御船小ニュース

カテゴリ:全学年

まずはやってみよう!

6月12日の業間を利用し、児童集会が行われました。この日は大きく「生活安全委員会による発表」と「各児童委員会の委員長からお知らせ」の2本立てです。生活安全委員会による発表では、廊下の安全な過ごし方について、児童らが劇を通して啓発を行いました。「急いでいるのであれば、走っても良いのでしょうか。」「他の人が走っていれば、自分も走って良いのでしょうか。」と問い掛ける内容になっており、一人一人が考える場となりました。2つ目の各児童委員会の委員長によるお知らせでは、今月の取組や全校児童へのお願いについて話がありました。特に健康委員会からは「歯ブラシチェックをすること」について報告がありました。「交換時期が近づいている歯ブラシには、シールを貼ってお知らせします。」とのことです。

発表した児童らは、すべての学年の子ども達にわかるように、言葉を選んだり、ゆっくりハキハキと話したりする工夫を行っていました。一つでも多く、自分なりの目標を持ちながら発表に臨んだことで、より大きな成長につながったように思います。

9日の就任式

4月9日に行われた就任式の様子についてご紹介します。今年度は、学校長を含む15名の職員の転任がありました。就任式が始まり、体育館に入場する先生たちを、前のめりになって見つめる児童たち。その姿からも、関心の高さがうかがえました。実は4月当初、御船小に赴任し、新学期の準備を進めていた教師たちからも「早く御船小の子どもたちに会いたい」という声がたくさん聞かれていました。児童と教師双方の思いが叶った日とも言えます。

就任式の中で行われた教師のあいさつは「御船町の至る所にある恐竜のモニュメントの数に驚きました。これから皆さんと過ごす中で、恐竜についてもたくさん知りたいです。」「私は休み時間には外にいることが多いと思います。是非たくさん声をかけてください。そして、一緒に遊びましょう。」「目標は『1日でも早く全員の名前を覚えること』『みんなに名前を覚えてもらうこと』『運動会ではみんなより早くダンスを覚えること』の3つです。」等、それぞれにユーモアがあり、賑やかな就任式に彩りました。

これからともに歩む1年間、「御船小が大好き!」と誰もが思える学校を目指して、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

春を前に

 3月28日、本校にて退任式を行いました。今年度は学校長を含む計14名の教員及び用務員、支援員が転退任となります。退任式では、御船小を去る先生一人一人が、児童に向けて最後のメッセージを贈りました。
 「御船小の子ども達の良いところは、内側に秘めたエネルギーだと思います。これからもどんどん伸ばして下さい。」
 「担任をして一緒に過ごした日々、部活で一緒に汗を流した日々こそが一番の思い出です。」
 「児童の皆さんよりも、教師である私の方が、多くのことを学ばせてもらいました。出会えたことが、本当に幸せでした。」
 「『なぜだろう』というい気持ちを大事にしてください。『なぜ空は青いのだろう』『なぜあの子は悲しんでいるのだろう』。色々な『なぜ』を大事にすれば、やがて人を大事にする人になれると思います。」
 「皆さんに好きなことはありますか。夢はありますか。それらを持ち、願い続ければ、必ず花開きます。」
子どもたちの顔を目に焼き付けるように、笑顔で言葉を伝える先生。感極まり、涙ながらに言葉をかける先生。個性が表れた、とても温かい時間となりました。先生との思い出を振り返り、感謝するとともに、先生たちの前途を祝う気持ちが育った貴重な機会となりました。

たった一つの命

3月6日、地震の避難訓練を行いました。東日本大震災の記憶、そして熊本地震の経験等から、児童はいつも以上に真剣な眼差しで参加していました。安全担当の教師は「たった一つしかない命を守るのは自分である」と何度も発することで強調し、そのことで子どもたちの安全意識、防災意識は大きく高まったのではないかと思います。

「地震発生時に『落ちてこない、倒れてこない、移動してこない』場所に避難する行動は、児童生徒等に対しての事前指導が不可欠です。様々な場所や時間帯で発生することを想定し、どのような場所が安全なのかを指導しておくことが必要です。」これは、文部科学省がホームページで発信している「学校防災マニュアルについて(www.mext.go.jp/a_menu/kenko/.../07/.../1323513_02.pdf」からの抜粋です。このことは、学校でもそうですが、家庭や地域においても十分に言えることだと思います。学校、家庭、地域で一体となり、防災教育に取り組むことができればと思います。

6年生を祝う会

3月7日、本校体育館にて「6年生を祝う会」を行いました。6年生はステージの前から体育館全体を見渡す形で座り、それを1~5年生が囲むように位置取りをしました。会では1年生から順に中央に立ち、6年生に向けた出し物を披露しました。歌のプレゼントや6年生を誘ってフォークダンスを行うなど、全ての出し物が、気持ちの込められた素晴らしいものでした。

 そしてクライマックス、6年生と教職員によるドッジボール対決によって、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。先生たちは「卒業後も応援しています」という気持ちを込めて、そして6年生は「思い出を胸に頑張ります」という気持ちを込めて、お互いに全力投球。1~5年生も会場を揺らすかのような大声援を送り、誰にとっても、温かく楽しい時間となりました。

学習や生活の随所で6年生が見せてくれた「スクラムパワー」。この日も多くの児童の心を惹き付けました。祝われる側で参加した活動でさえも、後輩たちの憧れで有り続けた6年生です。

