御船小ニュース

御船小学校 こどもたちの活動の様子

良い日になるのは、良い日にしているから

一人の仲間に喜んでもらうために、学級のみんなで話合い、行動する。そんな素敵な一幕が、3年生のある学級で見られたので、ご紹介致します。

この日は、一人の男の子の誕生日でした。4時間目の理科を終え、教室に戻ると、いつもと様子が違います。机は主役(誕生日の男の子)を中心に、それをみんなで囲むように配置され、黒板には学級のみんなからのお祝いメッセージが書かれていました。担任も子どもたちの優しい心意気に驚いたそうです。給食が始まり、バースデーソングと同時に「いただきます」、そして牛乳で乾杯をしました。

 主役にインタビューをしたところ、こんな感想を聞かせてくれました。

「本当に嬉しいです。いつの間に!ってびっくりしました。このクラスで良かったです。」

学習と体験

5年生の社会では、「農家の人たちは、よりより米作りのためにどんな協力をしているか」というテーマのもと、学習しました。米をつくる農家の方々が実際に行っている共同作業について、①農業機械、②水の管理、③勉強会の3つに視点を置き、調べたり、考えたりしました。教科書や資料集には、農家の方々の声もたくさん掲載されており、そこからキーワードを見つけたり、工夫に気づいたりしました。「農業機械って高い費用がかかるんだな」「一人ではとても米は作れないな」等、いろいろな意見が交わされました。

今後は、田植え作業を体験することが予定されています。実際に作業をすることで、学習をより深めてほしいと思います。


傘の気持ち

梅雨後半に入ったとはいえ、まだまだ不安定な天気が続きます。そんな中、「傘問題」が浮上してきました。「間違えて他人の傘を持ち帰ってしまう。」「1本目を持ち帰り忘れたため、2本目を持ってきたものの、1本目はずっと置いたままになっている」等々。これらのことに、心当たりはありませんか?傘立ての中で、傘たちが寂しそうに、持ち主を待っています。

実はこの傘問題、たった1つの手立てによって解消されます。それは、「傘に名前を書くこと」です。名前さえあれば、教師が該当する児童に声をかけることができますので、ご協力をお願い致します。

物を大切にするという視点からも、1学期の内に、傘たちを迎えに来て頂けると、とても助かります。

 

この場所が中心

「今から児童総会を始めます。各委員会の目標を、目と耳と心で聞きましょう。」企画委員の児童による一声により、児童総会が始まりました。各委員会の代表が、具体的な目標や月ごとの活動について発表しました。同時に、体育館にいる全員が、情報を確実に受け止めるための工夫として、実物投影機を使用し、発表内容を映し出しました。

「体育委員会の今年の目標は『みんなを笑顔にしよう』です。」「図書委員会では、12月に『読書イベント』をします。読書イベントとは…」「給食委員会!起立!今年はこのメンバーでがんばっていきます。」等、全部で9つの委員会が発表を行いました。原稿を見ず、堂々と発表する姿に、頼もしさを感じました。

発表を聞いていた児童らによる感想発表では、「いろいろな委員会の仕事がわかって良かったです。」「大きな声で言えていたことが良かったです。」「わかりやすい発表でした。」等が上がりました。それぞれの仕事に精一杯取り組み、学校全体を引っぱってくれることと思います。

大人だって勝ちたい!

625日(土)御船小学校体育にて、「ふれあいビーチボールバレー大会」がありました。学年ごとの保護者、及び教師でチームを組み、リーグ戦でぶつかり合いました。親睦を深めることが大きな目的であり、成功も失敗も笑顔で、和気あいあいと競技を楽しむ様子がたくさん見られました。

上位3チームは、「御船町のPTAビーチバレーボール大会」へ勝ち進むことになります。楽しみながらも、勝利にはこだわり、チーム同士で息を揃え、相手コートにアタックを決めたり、体を張ってボールを受け止めたり。気になる試合結果ですが、男子は1位4年生、2位1年生、3位2年生となりました。女子は1位2年生、2位5年生、3位6年生となっています。御船小学校の代表として、次なる舞台でも活躍できることを、御船小メンバー全員で応援しています。


 

生活しやすい学校にするためには?

