最終更新日 2024.11.20
平成29年度~
富っ子ファミリー 心を合わせて・・・ ~ペーロン大会~
7月21日(日)
天草苓北ペーロン大会当日。子どもたちは午前7時30分にテントに集合し、開会を待ちます。この日も朝から強い日差しです。しかし、暑さに負けず子供たちは元気いっぱいです。
午前8時、開会式が、百閒土手前広場で行われました。開会式では、富岡小代表が選手宣誓を行いました。周りの大人も感心するくらいとても立派な内容・態度の選手宣誓でした。
開会式が終わると、いよいよレース開始。みんなで円陣を組み気合い入れをしました。そして、最初のレースを行う富っ子ファミリーAチームは、船に乗る準備を始めます。
レース前には、ウォーミングアップで応援テント前まで船をこぎ、応援パワーをもらいます。
午前9時10分、富っ子ファミリーAチームの初陣です。残念ながら1位にはなれませんでしたが、後半も力を抜かず見事なラストスパートでした。他の2チームもテント前から大きな声援、拍手を送っていました。
次は、富っ子ファミリーBチーム。Aチームの分も頑張って1位を取るぞと気合を入れて船に乗り込みます。
レースが始まりました。Bチームの船は、ぐんぐん進みスタートからトップに躍り出ます。そのままの勢いを保ちながら見事1位でゴール。子どもたちも応援に来ていた先生方もとても喜びました。
そして、最後は富っ子ファミリーCチームの出番です。Cチームは6年生を中心としたチームで、小学校最後のペーロン大会ということで気合も十分です。
Cチームのレースも、下級生の力強い応援を受けて、見事1位でゴール。
午前11時ごろからは、1回戦の結果をもとに2回戦が行われます。まずは、Bチームのレースから。Aチーム・Cチームの声援を受けて、2回戦も見事1位でゴールしました。
最後のレースは、Aチーム・Cチーム一緒に競うことになりました。
どちらのチームも、今年最後のペーロンということで、悔いが残らないよう、きつさを乗り越え、みんなで心を一つにしながら一生懸命櫂をこぎました。結果は、Cチーム1位、Aチーム2位と素晴らしい成績を残すことができました。
午前11時30分頃には、子どもたちのレースが終了。お弁当を食べ、午後からのチャンピオンシップの決勝戦と閉会式を待ちます。決勝戦は、大人チームの勇壮なペーロンのレースで、大変見応えがありました。
閉会式も、かなり暑い中でしたが、みんな立派な参加態度でした。ファミリーの部は、勝敗はつかず、表彰はありませんが、大会事務局から参加賞の旗がおくられました。参加した子どもたちにとって、ペーロンは大変貴重な体験になったと思います。多くの学びもありました。練習や大会参加に向けて支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様にあらためて感謝申し上げます。これから、子どもたちが支えてくださった方々に恩返しができるよう、自分の力を磨き、苓北町のよき伝統を引き継ぎ、ふるさとのために行動していくことを期待します。
1学期終了、充実した夏休みを!
