2018年11月の記事一覧

2年 道徳

☆11月9日
 今日の合い研は、2年生の道徳の授業でした。

 教材は「ぼくのランドセル」です。はじめに差別という言葉について学習をしました。
 一人の男の子が、もう一人の男の子に靴を片付けるように命令します。命令された子は、渋々靴を片付けます。その時の気持ちを考えました。

 シートにきちんと自分の考えを、書いていました。

 意見発表になりました。手の挙げ方が、とても上手です。

 友達の発表を聞くときに、発表する子どもの方を見てよく聞けています。相手のことを思いやっています。手の挙げ方や発表の仕方・聞き方を見ると、日頃の学習訓練が行き届いていることがよく分かります。
 このお話しには続きがあり、命令されて靴を片付けた子は、自分よりも弱い子のランドセルを蹴ります。蹴ったときの気持ちを考えました。

 考えを出し合う前に、隣の友達と話し合いをしました。先生が指示を出すと、すぐに活発な話し合いが始まりました。ペア学習がとても上手です。日常の授業でも、頻繁にペア学習が行われていることが分かりました。
 授業の最後は、3人の登場人物の関係性を話し合いました。「人の関係で上とかや下とかをつくらない。」「相手の気持ちを考える。」など差別に対する自分の考えをたくさんの子どもたちがもっていました。
 さて、本時は人権学習でした。学校ではすべての教育活動に人権教育を位置付けています。子どもたちは、授業だけでなくいろいろな場面で人権について学ぶことができます。
 本校では、来週から「人権月間」として、子どもたちの人権意識をさらに高めるためにいろいろな取組を行います。
 これまで以上に、やちわっこの人権感覚が高まるように実践していきます。

芸術鑑賞会

☆11月8日
 今日は1、2時間目に1、3、5年生、3、4時間目に2、4、6年生が芸術鑑賞を行いました。
 東京に本部がある劇団「野ばら」さんに来ていただきました。

 音楽委員会の子どものはじめの言葉で、鑑賞会がスタートしました。
 次に、鑑賞の約束を担当の先生が話されました。

 第1幕が始まりました。宮沢賢治の「どんぐりと山猫」です。

 第2幕は、同じく宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」です。

 子どもたちは、一生懸命に鑑賞していました。

 最後に代表の子どもが、感想を入れて上手にお礼の言葉を述べました。
 劇団員の方は、昨日古賀市(福岡県)の公演を終えて、夕方本校に着かれ夜遅くまで、また、今朝も早くから準備をされていました。本校の体育館は暗幕がなく、会場を暗くすることに苦労されていました。細かい演出のこだわりにプロの凄さを感じました。さらに、本校での講演後は、北九州市まで移動されるそうです。
 授業の教材として、画像より本物を見せると子どもたちの興味・関心はさらに高まります。本日の鑑賞会のように本物の芸術を見る機会は、滅多にありません。本物の演劇を見ることで、豊かな感性が育成できます。
 「芸術の秋」で、いろいろな芸術に子どもたちが積極的に触れてくれることを望みます。 

4年 社会授業

☆11月7日
 3時間目に、県立教育センターで研修を受けている先生の最後の検証授業がありました。これまで1か月以上にわたって、5年生と4年生での授業実践でした。

 本時の課題は「これから、水を大切に使っていくために、自分たちでできることはないだろうか?」でした。

 資料やこれまでの生活経験から、いろいろな考えやその理由を導き出していました。

 考えを出し合った後は、これまでの学習を基に「節水宣言」としてまとめました。子どもたちは、節水という視点から自分でできそうな宣言を行いました。

 授業の最後は、映像を見ました。これまでの学習のまとめの映像です。みんな集中して映像を見ることができました。
 八代の水は120Kmの送水管を通って、上天草市まで送られています。授業の中では、「天草の人のために」という言葉がたくさん聞かれました。自分の地域だけでなく、他地域へ視点が広がりました。
 水が24時間、安全に、安心して使うことができるのは、水に携わるいろいろな人々の努力や工夫があるからです。また、一人一人が「節水」を心掛けることが、大切なことも学びました。
 熊本=「水の国」といわれます。阿蘇からの地下水が豊富なためです。また、八代も地下水や大きな川など、水資源が豊富な地域です。  しかし、この単元の学習をとおして、子どもたちは日頃の生活おける水の使い方を見直す機会にもなりました。このことが社会事象に対する自身のフィルターをとおして、社会的なものの見方・考え方が高まったということなのでしょう。
 これから、研修の先生は教育センターに戻って検証授業やこれまでの研究の成果をまとめる大変な作業が待っています。3月には、素晴らしい成果報告書ができ上がると思います。

地震・火災避難訓練

☆11月7日
 今日は、全校で地震・火災避難訓練を行いました。消防署から、3人の消防士さんに来てもらいました。

 はじめに消防士さんから、火事の怖ろしさについて話がありました。特に、煙の広がり方などの内容でした。

 次に、水消火器を使って、消火訓練をしました。

 6年生の児童が、目標に向かって消火訓練をしました。

 職員代表として、初任の先生も訓練に参加しました。

 最後に教頭先生から、まとめのお話がありました。教頭先生は「命の大切さ」「火事によりかけがえのないもの失うこと」「火遊びはしないこと」などについて話されました。
 今日の避難時間は、4分51秒でした。

 約800人の子どもたちが、一斉に避難することは大変なことです。しかし、本校の子どもたちは「おはしも」の(お:おさない は:走らない し:しゃべらない も:戻らない)約束をきちんと守り避難することができたので、消防士さんからほめてもらいました。
 これから寒い季節になります。教頭先生のお話にもあったように、「絶対に火遊びはしない」ことをもう一度教室に戻って約束しました。

特別支援学級 授業研究会

☆11月6日
 5時間目に、特別支援教育授業研究会が実施されました。本校には八つの特別支援学級がありますが、そのうちの1学級で授業がありました。

 授業のはじめに、「九九の歌」を歌ったり、「九九のクイズ」を解いたりして九九に対する興味・関心を高めました。
 次にカードを使って、3年生は3桁×1桁、4年生は3桁の小数×1桁の問題をつくりました。

 自分でつくった問題の解き方を、上手に説明することができました。

 解き方を発表するために、ペアで説明の仕方を話し合っています。

 全体の場でも、上手に説明できました。
 今日は、他校からも30人近い先生が来校されて授業を参観されました。本校の先生も合わせると40人を超える先生が授業を見られましたが、緊張することもなくスムーズに授業が進みました。また、一人一人の子どもたちが、とても授業に集中してがんばっていました。

 授業後は、参観された先生方で事後研究会が開かれ、活発な意見交換がなされました。
 特別支援学級には、複数学年の子どもが在籍しています。担任の先生は、授業の準備を細やかにされて個に応じた指導をしてくださっています。日々の子どもたちの成長は、子どもたちへの先生方の細かい配慮があるからです。
 授業の反省を活かして、本校では子どもたちの教育的ニーズに応じたきめ細かい特別支援教育をさらに実践して参ります。