわせにくらせること、私たちは周りの人たちのことを考えながら過ごさなければならないことなどを、あらためて感じた6年生でした。

 

ふるさとの魅力に触れて・・・~ふるさと探訪教室(5年)~

7月7日(金)

苓北町の4つの小学校の5年生を対象に「ふるさと探訪教室」が実施されました。朝からの雨で少し日程を変更しましたが、始まってみると雨も降らず、しっかりと見学や活動を行うことができました。

午前中、富岡小は都呂々小と一緒に活動を行いました。富岡ビジターセンターで、海に関する映像を見たり、館内を見学したりします。

10時30分からは、船での「ふるさとクルージング」。風が強かったので船もかなり揺れたようです。ボランティアガイドの方も乗船され、いろいろなお話を聞くこともできました。

午前中の活動を終えると、全員坂瀬川小の体育館に移動し、ここでは4つのグループに分かれ自己紹介を行い、一緒にお弁当を食べました。

お弁当を食べると、「苓北風力発電所」に移動。安全のため、全員ヘルメットを着用し、担当の方からのお話を聞きました。いつも遠くに見ていた風力発電設備でしたが、近くに行くとその大きさに子供たちも驚いていました。(下の左の写真、子供たちがどこにいるか分かりますか?)

苓北町には、まだまだ自慢できる素晴らしい場所がたくさんあります。今回は、3つの場所でしたが、これを機会にもっともっと自分が暮らしている苓北町に関心をもち、その魅力を発信していってくれることを期待します。

この教室を実施するにあたり、中心となって計画作成やバスの手配等していただいた坂瀬川小学校の先生方、本当にありがとうございました。なお、この活動の費用は苓北町が負担してくださっています。

 

ペーロン 海での初練習

7月5日(水)

月曜日の練習が中止となったため、この日が初めての海での練習となりました。子供たちは、ライフジャケットを身につけ、準備運動を行い、お世話になる舵取りの方からのお話を聞きました。

そして、いよいよチームごとに船に乗り込みます。まずは、Aチームからスタートし、Bチームもそれに続きます。

プール練習との違いに最初は戸惑っていたようですが、次第にコツをつかんできてみんなの櫂の動きもそろうようになってきました。

 

17時30分から18時30分までの1時間の練習を終え、「腕がきつい」等言いながらも「楽しかった」と満足の表情でした。最後に、一緒に船に乗ってくださったり、応援してくださったりした保護者や地域の方に挨拶をして、この日の練習を終えました。

次回は、7月10日(月)17時30分からです。(大雨や風で中止にならないことを祈ります)たくさんの方のご参加や応援をお待ちしております。

4年生みんなでペーロン体験(総合的な学習の時間)

7月5日(水)

先週からペーロン大会に向けての練習が行われていますが、4年生では総合的な学習の時間において、地区の行事であるペーロン大会やペーロンの歴史について調べたり、体験を行ったりしながら、自分と地域のつながりに気付き、地域の活動に参加しようとする態度を養っていきます。

この日は、富岡地区のペーロンに深く関わってくださっている地域の方をお招きして、お話を聞いたり、体験活動を行ったりしました。まず、最初の1時間は、体育館でお話を聞き、櫂の持ち方やこぎ方を練習しました。

後半の1時間は、水着に着替え、プールでの練習です。

初めて体験する子は、水の抵抗などあり、始めは櫂をこぐのにかなり苦戦していましたが、次第にみんなの櫂の動きがそろってきました。声も大きさも大きくなってきました。最後は、実際にペーロン大会で船をこぐ時間(3分30秒くらい)こぎ続けることにチャレンジ。かなりきつそうでしたが、声をかけ合いながらがんばりました。

ペーロンは「きつい」けど、みんなと力を合わせこいでいるうちに「楽しい」ものになってくると、話してくださいました。来週は、いよいよ船に乗っての体験活動です。きつさの中の楽しさを味わえる時間となるといいですね。

 

マダイ・クルマエビの合同稚魚放流体験(5年)

7月4日(火)

天草拓心高校マリン校舎の海洋科学科3年生のみなさんと、富岡海水浴場海岸で稚魚放流と行いました。まずは、お互いに自己紹介から・・・どちらも緊張気味でした。高校生からマダイ・クルマエビの生育について説明を受けた後、まずはクルマエビの稚魚放流から行いました。