7月19日(金)
この日で、1学期終了。朝から正門のセミが勢いよく鳴いていました。
1時間目ホールで終業式が行われました。まず、各学年の代表の子どもたちが、1学期頑張ったこと・心に残ったことや夏休み・2学期頑張りたいことを発表します。運動会で力いっぱいがんばったこと、何回も練習して漢字・計算大会で見事100点が取れたこと、音楽は苦手だったけど部活で上級生に優しく教えてもらって頑張れたこと、今までギリギリになって勉強などに取り組んでいたけど、最高学年になって計画的に進めることができるようになったこと・・・それぞれに実りの多い1学期となったようです。
校長からは、4つの笑顔の花の頑張りを写真などで振り返り、夏休みもたくさんの笑顔の花を咲かせてほしいと話をしました。
次に、夏休みの生活、図書、健康について担当の先生からの話。生活担当の先生が、登校するとき遠くまで聞こえるくらい大きな挨拶ができていた子をみんなの前で紹介し、夏休み・2学期以降も友達や地域の方々に元気よく大きな声で挨拶をしていこうと呼びかけました。
また、「命」を大切にするために、自転車の乗り方(スピードを出さない、イヤホンなどで耳をふさがず周りの音が聞こえるようにする)、インターネットの使い方(ライン等のトラブルがないよう気を遣う、ゲーム等の貸し借りやデータのやり取りはトラブルのもとになるのでしない)に気を付けて過ごすこと、「楽」しく過ごすために、言葉遣いに気を付け、相手を大切にすること、「夢」をもつために、夏休みも自分の目標を決めて過ごす、オリンピック選手の頑張りから学ぶことについて、話をしました。図書担当の先生は、夏休みの本の貸し借りの仕方について説明を行い、夏休みはたくさん本を読むチャンスであると読書への意欲を高めていました。
夏休みの健康については、「朝ご飯を必ず食べる」「虫歯予防」「熱中症予防」の3点に特に気を付けて元気に過ごしてほしいと話をしました。
終業式最後は、器楽部の伴奏で校歌を元気よく歌います。閉式後、教頭先生から1学期で富岡小を転出する児童の紹介があり、みんなにお別れの挨拶を行いました。富岡小で過ごした楽しい思い出を胸に、新しい学校でも元気に頑張ってくださいね。
2時間目は、大掃除。いつもは15分間の掃除ですが、この日は45分間。いつもはできない隅々の掃除、窓ふきや棚の整理など汗だくになりながら、1学期お世話になった学校を感謝の気持ちを込めてきれいにしました。
人権の花は、家に持ち帰ることができないので職員室前まで運び、夏休み中は職員で水やり等行います。学校に来たときは、花の成長の様子を確かめ、声かけなどを行ってくださいね。
明日から、40日間の夏休みが始まります。心に残る充実した夏休みを過ごしてほしいと願っています。始業式に、元気な子どもたちに会えることを楽しみしています。
自分たちで育てた野菜はおいしい!
7月18日(木)
たんぽぽ学級は、5月から学級園で野菜を育てていました。なす、ピーマン、キュウリ、トマト、とうもろこしです。毎日、欠かさず2人で水やりや畑の手入れを頑張っていました。7月には、次々とおいしそうな野菜が実ってきました。
今日は、1時間目、収穫した野菜を使って炒め物やサラダを作りました。5年生はさすが、家庭科で経験しているということもあり、包丁さばきも手慣れたものです。1年生は、先生に手伝ってもらいながら野菜切りに挑戦です。二人で協力しながらおいしそうな料理ができあがりました。彩りもとてもきれいでした。
先生方と4人で「いただきます。」自分たちで心を込めて育てた野菜の味は格別だったことでしょう。満足そうな表情で野菜料理をほおばっていたたんぽぽ学級の子どもたちでした。
命を守るために ~着衣水泳~
7月17日(火)
最近、全国では海・川・プールなど水の事故で命を落とすというニュースが報道されています。そこで、いざというときのために自分の命を守れるようにと、4時間目、3~6年生を対象に着衣水泳を行いました。
始まる前は、いつもと違った水泳の授業にわくわくして、やや浮き足立っていた子どもたちでしたが、「『人の話をしっかり聞く』『返事をする』・・・など当たり前のことができない人たちは、命を落とすことにつながる」という話を聞いてからは、真剣な表情になり指示をしっかり聞きテキパキと動いていました。まずは、洋服を着たまま、プールを全力で走ったり、25Mを泳いだりします。
