校長のつぶやき
2025.1212 おだやかな日
1・2・1・2
日付だけ見ると、昨日に続いて今日も走らねばならないなと、心をせかされるような感じがしますが、持久走大会も無事に終了し(4年生は18日実施ですが)、今日はおだやかな時間が流れています。
窓から差し込む暖かな陽光を受けながら、校内を歩きました。
中庭にひときわ目を引くエリアが登場していました。用務の吉田先生が心を込めて植栽してくださったようです。花の力ってすごいですね。見ただけで幸せを感じます。ありがたいことです。
図書室の方へ足をのばしてみました。もうクリスマスの様相になっています。司書の針馬先生の工夫が至る所に張り巡らされています。見ているだけでわくわくしてきました。ありがたいことです。
見えにくいかもしれませんが、給食調理員の先生方が陽光を感じながら、おいしい給食を準備しておられました。ちなみに今日は「1年生のリクエストメニュー」ということで、まるでお子様ランチのようなとても豪華な給食をいただきました。ありがたいことです。
学校は、関わってくださるたくさんの方々の集合体です。
皆さんのおかげで、おだやかな日々が流れています。本当にありがとうございます。
2025.12.11 5年もち米販売
盛り上がった校内持久走大会の熱も冷めやらぬうちに、今度は5年生のもち米販売が始まりました。
田植えから始まり、稲刈り、掛け干し、脱穀と5年生と、地域の指導者の方との二人三脚で、心を込めてつくったもち米を応援に来られた方々に販売をしました。
5年生がくふうしてつくった看板とリアルなコマーシャルが功を奏したのか、たくさんの方が行列を作り、販売開始を今か今かとお待ちになっていました。
1kg 500円と、大変お求めやすい価格でしたので、あっという間に完売。
子どもたちにとっても、自分たちが工夫したり苦労したりした結果が目に見える形で実感できたことは、今後の職業観の形成に大いに役立ったと思います。
ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。収益は、有効に活用させていただきます。
2025.12.11 校内持久走大会
持久走大会日和の朝を迎えました。準備も万端です。
インフルエンザ等の感染拡大防止のため、密にならないような運営方法で持久走大会を実施することになりました。また、4年生は直前まで学年閉鎖をしていた関係で、4年生だけは翌週の18日(木)に別途実施するという形で、本年度の持久走大会を開催しました。
開会式はオンラインで実施しました。自分なりの目標を達成できる持久走大会にしましょうと話しました。
まずは1・2年生の登場です。男女一斉スタートです。2年生のリーダーが声をかけて、「おーっ!」とみんなで腕を突き上げてからのスタートとなりました。
たくさんの応援の中、1.0kmを全力で駆け抜けました。その一生懸命さがとてもすてきでした。
次に3年生男女です。グラウンド中央で円陣を組み、声出ししてからのスタートでした。
1.6kmを走り抜いてゴールしたあと、着順票を握りしめたまま、少し遅れながらもゴールに向かってがんばって走っている友だちと伴走しながら勇気づける3年生の姿に感動しました。
続いて、5・6年男子です。体も大きくなっているせいでしょうか、迫力のあるスタートでした。
2.2kmを全力で駆け抜ける姿が印象的であり、とてもかっこよかったです。6年生にとっては最後の持久走大会でもあり、なおさら力が入っているような気がしました。
最後に、5・6年生女子です。最終種目でもあり、応援の声が一段と高まる中でのスタートでした。
しっかり前を向き、目標をもって走る姿に、さすが高学年だなという実感をもちました。
今回は、たくさんの保護者の方々や地域の方々に応援に駆けつけていただき、熱い声援をかけていただきました。また、中央青葉保育園さんや堅志田保育園さんも応援の旗を作って応援をしてくれました。
子どもたちにとって、大きな後押しになったことだと思います。本当にありがとうございました。
なお、今回は延期した4年生の持久走大会が18日(木)にあります。
スタート時刻は「午前11時25分ごろ」を予定しております。ご都合の付かれる方は、ぜひ応援をお願いします。
2025.12.10 おいしそうなにおいに誘われて
校長室の廊下側のドアは、換気も兼ねていつも少し開けています。
そのドアの方から、何やらおいしそうなにおいのする風が入ってきたのです。
そこで、そのにおいをたどって、家庭科室の方へ歩みを進めてみました。
5年生が調理実習をしていました。
廊下から口パクで「ご飯を炊いてるの?」と尋ねたら、「そ・う・で・す」と答えてくれました。
みそ汁も併せて作っていたようで、そのにおいでした。
どの班も同じ姿勢で、ガラス鍋を凝視し、中の沸騰の様子をじーっと見つめていました。
そのせいでしょうか、「ご飯が非常においしく炊けたんですよ!」と担任の谷口先生が喜んでおられました。
ご飯炊きとみそ汁作りの技を身に付けたスーパー5年生が、きっと家でもその技を披露してくれるのではないかと思います。ご期待ください!
2025.12.9 【重要】持久走大会の運営方法とスタート時刻の変更について
11日(木)は、学校及び町営野球場の周回コースで校内持久走大会を実施します。
インフルエンザ等の感染症の流行のため、運営方法とスタート時刻を変更することにしました。
<運営方法の変更>
①開会式は「オンライン」とし、各学級で行う。
②競技をしていない時間は、準備・着替え・振り返り・授業等を行い、密にならないよう配慮する。
③閉会式は実施しない。上位入賞者等は校内放送で紹介する。
<スタート時刻等の変更>
①1・2年生男女 9:45スタート
②3年生男女 10:00スタート
③5・6年男子 10:20スタート
④5・6年女子 10:40スタート
※4年生は、学級閉鎖の影響のため、12月18日(木)11:15スタートに延期します。
なお、中止とした授業参観(性教育)も同日の10:20より実施する予定です。
急な変更となりますが、どうぞご理解のうえご協力いただきますようお願いします。
2025.12.9 Health Promotion
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
あらはれわたる 瀬々の網代木
(権中納言定頼)<小倉百人一首より>
通勤途中、白川や緑川その他の小さな川や水路を越えてくるのですが、その水辺には幻想的な川霧が立ち込めていました。車外温度計は3~4℃を指していました。
小学生のころから祖母とこの時期になると、こたつの天板をひっくり返し、緑色のフエルト状になった台の上で小倉百人一首を楽しんでいました。そのせいでしょうか、この景色が私の頭の中に冒頭の句を浮かび上げてきました。
記憶というものは、たくさんの景色や声、表情とともにつながって残っていくものなのでしょうね。
運動場では、体育倉庫と農具倉庫の間にあるいろはもみじが、真っ赤な手をいっぱいに広げて、子どもたちの弾む息を受け止めようとしています。
校内持久走大会を明後日11日(木)に控え、子どもたちは朝から運動場を走っています。自己の健康を守り、さらに高めようとする姿は素晴らしいと思います。
自分に挑戦し続ける子どもたちへ、保護者や地域の皆様の熱い声援をどうぞよろしくお願いします!
2025.12.5 第4回学校運営協議会
授業参観と並行して、学校運営協議会を開催しました。
今回は、授業参観をとおして子どもたちの成長の様子を見ていただくとともに、これまで第2・3回と校内で行ってきた学校運営協議会で出されたアイデアの進捗状況の確認と今後の方向性について話し合いました。
まず、プロジェクターで過去2回の板書を提示し、これまでの話し合いの内容を振り返りました。
それをもとに、「KPT法」というフレームワークを使って分析を進めました。K(keep):今後も続けた方がよい取組、P(problem):課題が見られるので、やめるか内容を変えるべき取組、T(try):今後やってみたい取組 に分類・整理していきました。
分析・整理されたアイデアを、学校運営協議会が中心となって、地域学校協働本部やPTA等と協力しながら実現していきたいと思います。
参加いただき、熟議いただいた学校運営協議会委員(CS委員)の皆様、美里町社会教育課の皆様、ありがとうございました。
2025.12.5 授業参観(性に関する指導)と学級懇談会
今回の授業参観は「性に関する指導」、いわゆる性教育を中心とした授業を見ていただきました。
2年生は、3学期に生活科の単元で性や命についての学習するので、今回は学習発表を中心としました。
また、4年生はインフルエンザ罹患者の急増により、給食後から8日(月)までの学年閉鎖となりましたので、残念ながら授業参観と学級懇談は中止となりました。
それでは、写真を中心に授業の様子をご紹介します。
<1年生>「たいせつなからだ(学活)」
<2年生>「げきの発表」
<3年生>「こんな時どうする(学活)」
<4年生>「育ちゆくからだとわたし(保健)」の予定でしたが、学年閉鎖のため、中止(延期)。
<5年生>「生命誕生のふしぎ(学活)」
<6年生>「尊い命(学活)」
子どもたちの様子はいかがだったでしょうか。また、家庭で「性」や「命」について対話をすることができたでしょうか。
子どもたちは何千、何万、何億という命のバトンをリレーし、今を全力で駆けています。今の自分の命の意味やこれからどうやってバトンを渡していけばよいのかを、家庭や地域での対話の中で正しく伝えていってほしいと心から願っています。
2025.12.4 ぶるっ!
体に力が入る朝ですね。その分体脂肪が燃焼してくれたらいいのですが...それにしても寒いです。
学校では、12月2日(火)~3日(水)まで、熊本県学力・学習状況調査ということで、1年生から6年生までのすべての学年で国語と算数のテストを行いました。また、3年生から6年生は美里町学力・学習状況調査として、理科と社会のテストも併せて行いました。
家に帰っての反応はいかがだったでしょうか?
今日4日(木)は「i-check」という、質問紙による意識調査を行っています。
すべての結果が出るのは年が明けてからということになりますので、しばらくお待ちください。
さて、寒いこともあり、自家発電をしようと校内を歩き回ってみました。
保健室横の掲示板にはポスターのようなものが掲示されていました。健康委員会のメンバーによるものでしょうか。インフルエンザが流行の兆しを見せ始めていますので、うがいと手洗いを励行して、予防に努めたいですね。
多目的室の方に進んでみました。壁が何やら鮮やかになっています。
美里町文化祭に出品したものが返ってきているんですね。一人ひとりの児童の個性あふれた頑張りが壁を彩っていました。
2階に上がってみました。中庭の木々が目に入ってきました。
「もう冬なんだよ!」と語りかけてくれたように感じました。
明日5日(金)午後は、授業参観と学級懇談が予定されています。
お子様や学級の様子や雰囲気はもちろんのこと、校舎内外の掲示物などにも子どもたちの思いや頑張りが現れていますので、そちらもこの機会にぜひご覧ください。お待ちしています。
2025.12.1 3年生理科「電気の通り道」の授業
授業時間の終わりの方からなのですが、3年生の理科の授業を見学させていただきました。
キャンプに行って、電気がつかなくなった本田先生に教えてあげようと、回路に何をつないだらまた豆電球が点くのか確かめ、いろいろ発見したことをまとめているところでした。
しっとりと落ち着いた学びの場がそこにはありました。
3年生の一生懸命学ぶ姿がとても素晴らしくて、見ている私がとてもうれしくなりました。
授業を通じてわかったことやこれからさらに学びたいことなども進んで発表する3年生、すごいです!
12月5日(金)は授業参観です。それぞれの学級で、キラリと輝くお子様の姿をじかに見ることができます。。子どもたちの成長とがんばりを見に、ぜひおいでください。
2025.12.1 うがい用のお茶をいただきました!
12月に入りました。
あっという間に、残すところあと1か月です。12月24日(水)が2学期終業式ですから、あと3週間ちょっとで子どもたちは「冬休み」と言ったところです。
今朝は、JA熊本宇城お茶部会のみなさまが中央小学校に来校されました。
うがい用のお茶を贈呈してくださったのです。なんと10袋も! 本当にありがとうございました。
2年生の2人が代表して受け取ってくれました。
「このお茶でうがいをして、かぜをひかないようにがんばります!」「今日はありがとうございました。」
と上手にお礼を話してくれました。
緑茶には「カテキン」という成分が含まれています。
このカテキンには、殺菌・抗ウイルス作用があります。ウイルスの細胞への付着を防いだり、増殖を抑える働きがあるのです。また、虫歯の原因菌であるミュータンス菌や、歯周病菌の増殖を抑える効果もあるそうです。
食後の歯磨きと組み合わせるとより効果的ですし、口臭予防にもつながりそうです。
美里町はお茶の一大産地です。地域の良さを生かしながら、かぜ予防や虫歯予防に取り組んでいきましょう!
2025.11.28 芸術鑑賞「演劇・花咲かそ!天神沼」
すっかり心を動かされてしまいました。
今日は、劇団風の子さんによる「花咲かそ!天神沼」という演劇を体育館で鑑賞したのです。
カラス一座の旅芝居ということで、児童入場からカラスになりきって動きました。
もちろん、校長先生のお話の時も、カラスになって、羽ばたきながら登壇しました。
それにしても、舞台芸術、全身を使った表現、声の力...すべてが心に届きました。
子どもたちも演劇に見入るとともに、一緒になって楽しみ、劇団の皆さんとの楽しい空間を創っていました。
子どもたちからはお礼に、今月の歌である「ともだちになるために」を手話付きでプレゼントしました。
子どもたちの歌と姿に、とても喜んでもらえたようです。
最後に役者さんたちとハイタッチしながらのお別れをしました。
5・6年生は進んで片付けのお手伝いもしました。さすが高学年!こういうところもかっこいいですね。
今回は本物の演劇を見ることができました。日ごろ、テレビやネット動画など、一方向の受動的なドラマ等には触れている子どもたちですが、生の、双方向的な演劇というものは大変新鮮で、心を動かされるものだと感じていたようでした。本物に触れ、ことばの豊かさや表現にふれ、心を通わせることってとても大事なことなのだなと改めて実感をしたところです。
劇団風の子のみなさまにはステキな機会を与えていただき、ほんとうにありがとうございました!
2025.11.27 おいしい美里のお米をいただきました!