バケツの中に入ったクルマエビの小ささに子供たちも驚いていました。

波が引くタイミングに合わせて、稚魚を放流します。しかし、まだ稚魚は泳ぐ力がないため、波に押し戻されて砂浜に戻ってきてしまう魚もいます。その度に、子供たちは魚をすくって海に優しく放してあげていました。

クルマエビが終わると、次はマダイの稚魚放流です。

マダイの稚魚を見て、「オタマジャクシみたい」といっていました。しかしよく見ると、ちゃんと鯛の形をしていました。こちらもタイミングを合わせて海に放流してあげました。

この日、天草ケーブルテレビとTKUの方が取材に来られていて、子供たちもインタビューを受けていました。

最初は、お互いに恥ずかしがって会話も少なかったのが、「好きな芸能人は?」「彼氏いるんですか?」など話が盛り上がり、すっかり打ち解けていました。

 

最後に、高校生と5年生のみんなで記念撮影。その日に書いたお礼の手紙には、「最初は緊張したけど、みなさんの優しさのおかげでいろんなことに興味をもつことができました。」「また、ようこそ先輩で会えるのを楽しみにしています。」「高校ではこんなに楽しい活動を行ったりするんだなと思い、拓心高校に行きたくなりました。」など子供たちの素直な気持ちが綴られていました。

マリン校舎のみなさん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

学校運営協議会(富小サミット)

6月30日(金)

授業参観・学級懇談会とあわせて、この日学校運営協議会(富小サミット)も開催されました。学校運営協議会とは、地域と学校が課題を共有し、課題解決のために協働することを通し「地域とともにある学校づくり」を目指す組織です。(以下のような仕組みになっています)

まずは、子供たちの学習の様子を見ていただきました。

その後、校長室で校長からの学校の概要説明を聞き、児童代表2名を加え、2つのグループに分かれ、富小の課題、解決策などについて意見を出し合いました。

今後も、保護者や地域の皆様の意見や要望を学校運営により反映させ、学校・地域・家庭、そして行政が一体となって、富岡の子供たちの健全育成を図っていきたいと思います。

『命を大切にする心』を育む授業

6月30日(金)

1学期最後の授業参観日でした。この日は、どのクラスも「『命を大切にする心』を育む週間」の取組として、道徳の授業が行われました。

たんぽぽ学級、1年生では「ハムスターの赤ちゃん」を学習。ハムスターの誕生と成長の様子から、小さな動物にもそれぞれ命があり、かけがえのないものであること、命あるものを大切にしていこうといくことを考えました。

2年生の教材は「たんじょうび」。主人公が自分が生まれた時のことについてお母さんから話を聞き、自分の命について考えを深めるというお話。教材を学習した後、お家の人からの手紙をプレゼントされ、嬉しそうに読んでいた子供たちでした。最後は、子供たちからもお家の方にお返事を書いていました。

3年生は「ヌチヌグスージ~いのちのまつり~」。ヌチヌスグージは沖縄でおこなわれている命の祭り、自分の命が大勢のご先祖様から命を受け継いだものであることを知った主人公の気持ちに共感し、命のつながりや命の尊さについてしっかり考えました。

4年生は「わたしの見つけた小さな幸せ」。病気をきっかけに小さな幸せに気付くことができるようになった主人公わたしを通して、「当たり前」だと感じ、目を向けてこなかったことからも「小さな幸せ」を感じ、健康や命を大切にしようという気持ちをもった時間でした。

5年生は「おばあちゃんが残したもの」。なくなったおばあちゃんが残してくれたものを考え、命が多くの命のつながりの中にあるかけがえのないものであることを感じたのではないかと思います。

6年生は「お母さんへの手紙」。病気と一緒に戦ってきた母への感謝の気持ちを書いた手紙を通して、命の大切さについて考えました。学校運営協議会委員として授業を参観された富岡保育園の先生は、6年間の子供たちの心の成長に感動され、涙を流しておられました。

どの学年も「命」についていろいろな視点から考えた1時間でした。授業だけでなく日頃の生活の中で「命を大切にしよう」という気持ちが育まれていくことを願っています。

 

 

みんなでやろう!イーライブラリ

6月30日(金)

