2023年1月の記事一覧

『夢への道』校長講話 後期後半開始

 明けましてお目でとうございます。大津北小学校、本年も新型コロナウイルス感染症感染拡大防止と学びの保障を第一に頑張ります。よろしくお願い致します。

 1月10日は、後期後半のスタートでした。朝活動は、校長講話を行いました。以下に概要をご紹介します。

(前略)今年の干支は、『兎』ということで、兎のように飛び跳ねる、飛躍の年にしたいと思います。何が飛び跳ねるかですが、大津北小学校としては、今年のテーマを『夢への道』としました。

 コロナや戦争、物価高、親しい人との交流が出来にくいなど、鬱陶しい時間が3年になりました。しかし、皆さんにとっては、一生に一度の大切な小学校生活です。このままで良いですか? 

 いいえ!よくありません。

 もう、コロナがなくなる日を待っておられません。もちろん、感染対策は暫く続けますが、「夢」へ向かって、確かな道を歩き始めたいと思います。

 今日は、「夢への道」をして、夢を掴んだ、超有名な人の話をします。「夢への道」は人生の目標を掴む計画であり、行動です。

 この人は、メジャーリーガーの大谷翔平さんです。高校生の時に日本人の投手で最速の、球速160km/hを出しました。おととしは、アメリカの大リーグで最優秀選手賞MVPを獲得し、去年は、史上初、規定打席、規定投球回数に到達しました。

 大谷選手は、現在28才で、アメリカに行く前は、日本のプロ野球選手で数々の記録を打ち立てました。その前は、日本の高校生、その前は日本の中学生でした。

 そして、その前は日本の岩手県奥州市の小学生だったんです。小学生時代があったのです。(小学生だった頃の写真の提示)

 これは、大谷選手が高校1年生の12月に書いた『目標達成シート』です。真ん中の黄色いところに、高校3年間の目標を描いています。「高校卒業の時に、ドラフト会議で1位指名を8球団からもらう」としています。その周りには、それを叶えるためのポイントを書いています。

 次にそのポイント一つ一つを8方に小分けして、そのポイント毎に、そのポイントを叶えるポイントを書いています。

 「ドラフト8球団に1位指名される」という「夢」の周りに、「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード160㎞」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」の8つのポイントを書いています。

 今日皆さんにお話ししたいのは、「運」というポイントの周りに、「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「審判さんへの態度」「本を読む」「応援される人間になる」「プラス思考」「道具を大切に使う」の8つのポイントを書いていることです。

 「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「本を読む」「道具を大切に使う」!!これって、みなさん小学生でも、私でも出来ることではないでしょうか。「ドラフト1位8球団から指名」という大目標に、足もとの私たちにも出来る目標が入っているのです。

 これこそが「夢への道」です。足もとから夢へと繋がる道なのです。

 

 この、「夢への道」を、もっとみなさんが自分のこととして捉えられるように、後期後半には2つの授業をします。「夢フェスタ」(夢のお祭り)です。

 今から紹介する2人は、「夢への道」を自分なりにやって、「夢」を掴かんでいると中、または、掴んだ人の話です。

 写真は、森田大智さんです。去年の大津高校サッカー部のキャプテンです。去年の今頃、全国高校サッカー選手権大会で大津高校は準優勝しました。今、東京の大学の1年生です。

 森田大智さんは、森田和歌子先生の息子さんです。去年の9月7日の全校集会で、去年の大津校高校のチームの話をして頂きました。お話では、(息子さんの代のチームは)「歴代のチームの中でも、弱小世代といわれていた」という話です。でも、「とても仲が良かった」「みんなで励まし合い、支え合っていた」というお話です。皆さんの運動会の様子と重ねてお話して頂きました。 

 また、小学生時代は天草、中学生時代は小川町、そして高校生になって、初めて大津に来られて3年間を過ごされました。現在は、年代別の日本代表候補です。正しく、夢の途中です。 

  実は、今度の1月20日に、北小に来てくれることになりました。実演や小学生の頃からのお話が聞けます。

 もう一人の方を紹介します。古賀美夕紀さんです。この方は、エチオピアに住んでいる日本人妻です。エチオピア人のパートナーとの間に、3人のお子さんがおられます。その他に、地域で知り合ったお子さんも、一緒に育てておられます。現在、日本食レストラン「さくら」を経営されています。

(エチオピアの概要を紹介)

 古賀美夕紀さんは、山鹿市の生まれで、校長先生が前にいた「来民小学校」の卒業生です。美夕紀さんは、小学校の時に、図書室で見た一枚の写真に、強い衝撃を受けられます。美夕紀さんの目を釘付けにしたのは、アフリカで、理数科教師として現地の子供達に教えている、青年海外協力隊の日本人女性の写真でした。今回の取材をとおして、「彼女の飾らない笑顔、自分のやりたいことをやっているんだ!と言わんばかりのエネルギー溢れる表情に、一瞬で心を掴まれました。」と語っておられました。

 その時から、中学、高校と熊本で勉強やスポーツに打ち込み、東京の大学、アメリカの大学に進まれました。その後、世界国際銀行や国際連合(国連)の仕事に就かれ、エチオピアに行っていたときに、現地の方と結婚されて子どもさんをもうけられました。

 12月には一時帰国されていて、「食料が手に入りにくいので、家族5人、1人50㎏を持ってエチオピアに帰る。」とおっしゃっていました。どこから、そんなパワーが湧いてくるのか!?益々、お話を聴くのが楽しみになってきました。

 2月には、エチオピアと大津北小学校をライン電話でつなぎ、美夕紀さんご本人のお話が聞けるように調整しています。小学校の図書室から現在まで繋がったお話をお聞きし、みなさんも「夢への道」を描いて欲しいです。

 

 「心にエベレスト(夢)をもつ人は、くじけない へこたれない!」 

 高い目標「夢」を持つ人は、「いろんな困ったことがあっても、くじけない、へこたれない」という意味です。そして、令和5年は、「夢への道」 

 是非、みなさんも、「夢フェスタ」で先輩達に「人生の生き方」を学んで、「夢への道」を歩き始めてください。

 これで私の話は終わりです。