読者の皆さん、美里のお米がとてもすごいお米だってこと、ご存じですか?
という私もまったくの受け売りなのですが...
食味コンテストで、3年連続九州1位なのだそうです! すごいですね!!
今日はそんなお米を中央小学校に寄贈しに来てくださいました。
坂田様によるごあいさつの後、「にこまる」という品種の美里のお米をたくさんいただきました。
運営委員会の子から、「毎日お米をおいしく食べています。ありがとうございます!」といったお礼の言葉がありました。
その後、生産者である森川さんから、お米作りに対する思いと子どもたちへの激励のお話をいただきました。いただいたお米の輝きがぐんと増したような気がしました。
こんな素晴らしくおいしいお米をいただきましたので、給食で大事に味わいたいと思います。
本当にありがとうございました。
2025.11.27 校庭でのランニングが始まりました
日に日に朝の気温が下がっていきますね。いよいよ持久走大会にうってつけの気候となってきました。
朝の児童による放送が始まりました。
「今日はランニングをします。1・2年生はグラウンドの内側を、3~6年生はグラウンドの外側を走ってください」
子どもたちは、白い息を吐きながら走りだしました。
持久走は、一定の速度と心拍数を保って走り続けるものです。自分に維持可能なできるだけ高い強度を見つけ、それにチャレンジすることで、心肺機能の持久力を高めます。そのためには、心の持久力も必要ですね。
校内持久走大会は、12月11日(木)の午前中に開催します。雨天時は12日(金)に順延です。
詳しいスタート時刻は別途お知らせします。一人ひとりの心身の成長が楽しみです!
2025.11.26 6年修学旅行記⑤
2日目は「キッザニア福岡」。60以上のお仕事体験ができる施設ということで、将来の夢のヒントを得られるかもしれません。担当の方から説明を聞いて、いざ入場です。
ここからは、写真あれこれでどうぞ。
ほかにもたくさんのお仕事体験をしたのではないかと思います。将来目指したいもののヒントが見つかればいいかなと思います。ご家庭で詳しい話を聞いてみてくださいね。
キッザニア福岡は、ららぽーと福岡という施設に併設されています。
帰りのバスの車窓から見えたものを思わず撮影しました。
実寸大のガンダムが立っていました。子どもたちに話したら、あんまりピンと来ていなかったようでした。
世代が違うのでしょうかね。
しっかり楽しんだ後はいよいよ帰校です。バスに乗って、16:45ごろ到着しました。
解団式では、2日間の感想発表やお礼などが続きました。
子どもたちはこの2日間、とても立派な態度でたくさんのことを学び取ってきました。修学旅行での学びを今後どう生かすか、それが最も大事です。期待して見つめていたいと思います。
保護者の皆様におかれましては、見送りやお迎えなど、本当にありがとうございました。
また、5回にわたって投稿した修学旅行記を最後まで見てくださった読者のみなさまにも感謝申し上げます。
2025.11.26 6年修学旅行記④
伊王島のおしゃれな感じのホテルに到着しました。
ロビーで入館式を終えて、各部屋に向かいます。まずは夕食です。
ディナービュッフェの始まりです。好きなものを好きなだけ食べられるとは…
お風呂に入って22:00に消灯しました。おやすみなさい。
朝は6:00起床。部屋によっては、もっと早く起きていつでも出かけられる状態だったところもありました。
朝食もモーニングビュッフェ。すごいですね。
退館式を終えて、2日目の活動地である福岡に出発しました。
続きは、6年修学旅行記⑤にて。
2025.11.26 6年修学旅行記③
オレンジ色のベストを着た2人のボランティアガイドさんが案内をしてくださるということで、2つの活動班に分かれて歩き始めました。私は男性のガイドさんのグループについて行ったので、そちらを紹介します。
ユーモアを交えながら丁寧に説明いただいたり、ここはメモしましょうと、具体的に教えていただいたりしました。一言も聞き漏らすまいと耳をそばだて、一生懸命記録する子どもたちの姿が見られました。
そんな6年生の姿が、とてもかっこよく見えました。
山里小学校では、「あの子らの碑」に平和を守る決意を込めて黙とうをしました。如己堂や永井隆資料館では映像をもとに原爆直後の人々の努力の足跡を感じました。美しいレンガ造りの浦上天主堂では、ステンドグラスの美しさに目を奪われながらも、復興に向けて努力を続けた人たちの思いを受け取りました。
最後の原爆落下中心地では、青空を見上げ、こうして今を平和に生きられることの感謝を改めて感じることができました。
けっこう修学旅行生や一般の旅行者も多く、回るのに時間がかかったので、少し足早に原爆資料館を見学し、平和集会の会場である追悼平和祈念館の「追悼空間」へ入りました。厳かな雰囲気の中で、真剣な6年生の子どもたちの声が響きました。決意のようなものも感じました。
平和を守り続けるのは、これからを生きる人々一人ひとり。自分自身の心の中にある争いの火種に気づき、それを解消していくために、何を学び、どう生きるか。それを問われたような気がしました。
さて、いよいよ1日目の活動も終わり、ホテルへ向かいます。
続きは、6年修学旅行記④にて。
2025.11.26 6年修学旅行記②
グラバー園の下にあるホテルに到着し、被爆2世の大越富子先生による被爆体験講話を伺いました。
司会進行は中央小が担当でしたので、前に出て会を進めました。
どんなお話だったのかは、お子様から詳しく聞いていただけたらと思います。
命を大切に生きてほしいという大越先生の温かくも力強いメッセージが心に残りました。
大越富子先生、本当にありがとうございました。
終了後に同じ会場で、昼食となりました。長崎名物「トルコライス」をいただきました。長崎に来たなぁという実感を得ました。
おなかも満足したところで、平和公園へ向かいました。
とても良い天気の中、平和記念像の前でパチリ。
ここから2班に分かれて「フィールドワーク」が始まるのですが、それは「6年修学旅行記③」にて。
2025.11.26 6年修学旅行記①
重なるときは重なるもので、様々な出張や会議が連続し、久しぶりの投稿となりました。
11月20日(木)~21日(金)の日程で、6年生と修学旅行に行ってまいりましたので、数回に分けて投稿したいと思います。
大きなかばんを大事そうに抱えながら集まってくる6年生のわくわくした表情が印象的な朝でした。
たくさんの保護者の方に見守られながらの結団式。緊張感のある感じでスタートしました。
校長先生の話の冒頭で、「修学旅行、楽しみにしてた人?」と全体に問いかけると、挙手がパラパラ...
保護者の方の「エーッ?」という声。(大丈夫かい?!)と思いつつも、平和を守り続けるために自分に何ができるかを見つけること、自分の将来のイメージをもつきっかけをつかむことを目標に2日間を過ごしましょうと話しました。
後からわかったのですが、見つめられている緊張感とこれから何が始まるのかという思いに飲み込まれて手を挙げられなかったようです。長崎に入るころにバスの中でガイドさんが同じ質問をしたら、ほとんどの子が手を挙げていましたから。
熊本港に到着すると、バスガイドさんからかっぱえびせんの小袋をひとり1袋ずつもらいました。
おやつではありません。「かもめのえさ」なのです。それをもってフェリーに乗船しました。
まーぁ、すごい数の興奮状態のかもめたちに取り囲まれ、子どもたちも大興奮です。まるで、ヒッチコックの映画を見るようでした。(わかりますか?)
フェリーを降り、再びバスに乗って長崎市内に向かいました。車内では原爆被害にあった方の手記をもとにした動画を見て学習をさらに深めていきました。
続きは、6年修学旅行記②にて...
2025.11.25 校内人権教室
今日は、人権啓発委員さん4名をお迎えしての「校内人権教室」です。
人権環境委員さんの開会の言葉で始まりました。前半は、人権SOSについての人形劇でした。
後半は、人権啓発ビデオ「いじめと戦おう!みんなでできること」を視聴しました。
しいんとして、真剣なまなざしで見つめる子どもたちでした。
「いじめを未然に防ぎ、なくすために、自分にはどんなことができるだろう?」
視聴後に、それぞれに書いてみました。どの子も一生懸命に書いていました。鉛筆の音が響いていました。
何人かの子どもたちが感想や思いを発表してくれました。
「いじめはだめだよと言う。それでもだめなら先生に伝える。」
「相手の気持ちを感じ、そんなことはやめようと話す。」
「はげますことでいじめを防ぐ。」
といったような意見が出されました。映像をもとに、自分のことと重ねてよく考えているなと思いました。
11月は校内人権月間です。
それぞれが違って当たり前。その当たり前を認め合いながら、自分らしく生きていくことができるために、自分はどう考え、どう行動したらいいのだろうか。そんな心を耕す11月になってくれたらと願っています。
2025.11.19 5年生かっこいい!!「花いっぱい運動」
業間、子どもたちが縦割り班ごとに運動場に集まって、何やら作業をしています。
5年生のとにかくかっこいい姿を目撃しました!
これは、「卒業式に向けて 花を育てようプロジェクト」ということで、縦割り班ごとに一人一鉢の花植え(花いっぱい運動)をしていたのです。
昨年度までは学年ごとに植えていたのですが、「子ども真ん中 中央小」としては、子どもたちのリーダーシップを高めようと、今年度からは縦割り班で作業することになったのです。
また、卒業式に飾る花を育てることを目的としているため、人権環境委員会と5年生がリーダーとなって鉢や苗、作業の進め方の説明と補助などを行いました。
5年生が縦割り班のみんなに作業の仕方をして見せながら説明したり、お手伝いを率先して取り組んでいました。それも自信を持った、すてきな笑顔で! それがとにかくかっこよかったんです。下学年の子どもたちもあこがれのまなざしで見つめているのが手に取るように伝わってきました。
私も5年生に教えてもらいながら、一緒に植えました。名札も5年生が準備してくれていました。ありがとう!
思いやりをもって行動し、やり方を一緒にやさしく教える5年生の姿が本当にすてきでした。
すべての片づけが終わった後、5年生は担任の谷口先生を中心に集まっていました。いいなかまになってきたなぁと遠くからながめていました。ずっとながめていました。
2025.11.18 4年国語「ごんぎつね」の授業
3時間目に4年生の授業を見に行きました。
昔からある「ごんぎつね」の国語の授業でした。今日は最終場面ということで、子どもたちが単元の最初から疑問に思っていた大きな課題「ごんはかわいそうなきつねなのだろうか?」について追究する学習でした。
主人公であるごんと対役である兵十の心の距離を視覚的にとらえながら、自分の考えを作っていく子供たち。いっぱい書き込みのされた本文から根拠を探す姿がありました。
そういったことに興味関心をもって、主体的に取り組むことができるようになってきている4年生の姿をうれしく感じました。
その後、自分の考えを班でさらに協議し深め合う学習へと進みました。
「ごんはかわいそうなきつねなのだろうか」という問いに対し、〇と✖の答えが出ました。
〇と回答した子は、「兵十を幸せにするという夢を実現できなかったから」など。
✖と回答した子は、「死んだけれども、兵十のそばにいて、ひとりぼっちじゃなくなったから」など。
どちらも素晴らしい読み取りができていました。どちらも正解だと思います。
登場人物の心情の変化とその構造に対して、いかに叙述をもとに自分の考えとその理由をもち、深められるかが4年生国語における物語の授業の大きな価値です。
そういう意味でも4年生たちのすてきな学びの場面に出会うことができました。すばらしい4年生の姿でした!
2025.11.18 5年道徳「家族のために」の授業
2時間目に5年生の教室に行くと、「家族のために」という道徳の授業があっていました。
集中して自分の考えを整理し、まとめている姿がさすが高学年!という感じです。
考えを書いた子は担任の谷口先生に見せに来るシステムのようです。
さらに、早く書けた子からどんどん相手を代えながら意見交流をしています。考えと理由を大事にした対話ができていました。さすがです! あとからは、私にも話しかけに来ました。すばらしい!
谷口先生と子どもたちとの温かくも軽妙な対話を通して思いを確かめたり深めたりする様子が見られました。
最後は、GReeeeNの「父母唄」を流され、温かくしっとりした中で授業が締めくくられました。
♪ 幼い頃 あれは夏の日 あなたの背中で寝た帰り道
遊び疲れ 僕遅くなり あなたに心配かけていた日々
あれからいくつか年月も過ぎ 少し生意気盛り 反抗期
体当たりで叱るあなたの心の奥に 少し触れました ・・・
すてきな学習をしているなと思いながら、教室を後にしました。
2025.11.17 5年茶道体験教室
いま世界は「抹茶」ブームの真っ只中。抹茶味のラテやアイスといったスイーツが火付け役となり、世界中の消費者がこのきめ細かな粉末のお茶を追い求めているそうです。
2024年の抹茶を含む日本の粉末緑茶の輸出額は輸出茶全体の75%にあたる272億円に達し、2019年の3倍となっている点からも、そのブームの大きさが感じられますね。
さて、美里町はお茶の産地としても有名であり、子どもたちも茶園の整備や茶摘みなどに触れることな多いものの、「お茶を淹れて飲む」という習慣が昔よりは減ってきている家庭が多くなっています。
そういったこともあり、東家先生にお願いして、今年も5年生による茶道体験教室を開催しました。
まずは座学。穏やかな言葉としぐさで子どもたちの興味関心をひきつけながら、テンポよく進んでいきます。
こうやってみると、日本文化や生活の中に茶道の世界が大きく影響を与えていることを感じました。
続いて実技です。
東家先生のお点前をまねて、手を動かしてみました。
それから、お菓子をいただきました。「お先にいただきます」など、心配りを大事にした言葉かけも学びました。
教えていただいたお作法に沿って、「亭主」役のグループが茶筅を使ってお茶をたて、「客」役のグループにふるまいます。器の回し方にも作法があります。丁寧にまねて上手にいただくことができました。
5年生のキラキラ・わくわくした眼が印象的な茶道体験教室でした。
終わった後に私も東家先生から一服立てていただきました。お茶をたてる一つ一つの動作と、器からてのひらに伝わるあたたかさ、そして立ち上がる抹茶の香りが至福の時間を生んでくれました。
東家先生、お手伝いいただいた中原先生、本当にありがとうございました。
2025.11.14 息白き 霧の朝
在雲外蒼天(雲外に蒼天あり)
雲の上には青い空が広がっているように、困難を乗り越えた先には明るい未来があるということを示唆した有名な言葉です。
今朝は前がよく見えないほどの濃い霧(あるいはもや)に包まれた世界の中を通って学校へ来ました。
吐く息も白くなり、冬の訪れを一層感じた朝でした。
しかし、日が昇るとともに霧が晴れ、すてきな青空が広がり始めました。
朝から子どもたちは「全校おにごっこ」を楽しんでいます。青空のもとで元気で、笑顔で駆け回っている姿を見ると、幸せだなぁと感じるとともに、今日の朝の天気のように子どもたちとこの地域の明るい未来も強く感じました。
ただそれだけの話です。
でも、その「ただそれだけの話」がとってもすてきなことだと私は思うのです。
幸せって、そんなもんです。それでいいんです。
2025.11.13 気が気でない 黄巻きがさ
いつものように校内をうろうろしていると、放送室の前に何やら掲示がしてあることに気づきました。
情報委員会が貼っていたようです。
これには、読み方の指令文「早口ことばのおきて」も付いていました。
おきてに従って、特訓してみました。途中、廊下の先の体育館へ向かう扉が「ガチャッ」と2回大きな音を立てましたが、集中を切らさずトライを続けました。
おかげで、言葉が滑らかに出るようになった気がしました。朝の口の体操に早口言葉はもってこいですね!
