This is US! ~学校生活~

2025年12月の記事一覧

~新聞投稿の取組と南関第三小学校で育てたい3つの力~

南関第三小学校では、子供たちが日々の体験や学びを通して感じたことを、自分の言葉で表現する力を育てるために、新聞投稿に取り組んでいます。

11月には、町政70周年記念式典での発表をもとに、「10年後の南関町」をテーマにした投稿が掲載されました。 地域の未来を思い描きながら、住みやすい町づくりのアイデアを発表する姿には、「考える力」がしっかりと育っていることが感じられました。 自分の考えをもち、地域の人々とともによりよい町をつくっていこうとする姿勢は、「協力する力」にもつながっています。

12月には、長崎への修学旅行で出会った語り部の方の話を受けて、平和への願いを綴った投稿が掲載されました。 戦争の悲しさや命の重みを受け止め、平和の尊さを見つめ直す文章には、「考える力」とともに、「やり抜く力」が感じられました。 自分の思いを最後まで丁寧に言葉にし、伝えることに向き合う姿は、まさに南関三小っ子の姿そのものです。

新聞投稿の取組は、子供たちの「伝えたい」という気持ちを育てるだけでなく、3つの力を育む大切な学びの場となっています。 これからも、子供たちの言葉に耳を傾けながら、心の成長を温かく見守っていきたいと思います。

南関町町政70周年記念式典で南関第三小学校6年生が発表~新聞投稿の取組

新聞投稿の取組

南関三小では新聞投稿を積極的に行っています。南関第三小の6年生が町制70周年式典で「10年後の南関町」をテーマに発表。外国の方との交流イベントを提案し、町への愛着を深めてもらいたいという願いを込めました。緊張しながらも協力して準備した成果を発揮し、中学生の堂々とした発表に刺激を受けるとともに今後の平和集会や卒業式で、さらに成長した姿を見せたいという思いが高まったことについて、6年生の井口さん「『10年後の町』 テーマに発表」【R7.11.5日付け熊日】が掲載されました。また、南関町をもっと住みやすくするために「路面電車を走らせること」を提案。移動のしやすさと環境への配慮の両面から、路面電車の導入が町にとって良いと主張した6年生の森川さん「町に路面電車 走らせたい!」【R7.11.23日付け熊日】が掲載されました。

南関三小では、国語科の授業や週末作文の取組を充実させ、子供たちの表現力を高めていきます。

 

心に刻んだ平和への願い

南関三小では、日々の学びや体験を自分の言葉で表現する力を育てるために、新聞投稿にも積極的に取り組んでいます。6年生の髙木さんの投稿が、令和7年12月1日付けの熊本日日新聞に掲載されました。 タイトルは「互い思いやり 戦争なくそう」。

長崎への修学旅行で出会った被爆体験者の語り部の方は、家族や友人を一瞬で失った悲しみ、食べ物が手に入らず空腹に苦しんだ日々のことを、静かに、けれど力強く語ってくださいました。命の重みや、日々の暮らしのありがたさ、そして何より「思いやりの心」の大切さを深く感じました。自分の心で感じたことを自分の言葉で伝えるという経験は、髙木さんにとってかけがえのない学びとなりました。

これからも、子供たち一人ひとりの「感じたこと」「伝えたいこと」を大切にしながら、言葉を通して広がる学びをていねいに育んでいきます。

新聞投稿に込めた、平和への願い〜友達を大切にすることが、平和への近道〜

南関三小では、日々の学びや体験を自分の言葉で表現する力を育てるために、新聞投稿にも積極的に取り組んでいます。6年生の池田さんの投稿が、令和7年11月21日付けの熊本日日新聞に掲載されました。 タイトルは「平和への近道 友達を大切に」。

長崎への修学旅行で、語り部の方のお話を聞いたり、原爆資料館を見学したりする中で、戦争の悲惨さと平和の大切さを深く感じました。 その中でも、「友達を大切にすることが平和への近道」という語り部の方の言葉が、心に強く残ったそうです。日々の生活の中で友達と仲良くすること、思いやりをもって接することが、世界の平和につながる第一歩だと感じ、その思いを自分の言葉で丁寧に綴りました。

新聞に掲載されたことはもちろん嬉しいことですが、それ以上に、自分の心で感じたことを社会に向けて発信するという経験は大きな学びとなりました。

これからも、子供たち一人ひとりの「伝えたい思い」を大切にしながら、言葉を通して広がる学びをていねいに育んでいきたいと思います。