日誌

令和元年度までの校長室より

3月31日に ありがとうございました。

 本日で令和元年度を終了します。長らくお読みいただいたこの校長室からのコーナーもバトンタッチの時を迎えました。明日からは新しい体制で臨みます。最後の最後になって自然の宿命をうけることになり、子どもたちの生活も大きな変化を余儀なくされました。

 今朝の一心行の桜です。学校から数百メートルの地にあるこの桜は人類が幾度となく乗り越えてきた試練を見つめてきました。そして、今、私たちが乗り越えようとしているこの試練をひっそりと見守ってくれています。いつかまた、子どもたちの歓声がこの桜の木の下で聞くことができますように 今は子供たちの新学期の準備のために先生がたはがんばっています。校庭の桜も満開まであとすこし。入学式に在校生は参加できないけれどしっかりと新入生をあたかく迎えるために、準備をしてくれています。早く元通りの生活ができますように祈っているところです。

 皆様がたには、この一年たくさんのご支援をいただきありがとうございました。閉校まであと一年、今年は「最後の」という言葉のオンパレードになる一年です。しっかり145年の伝統が締めくくれますように中松小学校にあらためて応援をいただきたいと思います。ありがとうございました。

 

令和元年度修了式を終えて

 今日は、令和元年度の修了式。各教室をまわって、今学年の課程を修了したという証明書を子どもたちに渡しました。放送での修了式。授業日数は187日。想像もしなかった3月の休校。ご家庭でも子どもさんの健康、居場所、生活、お昼の心配、学校での勉強とご心配の数々だったのではないでしょうか。春休みになり、通常の生活にはまだ、ほど遠いですが、状況を見ながら、普通に戻せる部分は普通の生活にしながら新学期を迎えようとしています。
 さて、子どもたちの1年と私たちの1年は長さが違います。物理的な長さは同じなんですが、成長の度合いで見る長さは大きな差があるのを感じます。毎日みていると分からないかもしれませんが、確かに大きくなってきているのを感じます。目に見える成長ばかりでなく目に見えない部分も成長しています。通知表はその伸びを担任が記録して、ご家庭にお届けするものです。この1年をふりかえり、新しい学年の目標をぜひ、こどもさんとお家でお話し下さい。

 

卒業おめでとう

平成26年4月9日水曜日6年生の卒業生の入学式のお天気は「晴れ」。
 卒業おめでとうございます。
大きくなりましたね。6年という間は、あっと言う間でした。こんな小さかった体は、今はお父さんやお母さんの身長に届くほどになりました。これまでの6年間、保護者の皆様方のご苦労も大変だったものと思います。急な熱や体の不調、そのたびに病院へ連れて行き、気になって仕事も手に付かない親御さんもおられたことでしょう。子どもの成長は、時として親の成長の証しでもあります。今日の卒業式にはこの6年間の軌跡をたどりました。卒業生と保護者と職員のみのこじんまりとした卒業式でしたけど、ここにいない在校生の思いをかみしめて、旅立ちました。人生の節目、節目に今までの軌跡をふり返り、子どもさんの成長を喜び、確かめあう卒業式でした。

巣立ちの準備が始まりました。

 6年生が早くも卒業証書を紙すきをする時期となりました。今から20年ほど前、肥後の水資源賞受賞でいただいた賞金をもとに手漉き和紙の木枠を作成したと聞いています。それから、毎年伝統になった手漉き和紙の卒業証書。これも毎年書家の先生に一から筆耕していただいている正真正銘の世界に一つだけの卒業証書です。来月4日には中学校の体験入学です。いよいよ巣立つ時が近づいてきました。  

  5年生の学級通信からちょっといい話
  1年生の女の子3名が5年生教室に訪問。休み時間に2年生と遊びたかった1年生は、2年生に伝えようとします。遊びに夢中だった2年生は気づかない様子。そこに通りかかった5年生の男の子3人が、代わりに言ってあげたとのこと。3人の女の子はとてもうれしかったらしく5年生の教室へお礼を言いに来たのだそうです。
あとを引き継ぐ5年生も最後のリーダーとしての心の準備ができています。

子どもの伸びを確かめる日に

 82日間の長い2学期が終わります。暑い夏の連続かと思えた2学期の始まりでしたがその暑さも長続きはせず、雨の運動会や火山灰に気をもんだ2学期でした。毎日みているとなかなか子どもたちの伸びに気づかないことも多いのですが、一年の内で一番成長しているのがこの学期でしょう。

 一学期はそれほど目立たなかったのですが、昼休み、運動場で遊ぶ子どもたちが増えています。競技の普及のために各協会から贈呈され、学校の資料室に保管されていたラグビーボールとハンドボールを思い切って子どもたちに貸し出しました。ラグビーはワールドカップの影響もあってか、すぐに子どもたちは虜に。女の子も男の子も学年も関係なしにみんなで、ラグビーもどきの遊びに熱中しています。あまりにも熱中しすぎて、激しくぶつかることもありましたが、上級生が譲ってやる姿もあり、みんなで楽しむという本来の目的をしっかりと認識できているようです。12/16には女子ハンドボール世界選手権を5,6年生で観戦しに行ったこともあり、このころからはハンドボールが昼休みのイベントになってきました。
 子どもたちが様々な体験ができること、特に子どもの小学生から中学生にかけての9年間にいかに多くの種類の体験をしてきたかがその後の人生を左右するのではないかとまで思います。学習体験、生活体験、社会体験、そして社会貢献と数々の体験の場を提供してきた2学期でした。通知表には、その記録が書かれています。そして、その体験とともに子どもさんがどのように成長したかその伸びを示しています。いつもお話することですが、終業式の今日の日は、その伸びを子どもさんとともに確かめ合う日に。そして、来年の新年の抱負につなげていっていただければと思います。

今年も赤飯配りを行いました

 

 

11月22日恒例の赤飯配りを行いました。今年のもち米の収穫は、およそ200kgでした。ちょうど稲の花咲く7月頃に長雨で、収穫量は去年より少なくなったようです。当日は5年生の保護者の皆さんやおばあちゃんたちのおかげで、前日の仕込みから当日の赤飯づくりや餅つきまで、子どもたちと一緒に活動していただきました。お昼からは出来上がった赤飯を民生委員さん・婦人会のみなさん・一部は老人会の皆さんのお手伝いをいただき、70才以上の一人暮らしのみなさんやお二人でお過ごしの方などに計87軒の方々に一軒一軒渡していきました。子どもたちにとって、地域とのつながりを意識する一日でした。いろいろな方から声をかけていただき、子どもたちも元気をもらえたようです。 
 また、28日には、3,4年生が育てた芋を使い、婦人会の方々に料理を教えていただきました。メンバーの4人にお集まりいただき、いつもは焼き芋だけだったのですが、芋まんじゅう、ジュースで作る芋きんとんと工夫の一品を子どもたちとともに作りました。学校の職員だけではとてもこれだけのことはできません。子どもたちが自分の親以外の大人にいろいろなことを教えていただくこと、各地区でも子ども会の行事などでそういう機会もあるかと思いますが、人は人を浴びて大きくなることを実感しました。

