学校ブログ

2025年5月の記事一覧

信じて待つ!

5月28日(水)

5校時、3.4年生教室をのぞいてみますと総合的な学習の時間でした。

THP(太鼓でハッピープロジェクト)をどういうテーマで進めていくかについて話し合いの授業でした。

本校の校内研修の中の一つとして「出力する」というのがあります。

自分の思いや考え、思いついたことをどんどん表出していく作業です。

その方法として「マップ」を使って学習することがあります。

今回の授業は、その場面でした。

各自、それぞれの考えを「マップ」に出力していきます。

各自出力したものを全体の中で出力していきます。

「全体で出力したものの中から3つに絞っていこう」

と担任から投げかけられました。

「後12分あります。3つに決められなくてもいいので自分たちで絞れるところまで絞ってみよう。」

これらの担任からの指示で子どもたちは動き始めました。

前に立った子どもが、

「何を選んだか発表してみて」

数人が発表していきました。

しかし、これでは時間内に絞れないと悟ります。そこで、

「自分が3つ決めたものに印をつけよう。だれも選ばなかったものを消せば絞られるよね。」

と。子どもたちが黒板に印をつけていきます。

ところが、消えたのは2つしかありません。

これでは絞れないと悟った子どもたち

「自分が一番これだと思うものにもう一度印をつけてみよう。」

と言ったところで時間が来ました。

担任曰く、

「待ってみると色々出てきて楽しい。」

もちろん、担任はこの12分間一切口を出しません。

時々、子どもが担任に視線を向けますが、担任は、見守るだけ。

子どもたちはこれまでに学びの中から適切だと思った方法を使い、うまくいかないと次の方法を使い何とか解決を図ろうとします。

まずは、子どもたちの力を「信じて 任せて 待つ」

言葉を変えれば、担任自身が子どもたちとやってきたことを信じて 待つということだと思います。

今年はどんなテーマで励徳小の太鼓を響かせていくのか楽しみです。

昭和55年度砥用東中学校卒業生の皆様 還暦おめでとうございます

5月28日(水)

昭和57年、遠野小学校と畝野小学校が合併して砥用東中学校跡地に励徳小学校として統合されました。

今回、還暦を迎えられたのは、砥用東中学校を昭和56年3月に卒業された皆様です。

この皆様から励徳小に還暦記念として金一封をいただきました。

この還暦記念として励徳小に金一封を送ることで一連の還暦祝いの行事が終わることになるとお聞きしました。

同級生が49人。当時は、これでもほかの学年に比べると少なかったとおっしゃいました。

また、今の励徳小の北側校舎が完成したのが砥用東中を卒業する4日前だったそうで、新校舎で勉強することはなく見学のみだったそうです。そんな中でも卒業証書は、新校舎で受け取ったとか受け取らなかったとか・・・という話も出てきて昔話に花が咲きました。

廊下に掲示してある当時の校長先生や学校の航空写真からもいろいろ記憶がよみがえられたようで、よき昭和の学校の様子をお聞かせいただきました。

還暦記念としていただきましたものは、子どもたちのために大事に使わせていただきます。

いくつもの学校の思い出がつまっている励徳小学校です。

思い出に浸りたい、今の励徳小学校の様子を見てみたいという卒業生の皆様。

いつでもお越しください。

お待ちしております。

昭和55年砥用東中学校卒業生の皆様、この度は本当にありがとうございました。

 

お話会対面式

5月28日(水)

今年もいよいよ6月からお話会(読み聞かせ)が始まります。

その前に、今日は、お話会の皆様と子どもたちとの対面式がありました。

お仕事の都合で今日はいらっしゃれなかった方も含め、7人ものお話会メンバーがいらっしゃいます。

1冊の本との出会いが心を豊かにしてくれます。

1冊の本との出会いがもしかすると夢につながるかもしれません。

自分で本を選ぶとどうしても内容が偏りがちですが、読み聞かせをしていただくと多様な内容の本に触れることができ更に読書の幅が広がります。

そういう意味でのお話会の皆さんのお力はとてもありがたいなと思います。

お話会の皆様 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

保護者のご協力で運動場で運動会ができました

5月25日(日)

