日誌

2020年12月の記事一覧

後期前半が無事に終了しました。

12月24日

冬休み前集会が行われました。

最初に3人の児童のスピーチがありました。

運動会で団長をした彼は、団長をしたことで学んだことや今後そのことを生かして中学校へ向けて頑張りたいことを発表してくれました。

団長というだれでもはできない経験を通して更に「自信」を付けたスピーチでした。

彼は、ボランティア活動を通して学んだことを発表してくれました。今後もボランティア活動を続けていくという決意も宣言してくれました。

彼も、みんなのために働くことの喜びを見いだし、それが「自信」につながっていったことが分かるスピーチでした。

彼は、2年生までは宿題がなかなか家で出来なかったり、朝の準備等が遅くなりお母さんに車で送ってもらうことが多かったりしていたけれども、3年生になって、いずれも頑張ってできるようになったことを発表してくれました。

その中で、

「僕が、毎日歩いて登校するからお母さんが楽になってうれしいです。」

と言う言葉がありました。

これが出来るようにするために、保護者、担任、そして、本人それぞれの頑張りがありました。

頑張り始めた当初は、廊下ですれ違うとき、

「先生、今日は宿題全部してきたよ。」

「先生、今日も歩いてきた。」

と毎日のように教えてくれていましたが、

それが、次第に当たり前になったのか、あえてそのことを教えてくれることはなくなっていきました。

しかし、しっかりと顔を上げ、笑顔ですれ違う彼の姿には、「自信」がはっきりとあらわれていると感じます。

宿題をしてくるのも歩いて登校してくるのも当たり前かもしれません。

だとしても、出来なかったことが努力して出来るようになった喜びは、「自信」に、そして、自尊感情を高めるきっかけになるんだということを今回の3人のスピーチからあらためて教えてもらったような気がします。

予想だにしなかったことが起こった2020年。

この状態がいつまで続くのか 先の見えない年末年始となります。

しかし、子どもたちは、いろんな我慢を強いられながらも、自分に出来ることを懸命に頑張って過ごしてきました。

2021年が、少しでも子どもたちの我慢が減り、伸び伸びと過ごせるようになることを願います。

良いお年をお迎えください。

寒さに負けず 声援と拍手にこたえ みんな完走!

12月17日 快晴 気温 3℃(午前9時時点)

 

毎年恒例の当尾小学校恒例の持久走大会が、今年も開催されました。

持久走大会を迎えるまでに、転んで痛い思いをした子、なかなかライバルに勝てず悔し涙をこっそり流した子、家族にご褒美の約束を取り付けた子、今年こそはと朝練を1ヶ月続けた子もいた等々・・・

そんな中で迎えた大会は、例年にない寒さで防寒対策をしてのぞみました。

最初にスタートしたのは、4年生男子。

スタート場所は、よりにもよって日陰。

それでも、気合い十分の4年生男子でした。

走り終わった6年生女子。悔しかったのかな?

思わず涙がこぼれてしまいました。

初めて参加する1年生です。係の先生達が一生懸命並べていますが、みんなそれぞれ違う場所を見ています。もしかしたら、おうちの人が応援に来てくれているかな?と探していたのかも・・・。

しかし、出発の合図がなると、そんなにハイスピードで大丈夫?と心配になるほど気合い十分でスタートしていきました。

ダントツ1位でゴールしてくる3年生男子。ゴールしか目に入っていません。

最後の出発は、3年生女子。

2年生までは1㎞でしたが、3年生になると1.5㎞に伸びます。

腕の振りもさまになっています。

 

転んで怪我をしながらもみんな最後まで走り抜きました。

白い息を吐きながら最後まで走りました。

途中くじけそうになっても、最後まで走ることができたのは、保護者の皆様や地域の方々の温かい応援のおかげだと思います。

寒い中、最後まで応援いただきありがとうございました。

持久走は、自分との戦いです。最後まで走ることが出来た子どもたちは、全員自分との戦いに勝つことが出来たのではないかと思います。

これで、一つステップアップです。

あっという間の80分

授業参観後、PTA教育講演会を開催しました。

 コロナ禍で、子どもも大人も不安をいっぱい抱えながらの生活が始まって10ヶ月。

 子どもたちには、何らかの形で少なからず影響は出ていると感じる事があります。

 大人もそんな子どもたちにどう対応したら良いのか迷い、ブレてしまいそうになります。

 今回の講演会は、野田幸孝先生から「子育ては己育て」と題して、話していただきました。

 ご自身の子育てや教職の経験(失敗談?も含め)から、笑いあり涙あり本当にあっという間の80分でした。

 

お話の内容を紹介し始めたら止まらなくなりそうなので、最後に先生が話された言葉を紹介します。

【私の子育て指針】 親子の時間は「期間限定」

俺が死んでも3人の娘たちは幸せに生きていけるだろうか?

①子どもと一緒にくらせる時間に対する緊張感!

②我が子は「人の間」で生きていく(金儲けより人儲け)

 

親なら我が子が、教師なら関わった子どもたちが将来幸せに生きていってほしいと願わずにはいられません。

そのために、親は、教師は、何をすべきか?

子どもの幸せを願うからこそ、すべきこと してはいけないことが見えてきた!と感じられた保護者も多かったようです。

《保護者の感想》

「野田先生のお話は、今の私の悩みにもいろいろアドバイスになり、本当にうかがうことができ良かったです。子育ての知識はあっても感覚というか実践が日々出来ずに自分のことで精一杯だったと反省です。日々子どもといられる幸せを感じつつ、一生懸命に子どもと成長したいです。」

「子どもを成長させるためにとついつい口を出しすぎてしまうことが多く、『無意識のハラスメント』全てをクリアしているような気もします。反省がいっぱいです。自分の子育てや関わり方を考え直そうと思える講演で、話を聞いて"楽しかった”と”勉強になった”をたくさん感じる事が出来て良かったです。」

等々・・・。講演会に参加した全ての方々が、自分の今と重ねながら聞き、これからのヒントをいただいたのではないかと思います。

 

野田先生、本当にありがとうございました。

 

今年初の授業参観

12月10日

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、これまで実施を控えていた授業参観を12月10日(木)に実施しました。

検温、手指消毒、廊下やテラスからの参観、保護者の皆様には極力私語を控えていただくなど感染対策をしての実施でした。

写真のように保護者の皆様には、教室の外からの参観。今年初の授業参観なのに、お子さんの姿は、よく見えなかったかもしれません。

テラスからも参観。

やはり、1年生の教室は、他の学年より少々密となりましたが、子どもたちにとっても初めてとなる授業参観にもかかわらず、落ち着いて授業を受けることができました。

くすのき学級合同で、「くすのきマーケット」が行われ、

大盛況となっていました。

もっと、子どもたちが生き生きと活動したり歌ったり発表したりするところを見ていただけたらとは思いますが、これが、コロナ禍での精一杯だったかなとも思います。

ご協力いただきありがとうございました。

次回は、1月末に授業参観を計画しています。