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日々のつぶやき

受け継ぐべき宝物

10月13日(金)地域にお住まいの方に戦争体験の講話をしていただきました。終戦を迎えた1945年は14歳ということで、戦争の怖さや悲惨さに加え、終戦後の厳しい暮らしの様子についても詳しく話してくださいました。戦後78年ということで、実体験を少なくなっていく中少なくなっていく中、日本が経験した戦争を風化させないように、生の体験談を聞いた私たちや子供たちには、それを語り継いでいく役目を担っていると必要を強く感じました。

10月15日(日)コロナ禍による影響で4年ぶりの開催となった守山八幡宮の例祭におじゃましてきました。学校と同じように地域の方に支えられて地域の宝としての存在感を強く感じました。厳かな式典の中で、地元の子供たちによる神楽も披露されました。4年の空白を埋めるように一生懸命に舞う子供たちの姿は本当にすばらしいもので、心の中に熱いものを感じました。

今、学校教育には大きなイノベーションの波が打ち寄せています。GIGAスクール構想による一人一端末(タブレット)の導入をはじめ、様々な改革が求められています。また、AIの発達等による変化の激しい社会に対応できる力も必要です。しかし、地域に残る宝や戦争の体験談など、受け継ぐべきものがたくさんあることに気づかされました。

 

「地域の力」再認識!

10月1日(日)は令和5年度市民体育祭(小野部田会場)が実施されました。コロナ禍で中止が続いていましたので、4年ぶりの開催となったそうです。

8:30入場行進がスタートし、18種目の競技内容でした。午前中の開催でしたが、工夫を凝らしたものばかりで、とても内容のある充実した体育祭となりました。

園児、小学生、中・高生、20代、30代、40代、50代、60代、とそれぞれの代に活躍の場あり、90代の方まで多くの方が参加してくださり、すがすがしい秋の一日を満喫されていました。

ロードレース(2.5km)には、小学生から70代の方まで幅広い方がエントリーされており、最高齢は本校の放課後子ども教室の指導者として大変お世話になっている74歳の方でした。若々しい姿に刺激をもらいました。

さらに、大会を通じての最高齢の方は、なんと90代の方でした。いくつになっても地域の行事に参加されている姿は私たちの良きお手本として見習いたいと思ったと同時に大変尊敬いたしました。

体育祭の内容もさることながら、終了後の撤収の手際の良さに脱帽しました。閉会式が終了してわずか40分ほどでほぼ片付けが完了しました。撤収作業をされる地域の方に紛れて小川中学校の生徒さん(本校の卒業生)の姿がありました。小学校の時の要領で、「(片づける)場所がわかるので、私たちがやります。」といってどんどん片付けてくれました。そんな姿に感心すると同時に、小野部田校区のもつ底力のようなものを感じることができました。

今の小学生にもこのような姿を伝え、小野部田校区に住んでいることに誇りと感謝の気持ちをもって、くらしていってほしいと思います。

そして、このすばらしい伝統を受け継いで、本校が育成を目指す資質・能力の一つである「ふるさとを大切にする力」を伸ばすことができたらと強く思った一日でした。

 

 

 

小野部田プライド

6年生が始めた朝ボランティアが5年生に広がり、さらに他の学年へも広まってきました。運動場の整地や除草作業、駐車場の落ち葉掃きや溝さらい、学級園の除草など、学校の美化に必要なことや自分たちにできることを考えて率先して取り組んでくれています。 

高学年から広がったこともうれしいことですが、子供たちの姿に誘発されて私も少しだけですが運動場の除草作業を始めました。すると、2階のベランダから5年生の子供たちが「校長先生、ありがとうございます!」と声をかけてくれました。

翌日、気をよくして他の場所の除草作業をしていると、今度は3年生が学級園(芋畑)の除草を終えて通りかかったとき、「校長先生、手伝います!」といって草を抜いたり、集めたりしてくれました。

子供たちが手伝ってくれたおかげで、作業がはたどったので、別の場所の除草をしていると、時間ぎりぎりまでボランティア活動に取り組んでいた6年生が「僕が運びます。」といって抜いた草を当たり前のように運んでくれました。

 

校庭や運動場がきれいになる喜びに加えて小野部田小学校の子供たちの素敵な言動に心の底からうれしさがこみ上げてきました。このような「小野部田プライド」を伝統として受け継いでいってほしいと願っています。

年中夢求!

タイトルの言葉は、ある研修会において宇城市教育長の平岡先生がおっしゃった言葉です。「年中夢求!」とても素敵な言葉だと思います。

今、九州ルーテル学院大学の2年生に在学中の本校卒業生が職場体験に来ています。話を聞く機会があったので、そもそも教職を目指そうと思ったきっかけについて尋ねてみました。

はじめは物理の教員を目指していたそうですが、県立中高一貫校で学ぶ中で、課題を設定し、解決方法を計画し、研究結果をまとめたり、考察したりしたものを発信するという一連の過程を通して、科学の楽しさを伝えるためにどのカテゴリーで伝えていくべきかを考えて小学校の教員を目指そうと決意したということです。

夢に向かって自分自身の思いや願いをしっかり言葉にできることは本当に素晴らしいことです。そんな話をしているときの彼女の目は、きらきらと輝いて見えました。私の学生時代や教員を目指そうと思ったころと比較して少し恥ずかしい気持ちになってしまいました。ほんとの話です。

私の今の「夢」は、子供たちが「やる気」と「自信」にあふれた姿をたくさん見せてくれるような学校にすることです。目標といってもいいかもしれません。直接子供たちと触れ合う機会はそんなに多くありませんが、一人でも多くの子供たちが「やる気」と「自信」にあふれ、いろいろなことにチャレンジしていくように「年中夢求!」の精神で後押ししていきたいと考えています。

 

防災の日

今日9月1日は防災の日です。今からちょうど100年前の大正12年9月1日に関東大震災が発生したことを教訓として語り継ぐことを目的として制定されています。

小野部田小学校では、防災の日特別メニューとして防災食をいただきました。

 

〇麦ごはん

〇ふりかけ

〇救急根菜汁(レトルト)

〇ストックサラダ

〇牛乳

というメニューでした。

 

 

 

6年生教室では担任の先生から今日のメニューについての説明があっていました。

さすが6年生です。今日が防災の日であることや防災の日制定のきっかけが100年前に発生した関東大震災であることをしっかり知っていました。

今日の救急根菜汁は湯煎して温めてありましたのでおいしくいただくことができましたが、いざ災害等に直面した時は冷たいまま食べることになるかもしれません。毎日のあたりまえの生活に感謝する一日にしてほしいと思います。

もう一つの特別メニューであるストックサラダは、ツナ缶、切り干し大根、カットわかめ、コーン缶、たくあんなど家庭に常備できる食材を使い、マヨネーズや胡麻ドレッシングで味付けしてありました。調理方法を工夫すればこんなにおいしいものができることを知りました。機会があれば、ご家庭でも子供たちと一緒に作ってみてはいかかでしょうか。

平成24年広域大水害、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨と10年ほどの間に何度も大きな災害を経験してきた私たちは、防災の意識を高め、命を大切にする心をしっかり育てたいと考えています。