今朝5時、雨はやんでいましたが、励徳小の運動場は、水浸し。

体育館での実施も考えましたが、午前中は曇りの予報でしたので運動場整地に取り掛かりました。

最初は、職員のみ。しかし、6時過ぎくらいから保護者の皆さんが一人また一人と運動場に来ていただき一緒に整地をしていただきました。

上の写真は、水たまりを雑巾で1時間近く吸い取った後です。それでもまだ水たまりはなくなりません。

どこからか巨大スポンジを調達しそこからは飛躍的に水たまりがなくなり土入れに。

そのころには、砥用中の生徒さんたちも作業に参加してくれました。

それと同時進行で昨日途中までできていた「杉門」の「れいちゃん」「とくくん」も完成。

予定の開始時間より20分ほど遅れで運動場で開会式を行うことができました。

最初のプログラムは、「キラリと光れ!励徳魂~エール交換~」

2人の団長とその後に続く子どもたちの大きな声は、励徳の山々に響き渡りました。

中学生がお手伝いに来てくれていましたのでせっかくだからということで大玉転がしにも参加してもらいました。

 

小学生よりも泥だらけになりながら懸命に取り組んでくれました。

リレーの実況は、さすが中学生。実況でも盛り上げてくれました。

綱引きは、最初は、赤団VS白団。次は、子どもVS保護者。最後は、子ども(小学生と中学生)VS保護者。と相手を変えながら大いに盛り上がりました。

ダンスは、低学年のダンスの時は、中・高学年がサイドで合わせて踊り、中・高学年のダンスの時は、低学年が団席前で踊るというように、学年ごとのダンスではありましたが、みんながどの学年のダンスも踊ることができるくらい一緒に練習をしてきたということです。

 

運動会は、少々のハプニングはあったものの予定通りの時間に終了しました。

それもこれも保護者や中学生の協力、地域の皆さんの温かい応援。そして、何より子どもたちのこれまでの頑張りと「最後まで 全力 全開!『勝つ』!!」のスローガンどおり、今日、全力で勝ちに向かう気迫のたまものでした。

負けてしまった団の子どもたちの中には涙を見せ、悔しさにこぶしをぎゅっと握りしめている子もいました。

その悔しさがこれからの学校生活に生かされていくものと信じています。

また、中学生の素晴らしいバックアップを目の当たりにした今年赴任した私も含めた職員は、この中学生につながるふるさとを大事にする子どもたちを育てていかねばならないと心を新たにしたところです。

たくさんの皆さんのご協力に深く感謝いたします。

ありがとうございました。

そして、子どもたち、本当によく頑張りました。

 

雨の中の運動会準備

5月24日(土)

午後から保護者にも協力していただき運動会の準備を行いました。

小雨が降り、夜も雨が降る予定のためできることは限られていましたが、保護者の皆様の「子どもたちには運動場で運動会をさせてやりたい。」という熱い思いで「杉門」が作られました。

 

この杉門は、励徳小伝統の一つということで、励徳小校区内から杉の枝や藁を調達し保護者が作られます。

入場門の左右に作られる「杉門」には「れいちゃん」「とくくん」という名前があるそうです。

今日は、まだ製作途中。仕上げは、明日の朝から。

出来上がった「れいちゃん」「とくくん」の姿を明日のHPでご紹介できるよう早く雨が止むことを祈るばかりです。

今日の映画上映会にいらっしゃった地域の方が帰り際に

「この運動場は、私たちが砥用東中生の時、生徒みんなで土砂を運び手作りした思い出の運動場です。明日の運動会、運動場でできるといいですね。見に来ます。」

と声をかけていただきました。

いろいろな方の思いでがある運動場でたくさんの方に応援していただきながら運動会ができる喜びかみしめる明日の運動会です。

映画上映会

5月24日(土)

今日は、明日が運動会のため登校日でした。

午後から運動会の準備でしたが、その前に映画上映会が行われました。

熊本大学の映画研究部が制作した「この美里から」というミニ映画です。

子どもたちはもちろん保護者、地域の皆さん、富神ネットの皆さん、そして、美里町教育委員会から宮嵜教育長、上田総合教育アドバイザーもこの上映会のためにお集まりいただきました。

最初に学生さんからこの映画を作るに至った経緯や監督や主役の学生さんからのビデオメッセージをお聞きしました。

また、もう一人の主役、本校3年生の男の子とそのお父さんの舞台挨拶?がありました。

男の子もお父さんも出来上がった映画は、今日初めて観るということでワクワクドキドキではなかったかと思います。

いよいよ上映画始まりました。

総勢50人以上の人たちが見守る中、美里町(励徳)の素晴らしい景色が次々と映し出されます。

子どもたちは、見覚えのある景色や男の子の演技に歓声を上げながらあっという間の15分間を満喫しました。

上映が終わった後、学生さんの進行で交流会が行われ、子どもたちから映画研究会の皆さんへの質問が矢継ぎ早にありました。学生さんへの予想外の質問にも丁寧に答えていただき、子どもたちの世界がまた一つ広がりました。

