美里町立励徳小学校
学校生活
いくり(すもも)いただきました。
6月18日(水)
今朝、本校児童の保護者でもある片山様からたくさんのいくり(すもも)をいただきました。
「いくり」は、主に九州地方での呼び名で「すもも」は、日本全国共通の呼び名のようです。
こんなにたくさんの「いくり」。
早速、今日の給食で一人2個ずついただきました。
1年生が、
「先生、1個減らしていいですか?」
というと(昨年も食べたことがある)2年生が
「うまいとばい。俺好き。食べんならちょうだい。」
それを聞いた1年生は、まだ残っていた「いくり」をおかわりしました。
そして、
「この種植えたら実がなるかな?」
「植えてみよう。」
「『1.2年生の』と書いたのを立てておこう。」
私が、
「う~ん、あなたたちが1、2年生の間には実はならないと思うよ。」
というと何と書いたらいいのか考え始めた子どもたちでした。
子どもたちがおいしそうに食べている写真を撮り忘れましたが、みんな本当においしそうにいただきました。
片山さん、ありがとうございました。
1・2年生は、芋苗植えに挑戦
5月13日(金)
前日の高学年バケツ稲に続き、この日は、1・2年生の芋の苗植えがありました。
ずっと雨でなかなか実施できませんでしたが、奇跡的に雨が上がり、歩いて20分ほどのところにある畑で行いました。
前日、私が、畑を見に行くとすでに地域の方がいつでも植えられるように耕しマルチシートも張っていただいていました。ありがたいことです。
実は、昨年は、サツマイモを収穫する前にシカがすべて食べつくし収穫することができなかったという残念な出来事があったということで、今年は、柵の設置の仕方を変えてみましたとのこと。これまたありがたいことです。
この日は、4人の地域の方が子どもたちに苗の植え方を教えに来ていただきました。
この広い畑。子どもたちは一人数十本の苗をご指導いただきながら植えました。2年生は昨年も経験していたということで手際が良かったと地域の方からお褒めの言葉をいただきました。
予定の時間よりかなり早く終わったようで、私が、用事を済ませて畑に見に行ってみると、子どもたちは誰もいなくて地域の方が最後の仕上げをしてくださっているところでした。
昔は、雪も今より降っていてご自分のお子さんは、田んぼの畔をそり滑りしていて下の川にそのまま落ちてしまわないか心配しながら見守ったことやお子さんがお風呂に入ったとき服で隠れたところも真っ赤になっていた、よく聞いてみると一緒に遊んだ友達も同じでそれぞれ病院に連れていかれたところ「はぜまけ」だった。はぜの木と知らずみんなで木登りをしたということが後になって分かったことなど昔話にも花が咲きました。
今の子は、そんな危ないことはしませんよね。
という話で私は、畑を後にしました。
学校に戻ると子どもたちは到着していて
「どうだった?」
と聞くと、
「ヤモリ捕まえてきた。」
「校長先生、見て!」
「で、何をしてきたの?」
ともう一度聞きましたが、なかなか芋の苗植えという単語は聞かれませんでした。
それもそのはず。
蛇の抜け殻を見つけて記念撮影。帰り道の脇にある用水路に入って生き物探しに勤しんでいる様子の写真を発見しました。
まあ、何はともあれ豊かな自然と地域の方の温かさを感じた子どもたちだったようです。
今回もまたまた地域の皆さんにお世話になりました。
本当にありがとうございます。
バケツ稲づくりに挑戦中
6月12日(木)
5年生は、総合的な学習の時間に米作りについて学習します。
励徳小では、松永さん(地域の方)のご協力を得て1~6年生全員で田植えを行います。
ちなみに今年は、20日(金)です。
とはいえ、いつも田んぼに稲の様子を見に行けるわけではありません。
そこで、5・6年生は、バケツ稲を校内で育て常に観察できるようにします。
5月23日にバケツ稲用の種まきを行いました。
6月6日にバケツ稲用の土の準備を行いました。
そして、6月12日バケツ稲に苗を植え替えました。
バケツの中に土を入れて水を入れて、硬すぎて水を入れると、今度は柔らかくなりすぎて土を入れる・・・
なかなか、これ!という状態にバケツの中がならない子もいてそう簡単ではなかったようです。
この経験からもあの広い田んぼを耕し水を入れ田植えができる状態にすることの大変さに気づいたのではないでしょうか。
余った苗は、家に持って帰りました。家で米作りをされているところは、その田んぼに。そうじゃないところは、家でもバケツ稲づくりに挑戦かな?
