学校生活(ブログ)

5年 社会授業

☆10月17日
 今日は県立教育センターに派遣されている先生の検証授業の6時間目(8時間中)がありました。

 本時のめあては「栽培漁業には、どのような意味があるかを考えよう!」でした。まず、稚魚を放流する理由を考えました。

 本時の問いは「なぜ、栽培漁業は養殖業と違い、最後まで育てずに放流するのだろう?」でした。前時までに学習した養殖業との違いを資料を基に追究していきました。

 授業者の先生は上天草市大矢野町に行って、栽培漁業(稚魚を育てている)をされている方にインタビューをし、授業や資料づくりに活かしていました。



 イラストや表などの資料をしっかり読み取っています。授業を重ねるたびに、資料活用能力が高まっていることが記述や発表の内容から分かります。

 班学習の内容も、ますます高まっています。ある班ではシートを交換して、友達の考えの良さに気付くことができました。

 ペアでの交流学習も活発です。いろいろな意見を出し合い、聞き合うことで子どもたちの思考の高まりが見られます。

 本時では、稚魚が放流されている魚種とそうでない魚種の漁獲量に違いがあることや漁場の環境の変化で魚がとれにくくなっているから栽培漁業をしていることに気付きました。
 子どもたちの発言で驚いたことは、栽培漁業がなされている魚種は値段の高い魚だということです。子どもたちが日頃の生活経験から気付いたのでしょう。
 社会科の学習は、生活と密接な関係があります。先日は3年生のスーパーマーケットの見学をアップしました。学習内容と生活を関連付けて考えることで、ものの見方や考え方をより深めていってほしいです。
 5年生での検証授業も残り2時間となりました。子どもたちから「もっと一緒に水産業の授業をしたい。」という感想があったそうです。それだけ子どもたちの心に響く授業が展開されているということでしょう。

6年 陸上記録会

☆10月16日
 今日は朝から、県営八代運動公園で八代市の陸上記録会があり、6年生が全員参加しました。
 6年生は、この日に向けて体育の授業や始業前、昼休みなど時間を見つけて、しっかり練習し準備してきました。

 開会式の様子です。市内の6年生が集まりました。

 走り高跳びの様子です。集中力を高めています。

 800m走の様子です。きついですが、自分に負けず一生懸命に走りきることができました。

 リレーの様子です。本校は各学級から1チームずつ、エントリーしました。学級代表として、がんばりました。

 本校の子どもが、男子100mで大会新記録を出しました。記録は、12’7です。素晴らしい走りで、会場全体がどよめいたそうです。しばらくは、破られないすごい記録です。

 6年生は運動会終了直後から、陸上記録会に向けて練習に励んできました。陸上は人と記録を競うこともできますが、自己記録の更新を目指すことで自分に負けない強い心をはぐくむことができます。この陸上記録会をとおして、子どもたちはさらに成長してくれたでしょう。体力向上は、学力向上にも結び付きます。陸上をとおして学んだことを、学校生活にもぜひ活かしてほしいです。

3年 外国語授業

☆10月15日
 今日の合い研は、外国語(アルファベット)の授業でした。本時のめあては「アルファベットの大文字の形に気を付けて、仲間分けをしよう。」でした。
 はじめに英語を使って、あいさつをしました。「How are you?」と尋ねられると「I’m ~.」と上手に答えていました。日付や天気の質問にも容易に答えることができ、日常化されていることが分かりました。

 次に「ABC song」を歌いました。久しぶりに歌ったそうですが、みんな楽しそうに歌うことができました。
 そして、アルファベットの形を、体を使って表現しました。お題は「H」でした。隣同士で試行錯誤しながら、上手に「H」を表すことができました。
 次に、アルファベットの中から、三つを選び出して仲間分けをしました。

