学校生活

2021年8月の記事一覧

坂本フィールドワーク➁「中津道小校区」

「坂本フィールドワーク」の二日目は、坂本の最南端「中津道小学校区」を巡ります。

球磨川を見下ろすことができる中津道小学校の校舎

まずは、坂本町、芦北町、球磨村の境目にある「御前岩(ごぜんいわ)」です。場所は瀬戸石駅と瀬戸石ダムの間、球磨川にある大きな岩です。

御前岩御前岩の奥に見えるは瀬戸石ダム

なぜ「御前岩」と呼ばれるかというと、江戸時代球磨地方藩主の相良公が参勤交代の際、この岩の上で休憩をされていたのだそうです。確かに登ってみたくなる大きな岩です。

次は、JR肥薩線の「瀬戸石駅」です。昨年の7月豪雨災害によりその姿は無残なものになっています。

被害が大きい瀬戸石駅球磨川第一橋梁

在りし日の瀬戸石駅舎は、大人気アニメ「夏目友人帳」の聖地巡礼としても有名でした。

また同じく、「夏目友人帳」に登場していた「球磨川第一橋梁」も昨年の豪雨で被害を受けた姿になっています。

在りし日の「瀬戸石駅」の写真を、地域情報サイト「八代連絡帳」様からお借りしました。

在りし日の「瀬戸石駅」

なお、地域情報サイト「八代連絡帳」様のサイトには「瀬戸石駅と夏目友人帳」のことが詳しく紹介してあります。どうぞこちらもご覧ください。https://8246renraku.net/archives/setoishieki.html

いつの日か、JR肥薩線復旧により「瀬戸石駅」「球磨川第一橋梁」が生まれ変わり、新たな聖地巡礼で多くのファンに観てもらうことを願います。

 

中津道小の下、球磨川沿いにある「中津道神社(阿蘇宮)」は、被害はあるものの500年以上続く歴史を感じさせる神殿は神聖な姿です。市天然記念物に指定されている「中津道阿蘇宮の森」の大木は、洪水にも耐えた生命力溢れる神秘的な森です。

中津道神社神殿阿蘇宮の森阿蘇宮の森看板

昨年7月豪雨で流出した「鎌瀬橋(かませばし)」も、復旧が進み今は仮橋が架かっています。これで国道219号線が人吉・球磨から八代までつながりました。さらに復興・復旧が進みます。

復旧した鎌瀬橋(仮橋)

この他に、中津道校区では「市ノ俣(いちのまた)の音松岩」や鎌瀬から小川谷を登った場所にある「除滝(よけんたき)」を紹介したかったのですが、今日のフィールドワークでは道路が全面通行止めでたどり着けませんでした。道路が復旧しましたらまた取材に行き、レポートします。お楽しみにしてください!