学校生活

平成29年度~

始まりました!あこうタイム(1・2年)

10月6日(木)

地域の方に「丸つけ先生」として1・2年生への学習支援を行っていただく「あこうタイム」が、今年も始まりました。(平成25年から始まり、今年で12回目だそうです)

今年度は、10月と2月の木曜日の合計7回が予定されています。まず、この日は校長室で発足式が行われ、担当から実施方法等について説明がありました。その後、1・2年生の代表の子がお迎えに上がり、子供たちの待つ教室に向かいます。

算数の計算プリントに取り組み、計算が終わった子どもたちはホールで待機する「丸つけ先生」のところに向かいます。「わぁ~ すごかね。全部あっとるよ。」「おしかった。ここをやりなおしてこようか。」など学習ボランティアの方から、温かい言葉をかけていただき、より一層やる気を出して頑張っていました。

全部丸になったプリントにはシールをはってもらい、満面の笑顔の子供たち。あっという間にあこうタイムが終わり、残念そうにしている子供もいました。

子供たちは、学習ボランティアの方ともうすっかり友達になった気分で、「また来てくださいね。」手を振ってお別れしていました。また、来週もよろしくお願いします・・・

 

3年ぶりの陸上記録会

10月5日(水)

コロナ禍の影響で中止となっていた苓北町陸上記録会が、3年ぶりに開催されました。今年から、会場が坂瀬川公民館運動場となりました。前日の雨がちょうどいい湿り具合となり、絶好のグラウンドコンディションでした。

開会式では、富小の6年生が立派な開会宣言を行いました。

そして、競技スタート。今年は100m走と、走り幅跳び(5年)、走り高跳び(6年)と種目を減らしての実施でしたが、みんな自己ベストを出しながらの大健闘でした。

この日、以前100メートル走の日本タイ記録を出され、オリンピックの候補選手にまでなられたことのある西川軍一さんがちょうど苓北町坂瀬川に帰郷されていて、陸上記録会を見にきてくださいました。閉会式では、子供たちの頑張りをほめてくださり、子供たちも嬉しそうでした。最後の後片付けまで、積極的に動いてくれた富小の5・6年生でした。将来、富小からもオリンピック選手が出るかもしれませんね。

 

鉄棒 がんばっています!(3年)

10月4日(火)

3年生体育の授業の様子です。

この日は鉄棒運動に取り組みました。マット運動、跳び箱運動、そしてこの鉄棒運動は器械運動とよばれ、「できる」「できない」がはっきりした運動であることから、全ての児童が技を身に付ける楽しさや喜びを味わうことができるよう練習の場や段階を工夫することが大切です。また、落下や転倒等により大きなけがにもつながるので、安全面にも十分な配慮が必要です。そのような工夫や配慮がちりばめられた授業でした。

列ごとに、練習する順番を確かめ、前の列が練習しているときは友達の技を見てアドバイスをします。登り棒で逆上がりなど回転する練習の場も用意されていました。

そして、連続技の発表です。最初と最後のポーズもきちんとできていました。最後は、振り返りカードに自分の技の評価や友達の頑張りなどを記入していました。

鉄棒は苦手意識をもっている子も多いようです。しかし、今は朝や昼休みに手にマメをつくりながら練習を頑張る姿が見られます。逆上がりやほかの技ができた時の喜びは格別のものがあります。(みなさんも、そういった経験ありませんか?)たくさんの子供たちが、「できた」喜びを味わえるといいですね。

 

 

 

さわやかな秋空の下で

9月30日(金)

早いもので、今日で9月も終わりです。

今週は、さわやかな秋晴れの日が多く、子供たちも朝や昼休みには、鉄棒、虫取り、サッカー、野球、鬼ごっこ、リレー・・・などいろいろな遊びを楽しんでいました。

 

6時間目には、来週10月5日(水)に行われる陸上記録会に向けての練習が行われました。

28日(水)の練習では、走り幅跳びと走り高跳びに分かれ、体育主任の先生から跳び方のコツを教えていただき、フォームも改善されてきました。

 

 

今日は、100m走に出場する子供たちは、ウォーミングアップ(いろいろな走り・・・結構スキップできないんですね。子供たち、悪戦苦闘していました)やクラウチングスタートの練習を行い、最後は全員で100mの記録をとって終わりました。

 

10月5日は、それぞれの種目でいい結果が出るといいですね。

 

「いのちの音色」を感じながら ~月足さおりさんコンサート~

9月27日(火)

富岡小学校は、今週から人権旬間です。その取組の一つとして5校時に「なかよし集会」が行われました。

この日は、球磨郡あさぎり町出身のピアニスト、月足さおりさんをお招きしたコンサートでした。月足さんは、生まれつき骨盤の一部の「仙骨」がない病気のため、右半身が麻痺されています。通常、ピアノは左手で伴奏、右手でメロディを弾きますが、この両方を1本の手で弾かれるのです。その美しい音色と高い技術力が評価され、国内外で数々の賞を受賞されています。そんな月足さんのコンサート、オープニングは富岡小器楽部とのコラボ演奏でした。当日初めて合わせたと思えないほど、息の合った素晴らしい演奏でした。

そして、いよいよ月足さんのピアノ演奏・・・「ノクターン」「アメイジングクレイス」「夕焼け小焼け~遠き山に日は落ちて」「ねこふんじゃった」・・・左手5本の指から奏でられる音の世界は、両手とはまた違う美しさを感じました。絵本も紹介してくださり(本校図書室に寄贈していただきました)その絵本の世界をイメージしてつくられた音楽も素敵でした。

 

最後に演奏されたのは、「しずく」。

演奏される前に、ご自分が難病のため、はじめは12歳くらいまでしか生きられないと告げられていたのが、周りの方々のサポートで現在まで演奏活動を続けてこられていること、たくさんの方々が自分のために流してくれた涙で今生きていること、その感謝の気持ちを込めてつくった曲が「しずく」であることを語られました。

「しずく」は、「いのちの音色」として私たちの心に響いてきました。1年生の中には感動して泣いていた子もいたとか・・・

 

「自分も体が思うように動かなくてたくさん泣いた、しかし、その悔しさが音に命を吹き込み、今大切にピアノを弾くことにつながっている、みなさんも思うようにならないとき、できなくて悔しいとき、それは後になって予想もしない大きな力、強い力となる、それを信じて頑張ってほしい」・・・と力強いメッセージをいただきました。

月足さんと一緒に演奏した器楽部のメンバーもコンサート終了後、コンクールに向けて月足さんからエールを送っていただき、やるぞ!という思いがより一層高まったようです。

月足さんのコンサートを通して、障がいのあるなしにかかわらず夢をあきらめない心、生きる勇気・希望をもつことの大切さを学ぶことができました。