This is US! ~学校生活~

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秋の南関第三小学校

秋が深まり、朝夕の空気には次第に冷涼な気配が感じられるようになりました。 この頃、南関第三小学校の校庭では、銀杏の木々が鮮やかな黄金色に色づき、やがて静かに葉を落とし始めています。 落葉は地面を覆い、校庭一面に黄色い絨毯を敷き詰めたかのような、たいへん美しい風景が広がります。

この季節ならではの自然の移ろいは、児童が四季の変化を肌で感じ取る貴重な機会となっております。 また、銀杏の落葉が織りなす景観は、児童の感性を育み、自然への関心を高める一助となっています。

山王神社の被爆クスノキにふれて

6年生は10月17日(金)から長崎市へ修学旅行に行きました。
「クスノキ」は、長崎市出身の福山雅治さんが、長崎の原爆で被爆しながらも生き残った山王神社のクスノキを題材に、平和への願いを込めて作詞・作曲した楽曲です。子どもたちは、この歌を通じて平和への思いを深めました。

平和公園をあとにした6年生は、山王神社の被爆クスノキを訪れました。 爆心地からわずか800メートルの場所にありながら、奇跡的に生き残った2本のクスノキ。 その幹には、今もなお爆風の爪痕が残っており、戦争の記憶を静かに語りかけてくるようでした。

子供たちはの幹を見て命のたくましさと平和への思いを新たにしました。

平和公園での平和集会

6年生は10月17日(金)から長崎へ修学旅行に行きました。一日目に、長崎市の平和公園を訪れた6年生は平和集会を行いました。 この集会は、子供たちが平和への思いを高め魂を込めて練習を重ねてきました、平和への願いを込めた「平和の誓い」の発表と、福山雅治さんの「クスノキ」を平和祈念像の前で合唱しました。「クスノキ」は、長崎の被爆した楠をテーマにした曲。 子供たちのやさしく力強い歌声が、平和祈念像のある広場に広がり、その場にいた多くの方々の心にも、深い感動を与えていました。

「戦争のない世界にしたい」 「命を大切にする人になりたい」 一人ひとりが自分の言葉で語るその姿は、真剣そのもので、平和の尊さを心から伝えようとする思いがしっかりと響いていました。

5年生の脱穀

10月30日(木)、秋の深まりを感じるある日、5年生が稲作体験のしめくくりとなる「脱穀」に取り組みました。 春に田植えをしてから、地域の方々に見守られながら大切に育ててきた稲。 この日は、かけ干しして乾燥させた稲を、脱穀機を使ってお米にする作業を行いました。

この貴重な体験を支えてくださったのが、「お米先生」こと福山正英先生と、相谷区の皆様です。 ずいぶん前から準備をしてくださり、子供たちが安全に、そして楽しく作業できるようにと、教えてくださいました。

初めて見る脱穀機に、子供たちは興味津々で目を輝かせながら、真剣な表情で作業に取り組んでいました。 作業の合間には、福山先生や地域の方々が子供たちにやさしく声をかけてくださり、「地域の人がいてくれるから、こんな体験ができるんだね」「ありがとうって、ちゃんと伝えたい」と、子供たちは感謝の気持ちをしっかりと心に刻んでいました。食べ物の大切さや、支えてくれる人への感謝の心を育む機会となりました。一粒一粒に込められた思いと、地域の皆様への感謝の気持ちを胸に、これからも学びを深めていきます。

今後お結びの会などを計画してお米やお世話になった方々への感謝を表していきます。