御船小ニュース

御船小学校 こどもたちの活動の様子

御船町学童陸上記録会

 「御船町内児童の体力及び陸上の技能の向上を図り、また各校児童間の親睦を目指す」という目的の下、御船町学童陸上記録会が行われました。100m走や走り高跳び、400mリレーなど、全7種目に御船町内の小学校5、6年生が臨みました。これまで放課後の時間をつかって、自分が参加する種目の練習をしてきた子ども達。練習以上の記録に喜んだり、緊張によって思うような記録が出せなかったりする等様々でした。早速多くの子どもが「次こそは」と意気込んでいます。

 親睦を深める、という部分においては、例えばリレーの順番を待つ間、他校の友達に「自信はある?」と話しかけ、心境を探ってみたり「(君の学校は)普段給食の時間は何時から?」と何気ない会話を交わしたりする様子がありました。同じ空の下で一緒に汗をかいたことで、多くの交流を生み出み出しました。

集団宿泊学習

「一生に1度の集団宿泊です。色々なことに自分で気付き、自分からやってみる。そんな貴重な機会にしてください。」5年生の集団宿泊学習に際し、出発式で聞かれた言葉です。

9月27、28、29日は5年生の集団宿泊学習がありました。1日目は水俣市の「熊本県環境センター」と「水俣病資料館」を訪れました。熊本県環境センターで学んだことは、まさに「環境保全の大切さ」です。地球温暖化、酸性雨、野性動植物の減少など、地球環境問題について幅広く取り上げました。「100年後、気温は今より4.8℃上がる」という話を聞くと、「えぇ…」と不安な様子の子どもたち。また、パックテストという実験を行い、「川を最も汚す要因が台所排水である」ということを知ると、これから自分たちにできることを真剣に考えました。

 水俣病資料館では、水俣病の歴史や現状について、資料や講話から学びました。あらかじめ教師から「知る機会ではなく、今の自分を見つめ直す機会にしてほしい」と聞いていた子どもたち。どう感じたか、を言葉にして伝え合うことで、一層学習の意義は高まることと思います。学校では勿論のこと、家庭でも話題として取り上げて頂けるとありがたいです。

 

 

 

2年生と1年生

2年生の生活科「うごくおもちゃ わたしのおもちゃ」では、自分たちが作ったおもちゃで1年生をおもてなししました。2年生にとっては、上学年として振る舞う初めての機会、また、1年生にとっては、異学年交流という貴重な機会です。「ぼくたちが作ったおもちゃで、たくさん楽しんで下さい。」という2年生のあいさつで、スタートしました。これまで「どうすればみんなが公平に遊べるか」「楽しんでもらうためには、どういうルールにするか」など、2年生なりに一生懸命考えてきました。制作コーナーやゲームコーナーなど、好きな分野で楽しむ1年生を見て、とても嬉しそうな2年生の子どもたち。たくさんの「ありがとう」と「楽しんでね」が聞かれる温かい時間となりました。

 


3年生の体育

プールの季節が終わり、3年生の体育では体つくり運動をしました。肋木登りやケンステップ、ジグザグ走、平均台、スキップをサーキット形式で行いました。久しぶりに体育館で運動をすることを喜び、出せる限りのスピードでサーキットを回ったり、慎重に肋木を上ったりする様子がありました。

これから3年生は幅跳びに入ります。「プールは得意だけど、幅跳びは苦手な子ども」「陸上運動全般が大好きな子ども」等、様々です。それぞれが目標数値を持ち、記録達成に向けてコツを身につけたり、自分なりに跳び方を工夫するなど、充実させてほしいと思います。


プラス1の工夫

実物投影機とは、手元を画面に映し出し、指導のポイントを焦点化及び拡大させることができる装置のことです。この実物投影機を使ってソーイングを学んでいるのは5年生です。

多くの子どもがつまずきやすい玉結び、玉留めですが、このように動画を使って、手本と同時に作業をしたり、ポイントをゆっくりとわかりやすく提示されたりすることで、子どもたちの確実な習得が期待されます。

