日誌

学校生活

専門性を生かして

2月も2週目に入りました。

「卒業」という言葉もちらほら聞こえてきます。

本校は、学年末も充実した教育活動をめざして日々いろいろな取組をしています。

取組その1

司書によるアニマシオン

5年生は、短歌の学習を国語の時間にしました。その学習と関連づけて図書館司書が準備した、短歌のアニマシオンに挑戦しました。

現代の短歌なので言葉自体は分かりやすいのですが、上の句又は下の句が配られてきた子どもたちは、すでに、

「分からん・・・」

とつぶやき、見せてもらっていた私に、

「先生分かりますか?教えてください。」

と答えを教えてもらおうとします。

まずは、上の句を持っている子どもたちが1人ずつ読んでいきます。

下の句を持っている子どもたちは、自分の句とつながるかどうか考えながら真剣に聞き入っていました。

その後、下の句を持っている子どもたちが読み、これだ!と思った子ども達どうしで相談し、間違いないと思ったら司書に確認。見事合ったら黒板に貼っていくという流れでした。

中には、どれとつながっているのか皆目見当がつかず、手当たり次第友だちと読み合わせてみる子どももいたりして大いに盛り上がっていました。

図書室でなかなか借り手のつかない短歌の本ですが、この後、このクラスでは、男女関係なく短歌の本を手に取り借りていく姿が見られています。

取組その2

交換授業

あと一月半ほどで卒業式を迎えます。

それに向けて6年生は、少しずつ準備を始めているところです。

そこで、中学校で音楽担当の経験のある4年生担任が、卒業式で歌う6年生に熱血指導を開始しています。

頭声的発声のきれいな声でお手本を示す先生に、びっくりするやら自分が出せるかちょっと不安になるやら・・・

先生の褒め褒め指導にいつの間にか子ども達も美声が!

まだ数回の練習でこれだけできれば、当日はさぞや感動的な歌を聴かせてくれると期待大です。

では、4年生はその間どうしているかというと・・・

6年のもう1人の担任が、体育の授業を担当し、跳び箱指導を受けていました。

お兄さんやお姉さんの担任の先生ということもあり、楽しんで授業にのぞむ4年生でした。

ちょっといつもと違う先生との学習。

子ども達にとっては新鮮で、いつもとは又違ういきいき感がありました。

当尾小は、職員のチームワークもばっちりです。

子ども達をチームでも育てます。

 

あっという間に1月が「行く!」

 つい最近新年を迎えたと思っていましたが、もう、1月も最後の週となってしまいました。

 しかし、コロナ対策をしながらもいろいろな活動ができたことも確かです。

1月15日は、火災避難訓練が行われました。

消防署から来ていただいて行う予定でしたが、緊急事態宣言が出されたため、校内だけで行うことになりました。

マスクの上からハンカチで口元を押さえ、運動場に素早く避難した子どもたち。

昨年より、早く集合することができました。

校長先生、担当の右山先生のお話の後、写真の4人が、みんなの前に出て避難する上で大事なことを示してくれました。

当日の朝から練習したという4人ですが、落ち着いて教えてくれました。

1月19日は、1年2組の審議員授業がありました。

今年でご退職の担任の先生。

子どもたちの出番がたくさんある算数の授業でした。

もうすぐ2年生になる子どもたちをしっかり育てていただいています。

1月21日は、6年生の福祉体験でした。

本来は、支援学校のお友達と交流を計画していましたが、コロナ禍ということで社会福祉協議会等の協力を得て、今回の体験となりました。

以前、4年生も同様の体験を行いましたが、やはり、6年生の様子には安心感がありました。気遣いの声をかけながら階段の上り下りをすることにより、「共生」の中で大切なものを学んだ子どもたちだったようです。

今月は、還暦を迎えられた先生が2人いらっしゃいました。

それぞれの教室では、担任の先生が教室に入ってくるのを待ち構えて、「Happy Birthday」を歌い、1人1人が机の引き出しに隠していたプレゼントのお手紙を渡しました。

こっそりクラスの子どもたちに聞いてみたところ、子どもたちからの発案で、サプライズにしようと話し合ったそうです。サプライズ大成功!!低学年の企画力もなかなかです。

(もちろん)勤務時間終了後、ささやかではありますが、職員もみんなで手作り感満載のお祝いをしました。コロナ禍でなければもっと盛大にお祝いしたいところでしたが。

お二人とも、還暦とは思えないかわいらしい赤いちゃんちゃんこ姿です。

来週は、「逃げる」2月。

「逃げる」2月を引き留めながら、1日1日を大事に過ごしていきます。

 

