美里町立励徳小学校
信じて待つ!
5月28日(水)
5校時、3.4年生教室をのぞいてみますと総合的な学習の時間でした。
THP(太鼓でハッピープロジェクト)をどういうテーマで進めていくかについて話し合いの授業でした。
本校の校内研修の中の一つとして「出力する」というのがあります。
自分の思いや考え、思いついたことをどんどん表出していく作業です。
その方法として「マップ」を使って学習することがあります。
今回の授業は、その場面でした。
各自、それぞれの考えを「マップ」に出力していきます。
各自出力したものを全体の中で出力していきます。
「全体で出力したものの中から3つに絞っていこう」
と担任から投げかけられました。
「後12分あります。3つに決められなくてもいいので自分たちで絞れるところまで絞ってみよう。」
これらの担任からの指示で子どもたちは動き始めました。
前に立った子どもが、
「何を選んだか発表してみて」
数人が発表していきました。
しかし、これでは時間内に絞れないと悟ります。そこで、
「自分が3つ決めたものに印をつけよう。だれも選ばなかったものを消せば絞られるよね。」
と。子どもたちが黒板に印をつけていきます。
ところが、消えたのは2つしかありません。
これでは絞れないと悟った子どもたち
「自分が一番これだと思うものにもう一度印をつけてみよう。」
と言ったところで時間が来ました。
担任曰く、
「待ってみると色々出てきて楽しい。」
もちろん、担任はこの12分間一切口を出しません。
時々、子どもが担任に視線を向けますが、担任は、見守るだけ。
子どもたちはこれまでに学びの中から適切だと思った方法を使い、うまくいかないと次の方法を使い何とか解決を図ろうとします。
まずは、子どもたちの力を「信じて 任せて 待つ」
言葉を変えれば、担任自身が子どもたちとやってきたことを信じて 待つということだと思います。
今年はどんなテーマで励徳小の太鼓を響かせていくのか楽しみです。