校長のつぶやき

校長のつぶやき

2026.2.26 天の羽衣

いつものように光の森付近の自宅から中央小学校に向けて出勤をしていました。

熊本県運動公園(えがお健康スタジアムやパークドームがあるところ)への白川にかかった未来大橋を渡ろうとすると、一面に雲海が広がっていました。阿蘇の大観峰に来たような気分でした。

運転中なので、写真が撮れなかったのが残念です。私の記憶のカメラにはしっかり保存されています。

 

学校に着くと、またすてきな眺めが広がっていました。

すぐ頭に浮かんだのは、この百人一首の句でした。まだ春は過ぎてないのですが...

  春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

                            (持統天皇)

山に天の羽衣がかかったような、心に残るすてきな風景でした。

陽光の中を登校してくる子どもたちもまた輝いていました。

春らしい今日がまた始まります。わくわくです!

2026.2.25 中学校の先生に音楽を学ぶ(6年)

卒業式までの登校日は20日を切りました。6年生は卒業式で歌う歌の練習に余念がありません。

さらにレベルアップを図るために、中学校の音楽の先生に、2回指導していただくことになりました。

今日はその1回目。砥用中と中央中を兼任で音楽を指導されている田島先生に来ていただきました。

まずは音楽室で顔合わせと基本練習。

廊下に響いてくる歌声にさっそく広がりと深みを感じました。

その後、体育館でも歌ってみました。音楽室と違って空間が広いうえ、響かない構造なので、響き合わせるためにはちょっと技術が必要です。

次回は3月2日(月)です。学んだからこそ見えた課題をそれまでにできる限りクリアし、次の成長につなげていきたいものです。

指導いただいた田島先生、本当にありがとうございました。

2026.2.20 6年プログラミング学習(3回目)

3回目のプログラミング学習。今日のテーマは「シューティングゲームを作ろう」です。

先生の説明とテキストをもとに作っていきます。

アナログ人間の私にはもうついていけない世界です。デジタルネイティブの子どもたちはこともなげに進めています。それだけでもすごい!

動きの設定だけでなく、敵キャラや背景の設定などをどんどんこなしながら完成していました。

今後の課題は、「この技能をどこでどのように生かすか」だと思います。「守・破・離」という言葉もありますが、指示やテキストから離れ、自分のイメージした世界観や動きに近づけるために、どう活用するかが重要です。

過去にはプレゼンテーションにこのソフトを使って説明をする子がいました。そういうことが求められていくはずです。ぜひ、応用を期待しています。

指導いただいた先生方、ありがとうございました。

2026.2.20 特別な本棚を作ってもらいました!

この2週間ほどイタリアと日本の時差を意識したことはありません。

イタリアのUTC(協定世界時:経度0度からの時差で表したもの)は+1(冬時間)、日本のUTCが+9ですから、8時間の時差があります。

原因は「ミラノ・コルティナオリンピック2026」ですよ。

選手たちによる筋書きのないドラマは何と心を動かすものでしょうね。それにかかわる監督・コーチ、審判、大会関係者などの思いも感じられて、涙腺もすっかり緩んでしまっています。

月曜日の早朝には閉会式を迎えますが、その後にはミラノ・コルティナパラリンピックが控えています。

私は二重まぶたなのですが、もう八重を通り越して眼瞼下垂のようになっています。鏡を見るのが恐ろしい...

 

テレビからの感動もいいのですが、本からの感動は想像力をとおした感動であり、これは脳の成長・能力向上に大変効果があります。

新しい本を購入したのですが、図書室の本棚が満腹状態になっていました。そこで、地域にお住いの中山さんに特別な本棚を作っていただきました。

本の重さに耐えられるように棚の下に支えを設置したり、子どもたちの創意工夫で飾ることができるように壁面を白くしたりと、使う人の身になって作られた、一点物の特別な本棚です。

図書司書の針馬先生を中心に、図書室のレイアウトを考えて配置していく予定です。

本棚に込められた思いとともに、大事に使っていきます。本当にありがとうございました!

