御船小ニュース

御船小学校 こどもたちの活動の様子

学習の材料は至るところに

5年生の学活の様子を紹介します。この日は「始業式の校長先生の話を聞いて」というテーマを基に、意見交換をしました。例えば、「『当たり前のことをみんなでがんばろう』という言葉が心に残りました。僕にとって『当たり前』とは、廊下を歩くことです。心がけます。」「校長先生の話を聞いて心に残ったのは、『命を大切にする人になる』ということです。そのために、交通ルールを守ったり、生活のやくそくを守ったりしたいと思います。」等、自分の考えを整理したり、友達の話を聞いて「なるほど」と考えを広げたりする様子がありました。

2学期、5年生は集団宿泊が予定されています。また、高学年としての出番が益々増える時期でもあります。○○をがんばろう、○○な自分になろう、と具体的なイメージを持てば持つほど、成長が期待されるのではないでしょうか。


すべての努力に意味がある

1年生では、教師と子どもたち全員が一緒になって、新学期の提出物の一つ一つを丁寧に確認しました。時間はかかりますが、そのことで、せっかく頑張ってきた宿題を提出し忘れたり、別のプリントに紛れてしまったりということを防ぐことができます。夏休みのワークや作品を、胸を張って提出し、「がんばりましたね」と担任から褒められる姿が印象的でした。

また、この学級では「気をつけ」等の姿勢について、意識的に指導を行っていました。「初めが大事です。初めの頑張りこそ、二学期すべてにつながります。まずはみんなでピシッと姿勢を整えてみましょう。」周りの友達の様子ではなく、自分自身の背中や指先に気をつけて、凛々しい表情で前を見つめる子どもたちの姿に、頼もしさを感じました。


2学期のスタート

8月30日、2学期が始まりました。登校する子どもたちの様子を見ていると、久々に友達と会えたことを喜ぶ子ども、先生たちに夏休みの思い出を話す子ども、眠い目をこすりながらあいさつをする子ども等、様々でした。少しずつリズムを取り戻し、1学期以上に御船小を活気づけてほしいと思います。

始業式の中で行われた学校長講話では「2学期、これだけは」として「命を大切にする人に」「思いやりのある人に」「進んで行動できる人に」の3つが挙げられました。それに続き、「一人一人が当たり前のことを当たり前にできるようになったら、きっとみんなの笑顔が輝くすばらしい御船小になります。みんなでがんばりましょう。」と激励しました。

「自分にできる『当たり前』とはなんだろう」と自分なりに考え、具体的に行動することで、充実した生活につなげてほしいと思います。


「可愛くば 5つ数えて 3つ褒め 2つ叱って 良き人となせ」

本校の児童玄関を出ると、左手には「二宮金次郎」像が置かれています。いろいろな事情により、全国的に「二宮金次郎」像が置かれている学校は珍しくなっている現代。そのような点において、本校のこの像は貴重なものだと言えます。二宮金次郎像の足下には「至誠報徳(しせいほうとく)」と書かれています。一体どんな意味を表すのか、知っていますか。

まず「報徳(ほうとく)」とは、「自分の長所、利益、持ち味等を表す『徳(とく)』を、世の中のために生かしましょう」という考え方に当たります。そして、「至誠(しせい)」とは、「まごころ」を指す言葉です。二宮金次郎のモチーフとなった二宮尊徳は、「人間には『報徳』の心が大切であり、そのためのベースとして『至誠』が不可欠である」と考えていました。その精神を表す言葉が「至誠報徳」ということになります。

今回の記事は、普段に比べて難しい内容になりました。しかし、学校には多くの施設や設備があります。何気なく通過することもできますが、「ふと立ち止まり、自分なりに調べてみる」、それができる醍醐味が、小学生という時期にはあるように思います。


炎陽に負けるな

早くも夏休み終盤となりました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。勉強やお手伝い、体験活動等、充実した日々を送っていることと思います。一方で、最高気温が35℃以上を指す「猛暑日」が続き、熱中症も心配されるところです。

猛暑日日数記録では、1994年に熊本県が41日を記録しており、この記録は歴代3位だそうです。では、2017年は・・・8月20日現在で猛暑日日数は12日!これは全国で14位ということです。(引用:https://weather.time-j.net/Summer/Ranking )

暑い日が好き!という人は、あまり多くないかもしれませんが、毎日同じ条件下で気温を計ったり、新聞や資料等でこれまでの記録と比較したりすることは、なかなか面白いものです。このように「夏休みだからこそできること」に目を向け、一つでも多くの「名人」になって2学期に再会できれば、御船小学校は知識と好奇心で溢れ返ることでしょう。