みのるほど

 実りの秋となりました。3,4年生の芋、5,6年生の稲。そして、思いもかけずに今年はぶどう狩りも。まさに収穫の秋です。夏の長雨がたたったのか、芋もお米も今年の生育は昨年ほどとはいかないまでも、豊作の秋を感じさせる収穫量でした。日々の天候に左右されながらも、子どもたちは貴重な収穫の体験をすることができました。特に地域Uさんには以前中松小全校でぶどう狩りをしていたということで、全校児童にぶどう狩りのお誘いをうけました。教頭が初任で本校に在籍していた時の保護者だったということもあり、当時を思い出してのお誘いでもありました。初めて経験する子どもたちもいたようで貴重な体験をさせていただきました。お礼申し上げたいと思います。芋は一輪車3台分、お米は約500kg(昨年23俵)の収穫でした。このあと婦人会の方々、地域の方々にご協力いただき、赤飯配付などの社会貢献の学習活動につなげていきます。

思い通りにならない自然を相手に

   先生のたち誰もが子どもたちに運動場で運動会をやらせたかった。もちろん保護者の方もそう思われたでしょうし、一番やりたいと思ったのは、子どもたち自身だったことでしょう。2年連続の体育館での運動会。苦しい選択でした。このところ天気予報の精度が上がっており、想定外ということまでもある程度まで想定して、決めなければなりません。暑さ、火山灰、台風と思い通りにならない自然を相手に、それでも前向きに送り出していただいた地域保護者のみなさん方のご理解とご協力のおかげで、心に残る運動会となりました。体育館では一回も練習してはいないのですが、運動場と同じ位置取りで、ぶっつけ本番ながら子どもたちは変化に対応して頑張りました。さすが中松っ子というところです。
 赤組団長Kさんに優勝旗を渡すときに涙がにじんでいたこと、練習の時に白組Aさんの声が運動場に大きく響き渡っていたこと、体育委員長Sさんのきびきびとした台上での号令、赤白それぞれの6年生がリードして応援団演技をまとめてきたこと、とても忘れられないシーンでした。この子どもたちに最後の運動会を飾ってやれなかったことは心残りですが、来年、中松小最後の運動会に中学生として花を添えてもらえることができたらとてもうれしいです。体育館でしたけれど、地域と学校が一体となった運動会となったこと、皆様方のご協力にお礼申し上げます。

手つかずの 宿題みなで 片付ける

「手つかずの 宿題みなで 片付ける」通勤途中のラジオで聞いた川柳です。この土日、この川柳が身にしみるご家庭も多かったのではないでしょうか。1ヶ月を超える長期の夏休み、今年は天候が安定せず、暑かったかと思えば後半は雨が続く夏休みでした。
 今日は始業式、72名の笑顔いっぱいの2学期が始まりました。学校中が子どもたちの笑顔と歓声でいつもの学校の風景が戻ってきました。2学期はじめは、長期の休み明けで生活リズムの切替で大変なこともあります。早寝早起き朝ご飯で、早く生活のリズムをとりもどし、充実した2学期にしてもらいたいものです。
 6年生は、運動会の準備で夏休み中から動いています。さっそく運動会の練習が始まります。また、暑さが戻ってくるとの予報もあります。今年は暑さ対策のため、例年よりも1週遅らせて、21日(土)を運動会としています。給水、暑さ対策をしっかりやりながら練習を進めていきます。

 実りの秋になるように、あゆみをたしかめながら一歩一歩進めていきます。

夏休み始まる

  68日間の1学期が終わり、明日からは待ちに待った夏休み。10連休のせいか昨年よりも4日少ない1学期です。梅雨入り6月26日、梅雨明けはまだです。あんなに暑かった6月でしたが、あの暑さが少し恋しく思えるほど、梅雨明けが待ち遠しいですね。この時期は梅雨末期の豪雨が心配されます。この週末には台風の接近もあり被害がでないことを祈っています。(写真:ビオトープのアナカリス(水草)に花が咲きました。)
 さて、明日から始まる38日間の夏休み。いつも言うことですが、夏休みこそ普段学校ではできない体験をたくさんしてもらいたいと思います。そこで、保護者の皆様方にお願いです。今年の夏休みのキーワードは「続ける」。終業式の夜に子どもさんとお話していただき、どんな小さいことでもいいから、夏休みをとおして続けてやることを一つ決めてほしいと思います。例えば、毎朝、新聞を取ってくる。食べたお茶碗を流しに持って行く。などなど、たくさんのことが考えられると思います。そして、できたらほめる。途中、続かなかったとしても、「○日できた」と言ってほめる。できなかったことよりも「できた」ことに注目させてください。少しでもいいので達成感が得られる夏休みになるといいなと思います。夏休みが終わったあと、保護者の皆様からの体験談をお聞かせいただくとうれしいです。

高雄市の小学校との交流をしました。

 6/18(火)台湾高雄市にある3つの國民小學の子どもたちとの交流会を行いました。当初5月に来校し、ともに田植をと考えていましたが、1ヶ月遅れの来校となりました。子どもたちにとって、言葉の通じないコミュニケーションがどんなものであるかを感じたのが最大の収穫でした。身振り、手振り、笑顔が言葉に勝るものであること、さらに言葉がわかればどんなにお互いを知り合えるか、言葉を学ぶことの意義を体感してもらえたらとてもうれしいです。言葉が違えども同じ人間であること、文化の違いを乗り越えて同じ人間として通じ合えることを学ぶよい機会でした。台湾の新学期は9月です。卒業は6月今回来校した子どもたちは6年生と聞いていますから卒業後に来日もしくは卒業間近の子どもたちでした。いっしょに「かかし」を作りましたが、かかしを作るのも初めて見るのも初めての子どももいたかもしれません。小さな学校に広い世界の一端を感じた一日でした。

 

生の演奏を目の前で

5/15には米ワートバーグ大学吹奏楽団をお迎えして、子どもたちに生の演奏を聞いてもらい、アメリカ人の学生との交流を経験させました。本格的な楽団の演奏で、目の前で聞く楽器の音色と迫力にどの子も目を丸くしていました。また、習ったばかりの英語で学生さんと直接ふれあう機会が持てて、子どもたちにとってもよい機会だったと思います。昔は尻込みする小学生が多かったですけど、子どもたちは進んで話しかけていました。なかには少しおっくうになる子どもいましたが。最後には、お返しに全校児童で、「ビリーブ」を学生さんの前で、合唱しました。団長さんは、「今回のツアーで最も感動した一日だった。」とうれしいお言葉をいただきました。机上の学習だけでなく、実際に自分の目で見て、確かめて学習する機会を中松小はしっかりと作って行きたいと思っています。子どもたちの学習意欲の喚起につながればいいですね。来月は18日(火)に台湾高雄市の小学生修学旅行団を迎えて交流会を行います。パワーアップする中松小です。