「服が重くて、思うように動けない」「何かに、引っ張られているみたい」など、感想を出し合った後は、今度はいつもの水着になって同じことをやってみます。子どもたちは、服を着ているときにどれだけ動きにくいのか違いを体験し、もし海などに流されたときどうすればよいのかについて考えました。
次に、泳いで帰ることが困難な場合、浮いた状態で救助を待つために、ペットボトルを使って浮く練習を行いました。全身の力を抜いてペットボトルを胸に抱いて体を浮かせます。小さなペットボトルやふたのないペットボトルでも浮くことができ、みんな驚いていました。
これから、いつ水の事故に遭遇するかもしれません。この時間で学んだ知識や技能を実際の場面に生かしていくことが自分や自分以外の大切な命を守ることにつながります。また、危険な状況にならないために、日頃から大人の注意をしっかり聞き、周りを確認・判断し、落ち着いて行動する力も身に付けてほしいと思います。
最後は、全員で渦をつくって(人間洗濯機)水の流れを楽しみました。いつもより人数が多かったので流れも強く、子どもたちから歓声が上がっていました。
自分の命は、自分で守るという強い気持ちをもって、楽しい夏を過ごしてくださいね。
「命を大切にする心」を育む授業
7月12日(金)
午後から、授業参観・学級懇談会が開催されました。この日の授業参観は、どの学級も「命を大切にする心」を育む授業が行われました。
たんぽぽ学級は、「どきどき どっきんぐ」。うさぎを抱っこしたり、お母さんに抱きしめてもらったりしたとき、心臓が重なり合い、鼓動がはやくなる体験をした主人公の話を通して、「生きているな」「楽しいな」「うれしいな」と感じるときについて考えました。
1年生は、「つながっている『いのちのまつり』」。「お母さん、ありがとう!」と言って抱きつく主人公の気持ちを考えることを通して、あらためて自分の家族からの愛情を確認し、感謝の気持ちを手紙で伝えていた1年生でした。手紙を渡した後、お家の方からギュッと抱きしめていただいてとても嬉しそうでした。
2年生は、「たんじょう日」。主人公が自分が生まれた時のことについてお母さんに話を聞くお話で、自分の誕生のこと、自分の命の大切さについて考えを深めていました。
3年生は、「ヌチヌグスージ」。ヌチヌスグージは、沖縄で行われる命の祭りのことです。自分の命がご先祖様から受け継いだものであることを知った主人公の気持ちに共感し、命のつながりやどうして命は大切なのかについて考えました。
4年生は、「わたしの見つけた小さな幸せ」。病気をきっかけに小さな幸せに気付くことができるようになった主人公わたしを通して、今まで当たり前だと思い、目を向けてこなかったことからも「小さな幸せ」を感じ、健康や命を大切にしようという気持ちをもった時間でした。
5年生は、「お母さんへの手紙」。病気になった主人公が、一緒になって闘ってきた母への感謝の気持ちを記した手紙を通して、自分を支える家族の存在を確認し、家族への思いを深めたことと思います。
6年生は、「ある犬のおはなし」。幸せな子犬時代から、殺処分になる犬の生涯を描いた絵本を題材に、生きものと関わったり、育てたりした経験のある子供たちは、「大切な命」を預かる責任についてもしっかり考えたことでしょう。
どの学級も「命」についていろいろな視点から考えた1時間でした。
授業で感じたことや、命について考えることなどを話題にあげ、家族みんなで話し合う時間をつくってみられてはいかがでしょうか。学校でも、一つしかない自分の命、自分以外の命を大切にする心を、授業や日常生活の中で育む取組をこれからも続けていきます。
4年・ペーロン体験学習
7月11日(木)
4年生は、総合的な学習の時間の中で、地域の伝統ペーロンについて学んでいます。6月は学校で地域の方からお話をうかがったり、体育館で櫂の漕ぎ方を教えていただいたりしました。この日は、実際にペーロン船に乗り、海に出る体験をしました。ペーロン小屋にはたくさんの船が収納されていました。
救命胴衣を身に付け、船に乗る準備を整えます。
船の中の仕組みもしっかり観察し、全員で記念写真も撮りました。
いよいよ、船に乗り込み、海に出ます。担任の先生も初めてペーロン船に乗り、太鼓をたたきます。
短い時間でしたが、4年生全員貴重な体験ができました。雨の予報も出ていて中止と思っていたのですが、この時間だけ、雨も上がり海に出ることができ、本当にラッキーな4年生でした。2回にわたり、丁寧にご指導いただいた地域の方、引率のお手伝いをしてくださった保護者の方、ありがとうございました。
ペーロン練習 頑張っています!
