御船小ニュース

御船小学校 こどもたちの活動の様子

「終わり良ければ」ではないわけで。

10月3日は町の陸上記録会が予定されています。参加対象は、御船町の5、6年生全員です。御船小学校では、放課後から夕方5時までを練習の時間として、基本的に全高学年児童が運動に励んでいます。走り幅跳びやソフトボール投げなど、各種目に分かれてじっくりと練習をする子ども達。前日の記録を上回ることを目指したり、ライバルを見つけてお互いの意識を高め合ったりと、各自楽しみながら練習に励む様子が見られます。

このように、陸上記録会当日のみを目的とするのではなく、それまでの日々、自分の力を主体的に伸ばそうとしたり、他者との励まし合いを中心としたコミュニケーションを図ったりすることに価値が見出されています。もしも当日に、思うような記録が出なかったとしても、共に頑張ってきた仲間や自分自身のことは、これまで以上に好きになれているような気がします。


御船川とわたしたち

国土交通省による協力のもと、4年生は「御船川探検」をしました。主に「御船川についての情報や水害を防止するための工夫」、「様々な方法を用いた水質検査」の2つをテーマに学習しました。学習の中で、御船川が氾濫する様子(昭和63年)を写真で目にすると、「この場所でこんなことがあったんだ。」「怖いな。逃げ場がない。」など、身近な川で起きる災害であるからこそ、畏怖の念を抱く様子がありました。

また、水質検査では、検査キットを使って水素イオン濃度や溶存酸素量等を調べる方法と、川の中で生息する生き物から水質を判断する方法の2つを体験しました。気になる結果ですが、両検査とも「良好」とのことです。子どもたちによる感想では「御船川がきれいで安心しました。」「これからもきれいな状態を保ちたい」という意見が多く出ました。

私達の想像を超えて、はるか昔から流れている御船川。そんな川が今でも「良好」な状態を保てていることは、自然の力の偉大さと、先人達の努力があってこそだと思います。今回の学習によって、意志を継いだ子ども達。今度は自分たちが役目を果たしていく番です。


修学旅行に向けて

6年生は修学旅行のオリエンテーションとして第1回目の平和学習をしました。この日は戦争を扱った絵本の読み聞かせを聞いた後に、小グループをつくって意見を交換しました。具体的にテーマは「『戦争』という言葉を聞いて、どんなことをイメージするか。」という内容です。児童からは「なぜ戦争をしなければならなかったのだろう。」「原子爆弾が使われるまで戦争が終わらなかった理由は何だろう。」「誰が戦争を始めて、誰が終わらせるのだろう。」など、様々な疑問と意見が交わされました。これから2回目、3回目を行う中で、更に学習を深めていき、今月14日、15日の修学旅行に臨みます。
 


 

「したこと」よりも「身につけたこと」

 楽しかった夏休みが終わり、落ち込んでいる児童が多いかと心配していましたが、いざ新学期を迎えると友達や先生との再会をとても喜んでいました。登下校中や休み時間に会話で盛り上がったり、笑顔で遊んだりする様子がたくさん見られます。

 授業では、児童が実物投影機を使用して「夏休み新聞」を紹介したり、児童が学級の課題を明らかにした上で必要な係を話し合ったり、提出物や配布物を一つ一つ丁寧に確認したりするなど、新学期らしい光景がたくさん見られます。

 二学期は各学年で見学旅行や宿泊学習が計画されています。学校生活のリズムを取り戻し、見通しをもちながら学習に励んでほしいと思います。更に、学習内容だけでなくマナーやルール、気配りなどもプラスαで身につけられる、そんな二学期になると嬉しいです。

 

平成最後の二学期

8月30日は二学期の始業式でした。ここでは学校長による講話の大まかな内容を、部分的に紹介します。

「1学期は『話を聞くこと』が、一人一人とても上手になりました。二学期は『自分の思いを相手に伝える』を目標にしましょう。日頃の返事やあいさつを心がけながら、どんどん伸ばしてほしいと思います。

また、4つの『あ』について、話をします。4つの『あ』とは『あんぜん』『あいさつ』『あとしまつ』『あいず』を指します。例えば、外に出るときは黄色帽子を被ることを徹底し、自分の命を守る。相手が気持ちよくなるあいさつをする。トイレのスリッパを並べる。このようにいろいろな場面に、4つの『あ』はあります。全員で取り組み、素敵な御船小を作っていきましょう。」

いよいよ平成最後の二学期がスタートです。学校長の言葉を児童が各々に解釈し、自分の学習や生活のめあてに生かすことと思います。