あゆみをたしかめる

平成と書くのもこれが最後の学校便りです。明日からは10連休という長い休みで、連休中の子どもの事故やけががないことを願うばかりの週末です。さて、入学式から10日程立ちましたが、1年生はもちろん、それぞれの学年で新しい学年、新しい担任の先生にもう慣れたでしょうか。4月は年度替わりの季節でもあり、子どもだけでなく大人も緊張して生活します。緊張には不安が伴います。でも考えようによっては、一つ前の自分の状態からあきらかに成長している証しでもあるから緊張するのであって、自分の身の回りに起こる様々なことは当たり前のことだ思うと少し気は楽になります。 1年生は、保育園のご指導のおかげもあって、びっくりするぐらいおりこうさんでいます。よく先生のお話を聞き、はっきりと自分の名前が言える。昨年もそう思いましたが、あらためて、保育園に感謝の思いです。それとともに保護者の方々の家庭での教育が丁寧に行われているからというのは言うまでもないことです。ここを土台にして、これから6年間の指導が始まります。6年後、この子どもたちがどう成長しているのか、私たちに課せられた責任の重さとともに期待感で胸躍っています。

あゆみをたしかめる

 校庭の24本の桜の木も満開を迎え子どもたちの成長を喜ぶかのように花びらが舞っています。新しい年の幕開けにふさわしい一日でした。さて、昨年に引き続き、中松小学校の舵取りの任にあたります校長の井です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。3月に11名の卒業生をおくりだし、さびしい思いに浸っていましたが、入学式には10名の新入生が入学してきました。全校児童73名からの出発です。
 今年の学校教育目標は、「心豊かで、自ら学び夢に向かって あゆみをたしかめる中松っ子の育成」としました。昨年の「一歩前へ踏み出す」から「あゆみをたしかめる」とふみだした足跡がしっかりあとが残っているかどうかをたしかめて目に見える形で成果を残そうと、意味を込め変更しました。
 新しい年度。新しい学年で、ほとんどが新しい担任の先生、そして、新しい教室、子どもたちは様々な新しい驚きを保護者の皆様方に話すことでしょう。この日の新鮮な驚きを一年の糧として、本校職員も中松の教育のために頑張ります。ご支援ご協力よろしくお願いいたします。

ありがとうございました 平成30年度

 笑顔いっぱい平成30年度の修了式。今学年の課程を修了したという証明書を子どもたちに渡しました。授業日数207日。今年は台風や大雪で休校となることもなく、順調に一年が過ぎていきました。運動会が雨で、白水の体育館で行う事になったことをのぞけばすばらしい1年だったと思います。体育館の運動会も考えて見れば子どもたちにとって貴重な一瞬だったかもしれません。さて、この1年で子どもたちは大きく成長しました。身長も体重も4月の時とは大きくちがいます。わたしたちの1年と子どもたちの1年は長さがちがいます。毎日みていると分からないかもしれませんが、確かに大きくなってきているのを感じます。目に見える成長ばかりでなく目に見えない部分も成長しています。通知表はその伸びを担任が記録して、ご家庭にお届けするものです。通知表には子どもたちの伸びの跡がたくさんつまっています。
 元気いっぱい 今年度も校医の先生にお出でいただき、2回、歯科検診を実施しました。う歯のある子どもには、治療のお願いの通知を渡しました。昨年の治療率(むし歯がみつかり治療した子ども)は、61.9%でした。今年度は78.9%です。保護者の皆様にはたくさんの呼び掛けに対応していただきました。全校児童の5.9%にあたる子どもたちが未治療です。ぜひ、春休みには治療をお願いしたいところです。ちなみに検診の時にむし歯なしだった児童は、53人/72でした。80・20(80歳まで20本の歯を残そう)が達成できますように、今から意識付けをしておきたいですね。  
 みどりあふれる中松小 恒例になった5,6年生赤飯配りでは、赤飯を炊くのに羽釜を使いました。例年時間短縮のために、家庭科室でガスを使ってお湯を沸かすのですが、今年は量も増えたので、かまどを使って羽釜で湯を沸かしました。以前からの伝統で本校には簡易竈、羽釜、臼、杵などが備えられてます。なかなかかまどで火をたくという機会もないなか、子どもたちと火の付け方から一から勉強の機会でした。昔はおふろをわかすのも子どもの仕事でしたが、なかなか火をおこしきれずよく怒られたものです。こうした体験的な学習は、座学と実学が結びつき、頭の中によく残ります。また、今年は3回、お弁当の日にも取り組みました。今月行われた第3回目にはいくつものコースのある中から、ひとりでつくる完ぺきコースに挑戦する子どもが全校で10人ほどでました。朝早くから起きて、「自分で作ったんだよ。」と担任にうれしそうに話す子どもの横顔をみて、ずいぶんとたくましくなったなと感じました。「みどりのみ」は実りある教育課程という意味ですが、机の上の勉強は体験をとおして、本物の学びのある学習になります。「なかまつ」で学んでよかったと思えるように来年度もいろいろな学習に取り組みます。

 一年を振り返って、今年取り組んだことを笑顔いっぱい、元気いっぱい、みどりあふれる中松小という合い言葉をもとにまとめてみました。たくさんの方にホームページを見ていただき、カウンタも10万を超えました。ありがとうございます。

 来年も子どもの力をしっかりはぐくみ伸ばす教育に取り組んでいきたいと思います。平成30年度中松小の教育にご理解いただきありがとうございました。

水路の主あらわる

 子どもの頃、校長先生が朝の放送で、「ボランティアを募集します。我と思わんものは、校長先生のお手伝いをしてください。」のアナウンスをよく聞いたものです。我先にと職員室によく走って行っていました。そのことを思いだし、先週金曜の朝、「校長先生のお手伝いをしてくれる人、玄関前に集合!」と呼び掛けました。勢いよく6,7名の子どもたちが走ってきてくれました。 実は学校近くの水路工事のため、学校南側の井手の水が止められたのですが、ここに子どもたちが毎朝楽しみしてた大きな主がいたのです。干上がる水路にのたうち回る一匹の鯉。ボランティアで来てくれた子どもたちといっしょに玄関前のビオトープに一時避難をさせました。体長は30センチぐらい、よくこんなに大きくなったものです。通学して来る子どもたちは、毎朝、水路をのぞき込んで鯉が元気にしているかを見ていたのですが、鯉は思わぬ工事に戸惑っていたかもしれません。水路がもとに戻ったら、また、子どもたちと水路にかえそうと思っています。
 実はこの話には後日談があります。水路には鯉の他にもアブラハヤが何匹かいまして、3年生がこれを救いにいきました。また、6年生の男の子2人は、土曜日に残るアブラハヤを救い、近くの水源下の流れに戻してくれました。春の季節、昔は井手の水を落とし、井手を掃除する井手さらえが行われていました。子どもたちにとっては水が少なくなった水路の魚をとることが楽しみでした。もちろん捕った魚は夕食のおかずになったのですが、中松の子どもたちはもとに戻そうとしています。子どもたちの優しさを感じさせる一コマでした。3月に入ります。子どもたちはこの1年、心と体も大きく成長してきました。優しい心が育ってくれたことをうれしく思います。

