日誌

たくさんの体験活動の11月でした。


11月も終わります。今月は、地震避難訓練、持久走大会、給食の試食会、郡市の人権同和教育授業研究会、特別支援学級の学習成果発表会、いきいき芸術体験教室、1,2年生の生活科体験学習旅行、そして、3,4年生の焼き芋体験と盛りだくさんの1ヶ月でした。そして、忘れてはならないのが、5,6年生の総合的な学習の時間のひとりぐらしのお年寄りへの赤飯配布活動でした。今まで栽培してきた餅米を使って、赤飯をつくり、民生・児童委員さん方とともにひとりぐらしのお年寄りへ子どもたちが配って回りました。これまでに中松校では、伝統的にこの米栽培とひとりぐらしのお年寄りへの配布活動を続けていました。もうかれこれ10年以上になるでしょうか。昨年は地震の影響もあり、中断してましたが、各方面のご協力も得て、復活させることができました。
 昨日、赤飯をお届けした90歳のお年寄りの方からお礼の手紙をいただきました。手紙には、一人で年の晩を迎える寂しさや子どもたちの届け物がどんなに元気を与えてくれるかなどが見事な字でしたためられていました。手紙の中に、今年お世話になった方に年賀状を書いてはどうかと新しい年賀状とともに学校にお届けいただきました。人生の大先輩から人と人とがつながることのあたたかさや絆の大切さを教えていただいたようです。学校だけの世界では得られない大切なものをこうした活動をとおして、子どもたちは学んでいきます。地震の影響で地元を離れて暮らしていらっしゃる方、今年一人暮らしになられた方など様々な立場の方がいることもわかりました。民生・児童委員さん方にご案内いただき校区内61軒を訪問させていただきましたが、子どもたちにとってよい学習の機会になったと思います。田んぼをお貸しいただいた地域の方、中山間地集落協定の皆様、民生・児童委員の皆様、そして当日ご協力いただきました保護者の方をはじめ、すべての方に感謝申し上げます。子どもたちには、まだ、まだ、この学習の続きがあります。その様子は、また、今度お知らせします。