コメ不足のニュースが世間を騒がせています。
米を消費する側からだけではなく米を生産する側の視点も学ぶことができるのではないかと思います。
租税教室
6月12日(木)
6年生を対象に宇土税務署から来ていただき租税教室を行いました。
税金がなかったらどうなるのか?税金が使われているものにはどんなものがあるか?
など、身近なものや場所に税金が使われていることなど分かりやすく教えていただきました。
子どもたちも少し税について身近なものと捉えることができたのではないでしょうか。
税務署の方と授業後お話をさせていただきました。
最近は、子どもたちでも場合によっては納税しなくてはいけないことがあるそうです。例えば、プロゲーマーやYOUTUBERとなり賞金等を獲得した場合、子どもでも納税する必要があり、それをしないと追加課税が課せられることもあるなど、以前にもまして子どもたちにとっても税は身近で知っておかなくてはいけないことの一つとなっています。
私自身も勉強になりました。大変ありがとうございました。
不審者対応訓練(職員版)
6月12日(木)
職員研修の一環として職員の不審者対応訓練を行いました。
職員の役割分担のみを行い、後は、どれだけその場の状況に応じて対応できるかを宇城警察署のスクールサポーターの小島様に見ていただき、終わった後に講評及び指導を受けるという形をとりました。
最初に対応するのは校長と教頭。
まずは、不審者が入ってこようとしたら声をかけ落ち着かせ・・・
と考えていました。
ところが、今回の不審者(本校職員)は、職員玄関から入るなり刃物(手作り)をちらつかせ、静止も振り切って一目散に3階教室までダッシュで駆け上がってしまいました。
教頭先生が追いかけましたが、見失うほどのスピード。
放送及び職員玄関での不穏な気配を察知した他の職員がさすまたを手にした時にはすで不審者も3階教室に到着しており、不審者と職員数名の緊迫した攻防が繰り広げられました。そこで、小島様から合図があり終了。
不審者役の職員の余りの迫力に本当に怖かったという感想を持った職員もいました。
その後、体育館に場所を移し、さすまたの効果的な使い方やさすまた以外の物を使っての対応の仕方などを教えていただきました。
不審者の行動は、マニュアル通りにはいかないということを今回の訓練で全職員が学びました。
常に子どもの命を守るためにはどう動くか、もちろん自分(職員)の命も守りながらを意識しておく必要があることを痛感しました。
と同時に、不審者に入られない普段の備えも考える機会となりました。
今回ご指導いただいた宇城警察署スクールサポーターの小島様、大変お世話になりました。
とくとく算数対面式
6月11日(水)
今年最初の「とくとく算数」が行われました。
「とくとく算数」とは、第2水曜日に地域ボランティアの方々に来校いただき、業間の時間に子どもたちが取り組む算数の丸付けをしていただく取組です。
今回は、7名の方に来ていただきました。
(高学年教室での対面式の様子)
たまたま来校されていた学校運営協議会の大原さんも教頭先生から赤ペンを渡され急遽「とくとく算数」に参加いただきました。
子どもたちは、プリントが1枚終わると次々に先生の所に行き、丸を付けてもらっていました。
この日は、朝からお話会の皆さんによる読み聞かせ、お昼は、「とくとく算数」、放課後は、「放課後子ども教室」と地域の方がたくさん来校していただき、まさに社会に開かれた教育課程を通して励徳小学校が目指す教育を実現する日となりました。
引き取り引き渡し訓練実施
6月10日(火)
この日も大雨の予報が出ていました。
(写真では平たんに見えますが、かなりの急坂 あいさつ坂)
豪雨災害を想定した引き取り・引き渡し訓練を実施しました。
昼休み、校長室に対策本部を設営。
5校時終了後、荷物も持った子どもたちが体育館に集合
メールを受け取った保護者の皆さんが次々に学校へ。
(あいさつ坂の下で誘導する職員)
(学校の駐車場に入ってきた保護者に名前を確認する職員)
(体育館入り口に保護者の車を誘導する職員)
(体育館で待機児童を車に誘導する職員)
(保護者に確実に引き渡したことを確認する職員)
学校のすべての職員(給食調理の先生方も)がそれぞれの持ち場で全児童の引き渡しが終了するまで続きました。
保護者の皆さんにもご協力いただきありがとうございました。