「この授業で何を身につけるか」を明確にし、その達成に向けた最善の方法を工夫した結果、実物投影機の活用に至ったのだと思います。この時間、「(画面を)見て学ぶ時間」「(画面と同じように)手を動かす時間」のメリハリをつけ、児童は初めてのソーイングにチャレンジしました。

経験を積み、教訓を得る

元気玉プロジェクト、けんこうレンジャー、イントロクイズ、あいさつ運動、チャレラン…これら全て、児童らによって、委員会活動の中で企画された取組です。ユーモアのある取組ばかりで、学校全体が楽しい気持ちになれます。

9月の児童集会では各委員会から2学期の目標と取組について紹介がありました。美化委員会から「すみずみまできれいにし、黙掃掃除を身につけましょう。」、放送委員会から「明るく放送して、みんなをハッピーにします。」、図書委員会から「みんなに沢山本を読んでもらい、図書室すべてを大切に扱ってもらいたいです。」等、それぞれが思いを込めて力強く伝えました。

行動することで、何かしらの変化が起こる。何もしなければ、何も変わらない。今回のような取組と発信を積み重ねることで、子どもたちは生きる上での大切なことに気づくことができているように感じます。

御船川探検隊!

4年生の総合的な学習の時間について紹介致します。この日は「御船川探検隊」の学習として、御船川に対するイメージマップを広げる学習を行いました。御船町に住む人にとって、御船川はとても身近です。子どもたちは「御船川はきれいだよね。でも、どうしてきれいなんだろう。」「魚が住んでいたな。あれは何という種類の魚だろう。どこから来たのかな」等、次々にイメージを挙げては、それを疑問に変え、他者の発表や話合いの中で考えを広げました。

今後、実際に御船川の探検が計画されています。国土交通省の方に来て頂き、水の中の生き物を観察したり、水質調査をしたりする予定です。体験を伴う調べ学習により、学びを深められることと思います。また、御船町で育つ人として、御船川について誰よりも詳しく、そして大好きになってほしいと思います。


自分で伸びていく子どもたち

2学期のはじめ、4年生は自分たちのめあてを立てました。単純に1つの大きなめあてを立てるのではなく、「知・徳・体」の3つのテーマでそれぞれ考える点に、「さすが4年生」と感じさせられます。特にこの学級は、学級目標においても「知・徳・体」それぞれで目標を立てているので、それをベースにしながら考える子どもの様子がありました。この工夫により、一から物事を考えることが苦手な子どもにとっても、手助けになっていたように思います。また、子どもたちの手元には「1学期のめあて」のシートがありました。目標やめあてとは、自分の姿や反省を受けて立てるものです。1学期のめあてを更に発展的にした目標を立てる子ども、新たにできるようになりたいことを考える子ども等、自分自身の実態をよく見つめながら、中身の詰まっためあてを立てることができました。


教科書

新しい教科書に胸を膨らませるのは3年生です。はじめに担任から「教科書はたくさんの人たちの『子どもたちに勉強をがんばってもらいたい』という気持ちが込められた大切なものです。」という話がありました。すると、子どもたちは、1ページずつ慎重にめくったり、机の上に教科書を並べて眺めてみたりする様子がありました。

大事な箇所に線を引いたり、メモ書きしたり等、学習をすればする程、見た目は崩れていくものです。3月になり、最後まで学び終えた自分の教科書を見て「がんばって勉強ができた」と充実感を得られた時、初めて「大切に使う」の意味がわかるかもしれません。

君にとっての学校は

 2学期、新たに仲間が増えた2年生。新学期初日、子ども同士の仲が深まるようにと、フルーツバスケットをしました。時折担任も加わり、子どもの変化に気づいたり、子ども同士をつなぐ役割を果たしたりしました。楽しかった夏休みが終わってしまい、少なからず落ち込んでいる子どもたち。しかし、それ以上に「学校は楽しい場所」「大好きな友達や先生と会える場所」という気持ちが上回れば、すぐに乗り越えられるかもしれません。汗をたくさんかきながら、思いっきり笑ったり、友達の声に集中したりと、第1日目を楽しく過ごした2年生でした。