その横には本の紹介も掲示されていました。
その足で、ルイスのいる中庭の池を横目に見ながら図書室に向かったのは言うまでもありません。
モーニング早口ことば、おすすめです!
2025.11.13 美里町内小学校6年生交流会(オンライン)
来週20日(木)~21日(金)は、美里町内の3小学校が修学旅行に行く予定です。
そこで、1週間前の今日、6年生の交流会を行いました。通信状況の問題もあって、音がうまく届かないこともありつつ、3つの小学校をオンラインでつないで、修学旅行に向けて学習した内容を発表し合いました。
進行は、砥用小学校の6年生がしてくれました。
開会のあいさつの担当は、中央小学校の6年生です。
音が他の2校にもうまく届いたようで、たくさんの拍手をいただきました。
最初は中央小。平和祈念像や被災した山里小学校、浦上天主堂、長崎原爆資料館などについて、画面共有しながらプレゼンテーションを行いました。クイズなども入っており、楽しく考えながら発表を聞くことができました。
その後、励徳小学校さんや砥用小学校さんのプレゼンテーションを見ました。
どちらも内容や画面作りに工夫がされてあり、学びの深まりを感じることができました。
最後にそれぞれの学校から感想を伝え合いました。本校からは2名が発表し、「それぞれの学校でいろいろ調べてあってよくわかった」「わかりやすい発表で楽しかった」などの意見がありました。
修学旅行の時にまた再開し、一緒に学びをさらに深めることを約束して閉会となりました。
1週間後には修学旅行に出発です。
1日目は長崎を訪れ、平和とは何か、それを維持し続けるために自bぬンには何ができるのかを現地でしっかり考えます。
2日目は、福岡のキッザニアを訪れ、将来の自分の職業や夢の実現について体験的に学びます。
心に残る2日間の旅になればと思います。楽しみですね!
2025.11.12 校内人権月間の学級目標ができました!
以前投稿しましたように、11月は「校内人権月間」です。
人権・環境委員さんが正面玄関前や児童玄関の掲示板に呼びかけやポスターなどを貼って知らせています。
各学級でも、今月は人権学習を行います。それに向けての学級目標を短冊に書いて意識を高めています。
児童玄関にきれいにまとめて掲示してあったので紹介しますね。
それぞれの学級で話し合い、紡いだ言葉だと思います。それを実現するために、自分は具体的にどうするのかを決め、行動してくれたら、すてきな学校になっていくのではないかなと感じました。
今月の子どもたちの活躍がますます楽しみになってきました!
2025.11.11 火災避難訓練
『2分31秒22』
これは、理科室から発生したと想定した火災避難の放送が入ってから、避難場所への集合及と点呼が終わって児童全員が座り終えるまでの時間です。みんな指示に従って静かに素早く行動し、静かに待つことができました。
避難後に設けられた校長からの話の場面で、私は先週11月4日に東京で発生した学校火災を引き合いに出し、「運が良かったからみんな無事に逃げることができたのかな?」と問いました。
子どもたちからは、「ちゃんと訓練をしていたから」などの返しがありました。
私は、「いつもの訓練を思い出し、それを『当たり前』にやったからです」と答えました。
「〔話を最後まで、わかるまで聞くこと〕〔場に応じた行動を落ち着いて冷静に行うこと〕などが自分の命を守るための避難行動としてとても重要なことですが、これは日ごろの学校生活のどの時間にでも鍛えられることです。そういったことを意識していきましょうね」と伝えて、消防署の方へのお話につなぎました。
避難の際に「火事だー!」と大きな声で周りの人に知らせることが避難するときに最初にするべきことだそうです。また、火を少しでも弱くし、出る煙を少なくするために、避難するときに火災現場の窓や扉を全部閉めて、新しい空気が入りにくくすることが大事なのだそうです。
そのあと、消火器の使い方訓練を代表の子どもたちや先生が行いました。
最後に、生活安全委員会副委員長の6年生が「消火器の正しい使い方がわかりました」「家庭でも話題にしていきたいと思います」といった感想を交えながら、代表としてお礼を伝えることができました。
これから寒い日が増え、火を使う機会が増えると思います。もし火災が発生したらどうするか、ご家庭でもぜひ話題にしてみてください。
ちなみに、1・2年生はその後のお楽しみとして、消防車(ポンプ車)の見学を、目をキラキラさせながら行っていました。消防士の方も答えに窮するぐらい、「あれは何ですか」「どう使うんですか」などのたくさんの質問が出ていました。おいでいただいた宇城広域連合消防本部 美里分室のみなさま、ありがとうございました。
2025.11.11 11月の楽しい読み聞かせ
今日は月に1回の読み聞かせの日でした。朝から7名の地域の方が駆けつけてくださいました。
自己心理を見つめなおすような読み聞かせ、聞き手の子どもたちと語り合いながらの読み聞かせ、All Englishでの読み聞かせ、ギターを奏でながらの読み聞かせなど、それぞれの方が持つ才能とアイデアがあふれた読み聞かせの会となりました。
「読み聞かせ」は大人を含め、あらゆる人の情操を高めるとともに、多様性に触れ、モデル像に出会い、「きっと自分もこうなれるのではないか」という自己効力感を高めてくれる素晴らしい活動だと思います。
読み聞かせに来てくださる地域の方への感謝と同時に、こういった機会に恵まれている子どもたちをうらやましく思います。
2025.11.10 立冬を過ぎて
学校へ出勤して駐車スペースに入ってきたところ、一面に鮮やかなオレンジ色が広がっていました。
何だと思いますか?
キンモクセイの花が散っていたのです。
強い風でも吹いたのでしょうか。雨が降り落したのでしょうか。
11月7日(金)は暦の上では「立冬」でした。
確かに冬の訪れのようにぐっと気温が下がった日はあったのですが、日中は25℃以上ある日が続き、体がついていっていない気がするのです。
どうもそれは人間だけではなさそうです。
校内の葉が全て落ちてしまった桜の木に1輪、2輪と、花が咲いているのです。
桜の目覚まし時計が、この変な気温変化に騙されてしまったのではないでしょうか。
動物も植物も、この気候の変化に振り回されているようです。
2025.11.7 3年生図工「鑑賞」の授業
3年生は図工で、鑑賞の授業をしていました。
まずは、有名な作品のパズルを2~3人で組み立てると...
レオナルド・ダ・ビンチ「モナリザ」と葛飾北斎「神奈川沖浪裏」が完成しました。
ふたつの作品の背景を確認したら、「何がかいてあるかな」「どんなことを感じるかな」等の気付きを考えます。
気づきを付箋紙に書いて班で話し合います。
たくさんの発見があったみたいで、いっぱい手が挙がります。3年生は勉強をすごく楽しんでいるようです!
名画と呼ばれるものには、たくさんの工夫と秘密が隠されていることがわかりました。
ぜひ今後も、たくさんのステキな絵に出会わせたいものですね。ひょっとすると、この中から将来の名画伯が現れるかもしれませんよ!
そんな夢を抱かせるような、活気のある3年生の学習のようすでした。
2025.11.7 たんぽぽ1組 算数の授業
およその形を考えて面積や体積を求めるという6年生の算数の授業でした。
前の時間の学習を振り返ったうえで、身近にあるものの体積について求めてみようという学習に入りました。
ランドセルはどんな形に近いでしょうか。「直方体」ですね。
実際にメジャーで測ったりもしました。考え方の学習なので、計算は電卓も活用します。
永田先生の適切なヒントやアドバイスも活用しながら、どんどん課題にチャレンジし、答えを出していきました。式もワークシートにどんどん記入し、これまで習った円の公式などもうまく使っていました。積極的に学んでいる様子にとってもうれしくなりました。
量に関する単位の換算について振り返りながら、給食で毎日飲む牛乳パックの容積を実物をもとにしながら計算し、表記してある数値との違いの不思議などにも触れていました。
小学校段階の算数は、日常生活の中でも使える内容があふれています。学びを使いこなせるまで日常生活の中でどんどん活用していくことが定着するうえで大事ですね。
また、どう考えたら解決につながるのかという、問題解決能力や段取り力も身につく教科です。やればやるほど自分の今と将来に役に立つわけです。これは、やらないと大損かもです。
今後も、個に応じた内容や進度で、楽しみながら学習を続けてくれることだと思います。
2025.11.6 全校集会(校内人権月間に向けて)
11月は「校内人権月間」です。また、生活目標が「思いやりのある行動をしよう」ですので、「『思いやりのある行動』とは何か」について考えてもらいました。
思わぬことで花びんを落としてしまい、花びんに大きなヒビを入れてしまったナオコ。
「このことはだまっていて!」と頼まれたカズエがとるべき「思いやりのある行動」とは?
隣同士で少し考えてもらった後に手を挙げてもらいました。結果は以下のとおりでした。
〇「黙っておく」7~8名 〇「正直に話す」それ以外の児童
「黙っておくことは、ナオコの願いをかなえ、一時的にホッとさせることはできるけれども、そのことは親友にうそ・ごまかしをし続ける苦しみをずっと持たせることになるよね。それは、相手を困らせることにならないかな?」と話しました。
「たとえば、『宿題?しなくてもいいんじゃない。ゲームで忙しいもんね。いいよいいよ』と話すことは思いやりのある行動かな?」と尋ねると、「勉強がわからなくなる」「なりたい夢がかなわなくなる」などの返答がありました。「でも、『宿題をしましょう」って言われると、なんかイヤだなっても思うよね」という対話をしました。
「『思いやりのある行動』は、相手にとって、最初は厳しいように感じられることもあるから、勇気のいることかもしれない。でも、本当に大事にしたい相手なら、勇気をもって『思いやりのある行動』をしてみたらどうかな。そんな1ヵ月にしましょう!」
ぜひご家庭でも、いろんな場でも話題にしていただき、みんなで「差別や偏見をなくすなかま」になることを真剣に考え、行動に移す11月にしていきましょう。
2025.11.6 〇〇ムーン
昨夜は、今年最大の満月「スーパームーン」でした。
午後8時26分に月は地球に最接近し、地球の中心と月の中心の間の距離は約35万7000kmまで近づいたそうです。ちなみに、一番遠い時より約5万km近いそうです。(※地球一周 4万km)
ちょうどその時間に自宅に着き、空に満月を認めたのですが、そんなに大きく感じなかったので、写真を撮り損ねてしまいました…残念。代わりに、フリー素材のブルースーパームーンのイラストをどうぞ。
個人的な話で恐縮なのですが、私は多種多様の広くて浅い趣味をたくさん持っています。
その中のひとつが「映画鑑賞」です。自宅近くに映画館があるせいか、平均して月に3~5本の映画を見ています。先月の終わりに、「ストロベリームーン 余命半年の恋」を見ました。ついでにその続編である「コールドムーン」も本で読みました。前日に「秒速5センチメートル(実写版)」を見ており、どちらも思い出の中の心象風景の美しさと登場人物の心の動きにすごく共感しました。私を含め、誰しもが通ってきた道だなぁと。
ここは学校ホームページなので、映画評はここまでにします。
近年、「〇〇ムーン」というおしゃれな満月の名前をよく聞きませんか? ドラマにも「ブルームーン探偵社」なんていうのがあったなぁという記憶があります。日本だと、栗名月とか芋名月ぐらいですけれども。
ここはやはり調べたくなってしまいました。いろいろあるものですね。
1月:ウルフムーン 2月:スノームーン 3月:ワームムーン
4月:ピンクムーン 5月:フラワームーン 6月:ストロベリームーン
7月:バックムーン 8月:スーパースタージョンムーン(ブルームーン)
9月:スーパーハーベストムーン 10月:スーパーハンターズムーン
11月:スーパービーバームーン 12月:コールドムーン
それぞれに由来や意味があり、その月に願い事をすると叶う事柄も様々あるようです。
これから空気が透きとおる季節が続きます。時には月や星を見上げながら、それらが語り掛けるささやきや物語に耳を傾けるのも秋冬の楽しみではないでしょうか。
2025.11.5 校内の掲示板が次々と豊かに
児童玄関の掲示板にはかなりの期間、運動会のスローガンを掲示していたのですが、動きのある掲示をしようと、模様替えを始めました。
教員業務支援員の本田先生が積極的に動いてくださり、各委員会が学校運営協議会や児童集会でプレゼン発表した内容をキレイに掲示していただきました。
真ん中の生活目標のところは、今後各学級の目標が加わるとのことでした。
ちなみに、職員室の外廊下にある地域連携や保小中連携の掲示板も随時更新していただいてます。
ご来校の折は、掲示物などにも目を向けていただきますと、いろいろな発見があると思います。
ぜひご覧ください!