7月8日(月)
7月21日(日)のペーロン大会に向けて、先週から練習が始まりました。まずは、プール練習から・・・。水の抵抗等あり、櫂を思うように漕ぐことができず苦戦していましたが、少しずつコツをつかんできて、掛け声をかけながら櫂の動きもそろってきました。
そして、いよいよ今週からは海に出ての練習が始まりました。初めての海練習ということで子供たちもワクワクしていたようです。ライフジャケットを身に付け、さっそうと船に乗り込み、櫂を漕ぎ始めました。
最後は、かじ取りをしてくださった方からアドバイスをいただき、この日の練習を終えました。保護者の皆様にも平日の夕方にもかかわらず、練習にご協力いただき、ありがとうございました。ペーロン大会まで、練習はあと3回、楽しみながら次第に心を一つにして漕げるようになるといいですね。頑張ってください!!
地域の方々の力を借りて・・・
7月8日(月)
1・2時間目、1・2年生は、サツマイモの苗植えを行いました。地域の方のご厚意で学校のために畑を貸してくださっており、6月はジャガイモ掘りを体験させていただきました。今回は、サツマイモの苗を植えます。雑草などが生えないようにと今年はマルチシートを事前に張ってくださいました。
子どもたちは、苗をもらい、順番に植えていきます。最後に、地域の方からおいしく実るために心を込めて育てていらっしゃることなど心に響くいいお話を子供たちにしていただきました。秋にはおいしいサツマイモが実るといいですね。
また、この日は水泳インストラクターの方が来校され、4時間目は低学年、5時間目は中学年、6時間目は高学年と子供たちに指導をしてくださいました。子供たちのこともよくご存じで、わかりやすく指導してくださり、みるみる子供たちの泳ぎが上達していくのがわかりました。
地域の方の様々なご協力のおかげで、子供たちは充実した学習活動ができております。学習で身に付けた力を地域に役立てていけるよう頑張ります。
これからもよろしくお願いいたします。
新紙幣を手にしました! ~6年・租税教室~
7月5日(金)
苓北町税務課の方2名をお招きして、6年生対象の「租税教室」が行われました。まず、税金とは何か、説明していただき、どんなところに税金が使われているのかについて考えました。
また、子どもたちが義務教育を終えるまで学校に通うために使われる税金は、1年間で、一人約100万円。義務教育は9年間、6年生9名分だと8100万円、一億円に近い額になります。そこで、1億円という金額を実感してもらうために、ケースに入った見本を見せていただきました。実際にもってみてその重さを体験することができました。
そして、お金といえば、7月3日から新紙幣が導入され話題となっています。子どもたちはいち早く新紙幣を手に取ってみることができ、みんなじっくり眺めていました。
最後に、国民の三大義務(教育を受けさせる義務・勤労の義務・納税の義務)について話してくださいました。税金や日本の経済等について子どもたちなりにしっかり考えることができた1時間でした。
大きくなってね! ~「人権の花」の苗植え・種まき~
7月4日(木)
「人権の花」運動で引き継がれた花の苗植え・種まきを、朝のクリーンタイムで行いました。苓北町の人権擁護委員さんも来校され、子どもたちの活動を見守ってくださいました。
マリーゴールドの苗をプランターに植える作業と各学年ごとに違う花の種を種まきトレイや学級園に数粒ずつ蒔いていく作業を行います。
種まきトレイ種を蒔くのは3年生以上です。3年生は、千日紅と百日草。4年生はフレンチマリーゴールド。5年生はサルビアとケイトウ。6年生は日々草とメランポジウム。どれもとても小さい種なので、種まきトレイの小さいますの中に数粒ずつ蒔くのに結構苦戦していた子どもたちでした。
1・2年生は、プランターに苗を植えた後は、教室前の学級園に移動してひまわりの種を蒔きました。作業を終えた6年生も見守ってくれていました。
最後に、ホースやペットボトルを使って水をあげます。「早く芽が出ますように・・・」「大きくなってね」と願いを込めて水やりをしていた子どもたちでした。
短い時間で、種まきがスムーズに実施できるよう、環境委員会の子どもたちが事前に土作りや道具の準備を頑張ってくれました。環境委員のみなさん、ありがとうございました。
さあ、「人権の花」運動は、種を蒔いて終わりではありません。これからの子どもたちの愛情たっぷりのお世話次第できれいな花が咲くかが決まります。植物を育てることを通して、いろいろな命の大切さを感じ、豊かな心をもって行動できる富っ子に育っていくことを期待しています。