こういう機会を与えていただいたことで普段何気なく見ている景色が、励徳の財産であることを実感できたのではないかと思います。

関係の皆様、ありがとうございました。

最後の調整

5月23日(金)

明日は、1日雨の予報が出ているため今日が運動場でできる最後の練習となりそうです。

そのため各団最後の調整に余念がありません。

 

バトンパスのタイミングを団長自ら下学年にアドバイスしていました。

明日は、午後から運動会準備です。雨のためできる範囲でということになりますが、日曜日の運動会を成功させるため励徳小全体で最後まで走り抜けます。

また、午後の準備の前に熊本大学の映画研究部が制作した「この美里から」というミニ映画の上映会を励徳小体育館で行い、子どもたち、保護者、地域の方、学生の皆さんと一緒に鑑賞します。

運動会に向けての意気込み

5月21日(水)

予報通り朝から雨が降り続きます。

本校は、運動会当日雨だった場合は、体育館で実施することが決まっていますので、体育館バージョンの練習です。体育館の中でもみんな全力で練習に励みます。

時に、低学年教室の前を歩いていますとあるものを見つけました。

本校で取り組んでいることの一つ「マッピング(自分の思いを自分の言葉で「出力」すること)」でした。

 

一人一人が運動会に向けて目標をもち、最後まであきらめずやり遂げようとする子どもたちです。どの言葉もちゃんと練習の中で実践に移され達成に向けて頑張っています。

嬉しい!!

 

運動会練習も大詰め

5月20日(火)

真夏日に迫ろうかという蒸し暑い中、運動会の練習が2~4時間目まで行われました。

2~30分おきに水分補給をしながらの練習です。

また、21日(水)は、雨という予報のため予定されていた予行練習も兼ねた練習となりました。

準備運動は「ジャンボリミッキー」の曲に合わせて。

スタートからみんなノリノリです。

また、1.2年生と3~6年生で表現活動をしていますか、1.2年生の表現の時は、横で上学年が手拍子をしたり掛け声をかけたりしながら盛り上げます。

3~6年生の表現の時は、児童テントで1.2年生が、一生懸命上学年の真似をして踊ります。

前で踊る上学年は、かっこよく。

後ろで見よう見まねで踊る低学年は、ほほえましく。

一体感のある練習風景がありました。

また、水分補給タイムが終わろうかという時のことです。次の練習に入ろうかと担任がマイクで呼びかけると、それまで何やら団長同士で練習の相談をしていた白団団長が、運動場の向こうの方から担任に

「ちょっと時間もらえますか?」

と交渉してきました。

担任は、

「何分いる?」

と返すと

「3分お願いします。」

と団長から返ってきました。

確かに少人数で声を上げやすいという部分もあるかもしれませんが、よりよいものを求めようとする団長たちの熱意とこだわりを感じた一場面でした。そして、子どもたちの思いを尊重し、指示は最小に、そして、「待つ」教師の姿。今年、励徳小で大切にしている形がここにありました。

 

子どもも職員も運動会に向けて全力投球

5月19日(月)

今日から運動会の全体練習が始まりました。

1~6年生まで1日3時間の練習。

人数が少ないというのもあって、休憩は、水分補給時のみ。

ほぼ出ずっぱり。

1年生だろうと容赦ありません。

それでも高学年が低学年を気遣いながら声をかけながらなんとか乗り切ります。

朝早くから、超ベテラン教諭の男性2人が、運動場整備に精を出します。

 

 

少々水はけが心配な運動場には、いつの間にか簡易水路ができていました。

どうぞ無理をしないでくださいと祈りながら・・・

 

子どもたちも最初から全力投球。

応援合戦、団体競技、リレー、ダンス。

どれも全員で取り組みます。

先生たちの指示にも

「はい」

と気持ちの良い返事が返ってきます。

見ていてすがすがしさすら感じました。

さらに、子どもたちの練習の様子を見ながら草取りをしていると、

「校長先生、ありがとうございます。」

と6年生からねぎらいの言葉。

下学年だけではなく、私にまで。

どこまでできた子どもたちなのでしょう。

 

そして放課後。

運動場に土入れを職員でした後、運動会で行うPTA競技「負けられない戦いがここにある!」に向けて、練習に余念なく、超ベテランから若手までお互いにフォームにチェックを入れながら本番に備えています。

放課後のちょっとリフレッシュタイムともなりました。

運動会まで後6日。

子どもも職員も駆け抜けます。