日誌

学校生活

寒さに負けず 声援と拍手にこたえ みんな完走!

12月17日 快晴 気温 3℃(午前9時時点)

 

毎年恒例の当尾小学校恒例の持久走大会が、今年も開催されました。

持久走大会を迎えるまでに、転んで痛い思いをした子、なかなかライバルに勝てず悔し涙をこっそり流した子、家族にご褒美の約束を取り付けた子、今年こそはと朝練を1ヶ月続けた子もいた等々・・・

そんな中で迎えた大会は、例年にない寒さで防寒対策をしてのぞみました。

最初にスタートしたのは、4年生男子。

スタート場所は、よりにもよって日陰。

それでも、気合い十分の4年生男子でした。

走り終わった6年生女子。悔しかったのかな?

思わず涙がこぼれてしまいました。

初めて参加する1年生です。係の先生達が一生懸命並べていますが、みんなそれぞれ違う場所を見ています。もしかしたら、おうちの人が応援に来てくれているかな?と探していたのかも・・・。

しかし、出発の合図がなると、そんなにハイスピードで大丈夫?と心配になるほど気合い十分でスタートしていきました。

ダントツ1位でゴールしてくる3年生男子。ゴールしか目に入っていません。

最後の出発は、3年生女子。

2年生までは1㎞でしたが、3年生になると1.5㎞に伸びます。

腕の振りもさまになっています。

 

転んで怪我をしながらもみんな最後まで走り抜きました。

白い息を吐きながら最後まで走りました。

途中くじけそうになっても、最後まで走ることができたのは、保護者の皆様や地域の方々の温かい応援のおかげだと思います。

寒い中、最後まで応援いただきありがとうございました。

持久走は、自分との戦いです。最後まで走ることが出来た子どもたちは、全員自分との戦いに勝つことが出来たのではないかと思います。

これで、一つステップアップです。

あっという間の80分

授業参観後、PTA教育講演会を開催しました。

 コロナ禍で、子どもも大人も不安をいっぱい抱えながらの生活が始まって10ヶ月。

 子どもたちには、何らかの形で少なからず影響は出ていると感じる事があります。

 大人もそんな子どもたちにどう対応したら良いのか迷い、ブレてしまいそうになります。

 今回の講演会は、野田幸孝先生から「子育ては己育て」と題して、話していただきました。

 ご自身の子育てや教職の経験(失敗談?も含め)から、笑いあり涙あり本当にあっという間の80分でした。

 

お話の内容を紹介し始めたら止まらなくなりそうなので、最後に先生が話された言葉を紹介します。

【私の子育て指針】 親子の時間は「期間限定」

俺が死んでも3人の娘たちは幸せに生きていけるだろうか?

①子どもと一緒にくらせる時間に対する緊張感!

②我が子は「人の間」で生きていく(金儲けより人儲け)

 

親なら我が子が、教師なら関わった子どもたちが将来幸せに生きていってほしいと願わずにはいられません。

そのために、親は、教師は、何をすべきか?

子どもの幸せを願うからこそ、すべきこと してはいけないことが見えてきた!と感じられた保護者も多かったようです。

《保護者の感想》

「野田先生のお話は、今の私の悩みにもいろいろアドバイスになり、本当にうかがうことができ良かったです。子育ての知識はあっても感覚というか実践が日々出来ずに自分のことで精一杯だったと反省です。日々子どもといられる幸せを感じつつ、一生懸命に子どもと成長したいです。」

「子どもを成長させるためにとついつい口を出しすぎてしまうことが多く、『無意識のハラスメント』全てをクリアしているような気もします。反省がいっぱいです。自分の子育てや関わり方を考え直そうと思える講演で、話を聞いて"楽しかった”と”勉強になった”をたくさん感じる事が出来て良かったです。」

等々・・・。講演会に参加した全ての方々が、自分の今と重ねながら聞き、これからのヒントをいただいたのではないかと思います。

 

野田先生、本当にありがとうございました。

 

今年初の授業参観

12月10日

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、これまで実施を控えていた授業参観を12月10日(木)に実施しました。