2025.11.4 3年学活「芋ほり」大豊作!
「収穫の秋」とも言いますが、さつまいももそんな時期を迎えました。
6月6日(金)にさつまいもの苗を植えてから5ヵ月。3年生はわくわくしながら学校近くの畑に出かけていきました。コスモスの花も揺れています。
地域の方の多くの協力も得ながら、どんどん掘り進んでいきます。
だいぶ頑張ったけど、まだまだ3分の1しか進んでいません。まだまだ掘ります。
子どもたちに、「このさつまいもをどうやって食べたい?」と尋ねると、
「大学いも!」という声が一番多かったです。次が「スイートポテト!」ときました。
私のイメージは「焼き芋」一択だったので…ジェネレーションギャップを感じてしまった次第です。orz…
協力していただいた方は、「やっぱ雨もいもがでくっとには必要なごたっね。去年は雨が降らんで全然とれんかったけど、今年は豊作ばい!」とおっしゃっていました。きれいでいいサイズ感のいもがたくさんとれて、子どもたちも大喜びでした。
とれたさつまいもを使ったメニューも給食に登場するとのことで、まだまだ収穫の喜びが続きそうです!
2025.11.4 5年総合「掛け干しもち米の脱穀」
10月27日(月)に稲刈りをし、掛け干ししてからおよそ1週間が経ち、脱穀の時期がやってきました。
以前勤務していた菊池管内の小学校では、農家の方から「もち米は『走る』まで干さなん!」と言われていました。
「米が走る」 聞き慣れない表現かと思います。
うるち米は干すと透明に近づくのですが、もち米を干すと真っ白になります。
水分量が減って、真っ白になった状態を「走る」と言うそうなのです。美里町では何と言いますか?
さて、5年生による脱穀が始まりました。
左側が昔ながらの道具を使っての脱穀、右側が機械を使った脱穀です。両方体験しました。
まずは、「千歯こき」による脱穀です。
左が手作業、右が足踏み式です。スピードが断然違いますね。
さらに、「唐箕(とうみ)」による実とわらの選別です。「手箕(てみ)」よりも大量かつスピーディーに分離できますね。ただ、手回しのスピードとその安定が難しいようでした。
機械の方は、さすがに速いです。
今年は作柄もいいようで、蒔いた種もみの約150倍の収量になったのではないかとの話でした。
今後5年生はこの掛け干ししたもち米の販売に向けて学習と実践を進めていきます。
その節にはぜひご協力をいただけたらと思います。かなりおいしいもち米に仕上がっています。
2025.10.31 雨の10月最終日
昨夜から少しだけ温かい雨が降り続き、二宮金次郎も憂鬱気味に立ち尽くしつつ、読書に励んでいるようです。
10月もいよいよ最終日となりました。
保健室の前にはどーんと、
本物そっくりの目が掲示してあります。階段を下りてくると正面にあるので、毎回ドキッとします。
保健室では、6年生が視力検査を行っていました。視力は依然と比べてどうだったのでしょうか。
10月は「目の愛護月間」でしたが、テレビやゲーム機器、パソコンやタブレット、携帯など、「画面から光を発する機器を凝視する時間」を減らすことができたでしょうか?
近いものを凝視すると、目のレンズ(水晶体)を膨らませようと、それをコントロールする筋肉(毛様体筋)が収縮します。また、光の量を調整する瞳孔も小さくし続ける必要が出てきます。
それが続くと、毛様体筋が筋肉疲労を起こすことにより目がかなり疲れ、一時的な近視(仮性近視)が起きることになります。頭痛やめまい、吐き気を起こすこともあるようです。
結果的に、目のピントを合わせる力が弱くなり、将来の視力に大きな影響を与える可能性があります。
メディア機器を凝視する時間をできるだけ減らし、その分読書や家族の対話に使うといった、時間活用デザインの見直しに今後もぜひ取り組んでいきましょう。
2025.10.30 においに誘われて
4時間目に入り、おなかもすいてきました。
給食室から漂ってくるにおいをクンクンしようと、教室棟の2階の窓から鼻をちょこっとのぞかせてみたところ、ちょっと違うにおいが届きました。トイレの前だったからでしょうか、キンモクセイのような香りがしたのです。
窓の外をよく眺めてみると、
あの特徴的なやまぶき色の花はどこにも見当たりません。
(あれっ、何の匂いなのだろう?)
下まで降りて、近づいてみました。
何だか、白くて小さい花がびっしり咲いています。
鼻を近づけてみると、やまぶき色ではないけれど、うっすらとキンモクセイのようなにおいがします。
こうなると、またもやGoogleレンズの登場です。
この木は、「ギンモクセイ(銀木犀)」のようです。キンモクセイ(金木犀)と比べて香りは控えめで、顔を近づけないとわからないほどの優しい芳香が特徴なのだそうです。どうりでそんなに香りが強くないわけです。
ちなみに花言葉は「初恋」「高潔」「あなたの気を引く」なのだそうです。
しっかり私の気を引いてくれました。
名前を知ると、さらにこの木が私の身近になったような気がしました。木だけに…。
2025.10.30 Halloween @English room
今日は10月30日。有名なハロウィンの前日です。
ハロウィンと言えば、ご存じのとおり、お化けなどに仮装して「Trick and Treat!(お菓子をくれないといたずらするぞ!)」と言いながら家々を訪問し、お菓子をもらう行事ですね。ここ数年で日本でもよくニュースになり、一般化してきたような気がします。
校内を散策していると、英語ルームに向かう階段の踊り場にある、ALTのデニスコーナーに骸骨の掲示と共にフィリピンの妖怪とハリーポッターシリーズに出てくる妖怪が紹介されていました。
さらに上ってみると、"Jack-o'-lantern(ジャック・オー・ランタン)”というカボチャのお化けも下がっていました。
中を覗き込んでみると…
魔女になったALTのデニースと外国語指導助手の前田先生が3・4年の子どもたちと英語でハロウィンのゲームを始めているところでした。
骸骨を使った英語版福笑いのようなゲームです。" Go! "," Stop! "," up! ","down! "," right! "," left! "のように同じチームの人が目隠しをしている友達に指示をして貼っていくのです。
学習した、方向や動きを表す英単語をうまく使い、楽しく誘導することができていました。
1・2年生は仮装のお面を作ったようで、休み時間もハロウィンを楽しんでいました。
英語も一つの言葉です。言葉を使って思いや考えをやり取りすることで、他の人とわかり合い、つながりを深めることができます。日本語に加えて英語もその中に入ってくると、つながりの範囲は地球レベルまで広がります。つながりが増えると見える世界が変わってきます。
外国語を学ぶことは、自分が活躍できるフィールドがさらに広がるということです。
どんどん学びを活用していきたいものですね。
Trick & Treat !
2025.10.30 朝からみんなで草取り
8時前に運動場を散策していると、「今日はみんなで草取りをします。運動場に出てきてください」との運営委員さんからの放送が入りました。
上着を着ている子が増えたなぁ、もう冬の入り口だもんなぁ などと考えながら様子を見ていました。
草も次第に茶色に変わりつつある中、それぞれに一生懸命草取りをしてくれました。
運動場だけでなく、私の心もきれいになりました。きっと、子どもたちもそうなのではないかと思います。
いつまでも大事にしたいものです。
2025.10.29 冬の訪れ
学校に到着したとき、車内に示された外気温は1桁台の「8℃」でした。
給食調理員の岩永先生が「下界は違いますねー」とおっしゃりながら、職員室の私の机の前にある出勤簿に印鑑を押されていました。「雲の上からおいでになったんでしょ!」などと楽しいおしゃべりから始まった一日です。
普段は遠くにかすんで見える甲佐岳がくっきりとした山容を見せ、運動場の草には夜露が光ります。
放射冷却現象と言うのでしょうか、昨日にも増して、ぐっと冷え込んだようです。
運動場にはいろいろな石碑があります。その中に、中央北小学校時代のハンドボール全国制覇の記念碑と記念樹があるのですが、すっかり葉を落として鳥たちの格好の止まり木になっています。
そこに、胸が茶色の小さな鳥がとまっていました。こんな鳥です。
いつものとおり、googleレンズで調べてみると、「ジョウビタキ」という鳥でした。
日本では冬鳥として知られ、秋にシベリアや中国北東部から飛来し、春まで過ごすのだそうです。
秋の夜長を楽しむ間もなく、前日の最低気温を翌日の最高気温が下回るという急激な冬の訪れに驚いているのは人間だけで、動物や植物たちは季節の変化を感じ取りながら力強く生きているのだなぁとしみじみ感じました。
人間はかなり鈍感になっているのかもしれません。まぎれもなく、私もその一人です。
2025.10.27 5年稲刈り
いよいよ5年生が植えたもち米の稲刈りの時期がやってきました。
周りの田んぼはすでに稲刈りが終わり、うちの田んぼがどうやらラストのようでした...。
会議を終えて、田んぼに駆けつけてみると、
指導者8名の方のご協力により、5年生はすでに刈り終えておりました! 何と早い作業なのでしょう。
でも、ここからが手間のかかる作業が始まりました。干すための作業です。
まずは、刈った稲束をある程度まとめて、麻ひもで縛ります。
そして、準備してもらった竿にかけていきます。
最後に、キラキラしたテープを張り、スズメに食べられないようにします。
なかなかの作業ですが、5年生の子どもたちは指導者の方に教えてもらいながら、一生懸命頑張りました。
ご指導いただいた8名の皆様、本当にありがとうございました。
これから晴天は続くと思いますが、冷え込みによる夜露が心配ですね。
おいしいもち米に仕上がるよう見守っていきたいと思います。
精米したのち、読者の皆様に販売をすると思いますので、それまで楽しみにお待ちください。
2025.10.26 PTA学年対抗ミニバレーボール大会
「やった!」という歓声と「いったんここは落ち着こう」というリーダーシップのある声などが体育館でたくさん行き交うミニバレーボール大会でした。
10分間1セットというレギュレーションでしたが、10分があっという間に感じつつも、3~5試合あったので、しっかり健康づくりと懇親が図れたなと大満足でした。
教職員チームも参戦したのですが、残念ながら全敗...。研究主任が「来年度は校内研修の中でミニバレーも行い、雪辱を果たします!」との力強い宣言もありました。臥薪嘗胆、来年度は優勝を狙います!
今年度は秋の開催に変更したことで、涼しい環境の中で熱中症やけがもなく大会を終えることができました。
準備いただいたPTA役員の皆様や参加いただいた多くの保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
2025.10.24 3年校外学習(二俣橋・八角トンネル)
3年生は、総合的な学習で「美里町の今と昔」を調べています。
今日は、町文化財保護委員の緒方さんのガイドのもと、まずは恋人の聖地としても有名な「二俣橋」に出かけました。
8月の集中豪雨により大きな被害を受けた二俣橋にはまだその残骸が残っていましたが、それでも立派に立ち続ける石橋の姿に驚いている子どもたちでした。
次に、「八角トンネル」に向かいました。
昔、JR南熊本駅から砥用までをつないでいた「熊延鉄道」(現在廃線)の遺構のひとつですが、その大きさや高さにまたもや驚きを隠せない子どもたちでした。
3年生は、美里町に残る昔の面影と今を比べながら、未来への思いを新たにしたのではないでしょうか。
これからの学習の展開が楽しみです!
2025.10.24 各委員会のポスターセッション in 児童集会
今日は月に1度の児童集会。子どもたちの主体性を高めるため、子どもたちだけで進めます。
今回は、縦割り班で集合ということなので、リーダーである6年生が下学年を集め、並べます。
リーダー以外の6年生がさりげなくサポートするなど、さすがです!
先日の学校運営協議会で委員さんに行ったプレゼン「委員会でのこれまでの取組とこれからの方向性」について、全校児童にポスターセッション形式で提案するとのことでした。
6つの委員会の正副委員長が聞き手の1~6年生に伝わるように話してくれました。少しの時間ではありますが、質疑応答もできました。発表者の真剣さがとてもかっこよかったです!
集会後、体育館を出ていく5・6年の顔がいつもより上がっているように感じました。高学年の姿になんだか誇らしく感じた私もそこにいました。
社会の中で生き抜いていくためには、「ことばの力」がなくてはならないものです。
中でも、相手や目的に応じて「アウトプットする力」つまり、話す力と書く力が絶対に必要です。それは、あらゆる場面において、互いの思いや考えを理解し合う「なかま」が様々な課題を乗り越えていくために必要だからです。学校に来て、集団の中で発表をしたり話し合いをしたりするのも、その練習のひとつなのです。
今後もこのように、「進んで多くの相手に自分の思いや考えをわかってもらうように筋道立てて話す/書く機会」を多く設定していきたいと思います。
2025.10.24 4年GT授業(美里町のため池について)
4年生は総合的な学習の時間に、緑川を中心とした水環境のことについて学びを深めています。
今日は、美里町農業政策課の濱洲さんと社会教育課の水上さんにゲストティーチャー(GT)として来校いただき、美里町のため池などについてお話を伺いました。
美里町にはため池がたくさんあって、大きいものは400年以上前に作られていたそうです。
子どもたちの質問にも、知っているお店の裏にある池もため池ですか?というものもあり、身近なところにため池があることがわかりました。
また、「岩野用水」にも触れられ、昔から美里町に住んでいた人たちは協力してすごい水関連施設を生み出していたこともわかりました。
美里町をよくするために尽力した人々のすごさの一部に触れるとともに、その命をリレーしてきているのが自分たちであることも感じられたのではないかと思います。
今後、現地での校外学習に出かけていきます。お楽しみに!