平成31年1月 陽が昇り始めます

 1月が終わろうとしています。1月7日の始業式の朝に撮影した2019年の初日の出です。交通指導の際に撮影しましたから7:30分前後でしょうか。日の出もこのときから少しづつ早くなり、やがて春の訪れを感じる頃になりました。校庭のもくれんの芽も膨らみ始めています。

 さて、1月25日今年3回目となる校内人権集会を給食試食会のあとに行いました。たくさんの保護者の方をお迎えして各学年で取り組んできた人権についての学習の成果を発表しました。1年生はふわふわ言葉とびりびり言葉を。2年生は名前の由来を。3年生は学級の人権目標のふりかえりを。4年生は人権学習で学んだことを。5年生は水俣病について社会で学習したことを。そして6年生は社会で学んだ戦争と平和について。自分の感想を織り交ぜながら発表していきました。1時間にわたる長い時間なのに1年生から6年生までが集中力を切らさずによく話を聞いていました。それだけ、自分の身近な世界として各学年の発表を感じていたからだと思います。
 11月に行った「こころのアンケート」では学校が楽しいと感じている児童は、95.9%でした。残りの4.1%の子どもも楽しいと言えるように私たちは学校の日々の活動を見直していきたいと思います。

2学期終業式

 83日間の長い2学期が本日終了。今日は終業式でした。終業式の前に保護者の皆さん方から一足早いクリスマスプレゼントを受け取りました。ハンドベルのサークルの方々がハンドベルの演奏をしていただいたのです。そのきれいな音色にうっとりしてしまいました。
 さて、終業式では一輪車の話題を持ち出し、あきらめないで続けることの大切さを話しました。今週の月曜日、学校集会の時に一輪車に乗れるかというお話をしました。校舎の片隅にあった壊れてさび付いていた一輪車をなんとか利用できないかと思い、修理にだし、ぴかぴかにしてもらいました。しかし、一輪車はあっても、だれも乗らない現実にちょっとだけ子どものやる気に火をつけようと試みたのです。集会のあとのお昼休みから、刺激を受けた子どもたちが一輪車に群がるようになりました。その翌日も翌日もお昼休み熱心に取り組む子どもが出てきました。そして木曜日にはなんと5m程乗れる子どもも出てきました。子どもの好奇心をすこし刺激するだけで、いろいろな化学変化が起きてきます。やってみようとちょっと思う事、あらためてだいじなことなんだなと思いました。来年は亥年。イノシシのように猪突猛進で好奇心に火を付け、新しい自分の姿をみつけてもらいたいなと思います。

赤飯をみなさんにおとどけしました。


11月29日、毎年恒例となっているお年寄りへの赤飯配りを行いました。先月お話したように今年は豊作で、330kgの餅米が収穫できました。中山間地集落協定の皆さんのご協力で、5,6年の児童が田植えから稲刈りまで関わって育ててきました。前日から仕込んだ餅米を、保護者の皆さんやおじいちゃんおばあちゃんの協力を得て、今年は羽釜を使って蒸して赤飯を作りました。午後からは民生委員さんや婦人会の方々とともに、校区の一人暮らしのお年寄りや高齢者の方々にできあがったお赤飯を配布していきました。いつもは一人暮らしの方に配布していたのですが、今年は婦人会の取組で交通安全の運動とともに高齢者の方々にも配りました。中松校区は地域とのつながりがまだ残っている方ですが、それでも、子どもの数が減ってきている昨今、お年寄りとの接点は少なくなってきています。今回、訪問したお年寄りの方々から頂き物をしたり、暖かい声をかけていただいたりして、夏の暑い日の中でのひえ取りが無駄になっていなかったとしっかりと感じたことでしょう。こうやって、社会とのつながりを授業によって確認できたことは、子どもたちの宝物になるものと思います。机の上の勉強は、こういった形で実を結んでいます。

「実」のある学習を「社会」へとつなげる学習へ







収穫の秋を迎えました。10月は、学校の中でも、一番輝いている月でしょうか。今年の夏は、天気もよく、たくさんのお日様のひかりと高い気温がよかったのか、稲も芋も豊作の年でした。1,2年生は、教室横の畑で、芋に落花生に、3,4年生はお借りしている畑で大量のさつまいも、5,6年は同じくお借りしている学校田で豊作の収穫の秋でした。特に稲は昨年は米袋19俵だったのが、23俵と昨年よりもざっとみつもって100kgの増収です。さつまいもも子どもの顔ぐらいの大きな芋が続々と出てきました。収穫したお米とお芋は、一部は例年のとおり給食センターへさしあげ、残りの使いみちは子どもたちが話合って決める予定です。こうやって、社会とのつながりを意識してくれるといいなと思います。子どもたちの力だけでは、ここまではこれませんでしたが、地域の皆さんや保護者のみなさんなどのお力をかりて、実のある学習ができています。この「実」を楽しかったというだけではなく、次につながる、未来につながる、地域の人とつながる、社会につながる学習へと進めていきたいと思います。

雨の9月でした。実りの秋へ向けて!

 10月になります。一年の半分が過ぎます。今年の夏は暑い日が、それも晴天続きで、雨も少なかったのですが、9月に入れば、台風、大雨と雨続きの毎日でした。週末になると雨、熱中症対策にと購入したミスト霧を発生させるホースも活躍の機会がわずかしかなく、肩すかしをくったとはまさにこのことかと思わせる日々でした。そんな中で、2学期最大の行事、子どもたちが楽しみにしていた運動会。なんと当日は雨模様。平成18年以来の12年ぶりの順延、それも初めての体育館での運動会でした。体育館でしたが、運動場と比べ、子どもたちとの距離が近く、ハツラツした声が響き、これもありだなと思わせる程、印象に残りました。1年生にとっては初めての運動会、6年生にとっては最後の運動会、運動場でやりたかったという思いもあったと思いますが、観客のみなさんとのハイタッチ、地域の人たちも入っていただいての組体操でのウェーブ、保護者の皆様との一体感が「半端ない」、記憶にも記録にも残る運動会となりました。学校行事が終わる度に一つ一つ子どもの成長を感じています。いよいよ実りの秋到来です。今度は、読書に、勉強に実りを楽しみにしておきたいと思います。

今日から2学期!気持ちをあらたにがんばるぞ


  37日間の夏休み、今年の夏休みはどんな夏休みだったでしょう。今年は例年になく暑い夏でした。今日は始業式、72名の笑顔で二学期が始まりました。二学期のはじめは、長期の休み明けで、生活リズムの切替で大変だったり、気持ちが落ち込んだりする場合があります。子どもさんの様子を見ていただき、きざしがありましたら早めに担任にご連絡下さい。毎週、スクールカウンセラーが来校されますので、ご利用下さい。さっそく運動会の練習が始まります。短い期間で取り組みますし、今年は特に暑さ対策に注意をしながら取り組んでいきます。本日、熱中症予防についてのおたよりを配付しています。給水、暑さ対策をしっかりやりながら進めていきますので、ご家庭でもよろしくご協力下さい。(学校だよりより) 
 写真は夏休みに6年生が参加した、社会福祉協議会主催のワークキャンプでの一コマです。

