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2024年1月の記事一覧

一年の計は元旦にあり

新しい年を迎え、後期後半の始まりに際して、子供たちに「一年の計は元旦にあり」ということわざを紹介しました。

由来には、「月令広義」がもとになっているという説と戦国武将の毛利元就の言葉がもとになっているという説があります。

「月令広義」とは中国の伝統的な年中行事やしきたりが解説されているもので、「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり」という一文が記載されています。晨は、あしたと読み朝のことを表し、春とは正月を意味しています。

さらに、「一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」と続きます。

これらの計をまとめて「四計」と読んでいます。よき人生の設計に欠かせない大切なものとされています。

簡単に訳すと、「何事もはじめに計画を立て、まじめに働くことで一生が決まり、健康に過ごすことで一家の行く末が決まる」という意味になります。

休み明け集会ではこちらを紹介しました。

もう一つの説は、毛利元就が語ったとされる「一年の計は春にあり、一月の計は朔にあり、一日の計は鶏鳴にあり」という言葉に由来していると言われています。「朔」は、ついたちと読み、月の初めのことで、「鶏鳴」は、けいめいと読み、一番鶏が鳴く早朝のことを表していて、一年、一月、一日の始まりが肝心であることを諭しています。

どちらの説にしても、物事を始めるとき、しっかり目標を立てて実行していくことが大切であることが伝わってきます。年の初めにぴったりのことわざだと思います。