マリン校舎のみなさんと楽しい時間 ~5年・稚魚放流体験~
7月2日(火)
3校時、5年生は天草拓心高校マリン校舎の海洋科学科3年生13名のみなさんと、富岡海水浴場海岸で稚魚放流と行いました。まずは、高校生からマダイ・クルマエビの生育について説明を受け、子どもたちもわからないこと、もっと聞きたいことなどを質問します。マダイ・クルマエビの稚魚も近くで見せてもらいました。
説明が終わると、2つのグループに分かれ、まずはマダイの稚魚放流から。放流の仕方を教えていただき、高校生の後ろからのサポートで、海に稚魚を放流することができました。後半のグループは、稚魚を観察しながら高校生との会話を楽しんでいました。互いの緊張もほぐれ、仲良くなっていきました。
マダイの稚魚放流が終わると、次はクルマエビです。潮が引くときに上手く放流しないと、小さくて力の弱い稚魚は、波に押されてまた、砂浜に戻ってきてしまいます。子供たちは、高校生と一緒に戻ってきた稚魚を優しく海にまた放してあげていました。
海に放した後、子どもたちは「大きくなって帰ってきてね」と海に向かって叫んでいました。テレビ局の方も来られていて、インタビュー取材を受けていました。
稚魚放流が終わると、再び高校生への質問タイム。「どのくらいで、大きくなって戻ってくるのか」など、積極的に質問をしていました。
最後は、5年生と高校生で記念撮影。
終わった後も、名残惜しそうに高校生とおしゃべりをしていた5年生でした。
高校生の皆さん、楽しくて貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
2学期には、「ようこそ先輩」でまた会えることを楽しみにしています。
聴き合い、学び合い、子どもが夢中になって学ぶ授業を目指して
6月26日(水)
富岡小は、今年度子どもたちが主体となって「聴き合い、学び合う学習」を充実させていこうと先生方も日々学び合っています。授業では、以下のような「4つのポイント」を意識しながら進めています。
また、夢中で学習に取り組み、一人一人が学びの主人公となっていくために、授業の中で「共有の課題(確実に内容を理解するべき教科書レベルの課題)」と「ジャンプの課題(理解したことを基礎として挑戦する教科書レベル以上の課題)」を取り入れた学習活動を行っています。
この日は、鹿児島国際大学から講師の先生をお招きし、3校時は全クラスの授業を見ていただきました。
体育館では、3年生の理科「ゴムと風の力のはたらき」の授業が行われていました。ゴムの力の動きについて学んだことを生かして、ねらった場所に車を止めるにはどんな工夫をしたらいいか(共有の課題)、もっと遠くの場所をねらうにはどうしたらよいか(ジャンプの課題)について試行錯誤しながら考えました。1年生は、音楽「うみ」。海の様子を表すには、どこをもりあげて歌ったらよいか、ペアで相談しながら気持ちを込めて歌っていました。
2年生は、算数「100をこえる数」。共有の課題で、100円玉を使って計算の仕方を考えた後、ジャンプの課題では、A商店とB商店での買い物場面を設定してどちらがお得かをタブレットを使いながらペアで考えました。4年生は、算数「垂直・平行と四角形」。カードの点をつないでいろいろな四角形をつくり(共有の課題)、辺の平行関係に着目して分類し、台形と平行四辺形について学びました(ジャンプの課題)。
5年生は、算数「小数のわり算」。あまりのあるわり算で、計算問題から商と余りについて考え(共有の課題)、ジャンプの課題では、文章問題から商や余りを求めていきました。6年生は、算数「場合を順序よく整理して」。いくつかを選んで並べるとき何通りあるかを求めていきます。グループの隊形になりながらも、一人で黙々と解いていく子もいれば、友だちと一緒に考える子もいます。そして、「分からない」とヘルプを出して友だちからヒントをもらう子・・・等それぞれに合った方法で学習を進めていました。
たんぽぽ学級では、1年国語「わけをはなそう」、5年国語「敬語」。それぞれ、違う学習内容ですが、時折、1年生が発表した答えに対し、5年生だったらどう答えるかと意見や感想をたずね、関わり合う場面も設定されていました。
4校時は、3年生算数の授業「時こくと時間」を全職員で参観し、学び合いについて考えます。時こくをよんだり、時間を求めたりする活動は3年生の子どもたちは、やや苦手意識をもっているようですが、この日はたくさんの先生方に見ていただいているとあって、みんな張り切って学習に取り組みました。
