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水俣に学ぶ肥後っ子教室(オンライン)
水俣に学ぶ肥後っ子教室(オンライン)
令和3年6月17日
本校で令和3年度水俣に学ぶ肥後っ子教室が実施されました。本年度は、オンラインで各小学校と熊本県環境センター・水俣市立水俣病資料館をつないで実施しています。小学校5年生の皆さんが、充実した学習ができるように、県内各小学校と水俣病資料館と協力しながら、実施されました。
以下、5年生の学級通信「色えんぴつ」の中で、以下のようにお伝えしました。
6月17日(木)に、オンラインでの「水俣に学ぶ肥後っ子教室」があり、各教室の電子黒板と熊本県環境センターや水俣病資料館とをつないで、講話を行っていただきました。
前半は、熊本県環境センターの指導員である平尾さんから「地球温暖化」をテーマに講話をしていただきました。
人間が「快適」で「便利」で「豊か」な生活を送るようになったために、地球環境問題が起きたこと、恐竜が生きていた時代は1000年に1種絶滅していたペースが、現在は
13分に1種絶滅していること、年間平均気温が1℃上がるだけでも気候変動に大きく影響し、北極や南極の氷が溶け、海水面が上昇していくことなど、深刻な環境問題についてお話していただきました。
温室効果ガスの増加に影響する二酸化炭素を出さないために、何ができるのか、どのようなくらしをしていくことで、地球環境を守ることになるのかなどを考えるきっかけにもなり、とても有意義な学習となりました。
後半は、水俣病資料館から、語り部でいらっしゃる杉本肇さんの講話をお聞きしました。
家族が水俣病になり、苦しんでいる様子のことや、救急車が何度もやってきて、サイレンの音を聞くのが嫌になったこ
と、家族のように身近な存在だった人まで、水俣病というだけて差別し、離れていくことがとてもつらかったことなどお話されました。
杉本さんのお話をもとに、自分たちにも同じようなことはなかったか、身の回りで苦しい思いをしている人がいたらどのように行動していくのかなど、今後の人権学習でしっかりと考えていきたいと思います。