2026.2.19 6年算数「関係に注目して」

3時間目に、卒業を間近に控えた6年生の授業を見学に行ってみました。

算数の授業でした。三角形の板を敷き詰めて大きな三角形を作っていく時、「何段目までの三角形をつくるには板は何枚必要か」を解決するための決まりを見つける学習でした。

 

まずは実際に並べてみて...

大きい三角形になると、「並べて数える」には手間がかかり、限界があることを実感しました。だから、表に書いて決まりを見つけることが必要であることを感じるところから授業がスタートしました。

「問題をつくる力」は子どもたちが話し合って、この1年間で集中して身に付けたいと決めた力でもあります。

 

自力解決に向かいます。いろいろな考え方や表現があるものです。それが大事なのです。

そして協働解決に向かいます。

段の数xと板の数yの関係式を作っていくのですが、教科書に示された式の意味がよくわかりません。

そこで、ある子が電子黒板を使って説明をしてくれました。すごいですね。

学び合ったことを、自分の言葉で表現(文字や音声)できると、より学びが深まります。

さらに、日ごろの生活の中で使えるようになると完璧です。

6年間の学びをしっかり自分のものにして、中学校へ羽ばたいていってもらいたいものです。

卒業式までの登校日は、あと20日余りです。

2026.2.19 たんぽぽ1自立活動「自分のトリセツを作ろう」

たんぽぽ1組で、永田先生の授業を見学させていただきました。

今回は自立活動で「自分のトリセツを作ろう」という単元の学習でした。

ちなみに「自立活動」というのは、特別支援学級や通級指導教室などで実施される、障害による学習・生活上の困り感を減らし、自律して社会参加する力を養うための「特別の指導領域」です。

心身の調和的発達の基盤を養うことを目的とし、「健康」「心理」「人間関係」「環境把握」「身体動作」「コミュニケーション」の6区分からなる個別の指導です。

今日の授業のめあては、「自分の苦手なこと、得意ではないことを考えよう~どうすればよいかを考えよう~」でした。

担任の永田先生の見本をもとに、今日の学習の流れと見通しを確認しました。「見通しをもつ」というのはどんな子ども(大人も)にとって大事なことですが、独別支援学級の子どもにとっては、安心して学習を進めるうえで特に重要です。

また、一人ひとりの特性が異なるため、伸ばしたい力もそれぞれとなります。

そこで、一人ひとりに応じた声掛けをしておられました。また、子ども一人ひとりに問いかけ、今回伸ばしたい力や本人の希望をもとに、ある子はタブレットで、ある子は紙媒体でと、それぞれに応じたまとめ方への対応を工夫しておられました。

 

誰しも一人で社会を生きていくことはできません。

特別支援学級は、その子に応じた特別な教育課程を組み、将来の社会的自立や参画ができる力を計画的につけていくことができる学級です。自分を知り、他とのより良いコミュニケーションを通じて自己実現をできるよう、自立活動にも力を入れています。

在籍する子どもたちが生き生きと学びに向かい、自分の力を伸ばそうとする姿がとても素敵でした!

2026.2.18 6年プログラミング学習(2回目)

2回目の今日は「巣穴ゲームをつくる」ことがテーマでした。

巣穴を移動するときに道を外れたら最初からやり直しというルールのゲームをつくるのです。

あくまでも、「プログラミング学習」の一環としてです。

先生の指導テンポがけっこう速いのですが、みんな集中してついて行ってたのがすごかったです。さすがデジタルネイティブですね。

 

「わからないときは、わかりそうな人を見つけて尋ねてね」

「わからない時に黙っていても『どうしたの?』とか、こちらからきくことはしません。言葉で私に尋ねてきたら答えますよ、プログラミング学習だからねー」

といった先生の言葉が印象的でした。

課題をどんな方法や手順で解決していくかを学ぶのが『プログラム学習』です。一人ではわからないときは、当然誰かに助けを求めなければなりませんし、誰に聞いてもその課題が解決できるわけでもありません。

世の中を生き抜いていくためには、誰にどう頼るか、そのためにどんな言葉や対話マナーが必要なのかを体験的に学び、使いこなせるようになる必要があります。

そういう意味で、「困らないように気を配りすぎるのも、子どもたちの成長にとってはマイナスに働くことがあるかもしれない」と感じたところでした。

 

ちなみに、6年生はみんな「巣穴ゲーム」を完成させることができました。

次回は、20日(金)です。お楽しみに!