共有の課題をみんなで解決した後、いよいよ次はジャンプの課題が示されます。子どもたちは、難しくてもジャンプの課題が大好きで、わくわくした表情で問題を読み取っていました。正解にたどりつけなくても、友だちと「あーでもない、こーでもない」「これはどうかな?」等と夢中になる学びを体験し、その中で、基礎・基本の大切さも感じ、内容を理解していく良さがジャンプの課題にはあります。
放課後の授業研究会では、教師の発言や指導法を議論するのではなく、子どもたちの発言や活動の記録をもとに、聴き合い、かかわり合い、援助要請、探索的会話がどのように行われていたか、共有やジャンプの課題が子どもたちにとって適切であったかなどを中心に授業を振り返っていきます。講師の先生にも、最後にご指導・ご助言をいただきました。2月にも来校され、授業を見ていただきましたが、その頃より子どもたちの学び合いは進化しているとお褒めの言葉をいただきました。
1月18日(土)には、九州学びの会主催による公開授業が富岡小で行われる予定です。今後、子どもたちが主体的に学び、学びの質を高めていくことができるよう、子どもたちとともに、学び続けていきます。
4年生 ペーロンに触れる
6月20日(木)
4年生では総合的な学習の時間において、地区の行事であるペーロン大会やペーロンの歴史について調べたり、体験を行ったりしながら、自分と地域のつながりに気付き、地域の活動に参加しようとする態度を養っていきます。
この日は、富岡地区のペーロンに深く関わってくださっている地域の方をお招きして、お話を聞いたり、体験活動を行ったりしました。まず、今年の苓北町じゃっと祭のポスターや競技中の写真を見ながら、ペーロンの歴史や漕ぐときのいろいろな役割についてお話しいただきました。
次に実際に櫂を持ち、いすに座ってこぎ方を練習しました。
予定では、プールに移動してプールサイドで実際に漕ぐ体験となっていましたが、この日は雨でプールでの練習は残念ながら中止。そこで、体育館のステージを使って船に乗っているイメージをもたせながらの練習にチャレンジします。
はじめは、リズムが合わず、櫂がぶつかったり動きがバラバラになったりしていましたが、次第にコツをつかみはじめ、9人の動きが合ってきました。海で漕ぐ時間は大体4分くらいということで、かけ声をかけながら4分間休まずに漕ぐことにチャレンジしてみました。かなりきつかったようで、終わったときには肩や腕を押さえ倒れ込む子も・・・そんな子どもたちに対して、地域の方がペーロンは「きつい」けど、みんなと力を合わせこいでいるうちに「楽しい」ものになってくると、話してくださいました。きつさや苦しさをみんなの励まし合いによって乗り越え心が一つになるペーロンの素晴らしさに少し触れることができたのではないでしょうか。
今回は、体育館でしたが、次回は実際に船に乗り、漕ぐ体験を予定しています。ペーロンの素晴らしさをもっと感じ、ペーロン大会にも参加し、苓北町の伝統行事を盛り上げていってほしいと思います。
5年・集団宿泊教室速報③
6月21日(金)
集団宿泊教室第2日目、昨日は一日中雨でしたが、今朝は曇り空、雲の隙間から青空ものぞいていました。
午前7時、広場で朝のつどいが行われます。昨日の夜行った「チクサクコール」で気合いを入れます。
朝食タイム。昨日一日一緒に活動し、すっかりなかよしになっています。朝食もしっかり食べていました。
最後の活動に入る前に、自分たちが使った部屋の掃除を行います。
最後の活動は、昨日実施予定だったスコアオリエンテーリング。地図を頼りに制限時間内にたくさんのチェックポイントを回るために班で協力しながら頑張っていました。活動が終わると、青年の家での最後の食事です。メニューはカツカレー。友だちとの最後の楽しい時間を惜しみながら、カレーを味わっていました。
いよいよ、退所する時間がやってきました。各学校の代表の子どもたちが2日間の感想を発表し、最後は富岡小の子どもが代表で天草青年の家の先生にお礼の言葉を述べました。
午後2時40分、予定通りの時間に5年生が元気に学校に帰ってきました。最後に、スクールバスの運転手さんや2日間引率してくださった先生方にお礼の挨拶をして、解散となりました。
集団宿泊教室を通して学んだ「集団で過ごすときの時間・規則を守ることの大切さ」、「お互いに協力し合うことの大切さ」をこれからの日常生活に生かし、6年生をサポートしながら富岡小学校を笑顔の花満開の小学校にしていってくださいね。まずは、ゆっくり体を休め、月曜日元気に学校に来てください!