全校集会で行われた美化委員会の発表について、ご紹介致します。委員長の「一人一人が生活しやすい学校にするために、環境づくりをがんばりましょう。」という一言に表れるように、今回の内容は、全児童で学校を美化することへの呼びかけでした。誰もが親しみを持てるようにと、ドラえもんのキャラクターに扮して、劇を行う美化委員の子どもたち。発表全体に、工夫が感じられました。校内の環境美化とともに、「エコバッグ」「4R(リデュース、リユース、リフューズ、リサイクル)」等の紹介があり、物を大切にする心についても学んでいます。子どもたちによる感想では、「これから環境について考えていきたいと思いました。」「牛乳パックのリサイクルから頑張りたいと思います。」という声が上がりました。

町の環境美化や、地球環境を守ることに配慮した取組がたくさん広がっている現代。新聞やニュースから得た、それらに関する情報を、学校や家庭の中で話題にすることも、環境に働きかける第一歩かもしれません。

「できる」を当たり前に

本格的な夏を目の前に控え、体育では、いよいよ水泳(水遊び)の時期に入ります。子どもたちからの人気が高い学習活動の一つでもある水泳(水遊び)です。一方で命の危険も伴い、命を守る事への配慮を大切にする学習でもあります。そのことを踏まえ、上益城消防本部よりご協力を頂き、先日本校にて職員向けの「心肺蘇生法」の研修を実施致しました。

研修では、胸骨圧迫の仕方や、AEDの使い方について参加者全員が実践的に学びました。毎年行っている研修ではありますが、やり方を少しでも誤ると、救える命が救えない恐れもあるため、研修中は緊張が走ります。実践を行うことで、コツを見出したり、学んだ知識を整理したりすることができました。

子どもたちの命を預かる立場として、不慮の事故が起きた時「心肺蘇生法ができる人を探す」「AEDの場所を知らない」等ということが決してあってはなりません。今回の研修を生かし、これまで以上に安全なプール指導に努めていきます。

 

さわやかさんサン運動会

6月9日、甲佐小学校にて、さわやかさんサン運動会が行われました。多くの児童生徒が、この日を待ちわびており、会場は熱気に包まれました。午前中は、体操、リトミック、徒走の順で行われました。今年はプログラムが、徐々に気持ちが高まるような構成となっています。それでも、一つ一つの細かいルールや、ルールを守ることの大切さについては、その都度伝えられ、みんなで守ることで、誰もが穏やかな気持ちで参加することができたように思います。

 午後は、くまモンが応援に駆けつけてくれました。さすがは大人気のくまモン。登場からコミカルな動きでたくさんの笑いを起こし、最後の「くまモン体操」では会場を一つにしました。

 さわやかさんサン運動会の魅力とは、「一人一人が輝くこと」と「子ども同士の交流」にあります。初めて出会った友達を力一杯応援したり、運動会の最後にはお互いに感想を述べ、拍手を送りあったりする等、今年度もたくさんの素敵な場面がありました。今回の経験を、日常生活におけるコミュニケーションや、学習活動に生かして欲しいと思います。


 

サイレントゾーン

これまで大きな目標であった運動会も終わり、次は「仲間作りや勉強」に日々力を入れることになります。そこで、全校集会では、その新たな目標を実現するために、どんなことが大切であるか、という視点から、生活安全委員会の児童が、新たな取組の発表をしました。

「仲間作りや勉強に勤しむためには、『安全な学校生活が送れること』が重要です。例えば、『廊下は右側をゆっくり歩く』などが挙げられます。」このことは、6月の生活目標である、「室内では静かに過ごそう」ともリンクしています。「そこで、今回打ち出すのが、『サイレントゾーン』です。」

サイレントゾーンとは、声を出さず、静かに歩くエリアのことです。人とすれ違う際も、あいさつとして、立ち止まったおじぎのみを行います。サイレントゾーンは、御船小学校の事務室から、なかよし教室までの長い廊下までと、設定されています。

この活気的な取組が定着し、安全な学校生活が確保される時は、同時に充実した「仲間作りや勉強」が実現される時ではないかと期待しています。


充実した生活には、やっぱり「学び」

1年生の国語の様子です。この日は促音(「っ」)の使い方について学習しました。「らかせい」や「せけん」等、いくつか例を挙げ、正しい「音の数」に沿って手拍子を打つことで、どこに「っ」が入ればよいかを考えました。「『らかっせい』、ちがうな。」「『らかせっい』、これでもないな。」「『らっかせい』、これだ!」というように、学級の仲間と一緒にじっくり考え、徐々に習得していきました。読み書きできる文字が増えると、生活の中で得られる情報が増えたり、気持ちを伝える手段が増えたりします。新しいことを学ぶことに楽しさを感じながら、生活をどんどん明るくしてほしいと思います。