This is US! ~学校生活~

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地域の恵みにふれて〜キウイ収穫体験〜

10月24日(金)、秋のやわらかな日差しの中、南関第三小学校の1・2年生が、校区内にあるニューガイアアグリ株式会社 南関豊永キウイファームを訪れ、キウイの収穫体験を行いました。この活動は、ニューガイアアグリ株式会社様二お世話になり地域の自然や産業にふれながら、食べ物の大切さや感謝の心を育むことを目的に、毎年実施されているものです。

 子供たちは、たわわに実ったゴールドキウイを見上げながら、大きい、おいしそうと目を輝かせて収穫に挑戦。 収穫したキウイは、しばらく追熟させることで中身が黄金色に変わり、甘くてジューシーな味わいになるそうです。子供たちは早く食べたい、おうちの人にも見せたいと、自然の恵みに心を躍らせる子供たちの姿がとても印象的でした。

 収穫を終えた子供たちは、「楽しかった!」「また行きたい!」と笑顔いっぱい。 自分の手で収穫した喜びを全身で味わい、秋の実りを五感で感じることができたようです。 1・2年生にとって、この体験はきっと心に残る素敵な思い出になったことでしょう。

 

この体験を支えてくださったのが、ゼスプリ社と契約し、全国にキウイ園地を展開するニューガイアアグリ株式会社の皆さんです。 南関豊永ファームは、熊本県内でも有数の規模を誇るキウイ園地で、地域の農業と子供たちの学びをつなぐ貴重な場となっています。

 当日は、ニューガイアアグリの皆様、地域の方々ご協力いただき、地域と学校が手を取り合って子供たちの成長を支える姿が見られました。子供たちにとっては、実を摘み、自然のありがたさや人とのつながりを実感する大切な時間となりました。

豊かな心に裏打ちされた確かな学力の育成 〜南関第三小学校の願いと実践〜

南関第三小学校では、「やさしく・しっかり考え・たくましい南関三小っ子」の育成を教育目標に掲げ、子供たちの心と力の両面を育てる教育を大切にしています。 その中心となる考え方が、「豊かな心に裏打ちされた確かな学力の育成」です。

■ めざす学校像
学校が目指す姿は、次の3つの柱で表されています。

安全・安心に学べる学校
学びが充実した学校
地域とともにある学校
この中でも、「学びが充実した学校」という言葉には、子供たちが安心して自分の考えを表現し、仲間とともに学び合う環境づくりへの強い願いが込められています。

■ 豊かな心を育む日々の学び
ホームページでは、子供たちが授業や活動を通して、豊かな心に裏打ちされた確かな学力を育んでいる様子が紹介されています。

たとえば、理科の授業では、「どうしたらもっと溶けるのかな?」という問いから始まり、子供たちが予想を立て、実験を通して確かめ、仲間と話し合いながら考えを深めていく姿が見られます。 その過程には、自分の考えを大切にしながら、他者の意見にも耳を傾ける姿勢が育まれています。

また、企画委員会による「全校遊び」の取組では、子供たちがふせんにアイデアを書き出し、掲示板で共有しながら、みんなが楽しめる遊びを自分たちで創り出す喜びを味わっています。 こうした活動は、思いやりや協力する力、創造する力を育てる大切な場となっています。

■ 確かな学力を支える指導の工夫
南関第三小学校では、確かな学力の育成に向けて、「協力する力」「考える力」「やり抜く力」の3つを重点的に育てています。

協力する力:相手を思いやり、助け合いながらともに高め合う力
考える力:自ら問いをもち、深く考え、他者の意見に耳を傾ける力
やり抜く力:困難に向き合いながらも、最後までやり遂げようとする粘り強さ

これらの力は、教科の学びだけでなく、生活や体験活動の中でも育まれており、子供たちが自分の学びに向き合い、成長を実感できるような支援が行われています。

■ 教職員の姿勢と学校経営
教職員は、「子供一人ひとりを認め、褒め、励まし、伸ばす教師」「授業で勝負し、子供を伸ばす教師」として、子供たちの可能性を信じて関わる姿勢を大切にしています。 また、学校全体で「共通実践」を共有し、日々の教育活動を振り返る「リフレクション・サイクル(AAR)」を通して、学校組織としての成長を目指すマネジメントが行われています。

 
南関第三小学校では、これからも豊かな心に支えられた確かな学力の育成を通して、子供たちが自分らしく輝き、未来を切り拓いていけるような教育を進めていきます。

「10年後の南関町」へ 〜6年生のまなざし〜

10月8日、南関町交流拠点施設「ukara(うから)」で行われた町制施行70周年記念式典に、本校の6年生が代表として参加しました。 式典では、「10年後の南関町」をテーマに、子供たちが未来の町の姿を発表しました。

総合的な学習の時間「大好き!南関町」での学びをもとに、3つのグループに分かれて考えた提案は、どれも子供たちの視点と願いが込められたものです。

「買い物や遊び、仕事ができる多目的ビルをつくって、町をにぎやかにしたい」 「体育館にエアコンをつけて、暑さに負けず安心して学べる学校にしたい」 「南関町の歴史や文化を大切にしながら、外国の方と交流できるイベントを開きたい」

どのグループも、自分たちの言葉で堂々と発表し、会場の皆さんからは「子供たちの発想に感心した」と、あたたかい拍手が送られました。

この発表の思いをさらに広げてくれたのが、6年生の森川くんの熊本日日新聞の【若者コーナー】に、「町に路面電車を走らせたい!」という夢を投稿しました。 高齢者や子供たちがもっと安心して移動できる町にしたいという願いが込められた提案は、11月23日の紙面に掲載され、多くの方々の心に届きました。