夏休み始まる

   71日間の1学期終わり、明日からは待ちに待った夏休みです。梅雨入り5月28日、梅雨明け7月9日 雨が少ないと言っていましたが、梅雨末期の豪雨で広島、岡山、愛媛を中心とする西日本は大きな災害に見舞われました。昨年は福岡県朝倉市や東峰村、大分県日田市も大きな災害に見舞われました。本校も今から65年前の6.26水害の際に、在校児童が4人亡くなるという大きな水害に見舞われています。災害の時にどう動くか、初動の動きをどうとるか、今回の被害の様子をみると、いつ中松で起きても対処できるように、あらかじめ決めておき、全員が理解しておくことが必要だなあと思いました。
さて、明日から始まる37日間の夏休み、普段学校ではできない体験をたくさんしてもらいたいと思います。体を動かして、足を運び、目で見て、耳で聞いて、手で触れてやる活動に挑戦して下さい。終業式では、オジギソウを例に、自由研究のお話をしました。みなさんごぞんじのオジギソウは、刺激があるとすぐに葉を閉じてしまいます。ある研究者は、この刺激を連続して何回も与えると、葉は閉じなくなるということに気がついたそうです。これを「植物だって学習する。」という結論に結び付け証明したそうです。おもしろいでしょう。実は子どもたちの身近に「へぇ~」と思う事は、転がっているのですが、なかなかそこに目がいきません。そういう「へぇ~」を見つけ出す夏休みにしてもらいたいと思います。理科専科が1学期終わりの授業で、自由研究について話をしています。ぜひ、お家で子どもとお話なさってください。

梅雨のこの時期にまなんだこと

 6月も終わり、7月を迎えます。今年の梅雨は雨の日もそんなに多くなく、いつもとはちがった”から梅雨”です。5月28日に梅雨に入ったのもつい昨日のようですが、その梅雨もやがて終わりを迎えます。例年、梅雨末期に大雨がふることもあり、”から梅雨”といっても用心しなければなりません。。
 さて、この梅雨の時期に、学校では修学旅行と集団宿泊教室という大きな2つの行事を行いました。

    6月1日からは6年生が長崎へ1泊2日で、27日からは5年生が水俣へ2泊3日の日程でした。どちらも、平和を学習、環境問題を学習という大きなテーマがあります。その両方にはいじめや差別をなくすという大きな願いがあります。6月26日の人権集会では、6年生が修学旅行で学んだことを報告してくれました。5年生はこの学びを聞いて水俣へ向かいました。環境センターでは、本校の元校長先生が教えてくださいました。水俣病についても深く学習をしました。きっと、現地での学びは教室で勉強する以上に深い学びになっただろうと思います。
 大きな学びの中に育まれていく子どもたちには、ベースにその小学校らしさがあらわれてくると思います。これは、子ども自身の将来の屋台骨となります。もちろん、それは南阿蘇村の未来をになう屋台骨ともなっていくはずです。

みどりあふれる学校に


5月が終わります。明日から6年生は修学旅行に出かけかます。今週月曜日に九州地方は早、梅雨に入ったのですが、お天気は良さそうです。あまりによすぎて、すこし心配なところもあります。さて、5月は、中松ならではの学習がめじろおしでした。9日は恒例の2年生 オオルリシジミの観察学習。 17日にはドロリンピック 22日には3,4年生の芋苗植え 5,6年生の田植え 25日は交通教室。 体験活動と教科の学習をうまく連動させて、単独の学
よりもより効果を上げようとしています。また、今年は学校の花壇や畑がいつもにもまして、充実しています。保護者のかたからミニトマトの苗をいただいたり、落花生の苗もご提供いただきました。また、芋苗植えでお世話になった先生よりたくさんの花苗もいただきました。みどりあふれる小学校へという掛け声は、ほんとうに姿となって実現していってます。みどりあふれる学校での学習がみのる時、子どもたちの成長の姿が輝きます。そんな子どもたちの姿をこのホームページで発信していきたいと思います。

入学してから1月たちました。

 新学期が始まって、ちょうど1月たちました。家庭訪問も終わり、そして連休が終わって、本格的な学校生活の始まりです。学校には1年生の元気な声が響いています。2年生は、落ち着いた雰囲気で授業に取り組んでいます。どの学年も1年たった成長のあとを見せています。
 今日は今年初めての児童集会。ごらんのとおり、音楽室に集まった全校72名の子どもたちの上靴です。ひとりひとりが自覚しています。あいさつ、みだしなみ、学校での落ち着いた過ごし方。教室で落ち着いて学ぶ事ができる雰囲気がいつもある学校をめざしています。いよいよみどりあふれる季節です。”みどり”を”みのり”の状態にまで持っていけるようにわたしたちも頑張ります。

笑顔いっぱい元気いっぱいみどりあふれる中松小









 4月に雪を見たのは何年ぶりでしょう。昨日は季節外れの雪がちらつき、新学期身も引き締まる寒い朝から平成30年度が始まりました。今年は、5名の先生が去られた後に,7名の先生をお迎えして、新しい中松小学校が始まりました。全校児童は明日入学する14名の1年生を含めて72名からのスタートです。始業式で、今の気持ち「わくわく」、「どきどき」どちらですかと尋ねたところ、6年生を中心に「どきどき」だと答える子どもが1/3程いました。新しい学年は、「ワクワク」するよりも「ドキドキ」するのが、6年生の心境なんでしょうね。今までは、上級生が引っ張ってくれたから。でも今日からは、私たちが引っ張っていく番。そんな期待の大きさを感じているかもしれません。不安は成長のあかし。昨年よりも一回り大きくなろうとしている成長のきざしなんです。恐れることはありません。挑戦していきましょう。きっと、昨日の自分とは違う自分が明日にはいるんです。「笑顔いっぱい、元気いっぱいみどりあふれる中松小」バージョンアップした中松小をみなさんにお見せすることができるでしょう。明日は入学式。72名の子どもたちが伸びていく明日が始まります。

平成29年度 ありがとうございました

平成29年度も今日で終わりです。「笑顔いっぱい元気いっぱい、みどりあふれる中松小」の合い言葉の下に1年間、子どもたちはしっかり頑張ってくれました。22日の卒業式、9名の子どもたちが中松小を巣立っていきました。23日は修了式。学年のふり返りを発表する12名の子どもたちは、原稿を見ないでしっかり1年間をふり返って発表してくれました。校庭の桜は、すこしづつ花開かせ、子どもたちの未来を祝福してくれています。学校の雰囲気が子どもたちのすばらしさを表しているかのように、平成29年度は「みのり」多い一年でした。期待した目標値近くに達する事もできましたし、保護者や地域の皆様方のご協力もあり、中松小がますますすばらしい学校になりました。本日、4名の先生方が新しい任地へ向かわれます。そして、S先生。37年間の長い教職生活お疲れ様でした。平成30年度も新しい先生方とともに、南阿蘇村の未来を創っていきます。

春ちかし、不安を成長の一歩に!

