校長のつぶやき

2025.11.6 全校集会(校内人権月間に向けて)

11月は「校内人権月間」です。また、生活目標が「思いやりのある行動をしよう」ですので、「『思いやりのある行動』とは何か」について考えてもらいました。

思わぬことで花びんを落としてしまい、花びんに大きなヒビを入れてしまったナオコ。

「このことはだまっていて!」と頼まれたカズエがとるべき「思いやりのある行動」とは?

隣同士で少し考えてもらった後に手を挙げてもらいました。結果は以下のとおりでした。

   〇「黙っておく」7~8名    〇「正直に話す」それ以外の児童

「黙っておくことは、ナオコの願いをかなえ、一時的にホッとさせることはできるけれども、そのことは親友にうそ・ごまかしをし続ける苦しみをずっと持たせることになるよね。それは、相手を困らせることにならないかな?」と話しました。

 

「たとえば、『宿題?しなくてもいいんじゃない。ゲームで忙しいもんね。いいよいいよ』と話すことは思いやりのある行動かな?」と尋ねると、「勉強がわからなくなる」「なりたい夢がかなわなくなる」などの返答がありました。「でも、『宿題をしましょう」って言われると、なんかイヤだなっても思うよね」という対話をしました。

「『思いやりのある行動』は、相手にとって、最初は厳しいように感じられることもあるから、勇気のいることかもしれない。でも、本当に大事にしたい相手なら、勇気をもって『思いやりのある行動』をしてみたらどうかな。そんな1ヵ月にしましょう!」

ぜひご家庭でも、いろんな場でも話題にしていただき、みんなで「差別や偏見をなくすなかま」になることを真剣に考え、行動に移す11月にしていきましょう。