これで大丈夫というわけではありませんが、シミュレーションはできました。
災害時は、臨機応変な対応が大人にも子どもにも求められます。
職員は危機意識をも常に持ち、子どもたちは、自分で何がベストか考える力、友達とコミュニケーションをとりながら協力する力をつけていかなければならないと再認識したところです。
今日の給食
6月9日(月)
今週もはじまりました。
梅雨に入り、普段は素晴らしい景色が見られる運動場からの眺めも雨でかすんでいます。
しかし、今日の給食は、熱いけれども温かい戦いが繰り広げられました。
今日の給食は、6年生のリクエスト給食で
キムチご飯 わかめスープ 唐揚げ コーンサラダ ほうれん草ムース
でした。
子どもたちが好きなものばかりです。
私は、中学年のテーブルで一緒に食べたのですが、何と唐揚げとほうれん草ムースが余っているというではありませんか。俄然みんな目の色が変わりました。
おかわりはどれか一つだけ。
唐揚げおかわり希望には希望者多数(担任の先生も参戦)
そんなにたくさん余っているのかと思ったら余りは一つだけ。
最後、先生と子ども2人の3人で決戦。交渉で半分ずつにすることになり3人の内2人が食べられることになりました。
また、別のところでは、ほうれん草ムースをめぐりじゃんけん対決。
はたまた、
「キムチご飯おかわりできてよかった~」
と争奪戦に加わることなく好きなものをおかわりできた子どももいて千差万別のお盆の上でした。
最後、キムチご飯がまだ余っていることに気づいた子が、
「おかわりしていいですか。」
と担任の先生に聞いていました。
すると、
「○○君もまだおかわりしたいんじゃないかな?」
と誰かがつぶやきます。
「あっ、そうだね。○○君も食べる?」
最初にキムチご飯の余りに気づいた子が声を掛けます。
「うん。食べる。」
「分かった!」
と言って半分ずつつぎ分けました。
争奪戦の中にも温かさ見つけました。
今日の給食もおいしくて楽しくてほっこりしました。
今月の詩「水のこころ」
6月6日(金)
昨日の全校集会で今月の詩 高田 敏子 作 「水のこころ」を紹介しました。
6月は「心のきずなを深める月間」です。
「心をつかむ」
という良い意味での慣用句もありますが、この詩の中では、手でつかむことができない水。だからこそ二つの手の中にそっと包むように。
心も同じで、そっと優しく大切に包んであげようということを高田さんはおっしゃりたいのではないかと思います。
相手の心を思い、思いを馳せ、心と心をつなぎながら更に素敵な励徳小になっていきたいと思います。
昨日紹介した「水のこころ」
早速覚えて、子どもたちが校長室を訪ねてきてくれました。
1年生から6年生まで5人の挑戦です。
1年生の挑戦。途中からなかなか言葉が出てきませんでした。
それを6年生はじっと待ってくれました。
だれも
「早く!」
なんて言いません。
この詩のように挑戦者1年生の心をそっと優しく包み込んでくれました。
6月の全校集会
6月5日(木)
業間に今月の全校集会が行われました。
今回は、まず、表彰から行いました。
5月初めに子どもたちと地域の皆さんで茶摘みをし、それを美里町の高島園で製茶してもらいました。
そこで出来上がったお茶の重さを予想する大会を実施しました。
早速3年生の女の子が自分の予想を書きに来てくれました。
最初の予想は、150グラム。
次の日、書き直しにやってきました。書き直した重さは、160グラム。
彼女の考えはこうです。
真空パックされたお茶が10パック、大袋に入ったお茶が2つ。
真空パックのお茶は、一袋10グラムで大袋に入ったお茶が一袋30グラム。
合計すると160グラム
という計算です。
まだ3年生は、重さの学習はしていません。
またまた、書き直しにやってきました。
今度は、近くにあったペットボトルと持ち比べていました。
教頭先生から
「ペットボトルの重さは、約600グラムかな。」
というヒントももらい導き出した答えが6010グラム。
他にも予想を書きに来てくれた子どもたちはいましたが、何度も何度も自分なりの根拠をもって答えを導き出そうとしたのは、この子だけでした。
そして、結果発表。
見事ニアピン賞をゲットしたのは、この女の子でした。
最も近い重さを導き出したことはもちろんですが、失敗を恐れず粘り強く最後まで挑戦する姿を大いに称えました。
他の子どもたちのこういう姿をどんどん見つけていきます。