2025.10.23 美里ランタンフェスティバル2025に向けて
北園教頭先生が、「校長先生、こんな感じで『スカイランタン』の外側のデザインがあがってきました!」と、わくわくした様子で校長室へ持ってこられました。
本番では立体のスカイランタンになるので、他の面もあるのですが、これは広げる前の写真です。1年生はお休みしている子がいるので、そろい次第完成するとのことです。
それぞれのクラスのキャラが出ていますね。
この内部にLEDランプが入り、10月25日(土)に開催される「美里町ランタンフェスティバル2025」にて18:15から夜空に輝きながら昇っていくとのことです。
幻想的な世界の中で、子どもたちの思いや願いが天に近づいていくって、ステキですね!
2025.10.23 透明な世界
長袖のYシャツと上着をあわてて引っ張り出してきてから2日目の今朝。
ふと運動場の木を見上げると、透明な青がずいぶん広がっていることに気づきました。
枝の間からのぞく朝日も、心なしか余計にまぶしく輝いて見えます。
目を落とすと、薄紫色の遠景と足元に広がる茶色い落ち葉の群れが目に飛び込んできました。
枝の間から差し込んできた透明な青が、少しひんやりとした風となり、秋の世界をつなぎます。
そこに見とれて立ち尽くす私も、秋の一員になったような気持ちになりました。
子どもたちの楽しそうに話している登校の様子を運動場の反対側で見守りながら、幸せな気持ちになりました。
もう秋です。
2025.10.22 無言そうじ...?
昼休みが終わると、校長室に小気味いいノックの音が響きます。
「6年生の〇〇です。掃除に来ました。入ってもいいですか?」
「どうぞー。今日もお願いしますね。」
校長室は6年生の担当になっていて、いつも男女の2名が掃除をしに来てくれるのです。
それも無言で、丁寧なのです。どの子も。本当に感心します。
そこで、他の掃除場所にも足をのばして、見学に行ってみました。
2階に上がる階段で4年生に出会いました。
「校長先生、こんにちは!」と話しかけられたのがうれしかったです。
「掃除の様子を写真を撮らせてね、ホームページにものせて頑張っているところを紹介したいからね。」
また黙々とそうじを始めました。素晴らしい!
階段を上がりきって、廊下を見通してみました。
無言...とまではいかないものの、どの子も手を動かして、キビキビとそうじを頑張っていました。
1年生から積み重ねた掃除技術と心がけの賜物でしょうね。うれしい気持ちが溢れました。
もっと撮りに行こうとしたのですが、デジカメの充電が切れてしまいました。残念です...。
本校では、「無言そうじ」にみんなで取り組んでいます。
「無言そうじ」は、もともと長野県の教育から生まれたものだと言われていますが、ただ静かにそうじをするのが目的ではありません。次の5つの心を育てることが目的です。
◇「気づきの心」を育む
周囲の汚れややるべきこと、次に何が必要かなどを自分で考えて見つける
◇「がまんする心」を育む
いやなことや大変なことでも、すぐにあきらめずにやり遂げる
◇「感謝する心」を育む
そうじをしてもらう場所があることや、一緒にそうじするなかまがいることへの感謝
◇「思いやりの心」を育む
次に使う人や協力してくれるなかま、お世話になる人の笑顔を想像する
◇「つながる心」を育む
協力して学校をキレイにしようという気持ちや学校の一員としての責任感をもつ
自分と向き合ってそうじに取り組む。そうじは、「心を磨く」作業なのかもしれませんね。
私自身もとかく面倒なことは避けがちなのですが、改めて一つ一つの意味や価値をかみしめながら取り組んでいきたいと思います。
2025.10.21 1年研究授業「いろいろなふね(国語)」
3時間目に1年教室に向かうと、教科書を音読するすてきな声が聞こえてきました。姿勢もすばらしい!
今日は、1年生の研究授業なのです。
これまで「いろいろなふね」のことや書き表し方の工夫について学習をしたので、今回はちょっとレベルを上げて、文章全体の構成の工夫である、「はじめ‐中‐おわり」について気付けるかな?という学習です。
まずは、形式段落に分けたカードを並べて、自分で考えてみます。いろいろな考えがあるものですね。
それから、みんなで意見交流です。電子黒板を使って上手に説明ができています。
わかったことや考えたことを振り返りシートに書き込みました。みんなどんどん書いています。
これからの乗り物ブックづくりなどに使えるといいですね。1年生の頑張りがすごく見えた授業でした!
2025.10.21 忍者修行中の2年生を発見!
2時間目に体育館の方へ歩いて行ってみると、2年生が体育の授業をしていました。
リズムよく跳びながら走る場づくりと練習をしていました。きっと、忍者になる修行ではないかと思うのです。
タブレットで跳んでいる様子を動画で撮って分析しようとしている子もいました。
最後には、見つけた技を教え合ったり、タブレットに振り返りを打ち込んだりと、なかなか立派な忍者修行ぶりでした。にん、にん!
2025.10.21 通学路の花
朝の正門前の道路は、通勤のためでしょうか、たくさんの自動車がひっきりなしに通ります。
子どもたちもその中を横断してやってきます。
じっと遠くから様子を見守っていますと、上級生が見本を見せて手を挙げます。下級生も見習って手を挙げました。車もさっと停まって、子どもたちの横断を優先させてくださっています。ありがとうございます。
渡り終わった後、さすが上級生。振り返って立ち止まり、頭を下げて車にお礼をしていました。下級生もそれに続きます。誰も見ていないところで良いと思うことを率先して行う上級生の姿に感動しました。
それを下級生もまねをするわけですから、良い伝統が続いているなと家庭や地域の皆様にも感謝です。
さて、その姿を学校の反対側の道からずっと見守っている美しいものを見つけました。
中央ライオンズクラブさんが道端をいろどる花を季節ごとに育てておられるようです。
眺めるだけで心が洗われ、さわやかな一日を演出してくれるようです。本当にありがとうございます。
今育っているのは写真のような白とピンクの花たちです。
いつものように、Googleレンズを使って調べてみました。
名前は聞いたことがあったのですが、これが「芙蓉(ふよう)」だったのですね。
ハワイや沖縄などでも有名なハイビスカスも同じなかまなのだそうです。道理で花のパフォーマンス力が強いわけです。でも、花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」なのです。品の良いピンク色がそんなイメージを醸し出しているように見えますね。
夕方になると白い花が赤くなるものは「酔芙蓉(すいふよう)」という品種なのだそうですが、これがそうなのかは夕方見てみないとわかりません。楽しみに観察してみたいと思います。
読者の皆さんは「芙蓉」か「酔芙蓉」、どちらだと思いますか?
2025.10.20 Carassius Auratus
初めて知ったことって、だれかに伝えたくなりませんか?
いきなり難しいタイトルで失礼しました。
これは、読者の皆さんもよく知っている、ある生物の学名なのです。
" Carassius Auratus "(カラッシウス・アウラトゥス)
答えは...
そうです。「金魚」です。
ラテン語で「金のフナ」という意味なのだそうです。
英語では「goldfish」、つまり金の魚、中国語でも「金魚」と書くようですが、不思議に思いませんか?
「赤いのに、なぜ『金魚』というのか?」と。
金魚は、数千年前に中国の揚子江流域でフナが突然変異したもので、今から700年ほど前の室町時代に中国からやってきたそうです。
古代の記録では「黄の魚」(きのぎょ)と書かれていたようですが、それがなまってきんぎょ(金魚)になったという説もあるようです。
中国では金魚を「チンユイ」と読むようですが、全く同じ発音で「金余(チンユイ)」という言葉があります。お金が有り余るという意味で、そうなりますようにという願いを込めて金魚を飼うという習慣もあるようです。
前話が長くなりましたが、学校のそばにお住いの中山さんが、写真の金魚を6匹学校に届けてくださいました。
さっそく、中庭の池に北園教頭先生の手で放流させていただきました。
右側は金鯉のルイスの居住エリアですから、左側のエリアを金魚の居住エリアとしました。
バケツの狭い世界から急に広い世界に解き放たれて、「金魚6」たちはちょっとおののいているように見えましたが、しばらくすると一列に並んで円を描くように泳いだり、かくれんぼをするように藻の下にとどまってみたりと楽しい動きをし始めました。水が体に合ってくれるといいですね。
どうか、新「金魚6」をそっと見守ってください。
また、中山さん、ありがとうございました!
2025.10.20 「ふるさと」とは何か
久しぶりの投稿となりました。
10月16日(木)・17日(金)の2日間、全国小学校校長会研究協議会のために、福岡に行っていました。よくコンサートや相撲の巡業が行われる福岡サンパレスと隣の国際会議場での研修会議でした。
特に心に残ったのは、以下の写真に関する方の講演でした。
これは、スペインのバルセロナという町にある、「サグラダ・ファミリア」です。
アントニオ・ガウディという有名な建築家が設計し、140年前から作り始め、まだ建設中の教会です。
ユネスコの世界遺産にも登録されているほど有名な建物です。
そこでの彫刻をリーダとして取り仕切っている、「外尾悦郎さん(福岡県出身)」の講演を拝聴したのでした。
彼は、「私はふるさと(origin)に支えられ、サグラダ・ファミリアの建設に向き合っている」と言うのです。
設計をしたガウディは、1926年には亡くなっています。サグラダ・ファミリアの詳細な設計図はありませんし、大まかなイメージだけが残されているのみなのだそうです。
では、どうやってこの素晴らしい建物の装飾を考え、建設を続けていくことができるのかという問いが生まれます。設計した建築家のガウディがどんな背景の中で何を考え、表現しようとしたのかということに寄り添うことで、「続き」を理解し、行動に移していくことができるのだそうです。植物の題材が多く含まれるこの建築物の意図を考えるときに、ことばを「言の葉」と表す日本人としてのoriginがその時に生かされるとのこと。
「ふるさと」とは、そこで生き、つなぎ、支えてた人々の営みや生き方、まなざしすべてが「ふるさと」であり、つまり、「ふるさと」とは「人」である。ふるさと(origin)が未来を示す…と。
自分のoriginを見つめ直すたびに、ふるさとに帰りたいと感じるのだと話されました。
私なりに解釈をしてみました。
たとえば、「おふくろの味」という言葉がありますが、あれは母親が作った料理の味のことだけを指すのでしょうか?
準備しているときの母親の様子やわくわくして待っている自分の感情、おいしく食べてくれることを期待している母親の気持ちや笑顔、その場の雰囲気や環境も含まれているのだと思います。
そしていつか、そんな未来を創る人に成長するのではないでしょうか。そんな時に「ふるさと」をより近くに感じたいと思うのではないでしょうか。
美里町で生きている人、一人ひとりが「ふるさと美里」なのだと思います。子どもたちが美里町の過去と今を形作るたくさんの素晴らしい人(ふるさと)に出会い、知ることで自分のoriginを知り、よりよい未来を創っていこうとする心と実行力をもつ人に育つことが大事なのだと改めて気づかされました。
本校は、「ふるさと美里を愛し、主体的に学び、自分の可能性に挑戦する中央っ子の育成」という学校教育目標を掲げています。
学校も、教職員ひとり一人もふるさとの一つです。自覚をもって、子どもたちとしっかり関わり合っていきたいと思います。
2025.10.14 朝の読み聞かせ
3連休明けですが、子どもたちの元気な声が響きます。
なんだか疲れているのは大人の方かもしれません。私もご多分に漏れず...
今日は読み聞かせに来ていただける日です。
読み聞かせをしてくださる方を募集しており、手を挙げてくださった方々がおられましたので、ついに全学級で読み聞かせボランティアの方々が埋まりました。
本当にありがとうございます!
読み聞かせの様子を少しだけご紹介します。
大きく開く絵本や弾き語りまで飛び出し、子どもたちのことばやその背景にある思いをとらえ、楽しもうとする情操がまた拡がった時間となりました。
人間は、他の生物に比べて力は弱いですが、ことばをとおして自分を知り、他と関わり、つながり合うことで生き抜いていける生き物だと思います。
ことばの力を高め、拡げられるこのような機会はどんどん増やしていきたいものです。
秋の夜長、ご家庭でも、さらなる読み聞かせに挑戦してみてはいかがでしょうか?
2025.10.10 初めての通知表
美里町は3学期制をとっていますが、通知表は前後期制をとっています。
そういうわけで、今日10月10日が前期分の通知表を渡す日でした。
1年生にとっては、初めての通知表をもらう日です。
担任の山下先生から、全員に通知表の意味と見方の説明をしたあと、一人ずつ渡していきました。
がんばったところや後半にさらに挑戦してほしいことなどをお話しして渡します。渡した後に握手しました。
はにかみながも受け取り、自分の席で通知表に書いてあることをたしかめる1年生の姿がありました。
通知表は、子ども一人ひとりの頑張りを認め、これからの挑戦を後押ししようとするものです。
持ち帰ったら、ぜひお子さんと一緒に通知表を見ながら今とこれからについてゆっくりお話をし、勇気づけていただけたらと思います。
2025.10.9 中学校の先生に学びました!(6年図工)
美里町の中央中校区では、小中交流授業を行っています。
今日は、6年生が中央中学校の美術担当である松本先生から風景画の色の塗り方を学びました。
まずは、水彩絵の具の技法のうち、「ぼかし」と「かすれ」を教えてもらい、塗ってみました。
「水分量を調整するのが大事」なのだと6年生の子が教えてくれました。
次に、塗り分け方とその順序を教えてもらいました。
遠い風景から先に、薄く塗るのだそうです。
これまで中心にかきたいものを先に濃く塗っていた子たちにとって、新しい発見だったのではないでしょうか。
これらを応用して、風景画の下書きに色を付けていきました。
学んだことをさっそく作品に活用している6年生たちでした。
中央中学校の松本先生には、役に立つ技法を丁寧に教えてもらいました。本当にありがとうございました!