イーライブラリ(eライブラリ)とは、子供たちの「主体的な学び」をサポートする学習支援サービスです。子供たちは習熟度に応じて自動構成された問題を解くことで学力向上できるだけでなく、自ら主体的に学ぶ力を育むことを目的とした機能も用意されています。富小でも、このイ―ライブラリを活用した学習を学校や家庭で行っていこうと、全校一斉に朝自習で取り組んでみました。

1・2年生も、先生から出された課題に集中して取り組んでいました。

どれだけ解いたのか、一覧で分かるようにもなっています。一つの問題を解くときに入力し直しがきかないため、慎重に答えないと不正解で結果が出てしまいます。

3年生以上には、国語・算数に加え社会・理科の問題もあります。5年以上からは英語の問題も入っています。5年生は英語にチャレンジ。リスニングの力も付きそうです。6年生は算数、ノートに計算しながら答えをえらんでいました。

今後、家庭にもタブレットを持ち帰って学習を進めていきます。(家庭学習で使う時は、家庭にWi-Fiがなくてもダウンロード学習ができます)どんどん使っていくと、「自動個別学習」を選択すれば、その子の力に応じた問題が出題されるようになります。まさに、「個別最適な学び」です。やればやるだけ、ホーム画面の木が成長していきます。夏休み、たくさん活用して力を付けていってほしいと思います。

不審者対応避難訓練

6月29日(木)

2時間目から業間にかけて、不審者対応避難訓練が行われました。今回は、2階の5年教室に不審者が入ってきたという設定でした。男性職員がさすまたや催涙スプレーを持って対応にあたり、その他の職員が子供たちを体育館に誘導します。子供たちも真剣な表情で避難し、体育館に集まってからも不審者確保の連絡があるまでは、息をのんで静かに待っていました。

不審者役を務められた警察の方や職員が体育館に来られて、みんなでまとめの会を行いました。警察の方からは、自分の命を守るための「いかのおすし(ついていかない・らない・おごえをだす・ぐにげる・らせる)」についてお話しくださいました。

まとめの会が終わると、子供たちは不審者対応に関する動画を全校で視聴、体育館の後ろでは職員に対して警察の方から不審者対応についての指導が行われました。今回は、男性職員が対応しましたが、男性職員が不在の場合は女性職員も対応しなければなりません。全職員危機意識をもって熱心に聞いていました。

 

  まとめの会で校長からは、子供たちでもできる防犯について話をしました。学校には防犯カメラなど設置されていますが、不審者にとって最もこわいのは防犯カメラではなく、「人の眼」です。悪いことをしようと考えている人は、挨拶をされたときにちゃんと挨拶を返すことができません。挨拶をすることでそういった怪しい人を見破ることもできるし、不審者側も「まずい」と思い、悪いことをしなくなります。また、地域の方に普段から挨拶をして顔を覚えてもらって顔見知りになっておくと、いざというときに助けてもらえます。まさに、「挨拶」は誰でもできる防犯です。これからも元気に挨拶をして、防犯に努めていってほしいと思います。

 

ペーロン練習開始(プール練習)

6月26日(月)

7月16日(日)に、4年ぶりにペーロン大会が開催されます。今年度は、以前と要項も変わり、小学生は保護者や先生方と一緒に船をこぎます(ファミリーの部)。4年生以上のご家庭に参加を募ったところ、富岡小からは2艇出場することになりました。この日は、結団式とプールでの初練習が行われました。

ほとんどの子供たちが、ペーロン初体験。まず櫂を持って、自分が左右どちら側でこいだ方がいいかを決めます。ペーロン経験者の保護者の方も来てくださり、子供たちにこぎ方を丁寧に教えてくださいました。

「1・2・3!」と全員で声をかけながら練習。櫂を持ってこぐだけで精一杯で、まだ大きな声は出せなかったようでした。しかし、少しずつコツをつかみ始めた子も出てきました。最後に、先生のたたくリズムに合わせて5分間こぎ続けました。

みんなの息が合い、船がぐんと進むうれしさは、なんとも言えないものがあります。私も以前参加したとき、一緒に船に乗った人たちとの一体感を味わうことができ、参加してよかったと思いました。練習はきついかもしれませんが、みんなで声をかけ合い、達成感や満足感を味わえるようがんばってほしいと願っています。

ご協力いただく、PTAや地域の皆様、大会まで大変お世話になります。