日々のつぶやき
日々状況は刻々と変化を・・・
先日、文部科学省から「休校期間中の授業内容を夏休みや土曜日を使って補習することも・・・」と報道されました。また、本日は熊本市が「来月末まで休校を再延長する」との報道もありました。このように、日本中で感染が止まらない中、学校も先が見えない状況です。こんなに長い期間、学校に子どもたちがいない状況は、前代未聞であり、私たちの経験上、いまだかつてないことです。私たち大人も不安ですが、もっと不安なのは子どもたちのはずです。
子どもたちがいない学校なんて・・・
しかし、できることは最大限やるしかありません。まずは、子どもたちに自主学習をお願いし、少しでも学校再開に向けて、準備しておくことです。今こそ、自分がなすべきことを、自分を律して行うことができるか、試されていると思います。各ご家庭で、また小野部田小学校で学んだすべてのことを結集して頑張るしかありません。
明日は久しぶりの登校日です。短時間ではありますが、子どもたちと会えることを先生方も心待ちにしています。
トップページに県立教育センターの紹介を載せましたが、今回新たにベネッセとちびむすドリルのサイトを紹介させていただいています。それぞれ無料でダウンロードできる学習サイトですので、ぜひご利用ください。
想定外への対応
4月14・16日はあの熊本地震から4年目を迎えました。あの時の光景が今も目に焼き付いているのは、私だけではないはずです。
宇城市のハザードマップを校区だけ印刷し、校長室に掲示しました。これを見ると、この小野部田校区は津波の心配よりも、土石流の警戒区域の多さにびっくりしました。もしも・・・の場合は、本校も避難所となるので、さまざまなことへの対応が必要となります。
ところで最近また、日本中のいたる所で地震が頻発しています。いざ、非常事態の際に避難となると、このコロナウィルス感染防止の対策をとりつつ、避難所としての機能も・・・。
さまざまなことを想定しておくことは、とても大切なことです。各ご家庭でも、今、何か起きたらどうするのか、お子さんと話すよい機会かと思います。
工事が始まりました。
学校下の交差点で、昨年度より要望していた拡張工事が始まります。以前はカラー舗装されていたようですが、左図のように舗装ははげ、交差点真ん中の発光鋲も壊れています。
この交差点は、半数以上の本校児童が登下校で通ってくるところです。一見、見通しがよいので危険性はないようですが、じつは、こんな交差点が「田園型交通事故」の多発するところだそうです。どちらのドライバーからも、お互いにスピードが止まって見える「コリジョンコース現象」が起こるそうです。
本日から、拡張工事が始められました。集団登校する際に、交差点で子どもたちが安全に待機する場所を確保するために橋幅を一部広げ、消えていたカラー舗装も施していただけるそうです。この工事に関しても、子どもたちが通らない休校の期間を利用して行い、休校明けには安心して登校できるようにと配慮されてのことです。
こんなところにも、地域のご協力とちょっとした「心遣い」が身にしみてきます。工事に携わった方々、本当にありがとうございます。
地域の協力
校舎から遠く離れたグラウンド脇のプール横に、屋外用のトイレがあります。
赴任したときからずっと気になっていましたが、いつ見ても常に、男女問わず必ずきちんとスリッパが並んでいます。子どもたちだけでなく、休み中などに校庭を訪れた人たちや、農作業のかたわらで、など多くの方が使用されているようです。
こんな、ちょっとした何気ない、ひとつひとつの光景が、地域からあたたかく応援し、協力していただいてるのだなと感じます。感謝、感謝です。
少年たちとの出会い
朝、学校に来ると、高校生と思われる3人の少年たちが、レーキでグラウンド整備をしてくれていました。何事かと思って聞いてみると、「早朝からサッカーをしてグラウンドを使わせてもらったので、整備をして帰ります。」とのことでした。3人とも本校の卒業生で、地元の高校1年生だということでした。このコロナ騒ぎの中で、大人も大変ですが、子どもたちも様々な面で制限を受けています。ちょっとしたことですが、とても大切なことですし、この子どもたちに今まで関わってこられた先生方や保護者の方々の力添えがあったからこその、ちょっと心が温まるエピソードでした。
じつは、先日グラウンドにスパイクの足跡があり、そのままにされていました。このグラウンドはあるメガネの先生が大切にしていて、定期的に自分の車を使ってていねいにならしてあるきれいなグラウンドなのです。
この両極端な2つのエピソードひとつとっても、子どもたちに何が大切なことなのかを、じっくりと紐解くよい材料だと思うのです。私たち大人が子どもたちに何ができるのか、本当に考えさせられました。