2021年も鬼滅がブームです

最近の図書室は、調べものをする子がたくさんいます。

 

何をしているのかというと…

『鬼滅の刃』漢字テストと読解力テストに取り組んでいる子たちです。

 

漢字テストは毎週月曜日に新しい問題を出しています。ただいま参ノ型まで配布中。大きな辞典には「かまど たんじろう」の「竈」の字もちゃんと載っていますよ。

「家で書いてくる!」と、持ち帰る子もたくさんいます。

「知りたい」気持ちは、「読みたい」「調べたい」気持ちにつながる大事な気持ち。2021年も、図書室はみんなの知的好奇心に応えられるようがんばります!

 

図書室前廊下では、鬼滅の刃の主人公たちがみんなを待っています♪

満開の時を思い浮かべながら・・・

あけましておめでとうございます。

3連休の前から雪が降る、今日こそは降る、明日こそは降ると言われながら積もることなく過ぎてしまいました。

あんなに寒かったんだからせめて積もった雪で遊びたかった。と言うのが子どもたちの本音だったかもしれません。

さて、1月12日(月)

1.2年生の中庭では、子どもたちが1人一鉢を手に持って先生達の話を聞いていました。

1年生は、チューリップを、2年生は、パンジーを植えたようです。

チューリップの球根の頭が出ないように丁寧に植えることが出来た1年生。手つきも優しい!

球根を植えて満足し教室に戻ろうとする友達に

「水をかけなんよ。」

と声をかけた女の子がいました。

それを聞いて、

「あっ そうだった。」

と戻ってきた子どもたちが水をかけ始めました。

これまでの学習が生きています。

2年生は、まず、苗選びからでした。色が好きというだけはなく元気な苗を選ぶ子どもたちです。

先生にも手伝ってもらいながら丁寧に植えることが出来ました。

これらの花が咲くのは、3月から4月。
ちょうど卒業式や入学式の時期と重なるはずです。
低学年は、式には参加できないけれど3ヶ月も前から、実は、お祝いの準備を始めているのです。

後期前半が無事に終了しました。

12月24日

冬休み前集会が行われました。

最初に3人の児童のスピーチがありました。

運動会で団長をした彼は、団長をしたことで学んだことや今後そのことを生かして中学校へ向けて頑張りたいことを発表してくれました。

団長というだれでもはできない経験を通して更に「自信」を付けたスピーチでした。

彼は、ボランティア活動を通して学んだことを発表してくれました。今後もボランティア活動を続けていくという決意も宣言してくれました。

彼も、みんなのために働くことの喜びを見いだし、それが「自信」につながっていったことが分かるスピーチでした。

彼は、2年生までは宿題がなかなか家で出来なかったり、朝の準備等が遅くなりお母さんに車で送ってもらうことが多かったりしていたけれども、3年生になって、いずれも頑張ってできるようになったことを発表してくれました。

その中で、

「僕が、毎日歩いて登校するからお母さんが楽になってうれしいです。」

と言う言葉がありました。

これが出来るようにするために、保護者、担任、そして、本人それぞれの頑張りがありました。

頑張り始めた当初は、廊下ですれ違うとき、

「先生、今日は宿題全部してきたよ。」

「先生、今日も歩いてきた。」

と毎日のように教えてくれていましたが、

それが、次第に当たり前になったのか、あえてそのことを教えてくれることはなくなっていきました。

しかし、しっかりと顔を上げ、笑顔ですれ違う彼の姿には、「自信」がはっきりとあらわれていると感じます。

宿題をしてくるのも歩いて登校してくるのも当たり前かもしれません。

だとしても、出来なかったことが努力して出来るようになった喜びは、「自信」に、そして、自尊感情を高めるきっかけになるんだということを今回の3人のスピーチからあらためて教えてもらったような気がします。

予想だにしなかったことが起こった2020年。

この状態がいつまで続くのか 先の見えない年末年始となります。

しかし、子どもたちは、いろんな我慢を強いられながらも、自分に出来ることを懸命に頑張って過ごしてきました。

2021年が、少しでも子どもたちの我慢が減り、伸び伸びと過ごせるようになることを願います。

良いお年をお迎えください。