学校ブログ
通学路について
通学路については、開校準備委員会の専門部会(学校支援部会)で平成30年度(2018年度)から検討し、現地調査などを行なってきました。また、新たな信号機の設置等については、関係機関への要望などを行なっています。
令和2年6月末から7月にかけ、想定している通学路を関係者(学校、PTA、地域代表、建設課、交通防災課、学校教育課)で実際に歩きながら確認しました。
歩道や路側帯、横断歩道、危険箇所、交通量、通学距離・時間など、参加者それぞれの視点から再確認を行ないました。また、週明けや週末、晴天や雨天による状況の変化なども確認を行ないました。
子ども達が安全に登下校できるよう、さらに準備を進めてきます。
校章について
小学校、中学校の校章については、令和元年(2019年)9月2日から10月31日まで合志市ホームページ等を通じて募集を行いました。
全国から218通(うち県内は31通、合志市は35通)の応募がありました。
開校準備委員会学校部会で小中学校各12候補を選出し、開校準備委員会で3候補を選出しました。3候補については、関係者(対象児童生徒・保護者・教職員)の意向調査の結果を受け、教育委員会議で決定しました。
校章デザインをされた是澤義隆氏は、「勉学の象徴である万年筆で楓の葉を形づくりました。さらに、人権教育の拠点となってほしいとの願いから、権利を『守る』象徴である盾を組み合わせています。背後には市の木であるクヌギの葉をあしらいました。小学校は「若さ」を表す緑色をベースカラーとしました」と校章に込めた思いを記されています。
校名について
校名「合志楓の森小学校」については、合志市内にお住まいに方を対象に平成31年(2019年)1月28日から2月28日まで募集を行いました。
219通の応募があり、138種類の校名候補があり、以下の選定を経て決定しました。
・開校準備委員会学校部会(令和元年3月)
13案を選定し開校準備委員会へ
・開校準備員委員会(令和元年3月)
5案を選定し教育委員会議に提案
・教育委員会議(令和元年6月)
「合志楓の森」に決定
・合志市議会(令和元年7月)
学校設置条例の一部改正案が可決、正式決定
校名公募結果では、隣接する菊池恵楓園の「楓」がついた校名候補が非常に多く、開校準備委員会では、菊池恵楓園の忘れてはならない歴史もあるなどの意見がありました。
菊池恵楓園自治会誌「菊池野」(昭和53年11月号)によると、昭和12年に楓の苗200本が植樹され、昭和16年(1941年)に運営が国に移された際、療養所名も「楓」にちなみ「国立療養所菊池恵楓園」と改称されたと記されています。
学校敷地内の概要
合志楓の森小学校は、合志楓の森中学校と同じ敷地内の同じ校舎等を共有します。
◆敷地面積 約57,000㎡
◆校舎延床面積(地上3階) 約11,000㎡
◆体育館延床面積(地上2階) 約2,300㎡
◆武道場 約660㎡
上記の施設の他に、給食調理棟(地上1階)、プール棟、部室棟、屋外トイレなどがあります。
学校敷地は、全国唯一のハンセン病患者専用であった「旧菊池医療刑務支所跡地」も含んでいます。
旧建物についてはハンセン病の隔離政策の歴史を伝える遺構として、その一部を菊池恵楓園内に移設、展示することになっています。また、法務省により学校敷地内に石材製のプレートを碑として設置することとなっています。