2020年5月の記事一覧
ちょっとした幸せが・・・。
本日で登校日もおわり、いよいよ来週から本格的に学校再開となります。暑さも本格的になりますが、ウィルスと共存しながら感染予防対策に努めて参ります。
子どもたちの登校の安全確保のため、毎朝路上で旗を持ち出迎えます。子どもたちにも「元気なあいさつを!」と呼びかけていますが、今朝はとても気持ちよいことがありました。
私は立っている間、子どもたちだけでなく、目の前を通過する車にもあいさつをします。聞こえないかもしれませんが、自分なりの変なこだわりです。そんな中、今朝はわざわざ窓を開けて「お世話になります。」と声をかけていただきました・・・。ただそれだけのことですが、今日1日が幸せな1日になるようで、とても心地よい朝を迎えることが出来ました。自分の何気ない行動が、もしかしたら誰かの気持ちを幸せにさせる・・・。そんな気持ちを子どもたちにも味わってほしいと思いました。
さて、学校の教育目標は昨年度と変わりありませんが、今年、小野部田小の子どもたちに「身につけてもらいたい力」を次の4つ設定しました。
○あきらめずに最後まで粘り強くやりとげる力
○まわりと協力し誰かのために行動できる力
○夢の実現に向けて努力し続ける力
○自分の想いをわかりやすく伝える力
このことは、学校経営の設計図でもある「グランドデザイン」にも位置づけています。
「4つの資質・能力」を身につけるため、この1年間、さまざまな活動で取り組んでいきたいと思います。また、各ご家庭でもお子様の姿と重ねていただき、意識していただければ幸いです。
来週から、各ご家庭での検温とマスク着用を徹底できるよう、ご協力をお願いします。
授業再開に向けて・・・
昨日は久しぶりに真夏のような暑さとなりましたが、熊本県全体が非常事態宣言の解除を受け、少し気が晴れたような気がしました。
さて、本日は来週からの本格的な学校再開に向けて、どの学年も本格的に授業が開始されました。1年生ではひらがなの学習が始まりました。むずかしい「む」も大変よくかけていました。
2年生では、デジタル教科書で授業があっていました。
3年生では、唯一20名を超える学級なので、担当箱を廊下に移設し、教室内の「密」をさけるよう工夫しています。
4年生では、学級目標を決めていました。1年間の取組の原点となりますので、大切に扱ってほしいところです。
5年生では、理科室の授業が始まっていました。自分の考えを、手を上げて堂々と発表してくれました。
6年生では、「BOOK100」の取組が本格的に始まったようです。たくさん本からさまざまなことを学んでほしいですね。
来週から学校再開となりますが、真夏日への対策も怠ってはなりません。感染症対策と同様、水筒を持たせるなど対応が必要となります。特に夏の登下校については、学校でも安全管理の面から、お願いさせていただくこともあるかもしれませんので、その際はご協力をお願いします。
やり場のない今だからこそ・・・
昨日のにぎやかな登校日から、今日の誰もいない学校のギャップに「またか・・・」と思いながら、教室を回ります。ふと目についたのは、最近よく話題になっている「アマビエ」のイラストです。私も初めて知ったのですが、「アマビエ」とは、江戸時代の肥後(熊本)に出現した妖怪だそうです。外見は人魚のようで、鳥に似たくちばしがあり、「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と言いのこし、海へ消えたとの言い伝えがあるとのことでした。
このイラストに込めた子どもたちの想いが届いて、一日も早く学校再開となってほしいものです。
さらに大きな影響がありとても気になっているのが「高校総体・中体連大会の中止決定」の一報でした。私も昨年までずっと中学校の勤務であり、部活動も初任時代からかかわってきました。だからこそ、このことが子どもたちへどれだけ大きな影響を与えるのかと・・・。
直接子どもたちへ接する機会はありませんが、私なりにエールを送りたいと思います。
部活動で学んだことは、大会でよい結果を得ることだけではありません。仲間とともに最後まであきらめずに、見えないところでも努力し続け、お互いを信頼するとともに、礼儀正しく相手を尊重することなど、多くのことを学んだはずです。このことは今からの人生に、絶対に無駄にはならず、逆にこれからの力になると信じています。
