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日々のつぶやき

やり場のない今だからこそ・・・

 昨日のにぎやかな登校日から、今日の誰もいない学校のギャップに「またか・・・」と思いながら、教室を回ります。ふと目についたのは、最近よく話題になっている「アマビエ」のイラストです。私も初めて知ったのですが、「アマビエ」とは、江戸時代の肥後(熊本)に出現した妖怪だそうです。外見は人魚のようで、鳥に似たくちばしがあり、「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と言いのこし、海へ消えたとの言い伝えがあるとのことでした。

このイラストに込めた子どもたちの想いが届いて、一日も早く学校再開となってほしいものです。

 さらに大きな影響がありとても気になっているのが「高校総体・中体連大会の中止決定」の一報でした。私も昨年までずっと中学校の勤務であり、部活動も初任時代からかかわってきました。だからこそ、このことが子どもたちへどれだけ大きな影響を与えるのかと・・・。

 直接子どもたちへ接する機会はありませんが、私なりにエールを送りたいと思います。

部活動で学んだことは、大会でよい結果を得ることだけではありません。仲間とともに最後まであきらめずに、見えないところでも努力し続け、お互いを信頼するとともに、礼儀正しく相手を尊重することなど、多くのことを学んだはずです。このことは今からの人生に、絶対に無駄にはならず、逆にこれからの力になると信じています。

 こんな今だからこそ、そのやりきれない思いを経験したみんなだからこそ、どうぞ他人の痛みが分かる人になってほしいのです。必ず笑って話せる日が来ると思います。それまで目標は違いますが、「正々堂々」と部活動で学んだことを継続してください。

 本校のご家庭にも、もしかしたら該当する子どもさんがいらっしゃるかもしれません。どうぞ、あたたかく見守り、ひとりの先輩として声をかけていただき、よい方向へ導いていただければ幸いです。

1週間ぶりの登校

 5月になって2回目の登校日です。みんな元気に登校してくれました。ある女の子に「もうしばらくしたら学校が始まるかもね。」と声をかけると、「うれしいです!!」と満面の笑顔で答えてくれました。ありがとう、校長先生もその気持ちがうれしいです!!!。感染防止も心配ですが、本当に1日でも早く学校再開となってほしいものです。

 今日の2限目の様子です。

 たんぽぽ教室では、休校中の過ごし方について、話をされていました。

 1年生は、図工の宿題で扱うハサミの使い方について練習しています。みんな上手にぐるぐると紙を切っていました。

2年生は、図書の本を借りていました。ある男の子の図書カードをのぞくと、貸し出し目標冊数がなんと、「300冊」と書いてありました。みんな、たくさんの本からさまざまな事や考え方を吸収してもらいたいです。

3年生は、みんなで「縄跳び」のHowtoビデオを見ていました。運動を科学的に知った上で、しっかりと体力向上に努めてもらいたいです。目標は何万回・・・?

4年生は、図工の宿題の手順が説明されていました。「コロコロガーレ」?、なんとも楽しそうな宿題です。子どもの発想が試されそうです。ご家庭でもできばえをご覧ください。

5年生は、算数の宿題の答え合わせでした。小数点の問題でしたが、みんなうまく理解できていたようでした。丸がどんどん増えると、勉強も楽しいですよね。ていねいな字できれいにまとめられています。

6年生の教室に行くと、算数の問題を解くよう、○○先生から指導を受けました。

「5+6+7=?」、当然のごとく「18」と答えましたが、『では、「5+6+7=18」はどういう意味ですか?』と進化していきます。「何?、う~ん・・・」と考えます。子どもたちはみんなニヤニヤしています。女の子から「校長先生、1、8ですよっ!」とせかされます。(わかってますって!)・・・1分ほど思考したあげく、「あ~ぁっ!なるほど!!!」

 あらためて、「なんで?」「わかった!!」のうれしさを実感しました。おうちの方は分かられますか?