2025.10.9 十六夜月
朝ぼらけ 我をみつめる 十六夜の月
朝の家を出ると、大きな月が西の空に座っていました。十六夜月(いざよいづき)ですね。
月の人生のピークを少し過ぎたあたりでしょうか。自分と重なる部分も感じてか、通勤中もその存在を目の端でずっと追いかけている自分に気が付きました。
実に美しい姿でしたので、恥ずかしながら、俳句にしてみました。
月の模様もはっきり見えました。
日本では、「月でウサギが餅つきをしている」ように見えると言いますが、私には「アフリカ大陸」か「勾玉」のように見えました。視力が低下しているせいかもしれません。
世界中の他の国でも、月の模様はいろいろなものに見立てられているようです。
〔中国〕 「ウサギが不老不死の薬草を作っている」
「ガマガエル」や「大きなカニ」に見立てられることもある
〔インド〕 「ワニ」に見える
〔モンゴル〕「犬」に見える
〔韓国〕 日本と同様に、「ウサギが餅をついている」と見立てられている
〔インドネシア〕「女性が編み物をしている姿」に見える
〔アメリカ〕「女性の横顔」に見える
〔ドイツ〕「薪を背負ったおじいさん」に見える
〔ギリシャ〕「銀の馬車に乗るセレーネ(月の女神)」に見える
いろいろなものに見立てられていて、歴史や文化の背景が見えて面白いですね。
読者の皆様は、何に見えますか?
2025.10.7 不審者対応避難訓練
昨夜は中秋の名月でした。読者の皆様はご覧になられましたか?
私はかなり夜中でしたが、透き通るように美しく輝く月を拝むことができました。
月のすぐ右下ぐらいにいて、月の明るさにも負けず、小さく輝いている星にも心が奪われてしまったので、調べてみました。
なんと、「土星」でした。400年以上前に自作の望遠鏡で輪を発見したガリレオ・ガリレイになった気分でした。残念ながら輪までは見ることができませんでしたが…
さて、今日は不審者対応避難訓練を行いました。本校ではこれまでずっと行われていなかったとのことで、安全担当の先生方と警察の方が知恵を出し合いながら作成した対応マニュアルをもとにした訓練実施でした。
1階の図書室につながるところから不審者が入ってきました。近くの2年生担任が声をかけ、周りの先生方に応援を求めます。
その間に先生方に誘導されて、1階の子どもたちは外を通って職員室に、2階の子どもたちは理科室に逃げ込んで施錠。
避難完了まで6分間ぐらいの訓練となりましたが、子どもたちは静かに落ち着いて、先生の指示をよく聞いて行動できていました。
その後、お話をオンラインにより各教室で聞きました。
①安全担当の永田先生から
不審者に出会ったら、「知らせる」「はなれる」「きく」ことを大事にしましょう。
特に「きく」ことは、毎日の生活でもできる避難訓練の練習だから、大事にしましょう。
②校長先生から
「不審者」=学校の中や外でみんなにとってあぶない行動をする人のこと。
普段の生活ではめったに出会わないかもしれないけれど、残念ながら国内では実際に事件が発生している。
今回は、もしものための訓練だった。
命は世界でたったひとつしかない、かけがえのない大切なもの。
困ったときは一人で我慢するのではなく、気になることはおうちの人や先生に話してほしい。
大人はみんな皆さんのことを守るためにいます。
また、こうした訓練を真剣に行い、いざという時に「自分で考えて行動できる力」を付けていきましょう。
③宇城警察署スクールサポーター 小島さん
登下校の時、「おかしをあげるよ」「一緒にゲームをしよう」「おうちの人がけがをしたから一緒に病院に行こう」「先生が呼んでるから一緒に行こう」などの声をかけ、付け回したり写真を撮ったりする事件があっている。
危ない場面があったら、「い・か・の・お・す・し」を思い出して、自分で身を守る行動をしましょう。
いか:ついていかない の:のらない お:おお声を出す
す:すぐににげる し:しらせる
誰もが被害者になる可能性があることをわすれずに。
最後に生活・安全委員長さんから「学んだことを生かしてがんばりたい」という言葉を添えて、お礼を伝えてくれました。
今後も、「命を守る行動ができる子どもたち」を学校・家庭・地域で連携して育てていきたいと思います。
2025.10.6 5年「認知症サポーター養成講座」
「アルツハイマー型認知症」って聞いたことがありますか?
美里町社会福祉協議会から9名も来校いただき、5年生が「認知症サポーター養成講座」に参加しました。
脳の萎縮により、記憶ができにくくなる認知症をわかりやすいプレゼンテーションで教えていただきました。
さらに、劇を通じて、その実際の様子と心ならずも認知症になってしまい、何度も「財布はどこになおしたかねぇ」と尋ねるおばあちゃんの思いと、何度も同じことをきかれ、答えるのが面倒になってしまう家族の思いを知ることができました。ものすごく劇がリアルで、特におばあちゃんが上手でした。認知症になって介護が必要な私の母の姿とぴったり重なり、自分のように感じて反省させられました。
実際に孫役も子どもにさせてみられ、優しいことばで初めて聞いたようにおばあちゃんの問いに答えながら、一緒にタンスに財布を探しに行く姿がありました。3つの「ない」を大切にした、とっても立派な認知症サポーターぶりでした。
最後にみんなで写真を撮りました。黄色いバンドが認知症サポーターの証だそうです。
これからの生活で生かしていきましょう。
2025.10.6 研究授業(6年・国語「模型のまち」)
3時間目は6年生の国語の研究授業でした。
実は、今日から大阪から2名の転入生(6年生と4年生)が来てくれましたので、転入早々の研究授業で、先生方がぞろぞろと6年教室に来られたので、この転入生もびっくりしたのではないでしょうか。
主人公の心情の変化を支える「表現の効果」について考えるという学習です。6年生ともなるとレベルが高いですね。その中でも今回は「色の変化」に着目して考え合いました。
広島を「白い町」だと感じていた主人公が「色の付いた町」へと感じ方が変わっていく様子を話し合いました。
「広島への興味が出てきたから」や「自分に関係あるとわかったから」などの鋭い見方・考え方も出てきてました。子どもたちのその語感のすばらしさに、つい笑顔になっている自分に気づきました。
ここで学んだことを、自分が日記や作文を書くときに使えたら素晴らしいなと思いました。
学びはまだまだ続きます!
2025.10.6 研究授業(5年・理科「もののとけ方」)
2時間目に3年生の理科の研究授業がありました。
「とける」とは生活の中で見かける姿ですが、その定義って意外とわかっていなかったりします。
今回はものが「水に溶ける」とはどういうことなのか、また、どうして溶ける? 溶けたあとどうなる?など、疑問を解決していく理科の授業を理科専科の本田先生が計画されているようでした。
まずは、「水に溶けた状態」とはどんな状態か、経験をもとに出し合わせたうえで実験に入りました。
水で満たされた透明なチューブに食塩の粒を落としていきます。
その粒は水の中で落ちていきながらどうなるのかを観察していく実験でした。
途中で姿が見えなくなっていきます。このようにして「水に溶ける」ということの定義を体験的に学んでいきました。
この実験をとおして感じた疑問を今後の学習課題にして学びを深めていきます。
楽しい授業でした!
2025.10.3 10月の全校集会
10月は「目の愛護月間」です。
「目を守るはたらきと行動」について、保健室の松本先生からお話をしていただきました。
「目を守る働きには5つあります。何でしょうか?」
いろいろな言葉が聞かれました。
答えは以下のとおりでした。
・まゆげ ・まばたき ・まつげ ・なみだ ・どうこう
「本は明るいところで読むなどの、これから目を守るためにどんな行動ができるか、10個以上見つけたら保健室に伝えてきてね」と伝えておられました。
目は一生の宝物ですから、ぜひ大事にしていきたいものですね。
続けて、事務の中村先生から「おしえて箱」のお礼と内容の紹介がありました。
「体育館にクーラーをつけてほしい」「更衣室にクーラーがあったらいいな」などの意見があったそうです。
すぐに実現できるかはわかりませんが、子どもたちの想いを美里町の関係の方々にもお伝えをし、今後の施設予算設定の参考にしていただくそうです。
実現するといいですね!
2025.10.2 第3回学校運営協議会
今回は2部制で開催しました。
第1部は、児童会の各委員長・副委員長がこれまでに取り組んだことと2学期以降に取り組みたいことを、3つに身に付けたい資質・能力と関連付けながら、2つのグループに分かれて提案・発表をしました。
その後、委員会ごとに学校運営委員の方と具体的な意見交流もすることができました。
◇運営委員会
◇人権・環境委員会
◇情報委員会
◇体育委員会
◇健康委員会
◇生活・安全委員会
第2部は、職員全員と学校運営協議会委員さんとの熟議です。
全国学力・学習状況調査での質問紙調査において、県の平均より27.3ポイント低い項目がありました。
それは「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか?」という項目です。
そこで、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う子どもを育てるにはどうしたらよいか」というテーマで熟議をしました。学校が、家庭が、地域が、行政がどんなことができるかをどんどん出し合いました。
話し合うことでたくさんの課題解決のためのアイデアやビジョンが少しずつ明確になっていきました。
今後、これらのアイデアをもとに、それぞれの立場で実践を進め、地域の今と未来に興味をもち、動かしていこうとする子どもたちを育成していきます。ご協力をよろしくお願いします。
2025.10.2 6年生 ミシンを使って
にぎやかな声が校長室にまで届きました。
声のする方に行ってみると、家庭科室に6年生が集まっていました。
学習支援員の高濱先生にもサポートをしてもらいながら、ミシンを使って「ナップサック」を作っているところでした。
「下糸が出てきません!」 「ひっかかって動きません!」
「返しぬいってどうするんですか?」 「全部ぬってしまって、ひもが通せません!」
5年生の時に学習してからずいぶん時間がたっているせいか、ミシンぬいのスタートラインに立つまで時間がかかりましたが、何とか完成に向けて動き出したようでした。
修学旅行で使う予定ですので、現場で中身がこぼれてしまわないように、特に力がかかって壊れそうなところは念入りに返しぬいによって補強して、世界に一つだけのステキなナップサックに仕上げてほしいものですね。
2025.10.2 科学展・発明工夫展の審査が始まりました
体育館の床、壁面、そしてステージの上と、一面に作品が並べられています。
今日は、宇城管内のすべての小中学校の児童生徒が作成した自由研究や発明工夫したものが本校体育館に集められ、審査会が開催されているのです。
本校からも出品していますが、結果の報告は後日ということで...
本校体育館が会場になっていることもあり、昼休みに子どもたちは展示を参観して回りました。
これをきっかけに、理科への興味関心が高まり、科学者を目指す子が出てくるかもしれませんね!
2025.10.1 くつやスリッパのかかとをそろえよう
10月になりました。さっそく新しい生活目標が貼ってありました。
10月の生活目標は、
「くつやスリッパのかかとをそろえよう」
この言葉を見ると、次ぎの詩が心に浮かびます。
これは、長野市の円福寺の住職だった藤本幸邦(ふじもとこうほう)さんがつくった「はきものをそろえる」という詩です。
皆さんの自宅の玄関や児童昇降口のくつ箱の中、トイレの入り口はどうでしょうか。
くつやスリッパはそろえておいてありますか? まさか左右逆になっていたりしていませんか?
靴をそろえず、脱ぎっぱなしにするという行動には、自分のことやその場のことしか考えていないことが現れていると言われます。他の人を思いやる心が抜け落ち、自分さえよければいいという自分勝手な考え方が行動として現れるのだそうです。
結果的に、どんなときでもやることが雑になり、思ったようにならないことが増えてくるらしいのです。
はきものをそろえることは、「自分自身を見つめる」「自分の行いを振り返る」ことにつながります。
また、このような人は、自分の行動を冷静に見つめ、他の人の気持ちを考えて、優しく丁寧に行動することができます。
まずは、自分のくつをしっかりそろえることから始めましょう。学校だけでなく、おうちでも。
自分の物だけでなく、他の人が乱したくつやスリッパも黙ってそろえることができる、思いやりの心をもつ人になってほしいですね。
そんな10月にしましょう。
2025.10.1 運動場のほほえみ
壁にかかったカレンダーもあと3枚となりました。あっという間に10月に突入です。
毎日、保健室の松本先生が子どもたちのために掲示してくださっている「熱中症危険度予報」によると...
若干の警戒は必要なものの、外で安全に活動することができそうです。
運動場の方から子どもたちの声がしていたので、少し様子を見に行ってみました。
5年生が体育をしていました。2グループに分かれて、鉄棒運動やジャンピングボード・登り棒などを活用したトレーニングを行っていました。
花壇の方に目をやると、
3年生が理科専科の本田先生と学習をしていました。
タブレットを使って、植物の観察です。理科室に戻って、写真をもとに学習をさらに進めているようでした。
日差しの中でも運動場での学習ができる環境になってきました。
以前なら当たり前のような気もするのですが、昨今の異常気候のもとでは、こういった気候環境はとてもありがたいものに思えるようになりました。
なんだか、運動場が秋の日差しに照らされてキラキラ輝き、「待ってたよ!」と子どもたちにほほえみかけているように見えました。
2025.9.30 健康委員会から「あさごはんで元気もりもり!」
校舎をうろうろしていると、1階のトイレの横に大きな掲示物を見つけました。
「あさごはんで 元気もりもり」というタイトルがついています。
どうやら、健康委員会が朝ごはんについて全校の子どもたちにアンケートをとり、学年ごとに集計してまとめてくれたようです。多くの子どもたちが朝ごはんをちゃんと食べているようで安心しました。
ご家庭でのよりよい生活習慣作りへのご努力に感謝、感謝です。
このグラフによれば、あと少しで朝ごはんを食べる人が100%に近づくようですね。
健康委員会は、「みそ汁が有効」だと提案しているようですから、ぜひ参考にしたいと思います。
高学年は家庭科でみそ汁づくりも学びますので、休みの日などにぜひ作って、おうちのひとたちにふるまってくれたらなおいいでしょうね。
朝ごはんを食べて、「パッチリ目覚め」で有意義な一日を過ごしましょう!
