校長のつぶやき

2025.11.17 5年茶道体験教室

いま世界は「抹茶」ブームの真っ只中。抹茶味のラテやアイスといったスイーツが火付け役となり、世界中の消費者がこのきめ細かな粉末のお茶を追い求めているそうです。

2024年の抹茶を含む日本の粉末緑茶の輸出額は輸出茶全体の75%にあたる272億円に達し、2019年の3倍となっている点からも、そのブームの大きさが感じられますね。

 

さて、美里町はお茶の産地としても有名であり、子どもたちも茶園の整備や茶摘みなどに触れることな多いものの、「お茶を淹れて飲む」という習慣が昔よりは減ってきている家庭が多くなっています。

そういったこともあり、東家先生にお願いして、今年も5年生による茶道体験教室を開催しました。

まずは座学。穏やかな言葉としぐさで子どもたちの興味関心をひきつけながら、テンポよく進んでいきます。

こうやってみると、日本文化や生活の中に茶道の世界が大きく影響を与えていることを感じました。

 

続いて実技です。

 東家先生のお点前をまねて、手を動かしてみました。

それから、お菓子をいただきました。「お先にいただきます」など、心配りを大事にした言葉かけも学びました。

教えていただいたお作法に沿って、「亭主」役のグループが茶筅を使ってお茶をたて、「客」役のグループにふるまいます。器の回し方にも作法があります。丁寧にまねて上手にいただくことができました。

 

5年生のキラキラ・わくわくした眼が印象的な茶道体験教室でした。

終わった後に私も東家先生から一服立てていただきました。お茶をたてる一つ一つの動作と、器からてのひらに伝わるあたたかさ、そして立ち上がる抹茶の香りが至福の時間を生んでくれました。

東家先生、お手伝いいただいた中原先生、本当にありがとうございました。