5年・集団宿泊教室速報②
6月20日(木)
第一日目、午後3時30分過ぎから、野外炊飯に取り組みました。もってきた米を洗って袋に入れて準備します。かまどで火をおこし、お湯を沸かすのに苦労し、夕食のカレーライスにたどり着くまでに時間がかかった班もあったようです。
夕べのつどいを屋内運動場で行った後、体育館に移動。まずは、各学校の紹介から。富岡小の順番がくると、全員元気よく返事をして立ち、富岡小の良さをしっかりとアピールしました。
ゲームに入る前に、みんなで肩を組み、「チクサクコール」。元気よい声が体育館中に響き渡りました。
その後、ニュースポーツ体験活動。ここでは、「ボッチャ」を行いました。この種目は、みんな4年生の時に、支援学校との交流で経験していますが、この日は、少しルールが違いました。チーム対抗戦でどちらが的となるボールに近づくかで、一投ごとにボールの行方を見つめ、その結果で歓声が上がっていました。
活動を終えた後は、入浴→班長会議→班での反省会→就寝準備と進み、午後9時45分には消灯・就寝となりました。朝から大はしゃぎで、どの活動にも元気いっぱいに参加していた子どもたち、きっとぐっすりと深い眠りについたことでしょう(それとも、こっそり部屋の中で友だちといろいろな話に花を咲かせていたのかも・・・?!)。
第2日目の様子は、速報第三弾で・・・
5年・集団宿泊教室速報①
6月20日(木)
午前7時40分、5年生全員集合。天草青年の家で守らなければならない5分前の行動もバッチリです。これからの活動にワクワクしている様子でした。
午前8時10分、バスが体育館前に到着。いよいよ出発です。すると、1年生、6年生、4年生が体育館にやってきて5年生を盛大に見送ってくれました。
青年の家に着くとまずは、入所式です。各学校で役割を分担して進めていきます。
その後、各学校親睦を深めるためのアイスブレイクゲームを楽しみ、昼食です。もう違う学校の友達と仲良くなり、楽しそうに食べていました。
午後の活動は雨のため、ニュースポーツに変更。初めて経験するガガボール、楽しかったようです。
第一弾はここまで...