  本当に寒い2月でした。ごらんの写真は2/8のプールの様子です。一面にはった氷は人が乗っても割れないくらいの厚みでした。前週は氷点下10℃ぐらいの寒さでしたから、南阿蘇でもあちこちで水道が凍ってでないところもあいついだようでした。さて、2月も今日で最後の日です。ここ2,3日は、寒さもやわらぎ、春の到来を思わせる暖かさです。子どもたちもこの日を待っていたように、さながら”運動場に戻ってきた”というかんじでしょうか。中には、半袖の子どもたちもいます。思いっきり、お陽様の光を浴びて、お昼休みを満喫しています。学校では次年度に向けて着々と準備が進んでいます。
2/16には、新一年生の体験入学が行われました。帰りは、通学路確認のために、新一年生を交えて、全員で集団下校で帰ります。全員の前で、新1年生が自己紹介をしていきます。新1年生としては、自分の目線よりも高いお兄さん、お姉さんをまえに、一歩もひけをとらず、はっきりした声で自分の名前を言っている姿が印象的でした。新1年生14名にとっては新しい環境への不安の一歩だったかもしれません。しかし、不安は成長するための一歩です。学校は、不安を成長に変えていく場所です。6年生も小学校生活はあとわずか。新しいステップに向けて最後の追い込みに取り組んでいるところです。

君はだれかのための太陽 だれかのための光

 1月第2週15日(月)から第3週26日(金)までのインフルエンザによる休校・学年学級閉鎖の学校を市町村別に県白地図にシールで貼って調べていましたら、2週間でもう貼りきれない程の数になってしまいました。インフルエンザの流行です。本校でも22%の子どもたちがすでに罹患しており、今日は5名の子どもがインフルエンザで欠席です。手洗い・うがいの呼び掛けを養護や担任の先生が熱心に行っていますが、なかなか下火にはなりません。しっかり栄養と休養をとって乗り越えていってもらいたいですね。そんな1月でした。早いもので、1月は”いく”の名のとおり終わってしまいます。 先週の26日(金)は保護者の方も参観していただき、人権集会を行いました。今までの教室での学習をふり返る集会です。1年生は、きらりがいっぱいとお友達のよいところやうれしかったことを発表しました。2年生は1年前とくらべてできるようになったことを、3年生は命をいただくの授業の感想を、4年生は寸劇を入れながら、仲間はずれのおかしさを、5年生は生活のふり返りを、6年生はハンセン病問題の学習で学んだことをそれぞれ発表してくれました。原稿をみないで、自分の考えを堂々と言える子どもが増えてきました。きみは誰かのための太陽、きみは誰かのための光、だれかに照らされて、だれかのために輝いている。そんな詩の一節がふさわしい人権集会でした。

新しい年 3学期始まる


 
寒い一日、雪の舞う中、3学期が始まりました。 学校に元気な声が戻ってきました。65名のうち、5名が発熱のためお休みでしたが、無事けがや事故もなく元気に登校しました。今朝はあいにくの天気で、強風吹きすさぶ中での始業式です。始業式に雪が降ったのは、ここ数年ぶりでしょうか。インフルエンザの影響もちらほら出始め、寒さやインフルエンザに負けない三学期にしようがんばろうと気持ちを新たにしました。今日は始業式で「夢の話」をしました。あしたなろうあしたなろうとしたあすなろの話をたとえに、「今年は~したい」「将来は~になりたい」の話から夢を叶えるためにすることはと話をつなげていきました。教室で、そしてお家に帰って、夢の話が広がるといいと思います。

2学期終わる 12月も充実でした







 82日間の長い2学期が終わりました。今日は終業式。
朝はとても冷え込み、温度計は-5℃。そんな中、終業式を体育館で行いました。子どもたちからの2学期の振り返りの発表。今回から、原稿を見ないで発表するようになりました。学習発表会での見事な発表は、地域の方々からおほめのことばをいただきましたので、原稿は書いても見ないで自分の感想を言えるようにしようと学校全体で取り組むことにしました。しっかり考え自分のことばと目で話してくれました。今日は、最後にクリスマスプレゼントとして、お母さん方のハンドベル楽奏団「クリケット」の皆さんがクリスマスメドレーを始めハンドベルの演奏をやっていただきました。息の合った演奏でしばし聞き入ってしまいました。
 寒い朝、児童会の呼びかけで正門の落ち葉かきを全校児童で行うなど、上級生のリーダーシップで学校をまとめてくれた2学期。様々な行事で一人一人の子どもたちが伸びていく姿が見えました。地域と保護者のご協力のもとに子どもたちは伸びつづけ、やさしく、かしこく、たくましく成長しています。実り多かった12月。来年は、さらに今年より一歩前へ進んでいきたいと思います。

たくさんの体験活動の11月でした。


11月も終わります。今月は、地震避難訓練、持久走大会、給食の試食会、郡市の人権同和教育授業研究会、特別支援学級の学習成果発表会、いきいき芸術体験教室、1,2年生の生活科体験学習旅行、そして、3,4年生の焼き芋体験と盛りだくさんの1ヶ月でした。そして、忘れてはならないのが、5,6年生の総合的な学習の時間のひとりぐらしのお年寄りへの赤飯配布活動でした。今まで栽培してきた餅米を使って、赤飯をつくり、民生・児童委員さん方とともにひとりぐらしのお年寄りへ子どもたちが配って回りました。これまでに中松校では、伝統的にこの米栽培とひとりぐらしのお年寄りへの配布活動を続けていました。もうかれこれ10年以上になるでしょうか。昨年は地震の影響もあり、中断してましたが、各方面のご協力も得て、復活させることができました。
 昨日、赤飯をお届けした90歳のお年寄りの方からお礼の手紙をいただきました。手紙には、一人で年の晩を迎える寂しさや子どもたちの届け物がどんなに元気を与えてくれるかなどが見事な字でしたためられていました。手紙の中に、今年お世話になった方に年賀状を書いてはどうかと新しい年賀状とともに学校にお届けいただきました。人生の大先輩から人と人とがつながることのあたたかさや絆の大切さを教えていただいたようです。学校だけの世界では得られない大切なものをこうした活動をとおして、子どもたちは学んでいきます。地震の影響で地元を離れて暮らしていらっしゃる方、今年一人暮らしになられた方など様々な立場の方がいることもわかりました。民生・児童委員さん方にご案内いただき校区内61軒を訪問させていただきましたが、子どもたちにとってよい学習の機会になったと思います。田んぼをお貸しいただいた地域の方、中山間地集落協定の皆様、民生・児童委員の皆様、そして当日ご協力いただきました保護者の方をはじめ、すべての方に感謝申し上げます。子どもたちには、まだ、まだ、この学習の続きがあります。その様子は、また、今度お知らせします。