検温、手指消毒、廊下やテラスからの参観、保護者の皆様には極力私語を控えていただくなど感染対策をしての実施でした。

写真のように保護者の皆様には、教室の外からの参観。今年初の授業参観なのに、お子さんの姿は、よく見えなかったかもしれません。

テラスからも参観。

やはり、1年生の教室は、他の学年より少々密となりましたが、子どもたちにとっても初めてとなる授業参観にもかかわらず、落ち着いて授業を受けることができました。

くすのき学級合同で、「くすのきマーケット」が行われ、

大盛況となっていました。

もっと、子どもたちが生き生きと活動したり歌ったり発表したりするところを見ていただけたらとは思いますが、これが、コロナ禍での精一杯だったかなとも思います。

ご協力いただきありがとうございました。

次回は、1月末に授業参観を計画しています。

3年目の集大成

11月25日

 今年度4回目の研究授業は、2年担任で初任3年目のもえ先生が挑戦しました。

 算数「かけ算(2)九九をつくろう」

 かけ算、後半の学習です。

「九九表パズルをつくろう」というめあてで、学習が進んでいきました。

子どもたちは、何も書いてない九九表と様々な形のピースに興味津々。早くパズルに取りかかりたくて目を輝かせていました。

学習の手順を示されると、早速取りかかります。

ここかな?

2×7=14,2×8=16、2×9=18で2の段だからここだ!

答えが8になる九九はいくつもあるな。でも、ここは、6ずつ増えてて、その上は・・・。

これまで覚えた九九やかけ算のきまりを思い出し、それにピースの形を見ながら九九表に当てはめていきます。

どうしてそこにピースを当てはめたのか言葉や図を使いながら一生懸命説明し始めます。

友達が黒板の九九表に当てはめたピースを見ながら、ペアでどうしてそこに当てはめたんだろうと話し合います。

 本校の校内研修の研究主題は、

「学び合い学び続ける子どもを育てる算数科授業の創造

           ~『主体的・対話的で深い学び』を通して~」

としています。

 特に、深い学びに導くため、授業の中で「対話の始まり」「子どもの意見の取り上げ方」「ファシリテーターとしての教師の役割」に焦点を当てて研究を進めているところですが、今回の研究授業でも、学年部を中心にそのあたりの検討を重ねてきました。

 子どもたちの「?」や「つぶやき」をどう拾い、周りの子どもたちを巻き込んで話し合い深めていくか、まだまだこれから研究を深めて行かなければなりません。

 授業の最後に、1時間の振り返りを子どもたちは書きました。その中には、友達の発言した意見が参考になったことや友達の意見を聞いて改めて気づいたことを多くの子どもたちが書いていました。

 そこに、一人で考えるのではなくみんなで学ぶことの良さを実感した子どもたちが多くいたことがあらわれていたのではないかと考えています。

 研究は、まだまだ、道半ばですが、教職3年目の先生が、周りの先生方のアドバイスを真摯に受け止めながら、授業に取り組む一生懸命な姿は、何より、子どもたちに直接跳ね返っていたように感じました。

コロナ禍だからこそ、大切なものを見失わず、学校全体で一つの目標に向かって着実に進むことを目指します。

 

学び多き 集団宿泊教室

先週の木曜日と金曜日は、5年生の集団宿泊教室でした。

コロナ感染防止の観点から、午後からの入所ということで、午前中は、中央町の3,333段に登りました。

足取りも軽く、最初の1段目を登はじめた子どもたち。

登始めたときの笑顔はどこへやら・・・。

最後の数段を踏みしめながら、疲れ切った表情で登り切った子どもたち。しかし、やりきった感はかなりあったようでした。

この日のお弁当は、「おにぎり弁当」

いつもは、彩り鮮やかなキャラ弁や子どもたちが大好きなものばかり入ったおかずたっぷり弁当ですが、あえて、おにぎり弁当をお願いしました。

子どもたちからは、

「おにぎり最高~」

「このおにぎりが一番美味しい」

と愛情たっぷりのおにぎりを両手に持って口いっぱいに頬張る子どもたちでした。

この石段登りでは、友達の荷物を持ってあげたり、足が止まりそうになる友達に励ましの声をかけたり・・・。

同じ時間に登っていた高校生から声をかけてもらい元気になった子どもたちもいたりと山登りの醍醐味を味わうことができたようでした。

その後、少年自然の家に向かい、ツリーハンティングに挑戦しましたが、ここで、ゲームのルールが守れずトラブル発生。

このトラブルがきっかけとなり、いろいろなことを学び、2日目のコンパスゲームでは、見事に立て直した子どもたちでした。

ナイトゲームは、残念ながら雷雨となり中止となりましたが、他の活動は予定通り行われ、充実の2日間を過ごしました。

この2日間で、学んだこと、見えてきた課題を最高学年となる4ヶ月後までに自分のものとし、クリアして当尾小を引っ張っていける6年生になってくれることを期待しています。

一人一人が、自分を見つめ、仲間を見つめ、自然を見つめながら過ごした2日間を無駄にすることなく・・・。