2026.2.17 縦割り班遊びを計画しました!

1時間目の休み時間、校長室をノックする音が。「どうぞー」

「失礼します」運営委員会の5年生2名が入ってきました。

「2月20日に縦割り班遊びを計画したので、説明に来ました」

「今回はどこが担当するの?」

「計画は運営委員会で作ったんですが、進めるのは5年生がします」

「そうやって、みんなのために良いと思うことをどんどん計画して実行していこうとするところ、校長先生は大好きだし、ホントうれしいなぁ。じゃんじゃんアイデアを出してやっていいからね!」

「がんばります!!」

 

モデルとなる者の挑戦や成功を見たり一緒にやったりすることは、あこがれの感情とともに、「きっと自分にもできるかもしれない」という自己効力感を生みます。それが信頼や安心感となり、「伝統」となります。

そういう価値観や実行力をもつ人が集まったところ、あるいはその人そのものを「ふるさと」と呼びます。

 

今、中央小学校にはすてきな伝統が生まれ続けています。よき「ふるさと」になってきています。

こういった子どもたちの姿から、私たち教員もたくさん学ばされています。

2026.2.17 運動場の草取り

「校長先生、このピンク色は何の花?」

登校中の1年生に尋ねられました。「しだれ梅だよ。きれいだよね」

「うん!」

 

一方で、運動場には緑色の集合体も増えてくるわけで...

朝から子どもが放送していました。「今日は草取りをします。運動場に集合してください!」

非常にありがたいですね。

「誰かのために、良いと思うことを堂々と行動し続けること」は間違いなく自分を成長させてくれるでしょう。そういった軸を自分の中にもち、磨き続けることが自分の未来を照らしてくれると思うのです。

いつもよりお天道様が輝いて見えた朝でした。

2026.2.16 香りと文化

もやにつつまれた月曜日の朝。

薄いヴェールに包まれたおだやかな朝日が、登校してくる子どもたちに微笑みかけていました。 

  

今朝学校に着いて車のドアを開けたら、言わば「ひのき風呂の香り」の風がすぅっと流れ込んできました。

瞬間の感覚かと思ったのですが、どうやらそうではないようで、車外に出ても、ずうっとそのいい香りが続いていたのです。香りをまとった空気を深く吸い込んで、しばし幸福感に浸りました。

 

一度校長室に入った後、もう一度外に出てぐるっと歩き回ってみたのですが、やはり「ヒノキチオール」の心地よい香りの空気が中央小学校全体をつつんでいるのです。

校地内には檜(ひのき)はないのです。正門横の大きな楠(くすのき)や運動場の大きな欅(けやき)たちの近くに行ってみましたが、その香りとは違います。

 これも「春の香り」なのかもしれないなと感じました。

そう感じるのは、もしかすると日本文化なのかもしれませんね。四季の移ろいを「香り」にも感じるという点で。現代の子どもたちはどうなのでしょう。そんな経験をとおした感覚的感動が受け継がれているでしょうか。

これは、食文化にも通じるところがあるのではないかとも思いますね。

いずれにしても、たくさんの幸せを素直に感じられるものに出会えることはステキなことです。

 

さて、校舎内外に今、文化的な作品が新たに展示されていますので紹介します。

掲示板には手作りクラブの作品が展示されています。校長室にも3点ほどあります。

多目的室の前の廊下と壁面には「みんなの俳句展」の作品が展示されています。短冊は、本校の卒業生を含む松岡書道教室の生徒さんが書かれたそうです。見事です。

2月27日(金)の午後に授業参観と学級懇談会が予定されておりますので、ぜひご覧ください。