2025.9.30 小さい秋みつけた
いつものように車に乗って出勤。すると、車のエアコンから突然暖かい風が出てきてびっくりしました。
24℃の自動温度設定にしていたのですが...
モニターを見ると、車外温度は20℃を示していました。秋が大股で近づいてきたような朝でした。
そんな急な秋の足音にはものともせず、正門前のクスノキは堂々としたものです。
しかしよく見ると...
少しだけ赤くなった葉っぱが見え隠れしていました。
朝晩と日中の気温差が10℃以上ある日が続くようです。
あらためて「早ね・早起き・朝ごはん」と適度な運動、バランスの良い食事に気を付けて、健康で楽しい秋を楽しみたいものです。
2025.9.29 「Zinnia ジニア」って何?
早朝まで激しい雷が鳴っていたと、北園教頭先生から伺いました。
どおりで、不思議な空だと思ったのです。
厚い雨雲を切り取り、何か見えない手が押し広げているような空だったのです。
ふと、足元に目をやると、美しい花々が映りました。
同じ形の葉や花びらなのですが、オレンジや黄色、赤、白などの色があり、すてきなグラデーションで花壇を彩っているのです。用務の吉田先生のスゴ技ですね。
何でも知りたがる私は、何という花なのかを「Googleレンズ」を使って調べてみました。
和名では「百日草(ひゃくにちそう)」と言うようですが、普段は「ジニア Zinnia」と呼ぶのが一般的なようです。また、全体的には「不在の友を思う」「遠い友を思う」などの切ない花言葉がついているみたいです。
しかし、色ごとに花言葉が少し違うようです。どれも大事にしたいすてきな価値ですね。
赤:「幸福・絆」
白:「永遠に変わらない心」
オレンジ:「古き良き時代」「高貴な心」
これらが群れ咲いている花壇が、見る人に秋の豊かさと感動を与えてくれることは間違いなさそうです。
ご来校の折には、子どもたちの輝きに添えられた花壇の笑顔もぜひご覧ください。
2025.9.26 自由参観日(道徳)へのご来校、ありがとうございました!
今日26日(金)の午後は、「特別の教科 道徳」(※正式名称!)の自由参観日でした。
たくさんの方にご来校いただき、子どもたちのがんばりを直接見ていただきました。
お忙しい中にありがとうございました。
以下に、授業の様子を写真で紹介したいと思います。
(私は残念ながら、終日水俣に出張しておりましたので、内容に関するコメントは控えさせていただきます...)
5時間目(13:35~14:20)は、1~3年生の授業でした。
◎1年生「かぼちゃのつる」(節度・節制)
◎2年生「おじさんからのてがみ」(規則の尊重)
◎3年生「元気な子」(努力)
6時間目(14:30~15:15)は、4~6年生の授業でした。
◎4年生「交流学級の前に」(集団生活の充実)
◎5年生「真由、班長になる」(より良い学校生活)
◎6年生「ロレンゾの友達」(友情・信頼)
どうすれば「しあせな人生」を送ることができるでしょうか。
そこに、正解はありません。
ただ、そのための知識や知恵をなかまとの学び合いの中で獲得し、自分自身や自分が大切にしたいなかまや家族、地域社会の中で「よいと思うこと」をひとつひとつ実践し続けていくことが大事なのだと思います。
そんな子供たちの姿をしっかり見つめていきたいと思います。
2025.9.25 秋の交通安全運動
正門の坂の下の横断歩道では、1年担任の山下先生が交通指導をされていました。
子どもたちはきちんと手を挙げて渡っていきました。
裏門の三差路のところでは、2年担任の坂田先生が交通指導をされていました。
さすがです。上級生が見本を見せながら、安全に横断歩道を渡っていきました。
スクールバスのともだち号には、教務主任で理科担当の本田先生が乗車され、安全指導をされていました。
その他、馬場三叉路や八幡交差点でも、たんぽぽ学級担任の永田先生や吉良先生が街頭に立って交通指導をしていました。
本校では、今日25日(木)と26日(金)は「秋の交通安全運動」に伴う交通指導を行っているのです。
学校の付近では安全な登校ができていたようですが、各地域ではいかがでしょうか?
安全な歩行とともに、気持ちの良いあいさつなどはできているでしょうか?
この期間に限らず、子どもの安全な登下校と社会性の向上のために、学校と家庭・地域が力を合わせてどんどん声掛けをしていけたらと思います。子どもたちと家族や地域の今と未来が明るいものになりますように。
2025.9.24 小中連携で「スタート」を学ぶ
中央小学校と中央中学校は1小1中という関係です。
簡単に言うと、9年制の小中学校のような存在です。
今日3時間目に中央中学校の体育の今田先生をお迎えし、6年生が短距離走のより良い「スタートの仕方」を教えてもらいました。
まずは自由なスタートフォームで10m走のタイムを計りました。
その後、自分の「振り出し足」を確かめさせたうえで、スタートのより良いフォームを教えていただきました。
掃除の時間に校長室へ来た6年生男子に感想を訊いてみました。
「教えてもらって、速くなりました。スタートの時いつも体を立てていたんだけど、『もっと前に倒してみて』と言われたのでやったら、一歩目の踏み込みが強くなって、速くなりました」と喜んでいました。
同様に、掃除に来た女子にも訊いてみました。
「私は遅くなりました。今までと違うやり方だったので、身に付けるまでは時間が足りなかったです。でも、今日習ったやり方の方が速くなると思います。一つ一つの動きを丁寧に説明してくれたので、わかりやすかったです」と話してくれました。
何事も一朝一夕に身につくものではないと思いますが、新たな技術との出会いや人との出会いが、自分のより良い未来を創り出すきっかけになるということは間違いなく言えるでしょう。
お忙しい中に中央小まで指導に来ていただいた中央中学校の今田先生には感謝、感謝です。
今後も、小中連携を積極的に進めていきたいと思います。
2025.9.24 「おしえて箱」登場
22日(月)の昼休みに、事務の中村先生が校内放送で子どもたちに話をされました。
「来年度の学校予算の使い道について、皆さんの思いを反映させたいのです。学校にこんなものがあったらもっと楽しくてすてきな学校になるだろうな、こんなところが危ないので直してもらったらもっと安全で安心な学校になるだろうな ということを教えてください。」
今朝、児童玄関前のテーブルに「お知らせ箱」と記入用紙、分厚い教材カタログが準備してありました。
本校は「こどもまんなか中央小」をグランドデザインの中央に掲げています。子どもたちの「創造性」と「主体性」を育成して行きたいのです。
また、令和5年4月から施行された「こども基本法」には、
・すべての子どもが個人として尊重され、基本的人権が保障され、差別的な扱いを受けないようにすること
・すべての子どもが、適切に育てられ、愛され、保護されること。教育を受ける機会が等しく与えられること
・すべての子どもが、意見を表明したり、社会活動に参加したりする機会があること
・すべての子どもの意見が尊重され、最善の利益が考慮されること
と記されています。
子どもたちが自分に関わりのあることに意見を表明し、それが尊重されることを大事にしていくことが重要です。もちろん、個人の意見の主張だけでなく、なかまと折り合いをつけ、実践し、改善していく経験も含めてです。
中央小学校では、そういう機会をあらゆる場面で大事にしていきます。
2025.9.22 困ったなぁ...
土日明けの月曜日。今日がんばったら、明日は休み!
空から降り注ぐ光の束が勇気づけてくれるような朝の空でした。
なんだかいろいろな感情が渦巻く今週の始まりです。
先週、「校長先生、『美里町のステキなところ』をテーマに、『俳句』をつくってみませんか」と来校された方からお話をいただきました。某テレビ番組で芸能人の方が素晴らしい作品を作っておられるのをたびたび見かけはしますが、いざ作るとなると、なかなかひねりだせるものではありません。
そんなことも考えながら、今日も校舎の内外をうろうろしていました。
中庭の池に寄ってみました。
金鯉のルイスが悠然と泳ぐ様子を、少し弱りが見え始めた蓮の葉たちがぼんやりとながめていました。
動と静、輝きと衰え、そして受け継いでいくものという姿をかすみ網越しに見つめながら、「今という瞬間」を生きていることの有難さを1枚の写真に納めてみました。
児童昇降口から、運動場に目をやりました。
中学校の先生に陸上競技を学ぶ学習を控え、6年生たちが運動場に真っ白なラインを引いたり、走路の草をとったりしていました。何もない土や砂のキャンバスに鮮やかな白い線が加わり、なんだか気合の入った、たましいが込められた運動場になったように感じました。子どもたちの思いもそこに記されているようでした。
「美里町のステキなところ」は、どこにでもあふれているようです。中央小にもたっくさんあるようです。
もしかすると、それを当たり前のように感じさせてしまうほどのあたたかさが、美里町のステキなところなのかもしれません。
これを「俳句」にするというのは...
はぁ...ますます難しくなったなぁ。 幸せなことだけれど、困ったなぁ...
2025.9.22 わくわくワンダーランド図書室
図書室の廊下にかわいいぶどうが吊り下げられていました。秋ですね。
中入ってみました。すると...
草むらに隠れた虫たちがいました。
へぇー、この声はこんな虫が出しているんだなあとわくわくする掲示があふれていました。
さらに、虫の音の効果音も流されていて、まるで外の草むら付近に寝そべっているかのような感覚になりました。ほっとする空間でした。
ほかにも、こんな掲示や電子黒板による案内がなされていました。
本校の学校司書の先生はすごいです!
アイデアマンで、子どもたちが本に親しむことができるような工夫をどんどんしてくれています。
本当にありがたいです。
「読書の秋」です。たくさんの本を読んで、すてきな言葉たちに出会いたいものですね。
2025.9.19 曼殊沙華
赤いてのひらを大きくひろげ そのうでを静かに 空へ空へと伸ばしています
つかみ取りたいのは とんぼでしょうか 雲でしょうか
それとも 夢でしょうか
正門の横で、赤くて小さいけれど、すてきな幸せを見つけました。
2025.9.19 朝の全校おにごっこ
「今日は全校おにごっこをします。運動場に集まってください!」
8時少し前に運動場をうろうろしていると、体育委員会の子の声がスピーカーから流れてきました。
すぐに、黄色い帽子をかぶった1年生が飛び出してきました。そして続々と集まってきました。
「今日は『こおりおに』をします。おには4年生です。」
さっそく逃げ始めます。
「終了でーす!」とハンドマイクの声。
子どもたちはおにごっこをやめて、元のように学年ごとに整列しました。
その後、体育委員さんの指示のもと、学年ごとに教室へ帰っていきました。
これは当たり前のことのように見えるかもしれませんが、子どもたちだけで状況を把握しながらONとOFFを切り替え、ちゃんと行動できる姿に感心しました。
これまでの積み重ねがあるのかもしれませんが、おうちの方や地域の方の子どもたちへの関わりや、日ごろ背中で見せていただいている姿が子どもたちの判断や行動に反映しているのだろうなと、大変ありがたく感じながら見つめていたところでした。本当にありがとうございます。
その後どうするのかも見ていました。
子どもたちの姿を遠巻きに見つめていた、体育担当で6年担任の朝倉先生がそっと代表の子たちに近づき、今日の運営等について話を聞いたり、助言をしたりしていました。
「まずは自分たちでやらせてみて、達成感や困り感に寄り添いながらともに歩む」という先生の姿を見ることができました。
「自主性」を高めるためには、させられるのではなく、自分で考え、責任をもって実行し、その結果をもとに振り返り、次の改善策をとらえてまた実行する といったことのスパイラルが必要なのだと改めて感じました。
子どもたちは、成長を続けています。しっかり見守り、成長の芽を支えていきたいと思います。
2025.9.18 自然と友と自分に出会う旅に(5年生集団宿泊教室)
北にある夏の空気と南にある秋の空気が押しくらまんじゅうをしています。
なかなか勝負がつかないまま、その境目がちょうど美里町周辺にあるようです。
そこに雨雲が発生するため、雨がたくさん降っています。
それも、5年生の集団宿泊教室に合わせてとは...
出発式は音楽室で行いました。
私からは、次の3つのことに出会う2日間にしてください という話をしました。
「自然」と「友」とそして「自分」
しっかり見つめ、その豊かさや大切さ、さらにその先に向けての希望など、たくさんの出会いと経験の中で学び、一歩成長して帰ってきてほしいと願っています。
5年生の真剣に聞く態度や反応など、4月からの成長ぶりに驚かされました。
こんな素敵な5年生だからこそ、素晴らしい出会いが待っていることだと思います。
雨で予定していたプログラムが少し変更になるかもしれませんが、楽しんできてくれることでしょう。
Bon Voyage !
2025.9.17 こころもち涼しい…かな
校舎と町のグラウンドの間の落ち葉をかき集めていただいたのでしょう。
熊手のかき後が秋の訪れを伝えてくれているようです。
熱中症アラートが毎日のように発令されていたのが若干やわらぎ、少しは昼休みに外で遊べるようになりました。
一雨すぎると、もっとたくさんの子どもたちの歓声が広がる、昼休みの運動場になるでしょうね。
楽しみです。
2025.9.16 3連休明けの朝
遠くに望む、ベルのような形の甲佐岳の奥から陽光が差し込み、3連休明けの朝が始まりました。
運動場の隅の草むらは夜露がキラキラと輝き、秋がまた少し歩み寄ってきたのを感じました。
ゴォーッという音がしたので、空を見上げてみると、青いジェット機がぐんぐん上昇しながら学校の上を旋回していました。知りたがりで調べたがりの私は、すぐに航空航路を携帯で調べてみました。
どうやら、大阪伊丹空港行きのANA便のようでした。
当たり前のように続いている日々の中にもふと気づかされ、笑顔になったり、発見の驚きがあるものです。
子どもたちの明るくてさわやかな「おはようございます!」という声と姿にうれしくなりながら、わくわくした気持ちで迎えた朝の空は、ことのほか青く透き通っていました。
2025.9.11 久しぶりのクラブ活動
久しぶりのクラブ活動でした。
異学年集団による同じ活動をすることは、「小さな社会」づくりであり、将来にわたって必ず必要になることを体験的に学ぶ絶好の機会です。
そういうわけで、どんなことをしているのか、ちょっと見に行ってみました。
◎手作りクラブ
スライムづくりをしているようですね。
PVA(合成のり)とほう砂と水を混ぜると気持ちの良いかたまりができて、とっても楽しいですね。
水の代わりに、「塩水」を入れるとどうなると思いますか?