こんな今だからこそ、そのやりきれない思いを経験したみんなだからこそ、どうぞ他人の痛みが分かる人になってほしいのです。必ず笑って話せる日が来ると思います。それまで目標は違いますが、「正々堂々」と部活動で学んだことを継続してください。
本校のご家庭にも、もしかしたら該当する子どもさんがいらっしゃるかもしれません。どうぞ、あたたかく見守り、ひとりの先輩として声をかけていただき、よい方向へ導いていただければ幸いです。
1週間ぶりの登校
5月になって2回目の登校日です。みんな元気に登校してくれました。ある女の子に「もうしばらくしたら学校が始まるかもね。」と声をかけると、「うれしいです!!」と満面の笑顔で答えてくれました。ありがとう、校長先生もその気持ちがうれしいです!!!。感染防止も心配ですが、本当に1日でも早く学校再開となってほしいものです。
今日の2限目の様子です。
たんぽぽ教室では、休校中の過ごし方について、話をされていました。
1年生は、図工の宿題で扱うハサミの使い方について練習しています。みんな上手にぐるぐると紙を切っていました。
2年生は、図書の本を借りていました。ある男の子の図書カードをのぞくと、貸し出し目標冊数がなんと、「300冊」と書いてありました。みんな、たくさんの本からさまざまな事や考え方を吸収してもらいたいです。
3年生は、みんなで「縄跳び」のHowtoビデオを見ていました。運動を科学的に知った上で、しっかりと体力向上に努めてもらいたいです。目標は何万回・・・?
4年生は、図工の宿題の手順が説明されていました。「コロコロガーレ」?、なんとも楽しそうな宿題です。子どもの発想が試されそうです。ご家庭でもできばえをご覧ください。
5年生は、算数の宿題の答え合わせでした。小数点の問題でしたが、みんなうまく理解できていたようでした。丸がどんどん増えると、勉強も楽しいですよね。ていねいな字できれいにまとめられています。
6年生の教室に行くと、算数の問題を解くよう、○○先生から指導を受けました。
「5+6+7=?」、当然のごとく「18」と答えましたが、『では、「5+6+7=18」はどういう意味ですか?』と進化していきます。「何?、う~ん・・・」と考えます。子どもたちはみんなニヤニヤしています。女の子から「校長先生、1、8ですよっ!」とせかされます。(わかってますって!)・・・1分ほど思考したあげく、「あ~ぁっ!なるほど!!!」
あらためて、「なんで?」「わかった!!」のうれしさを実感しました。おうちの方は分かられますか?
熊本県でも非常事態宣言が徐々に解除され始めています。市町村によっては、学校を段階的に再開しているところもあるようです。宇城市においても、何らかの対応がなされると思いますので、分かり次第メールやホームページで連絡いたします。
もうしばらくご家庭でのご協力を、よろしくお願いします。
それぞれの担任の思い
5月というのにもかかわらず、連日夏日となっています。県外ではすでに学校が再開されているところもあり、熊本でもそろそろかなとは思いますが、感染だけはとにかく怖いです。細心の注意をはらっての対応を考えなければなりません。
ところで、もうすでにご覧になっているかと思いますが、各学年の学級便りです。それぞれの担任の思いが、詰められたものですので、必ず親子でご覧いただくようお願いします。また、校長室の壁にも全クラスの学級便りを掲示しています。私自身も楽しみに待っています。
1年生は「ほのぼの」です。
2年生は「スマイル」です。
3年生は「きらり」です。
4年生は「はじめの一歩」です。
5年生は「いっぽ」です。
6年生は「つるつる」です。
たんぽぽ教室は、そのまま「たんぽぽ」です。
どの学年も趣向を凝らしています。今後、1年間で何号まで発行されるか楽しみでもあります。
また、保健だよりと学校だよりも掲示しています。
各先生方の写真の下にあるのは、今年度の先生方の「意気込み」を載せています。学校が再開されたら、この調子で頑張っていきます。
久しぶりの登校日。
ゴールデンウィークから天気はとてもよく、暑いくらいでした。しかし、みんなの元気に登校する姿を見て、「やっぱり子どもがいないと学校はねぇ」と、一人納得する私でした。