児童総会で得られるもの

2月23日に行われた児童総会では、各委員会活動の1年間の振り返りを行いました。各委員会の委員長が、児童全員に向けて今年度の取組の紹介と反省について発表しました。

図書委員会は「今年の目標は『一人一人が協力し、みんなに楽しんでもらうようにする』でした。日常的な取組として、本の貸出、整理、放送を行い、重点的な取組として、童話発表会の運営、読書ビンゴを行いました。1年間の反省として、図書室での過ごし方のマナーをもっと改善させることができればと思います。」という内容の発表を行いました。また、放送委員会は今年一年の反省に加えて「皆さんが聞き取りやすいように、ハキハキとした声での放送を心がけますので、是非これからも、耳を傾けてください。」と呼びかけました。

人前で話すことを苦手としている人は、大人になっても多いです。どこを見れば良いかわからない、頭が真っ白になる、全身が震えてしまう等、各々の形で緊張は表れます。「人前で話すこと」を避けることもできますが、この日のように練習を重ね、人前で話す経験を積むことは、結果として人を大きく成長させるように思います。

ある午後の風景

靴箱掃除を担当する児童たちが、とてもよくがんばっていたので紹介します。御船小では、一学級当たり二人ずつ「靴箱掃除」として、週替わりで配置しています。どの学年もペアで役割分担をしながら、黙々と取り組む様子が印象的です。一人一人の靴を取り出し、靴箱内を隅々までほうきで履いたり、雑巾で拭いたりする児童たち。30~40人近くの靴箱を、毎日限られた時間で掃除するのは、大人でも大変です。それでも嫌な顔一つせず、一定のペースで手を動かし「どこまで終わったか」をペアで確認し合う様子には感心します。

その様子を眺めていると、気になる光景がありました。それは、靴底についた大量の土や砂です。パンパンと、勢いよく左右の靴同士をたたくと、巨大な土の塊や大量の砂が、音を立てながら床に落ちていました。納得のいくまで、全員分の靴底の汚れを取り除こうとする児童たち。もしもこの作業を、登校後に持ち主が行っているならば、靴箱掃除係の負担は減ります。その分、別の作業に時間を費やしたり、新たな作業を行ったりすることができるのではないでしょうか。

成長とともにに増えていく「自分のことは、自分で」。次にできるようになることとして「自分の足元のこと」を選んでも良いかもしれません。


給食こそ、人づくり

(残食重量(kg))÷(給食総重量(kg))×100」この計算式で求められる値は「残菜率」です。残菜率を求めることで、日々の給食で、何%が残菜として回収されるかがわかります。御船小の2学期の残菜率は、約2%でした。残菜が発生する要因として、3つ挙げます。

1つは「苦手な食材があるから」。一部の調査では、ピーマン、トマト、玉ねぎは、人気がないようです。苦手な食材を前にした時、鼻をつまんででも食べようとする子ども、「残そう」とすぐに決めてしまう子ども、それぞれです。将来に向けて、心身が育つ大事な時期、どちらの行動が望ましいでしょうか。

2つ目の要因は「量の問題」です。自分が食べきれる量を認知しておくことは、大人になっても求められます。給食でもそうですが、例えば自宅で「自分で食べられる量を注いでみよう」と取り組むことで、すぐに身につくように思います。

3つ目は「食べる時間」です。給食では準備や後片付けの時間を除くと、食事にかけられる時間は1525分間です。食事中に会話を楽しんだり、休憩をしたりすることは誰にでもあります。ポイントは「時間内に終えられるように調整、計画する力」になります。この力は給食以外でも、大変重要です。まずは給食や家庭での食事をきっかけに、この力を高めていくというのはいかがでしょうか。

「御船小の残菜率は0%」これは決して容易ではありません。ですが、誰もが意識しなければならないことは事実です。実現に向けて、全体で取り組めたらと思います。

2018年 戌年

1月9日、3学期の始業式が行われました。学校長講話では「一年の計は元旦にあり」という言葉に触れました。「新しい年のはじめには、目標を立てて、1年間頑張りましょう」という意味の言葉です。「一日の計は朝にあり」に続く言葉として、古くから日本人が大事にしてきました。ご家庭ではいかがでしょうか。もし目標を立てられていないならば、今からでも遅くありません。是非、実践されてみてください。
続いて「夢や希望が叶えられる良い年にするためには、どうすれば良いか」という話がありました。戌年にちなみ「犬は人との付き合いが古く、親しみ深い動物」「犬は勤勉で努力家」であることを挙げ、「犬のようにまじめに努力し、みんなの持っている力をどんどん発揮しましょう」と鼓舞しました。
さて、いよいよ3学期、そして2018年がスタートです。最後は、今年生誕100周年を迎えるネルソン・マンデラ氏の言葉を紹介して締めます。
『偉大なピースメーカーはいずれも、誠実さと正直さ、そして謙虚さを兼ねた人たちです』

迷子のお知らせ

日本洋傘振興協議会の発表によると、日本の年間の洋傘消費量は1億3000万本です。そのうち、約36万本(平成25年度)の洋傘が忘れ物・落とし物として警視庁に届けられていることを知っていますか。更にデータを挙げるならば、日本の年間降水日数ランキングは2014年で世界第13位。ですが、一人当たりの傘所有量は、3.3本で世界第1位。このデータを見てどのように感じますか。当然ですが、傘を作ることにも、そして廃棄することにも資源が必要です。

では御船小学校はどうでしょうか。残念ながら、傘の置き忘れはとても多いです。雨の日にも関わらず、児童の登校前から並ぶ傘たち。「今日こそ持ち主と一緒にお家に帰れる」と期待しながらも、結局児童の下校を寂しそうに見送る傘達。もうすぐ1年が終わります。特に名前がない傘は、児童本人も忘れていることが多いです。もし可能ならば、御船小に来校された際に、ご自宅の傘が置きっ放しになっていないか、ご確認頂ければと思います。この傘達が、持ち主のもとで新年を迎えられることを願います。

【引用】https://jp.weathernews.com/news/4270/(ウェザーニュース)