子供たちのまなざしは、今の町を見つめ、未来を想像し、やさしく、そして力強く語りかけてくれます。 これからも、地域とともに歩みながら、子供たちの声が町の未来をつくっていくことを、私たち大人も大切にしていきたいと思います。

 

3年生理科授業

この日の小栁先生の授業では、トライアングルを使って、 子どもたちは、まず音の出し方について予想を立て、実際にトライアングルを鳴らして音の違いを確かめました。トライアングルに付箋をつけて、強くたたいたり弱くたたいたりする実験に挑戦! 音の違いだけでなく、付箋の揺れ方に注目することで、新たな気づきが生まれました。

身近な音を通して、ふしぎに出会い、考える力や感じ取る力が育つ、あたたかな学びのひとときでした

また南関町教育委員会の寺田指導主事に来校いただき授業改善について助言を受け学ぶことができました。

「どうしたら溶けるのかな?」~5年生 理科 福永先生の授業より~

「溶け残ったものを、どうしたらもっと溶かせるんだろう」 そんな問いかけから、福永先生による理科の授業が始まりました。

「水の量をふやす」「あたためる」「かきまぜる」など、子どもたちから出された予想があり、みんなの考えが教室いっぱいに広がっていきました。

実験では、実際に水の量や温度を変えて確かめながら、目を輝かせて観察する姿が見られました。 結果をもとに、話し合って考えをまとめていきます。

みんなでつくる、みんなの遊び ~企画委員会の取組~

「こんにちは 全校遊び企画会議です」 そんな元気なあいさつから始まる掲示板には、全校遊びをもっと楽しくするためのアイデアがたくさん集まっています。これは、企画委員会の子どもたちが中心となって進めている取組です。

掲示板には、ピンクや青のふせんに書かれた子どもたちの声やアイデアがぎっしり。 「こんな遊びがしたい!」「こうしたらもっと楽しくなるかも!」といった思いが、にこにこマークとともに並んでいます。 写真も添えられていて、過去の活動をふり返りながら、よりよい遊びを考える姿が伝わってきます。

 

机の上にはペンとふせんが用意されていて、誰でも自由にアイデアを書き込めるようになっており、全校みんなでつくる遊びの時間になっていることが感じられます。

 こうした取組を通して、子どもたちは自分たちで考え、伝え合い、形にしていく楽しさを味わっています。 これからの全校遊びが、どんなふうに広がっていくのか楽しみです。

朝の一コマ ~礼儀正しく、すがすがしく~

朝の光の中、南関第三小の子どもたちは、今日も元気に登校してきます。 登校班で歩く姿は、にぎやかさの中にも落ち着きがあり、一日のはじまりにふさわしい、すがすがしい風景です。

 

横断歩道では、子どもたちがしっかりと手をぴんと挙げて、左右を確認しながら渡る姿が見られます。 その手は、渡り終えるまできちんと挙げたまま。 安全への意識がしっかりと身についていることが伝わってきます。

そして、渡り終えたあとには、深くお辞儀をしてくれる登校班も。 その姿に、見守っている地域の方々や先生たちも思わず笑顔になります。 「おはようございます」と交わされるあいさつとともに、礼儀正しさと感謝の気持ちが自然とあふれる朝となっています。

こうした日々の積み重ねが、やさしく・しっかり考え・たくましい南関三小っ子を育てているのだと感じます。 これからも、地域の皆さまとともに、子どもたちの安全で温かな登校を見守っていきたいと思います

 

英語の絵本にふれて ~読書旬間のひととき~

秋の読書旬間が始まり、南関第三小の校舎には、ページをめくる音と、物語に耳を傾ける静かな時間が流れています。 今年は、先生方による読み聞かせに加えて、村岡校長先生による英語の絵本の読み聞かせも行われました。 子どもたちは、英語の響きや絵の世界にふれながら、ことばの面白さや、物語のあたたかさを感じるひとときを過ごしています。

11月21日(金)は5年生へ英語の本の読み聞かせがありました。

学年ごとに選ばれた絵本は、どれもリズムやくり返しが心地よく、子どもたちの心にすっと届くものばかりです。

3年生では『Dear Zoo』が読まれました。 ページをめくるたびに動物が登場するしかけに、「次は何が出てくるかな?」と目を輝かせていました。

4年生は『Brown Bear, Brown Bear, What do you see?』。 くり返しのフレーズが心地よく、聞いているうちに自然と口ずさむ子も。 色や動物の名前が英語で出てくるたびに、「知ってる!」と嬉しそうな声があがりました。

5年生では『THE VERY HUNGRY CATERPILLAR』が登場。 小さなあおむしが食べ物を食べながら成長していく様子に、「かわいい!」「英語でもわかる!」と、物語の展開に夢中になっていました。

6年生には『GUESS HOW MUCH I LOVE YOU』が読まれました。 うさぎたちのやりとりに、静かに耳を傾けながら、「気持ちを伝えるってすてきだな」と感じる子もいたようです。

校長先生のやさしく語りかける声に、子どもたちは自然と引き込まれ、英語の音や絵本の世界を心で感じ取る姿が印象的でした。 読み終えた後には、「楽しかった!」「英語っておもしろい!」という声が聞かれ、ことばの広がりと心の動きが感じられる時間となりました。

読書旬間は、ただ本を読むだけでなく、本を通して人とつながり、心を動かす時間でもあります。 英語の絵本との出会いが、子どもたちの世界を少し広げてくれたように感じました。

これからも、南関三小っ子たちが、たくさんの本と出会いながら、考える力や豊かな心を育んでいけるよう、読書の時間を大切にしていきたいと思います