速報第二弾をお楽しみに。
「人権の花」運動 花の種子等伝達式
6月19日(水)
今年度、富岡小学校は「人権の花」運動に取り組みます。花の栽培を通して、人権意識を高めていくことをねらいとした取組で、この日は法務局天草支局長様、天草人権擁護委員協議会、苓北町教育委員会の皆様をお迎えして、花の種子の伝達式が、3時間目ホールにて行われました。
進行は、環境委員会の子どもたちが行います。「人権の花」運動の立て看板や昨年度取り組んだ姫戸小、本渡東小からの花の種子を代表の子どもたちが受け取りました。1年生はひまわり、2年生はあさがお、3年生は千日紅・百日草、4年生はマリーゴールド、5年生はサルビア・ケイトウ、6年生はパンジーの種です。いろいろな種類の花がこれから富岡小学校を彩っていくと思うと、とても楽しみです。
花の種を渡し終わったところで、サプライズゲストの登場です。マスコットキャラクターのまもるくんとあゆみちゃんがホールにやってくると、子どもたちは大喜びでした。
まもるくんとあゆみちゃんが見守るなか、全員で「種をまこう」という詩を音読。最後に、各学年の「人権宣言」を発表しました。
伝達式が終わると、子どもたちは握手をしたり話しかけたり・・・と大人気のまもるくんとあゆみちゃんでした。かわいいマスコットキャラクターと全校児童で撮った記念写真はとてもいい思い出になったようです。
詩「種をまこう」のように、「人権」という名の種をまき、「思いやり」という名の水と「愛」という名の栄養をたっぷり注ぎ、みんなの「笑顔」という名の陽をあびて、芽が出て、花が咲き、大きな幸せの実が実るといいですね。美しい人権の花、なかよしの花、笑顔の花が咲き誇ることを願っています。
プール開き(高学年)
6月18日(火)
今週は、プール開き週間。まずは、先頭を切って高学年のプール開きが行われました。6月6日(木)に全校児童で掃除を行ったプールは、その後床面の補修を行い、きれいな水をたたえ太陽の陽を浴びてキラキラ輝いていました。準備運動を行い、シャワーを浴びてプールに入ります。
始めに、自由に水慣れをした後、子どもたちが大好きな「人間洗濯機?(プールの縁に沿ってぐるぐる何周も歩いて水の流れを作るもの)」を行いました。流れができた後、反対向きに歩こうとすると水の抵抗でなかなか前に進まず、歓声が上がっていました。
宝探しゲームも、学年対抗で楽しみました。この日は、高学年もたくさんのゲームや自由時間で初のプールを楽しみましたが、これからは7月23日(火)の苓北部会水泳記録会に向けて練習も頑張っていく予定です。高学年に引き続き、中学年は6月19日(水)にプール開きが行われ、低学年は6月21日(金)からプールでの学習が始まります。今年も、事故がなく、楽しい学習が進められていくことを願っています。
ふるさとのために ~ごみゼロ実践運動~
6月14日(金)
毎年行われている「苓北町小・中学校ごみゼロ実践運動」。本来ならば、5月30日前後に実施されるのですが、富岡小は運動会等で他の学校より遅い実施となりました。環境委員会の子どもたちが中心となって、ゴミ袋の準備や開始式の進行を務めます。
開始式が終わると、学年ごとに分かれて富岡の町のごみ拾いに出かけていきます。1年生は、富岡海水浴場駐車場、2年生は松林から山陽公園にかけてのごみを、燃えるゴミ・燃えないゴミに分別しながら拾ってビニル袋に入れていきます。
3年生は、フェリー乗り場から富岡神社に向かって、4年生は、フェリー乗り場周辺のごみを拾います。海岸には、洗面器やざるなどいろいろなプラスチックのごみが落ちていました。
5年生は、富岡海水浴場、6年生は、白岩崎キャンプ場に向かってゴミを拾っていきました。
最後は、各学年から集められたごみを環境委員会の子どもたちが、分別確認をしながらまとめていました。
6月9日(日)に、苓北町では各地区で清掃活動が行われていたので、例年よりゴミの量は少なかったようですが、それでも子どもたちは、いろいろなごみが捨てられていることに驚き、自分たちが住む富岡をきれいにしていかなくてはという意識をもつことができた時間となりました。
かなた班活動開始!
6月14日(金)
今年度のかなた班(縦割り班)の初顔合わせが朝の時間に行われました。
6つの班に6年生がリーダーとして入り、これから掃除や全校遊びなど様々な異学年との交流活動に取り組んでいきます。まずは、自己紹介から・・・
この日から早速かなた班掃除も始まりました。6年生のリーダーが掃除場所を分担して、下級生に指示を出していました。低学年の子供たちも、新しい掃除場所で上級生の掃除を見ながら黙々と掃除に取り組んでいました。最後は、班ごとに反省会。お互いに協力し合いがら学校をきれいにしていってくださいね。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 小田原 美芽
運用担当者 教頭 川端 智紀