学校・地域の内容

南阿蘇村

 本村は、阿蘇カルデラの南部に位置し、平成17年2月13日に旧白水村・長陽村・久木野村が合併して南阿蘇村となった。

 本校区は、熊本県の東部にある世界最大級の阿蘇カルデラの中に位置し、大自然の景観に 恵まれた風光明媚な農林地帯にある。阿蘇山と南外輪山に囲まれた農村で、数多くの湧水群 があり、「水の生まれる里」として知られている。

寺坂水源

 

自然環境

 校区の北部にある草千里や夜峰山、御竃門山は放牧地や採草地として利用されており、草原が広がっている。この草原には、熊本県の特定希少野生動物に指定されているオオルリシジミが多数生息しており、一関の草原はオオルリシジミの県指定保護区となっている。火口周辺には裸地が広がっていて火山荒原となっているが、砂千里に近い皿山は砂礫地で、「皿石」と呼ばれる皿状の石があったことで知られている。校区には池の川水源、湧沢津水源、寺坂水源、塩井社水源、川地後水源など数多くの水源があり、絶え間なく湧きいでる清らかな水は、大地を潤し豊かな実りをもたらしている。また、校区の南側には白川が流れており、その周辺は平地となっていて水田や畑として利用されている。中松小学校の北およそ500mにある「一心行の大桜」は、樹齢およそ400年、幹回り約7m、高さ約14m、枝の張りは東西21m、南北26mに及ぶ。「一心行」の名前の由来は、地元出身の戦国時代の武将、中村峯伯耆守惟冬(なかむらほうきのかみこれふゆ)が、戦いで死んでいった武士の霊を慰めるために桜を植え、一心に弔いの行を行ったことからつけられたいわれている。新聞やテレビなどマスコミで取り上げられる事が多くなり、また、公園整備がなされ、見学者が絶えず毎年20万人を越える観光客が訪れている。

一心行の大桜
中松小学校校歌

一.阿蘇のみやまの風清く 五こくゆたかに明けくれて

  けがれを知らぬ村人の あつきなさけに育ちきし

  ああ わが中松小学校

二.みなもと近き白川の 水は澄みつつ年ふかく

  代々のよき師にまもられて いよよかがやく学び舎よ

  ああ わが中松小学校

三.思えばうれしき良き校に もの学びする身の幸や

  いざやはげみて新しき 世のため国の人たらん

  ああ わが中松小学校