各教室では、健康観察と宿題の確認が行われました。また、久しぶりに友達と会って、はしゃいでいる姿もありました。それぞれの教室の様子は・・・
まず1年生は・・・こんな感じです。
次は2年生・・・。先生に話したいことがたくさんあるようです。
3年生は宿題の時間割の説明があっていました。
4年生は・・・
図書の本を返しに行ったときの様子です。
とても素晴らしい!!。上級生にも負けていません!。
次は5年生・・・
最後に6年生・・・。なぜ家庭学習が大事なのかを伝えておられました。
そうこうしていると、あっという間に帰る時間となりました。
今日は、一番遠いであろう耕地地区の登校班の下校に、どんな様子かと一緒について行きました。下校中はとにかく風が強く、川沿いの道では1年生の小さな体が吹き飛ばされそうでした。
しかし、そこはさすが6年生。風上にスッと位置を変え、1年生の風よけになってくれていました。
何気ない行動ではありますが、子どもたちの登下校の中にも、さまざまなドラマがあるのだと、改めて感じることでした。
40分弱の道のりを、今度は自転車で帰ることとなりましたが、逆風となり漕いでも漕いでも進みません。とうとう自転車を降り、歩いて帰りました。子どもたちは毎日この「鍛錬」を行っているのだと体感することができました。と同時に休校が明けて夏休みも授業となった場合、登下校中の熱中症対策も必要だとつくづく感じました。
また、1週間、ご家庭での生活となります。熊本県の感染状況も少し落ち着きを見せているようです。新聞では20日頃にまた、県の専門会議で話し合われるとのことでしたので、状況がわかりましたら、メールやホームページ等で連絡します。
登校を楽しみに・・・
各ご家庭、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
5月7日の登校をみんな楽しみにしていると思いますが、先生方も早くみんなに会いたいとワクワクされています。そんな中、休み中もみんなが登校する準備を進められていました。
駐車場前の桜の木の下にツツジが植えられているのですが、雑草やツタなどが絡まっていて、全くわかりませんでした。そこで、何人かの先生方が暑い中、作業を進められた結果・・・
「なんということでしょう!」ごらんのようにすっきりと整えられました。
また、各教室内には感染防止のため、「衛生キット」が備えられています。
これ以外にも、登校日で配布するプリント等がファイルにわかりやすく整理され、一人一人の机の上にていねいに並べてあるクラスもありました。
先生方の取組には、いつも頭が下がるとともに、感謝の言葉しか見つかりません。
登校日には元気なみんなと会えることを楽しみにしています。
命の尊さを再認識
本日校内研修にて、全職員で「食物アレルギーへの対応」について行いました。本来は4月に行うべき研修ですが、休校等で延期されていました。
毎年行われていますが、再度意識を高めるため、食物アレルギーの理解から緊急時の対応まで、DVDを見ながら実際にエピペンを打つ実技までを確認し合いました。
おや? 一見すると、ひとりの職員をよってたかって・・・。いえいえ、そうではありません。複数で対応する際の役割分担を決めて、練習用のエピペンで模擬練習を行っているところです。このような実技で行っていないと、いざという緊急時には慌ててしまい、間違った対応をしてしまう危険性もあります。
研修後は、私からも食物アレルギー対応時だけでなく、怪我等の場合も大きな声で複数の職員を集め、手分けをして対応するようお願いしました。
話は変わりますが、赴任したときから、職員玄関の頭上にツバメが巣を作っていました。親鳥が盛んにえさを運んでいる様子が見られましたが、巣からフンが落ちてきて下の通路が汚れるので段ボールを敷いていましたが、しょっちゅう取り替えなければなりませんでした。そこで廃棄する予定の骨が折れた傘を、巣の下に設置しました。見事フンは傘で止まり、通路は汚れなりました。
ふと気がつくと、巣に雛の姿が見当たりません。その代わりに、体育館前の駐車場を数匹のツバメが飛び交っています。そろそろ巣立ちの時のようです。
校内でのさまざまな出来事から、改めて命の大切さを再認識させられることでした。