見たことがある、遊んだことがある、あるものが出来上がるんです。
答えは、ないしょです。自分で作って確かめてみてください。びっくりしますよ!
◎イラストクラブ
「チョークアート」でしょうか。
タブレット画面をみながら、ミニ黒板へチョークで上手に絵をかいていますね。
◎頭脳クラブ
「オセロ」のトーナメント大会のようですね。これは頭を使います。
◎サイエンスクラブ
段ボールをいっぱい持って行ったと思ったら、「空気砲」を作っていたんですね。
◎スポーツクラブ
体育館で「バドミントン」のラリー中でした。
◎ダンスクラブ
柴田先生のご指導のもと、「フラダンス」に挑戦していました。動きがしなやかでいいですね。
このように、本校ではいろんな学習活動をとおして「自分の可能性に挑戦する子ども」を育成しています。
2025.9.11 自然の中のヘリコプター
Q これは何でしょうか?
これは、「いろはもみじ」の種です。一枚の羽がついたような不思議な形をしています。
正門の横にいろはもみじの木があります。そこに、秋の入り口を迎えて、種が付き始めているのです。
この種を上から落とすと、何と、丸くてかたい部分を中心にくるくると羽が回転して、まるでヘリコプターのようにゆっくり落ちていくのです。
休み時間などにぜひおためしあれ!
2025.9.11 師弟同行
昨日は朝から昼過ぎまで激しい雷雨が続きました。
保護者の皆様の登校サポートもあり、幸いにも子どもたちは通常通りの学校生活を行うことができました。
ありがとうございました。
今日は運動場も乾き始め、少し秋めいた風が吹き抜けていました。
運営委員会の児童が「今朝は運動場の草取りをします。集まってください」と放送していました。
先生方も運動場に出て、みんなで草取りをしました。
その姿を見つめながら、「師弟同行」という四字熟語が頭に浮かびました。
教師が子どもの傍らに寄り添い、一緒に活動することで信頼関係を築くとともに、子どもから学ぶ姿勢ももちながら共に成長することを表したことばだと理解しています。
良いと思うことや誰かの役に立つことを自分から進んで行うという心構えは、こういった行動の積み重ねからしか生まれないのかもしれません。年齢や経験を超え、後ろ姿で育ち合おうとする姿がとても心に残りました。
中央小学校のすごさを今日も見ることができて、幸せな一日の始まりになりました。
2025.9.9 9月の読み聞かせ
中央小学校学校運営協議会では、読み聞かせボランティアをさらに募集しようと、以下のようなチラシを広い校区内の全家庭に回覧板でお知らせをしておりました。
そうしたところ、子どもたちのためにと、地域の2名の方が手を挙げてくださいました。
本当にありがとうございました。
今日はその2名の方も来校いただき、読み聞かせの様子を一緒に見学しました。
6名の先生方の本の世界への誘いに子どもたちも楽しんでいたようでした。
ありがとうございました!
2025.9.9 重陽の節句・救急の日に
9月9日は「重陽の節句」ですね。菊を飾るのが習わしのようですが、残念ながら、本校には菊が存在しないようです。探してみたのですが、発見できませんでした...
代わりに、「白菊」の花ことばを紹介したいと思います。
「真実」「あなたを慕う」「誠実な心」
その白菊のような姿を朝から見かけました。
児童玄関で運営委員会の子ども4名が「あいさつ運動」をしていました。
大きく宣伝をするわけでもなく、毎日、学校の良い雰囲気づくりのために続けています。
まさに「誠実な姿」です。中央小には本当にすばらしい子どもたちがいるなぁと、なんだか誇らしい気持ちにもなりました。
また、9月9日は「救急の日」でもあります。
保健室の前には、上記のようなポスターが貼ってあります。
緊急の救命措置が必要ないことが一番ですが、危険はそっと忍び寄ってくるものでもあります。
前もって知識と技能を身に付け、いつでも対応できる心構えを持つことは大事だと思います。
2025.9.8 正門前掲示板がリニューアル! 「本で感じる〇〇の秋」
9月の掲示板は、情報委員会の担当です。
委員会活動の時間に、「本で感じる〇〇の秋」というタイトルで、掲示物を作成し、さっそく貼ってくれたようです。それぞれのテーマに応じた本が図書室にあるようですから、ぜひ借りて読んでみてほしいものです。
読者の皆さんは「〇〇の秋」の〇〇にはどんな言葉を入れますか?
私は「はっとする秋」でしょうか。
運動場にある相撲場のあたりを散策していますと、シュッとした形の鳥がすっかり葉っぱが落ちてしまった木の上の方の枝にとまっていました。
(何の鳥だろうねぇ?)と思いながら、木の写真を撮りました。
その時、目のはしに鮮やかだけれども小さくて赤いものが映りました。
あらためてその木の根の付近に目を凝らすと...
赤いおしろいばなが一輪。
枯れ枝を大きく広げる木のそばで、そっと一輪だけ咲く花に感動してしまいました。
めぐる「いのち」とそのささやかながらも力強い姿に心惹かれたのです。
これから、どんな秋がやってくるのでしょうか。
私たちは、どんな秋を見つけるのでしょうか。
心躍らせる秋が、少しずつ近づいてきています。
2025.9.5 午後から学校訪問
午後から、美里町教育長様をはじめ、町教育委員会の皆様、教育委員の皆様、町内の小中学校の校長先生の皆様に中央小学校を訪問していただきました。
まずは学校概要説明。
そして、授業参観。
【たんぽぽ1組】さいころトークによる、楽しいことばの学びの時間でした。
【1年生】生活科であさがおの種の活用について考えました。
【3年生】算数で、割り切れない割り算の仕方について考え合いました。
【2年生】図工で、紙袋の口をぎゅっとしぼって面白いものを作りました。
【たんぽぽ2組】国語で県名や有名なもののことばについて調べました。
【5年生】国語で、4年生までに習った漢字を使って学習をしました。
【6年生】道徳「ぼくだって」で、広い心で相手を理解することの大切さを学びました。
【4年生】主語に応じて変わる述語の形について考えを出し合いました。
【3年理科】学習カレンダーと重ねながら、音に関する実験の手順を確認しました。
子どもたちが落ち着いて学習に取り組んでいることが印象的だったそうです。
その後の全体会では、訪問された方々とすべての先生方が集まって協議を行いました。
いただいたアイデアなどをこれからの様々な場面に反映していきたいと思います。
2025.9.5 Over the Rainbow ♪
Somewhere over the rainbow, way up high
どこか、虹の向こうの空高くに
There's a land that I heard of once in a lullaby
かつて子守唄で聞いた国があるはず
Somewhere over the rainbow, skies are blue
どこか、虹の向こうに空が青く
And the dreams that you dare to dream really do come true
信じていた夢がすべて叶う場所がある
ミュージカル「オズの魔法使い」の中で主人公ドロシーが歌う有名な歌が浮かんできました。
歌詞にある「虹の向こう」=「中央小学校」だと言えるようにしたいと願いながら。
昨日の帰りがけ、吉良先生が「すごい虹が出ていますよ!」と職員室に駆け込んでこられました。
残っていた先生方と運動場に飛び出し、みんなで空を見上げると、なんとまあ、これまでに見たこともない虹が目に飛び込んできました。
2重になったうえに、内側にも3重4重に虹が波紋のように広がっているのです!
何かいいことがあるかもしれないなと思って、わくわくして今日を迎えた次第です。
ちなみに今日は、美里町教育委員会、教育委員、町内の校長先生方による学校訪問です。
すてきな思いや人、新たな考えに出会えそうな気がして、わくわくしています!
2025.9.4 台風の影響は...
台風15号(ペイパー)が北上してきていますね。雨の一日になりそうです。
進路はずいぶん東(右側)にずれてきて、風はそこまで強くならないようでほっとしています。
東からの風が九州山地に当たり、「フェーン現象」が発生すると気温が高まるのが心配です。
「フェーン現象」というのは、理科で学習したと思います。中学校だったでしょうか。
湿った空気は、100m上昇するごとに0.6℃ずつ気温が下がります。
山を湿った空気が駆け上がると雲が発生し、雨として地上に水分が降り注ぎます。
それにより、乾いた空気になって、今度は山を駆け下ります。
乾いた空気は、100m下降するごとに1.0℃ずつ気温が上がります。
つまり、山が高ければ高いほど暑い空気となって山を駆け下りてくるため、山のふもとの気温は異常に高くなるという現象です。
今後、時折雨が強くなったりもするようです。
先日の雨により、地盤が緩んでいるところもあると思いますので、少しの雨でも災害が発生しないか心配しているところです。どうか、安全に気を付けてお過ごしください。
2025.9.3 身体測定と保健指導(睡眠について)
月曜日から身体測定と養護教諭による睡眠についての保健指導を行っています。
今日は高学年。多目的ルームから声が聞こえたので、ちょっと見学に行ってみました。
睡眠についての映像を見たあと、自分の夏休みの生活を振り返っていました。
小学生に必要な睡眠時間は「10~12時間」だそうです。
眠っている間に短期記憶が整理され、長期記憶エリアに送られるので、学力向上したい人はしっかり寝たほうがいいですね。
また、成長ホルモンや体の調子を整えるホルモンも寝て、脱力している間に出ますので、未来を生き抜く健康な体を作りたい人もしっかり寝たほうがいいですね。
知識・技能や心は何歳になっても成長できますが、体の成長には「期限」があります。
良い睡眠をしっかりとって、自分の未来を豊かにする体づくりをしていきたいものです。
2025.9.3 朝のそうじ
毎週水曜日は、そうじと業間活動がない5時間授業の日です。
運営委員会のメンバーが8時前に職員室を訪れ、先生方に放送の許可をもらっていました。
「今日の朝は、校内そうじを行います!」
様子を見に、校舎内を歩いてみました。
ろうかを雑巾リレーしている子、階段を丁寧に掃いている子、黒板の下や机の間などを膝をついて雑巾できれいにふいている子、特別教室の床を一心不乱にふきあげている子...どの子もそれぞれの役割をしっかり果たして頑張っていました。
なんて素敵な中央小の子どもたちなのでしょう! とても感激しました!!
校長室にも2名の6年生の男女が掃除をしにきてくれました。1時間目が始まるまでのわずかな時間なので、ソファーの水拭きと棚の上の掃きそうじをしてくれました。黙々と頑張ってくれました。
9月の生活目標は、「無言そうじをしよう」です。
必要な会話はもちろんするけれども、それ以外の時間は目的とやりがいをしっかり持って、黙々と短時間で効果的にそうじをすることに取り組んでいます。
「そうじは自分の心そうじ」でもあるかと思います。ひとつひとつを大事にしていきたいと思います。
2025.9.2 くまもと 早ね・早おき いきいきウィーク
熊本県では、8月25日~9月15日の期間を「くまもと 早ね・早おき いきいきウィーク」として、子どもの心とからだの健康づくりについて考え、たくましく心豊かな熊本の子どもを育むため、家庭、県内の認定こども園、幼稚園、保育所等、小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校が連携して、基本的な生活習慣を育成するための取組を一斉に実施しています。
夏休みも終わり、2学期が始まっています。
生活リズムを安定させることは、心身の健やかな成長や学力向上にも大きな効果があると思います。
睡眠やメディアコントロールについて改めてご家庭で語り合っていただき、自律した行動づくりを進めていただけたらと思います。
2025.9.2 秋来ぬと...
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
藤原 敏幸 (古今和歌集)
朝、校地内をめぐっていると、吹き抜ける風のさわやかさに秋の訪れを感じました。
日中はまだまだ熱中症アラームが発令されるほどの気温ですが、ほんの少し季節が変わり始めたようですね。
今日も子どもたちの元気なあいさつが青空に響いています。
2025.8.29 始業式(2学期のめあて)
静かに入場し、静かに待つ子どもたち。
夏休み明けの初日であるため、どうかなと考えていましたが、そんなことを考えた私が失礼者でした。
子どもたちは夏休みをつうじて、心身ともに少し成長した姿で帰ってきました。おうちの方や地域の方の温かくもきめ細かいかかわりのおかげでだと感じました。ありがとうございました。
始業式では、こんな話とめあてを伝えました。
2学期は、「学ぶこと」や「挨拶すること」の意味をとらえながら、自分から進んで誰かの役に立つ人になっていきましょう。
2025.8.29 2学期スタートの朝
学校には子どもたちの笑顔と笑い声がよく似合います。
元気な「おはようございます!」という声が響く朝が41日ぶりに戻ってきました。
今日から2学期の始まりです。
スクールバスも、豪雨災害により少し遠回りのコースとなり、中学校も経由することになりましたが、7時50分には到着しました。
今日から始まる1日1日を大事にしていきたいと思います。
2025.8.28 さるすべり
出勤して車を降りたとき、鮮やかなピンク色のかけらが一面にまかれていることに気が付きました。
ん? 顔をあげてみると…
さるすべりの赤い花が朝日に照らされて輝いていました。その横には…
白い花のさるすべり。「百日紅」と漢字では表記するのに、白もあるようです。
「さて、校内には何本のさるすべりの木が植えられているでしょうか?」
と自分に問いかけながら、わくわくして校地探検を始めました。
おおっ、中庭でピンク色の花のさるすべりを発見!
さらにその奥に濃いピンク色の花のさるすべり。地面に散り広がる花びらもまた風流でした。
普段見ている景色も、問いをもってあらためて見て回ると思いがけない発見と感動があるものですね。
明日から2学期。発見と感動があふれた毎日になりますように。
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