収穫の秋

 10月が終わります。まさに収穫の秋でした。5,6年生が育てた稲は、しっかりこうべを垂れ,実り多き豊穣の秋を実感しました。この間、ひえ取りや水見にはげみ、収穫の日を迎えました。この間中山間地集落協定のみなさんや保護者のみなさんのお力をお借りしての取り組みでした。お米一粒一粒が絶え間ない伝統の引き継ぎの賜だと言うこと、こんなに多くの手間がかかると言うことを体験して、子どもたちは大きく成長していきます。お米だけでなく、3,4年生が育てた芋も、1,2年生が東玄関横の畑で育てた芋も今年はことのほか豊作でした。体験に勝る学習はなしというように、中松の子どもたちは、人と出会い、自然と出会い、そして、その中で健やかに育っていっています。この体験をもとに教室での勉強を豊かにしていってほしいと思います。
 豊かな心とたしかな学力、そしてたくましい体、子どもたちの頑張る姿をぜひ見てやって下さい。

実りの秋

 9月も今日で終わりです。9月は学校にとって大きな行事である運動会を行いました。中松小は昔から地域とのかかわりが深い学校です。運動会にも、保護者の方の参加やお父さんお母さんだけではなく、おじいちゃんやおばあちゃんの参加、消防団の方の参加もあり、昔ながらの運動会を体験することができました。運動会が終われば、「実りの秋」。授業にもさらにいっそう力を入れて、頑張っていきます。5,6年生は田んぼの草取りにも頑張り、収穫前の準備に取り組んでいます。中松のよさは、地域に支えられ、多くの教育活動ができることということをあらためて感じます。昨日の昼休みは、児童会の発案で毎月取り組んでいる全校遊びを行っています。この日は「はないちもんめ」。縦のつながりがいっそう深まっていきます。
 一つ一つの行事が終わる度に、子どもたちの成長が感じられます。大人の一日よりも子どもの一日の方が濃いかもしれません。なかよく、かしこく、たくましく 実りの秋は10月を迎えます。

2学期 昼休みのひととき


2学期が始まり、子どもたちの歓声が学校に戻ってきました。お昼休み、教育会の奉仕作業できれいになった運動場を子どもたちが駆け回っています。まだまだ8月。暑い日の連続です。午前中は運動会の結団式、全体練習が終わったあとで、子どもたちはくたびれていたようですが、昼休みは別人のように運動場にでて、遊んでいます。お日様の元気をいただき、健康に育っています。熱中症の心配もありますが、今週は夏休み気分を吹き飛ばし、運動会の練習むけて元気に頑張っているこどもたちです。

昼休みの一風景

 今年の梅雨は梅雨入り後なかなか雨が降らず、暑い日が続きました。おかげで、昼休み、子どもたちは運動場に出て、思いっきり遊ぶことができます。ちょっと疲れてきたら 、木陰で一休み。校庭のかたすみにある大きな木の下は、いつのまにか子どもたちの憩いの場になっています。芝生の上でちょっと寝転がるといつのまにか世界で一番ここちよい空間に。中松小の昼休みの人気のスポットです。

充実した5月でした。

 5月が今日で終わります。天気に恵まれ、田植え、芋苗植え、オオルリシジミの観察や修学旅行と予定どおりに終えることができました。本当に充実した環境で、このような環境の中で学べる子どもたちは幸せだと思います。この豊かな環境を上手く利用して最大限の教育効果を上げられるようにすることが、私たち教える者の責任だと思います。地域の方々や保護者の皆様のおかげでこのような環境が保てることをあらためて感謝しなければなりません。6月12日は学校公開日。多くの方々にお出でいただきたいものです。

4月が終わります。

4月も今日で終わりです。1年生も入学式から3週間たちました。
日一日と成長している子どもたちの姿に驚きの連続です。今日まで家庭訪問で、明日からはゴールデンウィークにはいります。学校には、ふじの花が咲き始めました。つばき、さくら、チューリップ、はなみずき、つつじ、ふじとこの順番で咲いていってます。遅かった南阿蘇の春もやっと例年のスピードに追いつき始め、学校では花壇の準備、畑の準備、田んぼの準備が始まりました。5月には田植えや芋苗植えがあります。ここ中松小は体験活動がふんだんに企画されています。自然にふれ合い、学習できることはすばらしいと実感しています。

平成29年度 ごあいさつ

 4月10日(月)就任式・始業式がおわりました。今日から、平成29年度が始まります。
みなさん こんにちは。今年度から工藤前校長の後任として着任しました井 正文と申します。16年ぶりに 小学校へもどってきました。就任式・始業式に、子どもたちの前で話をしましたが、中学生とはちがってちっちゃな体に、そして、そのきらきらとした瞳に感動した始業式でした。
 今年は明日入学する1年生を加えて、65名でのスタートになります。昨年のキャッチフレーズ「元気いっぱい、笑顔いっぱいの中松小」に「みどりあふれる」という言葉を加えて、
「元気いっぱい笑顔いっぱい、みどりあふれる中松小」というキャッチフレーズのもと子どもと職員と保護者の方々、地域の方々のご協力をいただいて、熊本県一の楽しく充実した学校にしていきたいと思います。
 みどりあふれるとは、熊本地震からの「創造的復興」の意味を込め、子どもたちの周りの環境を豊かにしていこうという思いを表しています。ことし一年、昨年より「一歩前へ」の気持ちを子どもたちとともに分かち合い、教育活動を進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。                       校長 井  正 文

キラキラ 一年間大変お世話になりました

 三学期の始業式の日に子どもたちに昨年度に引き続き「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という話をしましたが、そのとおりあっと言う間に3ヶ月が過ぎてしまいました。3月23日(木)に卒業式を行い、12名の六年生が無事中松小を巣立っていきました。「六年生ありがとう」の感謝の気持ちのこもった在校生の呼びかけ、卒業生の「仰げば尊し」の熱唱…厳かな式に体育館は感動の渦に包まれました。私も涙が溢れて止まりませんでした。感動の余韻の残る中、翌日に1~5年生の修了式を実施し一年間の教育活動がすべて終了しました。
 熊本地震に始まり、大雨、阿蘇中岳の大噴火など大きな災害の起きた年となりましたが、全員で力を合わせ、知恵を出し合いながら一つ一つの苦難を乗り越えてきた一年間でもありました。物心両面で全国より多くの支援もいただき人の心の温かさにも沢山触れることができました。ただただ感謝の日々です。 このような厳しい状況の中ではありましたが、子どもたちは日々の学習、学校行事や部活動においてよく頑張り、多くの成果を得ることのできた一年間でした。これもひとえに保護者や地域の皆様方のご支援とご協力のおかげです。
 一年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
 平成29年度もよろしくお願い申し上げます。

                 平成29年 3月31日 校 長 工 藤 英 治

キラキラ 新年のご挨拶

 本年もよろしくお願いいたします。飛躍の年にしたいです。

 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。本年(2017年、平成29年)もよろしくお願いいたします。
 ところで今年は、干支では酉(とり)年です。昨年は、悲しい思いをたくさんしましたので、今年は心が躍るような楽しい経験がたくさんできる飛躍の年(何事にも積極的に挑戦し、羽ばたいていける年)になればと考えます。
 三学期の始業式の日に子どもたちに「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という話をしました。『ボーッ』としていると『アッ』という間に月日は過ぎていきます。一日一日を大切にしましょうと語りかけました。
 まとめの学期である三学期がスタートしました。始業式の日、子どもたち全員の目が輝いていますので大きな成長が期待できると確信しています。
 どうぞ、ご家庭でもお子様への『励まし』をよろしくお願いします。
 三学期も中松小学校教育活動への保護者や地域の皆様方のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

                  平成29年 1月  校 長 工 藤 英 治

二学期がスタート!!

