日誌

2019年12月の記事一覧

子どもの伸びを確かめる日に

 82日間の長い2学期が終わります。暑い夏の連続かと思えた2学期の始まりでしたがその暑さも長続きはせず、雨の運動会や火山灰に気をもんだ2学期でした。毎日みているとなかなか子どもたちの伸びに気づかないことも多いのですが、一年の内で一番成長しているのがこの学期でしょう。

 一学期はそれほど目立たなかったのですが、昼休み、運動場で遊ぶ子どもたちが増えています。競技の普及のために各協会から贈呈され、学校の資料室に保管されていたラグビーボールとハンドボールを思い切って子どもたちに貸し出しました。ラグビーはワールドカップの影響もあってか、すぐに子どもたちは虜に。女の子も男の子も学年も関係なしにみんなで、ラグビーもどきの遊びに熱中しています。あまりにも熱中しすぎて、激しくぶつかることもありましたが、上級生が譲ってやる姿もあり、みんなで楽しむという本来の目的をしっかりと認識できているようです。12/16には女子ハンドボール世界選手権を5,6年生で観戦しに行ったこともあり、このころからはハンドボールが昼休みのイベントになってきました。
 子どもたちが様々な体験ができること、特に子どもの小学生から中学生にかけての9年間にいかに多くの種類の体験をしてきたかがその後の人生を左右するのではないかとまで思います。学習体験、生活体験、社会体験、そして社会貢献と数々の体験の場を提供してきた2学期でした。通知表には、その記録が書かれています。そして、その体験とともに子どもさんがどのように成長したかその伸びを示しています。いつもお話することですが、終業式の今日の日は、その伸びを子どもさんとともに確かめ合う日に。そして、来年の新年の抱負につなげていっていただければと思います。