 代表して、みんなにクイズを出した子どもが選んだ文字は「B」「P」「Q」でした。正解は「直線と曲線からできている」でした。子どもたちの柔軟な思考には、驚かされます。
 授業の終末に、本時の振り返りました。ある子どもは「アルファベットにはいろいろな形があることを知れて楽しかった。」と発表しました。
 今年度から本市で先行実施している外国語活動も半年が経ちました。今日の授業を見ていて、子どもたちが、外国語にとても慣れていることが分かりました。子どもたちが大人になった時は、今以上にグローバル化が進みます。外国語に興味をもち、進んで活用できる子どもたちになってほしいです。

5年 道徳授業

☆10月15日
 今日の合い研は、初任者の先生の授業でした。今日の授業には、八代教育事務所と八代市教育委員会から指導主事の先生が来られて参観されました。

 今日は「人生の金メダル」(熊本の心)を使って、柔道の山下泰裕さんの生き方を基に考えを深めました。

 日本一になった山下選手は、勝てるであろうと思っていた選手に負けてしまいます。そのときの山下選手のおごりや油断した気持ちを一生懸命に考えて、発表しました。

 負けた反省を活かして、その後山下選手は203連勝という前人未踏の記録をつくります。なぜ、203連勝という大記録を樹立できたのか考えました。

 ワークシートに、これまでの自分を振り返りました。素直さや謙虚さがなかったことや、力を抜いてしまった経験など子どもたちの言葉でしっかり書いていました。
 授業の最後の説話は、校長先生がされました。

 校長先生が、部活動の指導されていたときに「勝てるだろう」と思っていた相手に負けてしまって後悔したと言う内容でした。また、「多くの人に支えられていること」や「相手に敬意をもつこと」の大切さを話されました。
 校長先生の素晴らしさは、当時指導されていた子どもたちに謝られたことです。このお話を子どもたちは、真剣に聞いていました。また、今後このお話を受けて、真摯にいろいろなところに取り組むことができることを望みます。
 授業者の初任の先生が、「みんなから金メダルがもらえるように授業が上手になりたい」と話していました。簡単に授業力はつくものではありません。しかし、今日のような教材研究や準備をして、経験を積み重ねることで子どもたちから金メダルがもらえる授業ができます。授業を見ていてますます授業が上手になっているので、金メダルがもらえる日はそう遠くないと思います。


5年 国語授業

☆10月12日
 今日は5時間目に、5年生のスキルアップチャレンジ授業がありました。この授業は教職経験5年目から10年目の先生を対象として、八代市サポートセンターの事業です。若手の先生の授業スキルが、向上することが目的です。

 本校にも対象の先生がいて、サポートセンターの所長先生やサポーターの先生、一緒に研修を受けている同期の先生が授業参観に来られました。
 単元は、「大造じいさんとガン」です。本時では、「大造じいさんの残雪に対する思いが『どのように』『どうして』変わったのか」を考えていきました。

 先生がノートに考えの書き方を示しました。

 すると、子どもたちは言葉を吟味して書いたり、たくさんの文量を記したりするなど、考えを明確に表記することができました。

 ある子どもは、考えを明らかにするために文章を何度も読んでいました。国語では、本文が根拠になります。

 授業者の先生は、子どもの目線にまで下がって、丁寧に個別指導をしていました。

 次に自分の考えを班の人に紹介することで、交流をしました。この活動で、新たな考えに気付くなど考えが深まりました。

 授業の最後は、全体での学びです。発表の仕方もとても上手で友達に考えをしっかり伝えることができました。日頃の学習訓練が行き届いています。

 授業後の板書です。子どもたちの考えが、たくさん書かれており、板書の構造化ができていました。
 授業を見ていて、本当に子どもたちがよく発表をします。発表できると言うことは、一人一人が自分の考えを、きちんともっているからです。
 担任の先生がうまく子どもたちの考えを関連付けたり、深化させたりしていました。また、大造じいさんの心情の変化は、行動や会話を基にすると分かると言うことに子どもたちは気付いていました。
 日頃もこのような授業が実践されていることを、子どもたちの姿から見取ることができました。このような実践の積み重ねが、子どもたちの学力向上につながります。