 猛暑の中、二学期がスタート! とにかく元気が一番です。
 8月22日(月)に益城町、西原村、南阿蘇村の小・中学校では県下に先駆けて2学期が始まりました。真夏の太陽をしっかりと浴び、日に焼けてたくましく成長した子どもたちが学校に戻ってきました。まだまだ、震災の影響は各方面に色濃く残っていますが、子どもたちは元気です。来週からはいよいよ運動会の練習が始まります。暑い中での練習になることが予想されますので、健康観察を入念に行い、くれぐれも熱中症にかからないよう定期的な水分補給に努めたいと思います。また、栄養たっぷりの食事と十分な睡眠も大切です。お家でも子どもたちの健康管理面をよろしくお願いいたします。9月10日(土)の本番に向け、だんだんと中松小学校は子どもたち、先生方ともに熱くなっていきます。本番をどうぞご期待ください。また、保護者の皆様には27日(土)の早朝美化作業大変お世話になります。感謝申し上げます。
 とにかく、元気が一番! 暑さに負けんばい! 中松小学校
                      校 長 工 藤 英 治

激動の一学期無事終了

 4月14日、16日の平成28年熊本地震発生と梅雨時期の大雨など心配や不安になることの多かった一学期が終了しました。7月18日に梅雨が明け、待ちに待ったジリジリと太陽の照りつける夏本番がこの阿蘇の地にも到来しました。地震と大雨で中松小学校では13日間を臨時休業日としましたので、その回復措置として本年度は夏休み期間が当初予定の39日間から9日短くなり30日間となりました。短くはなりましたが子どもたちにとっては胸躍る楽しみな夏休みです。しっかりとした計画を立て、健康と安全に気をつけ楽しく有意義な30日間を過ごしてほしいと願います。
 まだまだ余震が続いており、夕立時の土砂災害など心配事はつきませんがご家庭での子どもたちの心のケアを含めた『見守り』をどうぞよろしくお願いいたします。
 一学期間、中松小学校の教育活動にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。二学期もどうぞよろしくお願いいたします。

                   校 長  工 藤 英 治  

花丸 がんばります!熊本 ふんばります!中松小学校

 本年度も『元気』『笑顔』いっぱいの中松小をめざします。
4月14日、16日の大地震は中松小学校の教育活動にも大きな影響を与えています。5月9日の学校再開後、子どもたちは多かれ少なかれ不安をいだいて登校していますが、昼休みには元気いっぱい運動場を駆け回る姿が見られます。6月に入ってもまだ余震が続いており、また、これから梅雨を迎えると雨による災害も心配されます。体育館が被災し使用できないなどクリアーすべき課題は多くありますが、子どもたちの『笑顔』『歓声』にパワーをたくさんもらいながら一歩一歩前進していきたいと考えます。子どもたち一人一人への『心のケア』に努めながら本年度も「元気いっぱい、笑顔いっぱいの中松小学校」をめざします。 がんばります!熊本 ふんばります!中松小学校
                                                校 長 工 藤 英 治

一年間大変お世話になりました。

 三学期の始業式の日に子どもたちに「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という話をしましたが、そのとおりあっと言う間に3ヶ月が過ぎてしまいました。3月23日(水)に卒業式を行い、15名の六年生がたくさんの思い出とともに無事に中松小を巣立っていきました。「六年生ありがとう」の感謝の気持ちのこもった在校生の呼びかけ、卒業生の「仰げば尊し」の熱唱……。厳かな式に体育館は感動の渦に包まれました。翌日に1~5年生の修了式を行い一年間の教育活動がすべて終了しました。
  日々の学習、学校行事や部活動等において子どもたちは大変よく頑張り、多くの成果を残すことのできた一年間となりました。これもひとえに保護者や地域の皆様方のご支援とご協力のおかげです。
   一年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
 平成28年度もよろしくお願い申し上げます。
 
                     平成28年 3月31日  校 長  工 藤 英 治

2学期お世話になりました。

 保護者や地域の皆さまには年の瀬を迎えお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
 
さて、中松小学校では本日(12月22日)無事に2学期の終業式を迎えました。
 絶好の秋晴れの中力いっぱい走り、演技できた運動会(9月12日)、大きな声、大きな動作で自信をもって発表できた学習発表会(11月28日)、小雨の降る寒い中ねばり強く、歯をくいしばりながら自分の記録に挑戦した持久走大会(11月13日)などたくさんの行事を体験し、子どもたちは大きく成長できました。伝統である5、6年の稲作体験では、例年以上にたくさんの餅米を収穫できました。また、一人暮らしのお年寄りの方への赤飯配りでは、どの家庭も温かく子どもたちを迎えていただきました。感謝の言葉を多くかけられ子どもたちも頑張った甲斐があったと全員が感じたことでしょう。
 これから15日間の冬休みに入ります。クリスマスにお正月と今度は楽しいそれぞれの家庭での行事が続きます。また、一回り大きくなった子どもたちに1月7日の3学期始業式に会えるのを楽しみにしています。
 2学期は大変お世話になりました。3学期も中松小学校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 皆様どうぞよいお正月をお迎えください。

平成27年度『中松小学校いじめ防止基本方針』

  平成27年度『中松小 いじめ防止基本方針』です。
 本校はこの方針に基づき、全ての児童の人権・尊厳が守られるように全職員で取り組んでいます。
 地域の皆様、保護者の皆様、気になること、ご意見等ありましたら学校までご連絡ください。


2学期も『元気』『笑顔』で頑張ります。

 40日間の長い夏休みもアッという間に終わり8月27日(木)より2学期が始まりました。
静かだった中松小に再び74名の子どもたちの歓声が響き渡るようになったことを嬉しく思います。さて、8月22日(土)はお忙しい中早朝美化作業にご来校いただき誠にありがとうございました。お陰様で、きれいな環境の中で2学期を迎えることができました。
 9月1日(火)より運動会の練習も始まり、子どもたちは目を輝かせ意欲的に練習に頑張っています。9月12日(土)が運動会本番です。子どもたちの頑張りの成果にどうぞご期待ください。
 学校行事が盛り沢山の2学期ですが、一日一日を大切に『元気』『笑顔』を基本として充実した2学期にしていく覚悟です。
 これからも学校教育へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。