 熊本県でも非常事態宣言が徐々に解除され始めています。市町村によっては、学校を段階的に再開しているところもあるようです。宇城市においても、何らかの対応がなされると思いますので、分かり次第メールやホームページで連絡いたします。

もうしばらくご家庭でのご協力を、よろしくお願いします。

それぞれの担任の思い

 5月というのにもかかわらず、連日夏日となっています。県外ではすでに学校が再開されているところもあり、熊本でもそろそろかなとは思いますが、感染だけはとにかく怖いです。細心の注意をはらっての対応を考えなければなりません。

 ところで、もうすでにご覧になっているかと思いますが、各学年の学級便りです。それぞれの担任の思いが、詰められたものですので、必ず親子でご覧いただくようお願いします。また、校長室の壁にも全クラスの学級便りを掲示しています。私自身も楽しみに待っています。

 1年生は「ほのぼの」です。

2年生は「スマイル」です。

3年生は「きらり」です。

4年生は「はじめの一歩」です。

5年生は「いっぽ」です。

6年生は「つるつる」です。

たんぽぽ教室は、そのまま「たんぽぽ」です。

どの学年も趣向を凝らしています。今後、1年間で何号まで発行されるか楽しみでもあります。

 また、保健だよりと学校だよりも掲示しています。

各先生方の写真の下にあるのは、今年度の先生方の「意気込み」を載せています。学校が再開されたら、この調子で頑張っていきます。

久しぶりの登校日。

ゴールデンウィークから天気はとてもよく、暑いくらいでした。しかし、みんなの元気に登校する姿を見て、「やっぱり子どもがいないと学校はねぇ」と、一人納得する私でした。

 各教室では、健康観察と宿題の確認が行われました。また、久しぶりに友達と会って、はしゃいでいる姿もありました。それぞれの教室の様子は・・・

まず1年生は・・・こんな感じです。

次は2年生・・・。先生に話したいことがたくさんあるようです。

3年生は宿題の時間割の説明があっていました。

4年生は・・・

 

 

 

 

図書の本を返しに行ったときの様子です。

とても素晴らしい!!。上級生にも負けていません!。

次は5年生・・・

最後に6年生・・・。なぜ家庭学習が大事なのかを伝えておられました。

そうこうしていると、あっという間に帰る時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、一番遠いであろう耕地地区の登校班の下校に、どんな様子かと一緒について行きました。下校中はとにかく風が強く、川沿いの道では1年生の小さな体が吹き飛ばされそうでした。

しかし、そこはさすが6年生。風上にスッと位置を変え、1年生の風よけになってくれていました。

何気ない行動ではありますが、子どもたちの登下校の中にも、さまざまなドラマがあるのだと、改めて感じることでした。

 40分弱の道のりを、今度は自転車で帰ることとなりましたが、逆風となり漕いでも漕いでも進みません。とうとう自転車を降り、歩いて帰りました。子どもたちは毎日この「鍛錬」を行っているのだと体感することができました。と同時に休校が明けて夏休みも授業となった場合、登下校中の熱中症対策も必要だとつくづく感じました。

 また、1週間、ご家庭での生活となります。熊本県の感染状況も少し落ち着きを見せているようです。新聞では20日頃にまた、県の専門会議で話し合われるとのことでしたので、状況がわかりましたら、メールやホームページ等で連絡します。

登校を楽しみに・・・

 各ご家庭、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

5月7日の登校をみんな楽しみにしていると思いますが、先生方も早くみんなに会いたいとワクワクされています。そんな中、休み中もみんなが登校する準備を進められていました。

駐車場前の桜の木の下にツツジが植えられているのですが、雑草やツタなどが絡まっていて、全くわかりませんでした。そこで、何人かの先生方が暑い中、作業を進められた結果・・・

「なんということでしょう!」ごらんのようにすっきりと整えられました。

 また、各教室内には感染防止のため、「衛生キット」が備えられています。

これ以外にも、登校日で配布するプリント等がファイルにわかりやすく整理され、一人一人の机の上にていねいに並べてあるクラスもありました。

 先生方の取組には、いつも頭が下がるとともに、感謝の言葉しか見つかりません。

登校日には元気なみんなと会えることを楽しみにしています。

命の尊さを再認識

 本日校内研修にて、全職員で「食物アレルギーへの対応」について行いました。本来は4月に行うべき研修ですが、休校等で延期されていました。

 毎年行われていますが、再度意識を高めるため、食物アレルギーの理解から緊急時の対応まで、DVDを見ながら実際にエピペンを打つ実技までを確認し合いました。

 おや? 一見すると、ひとりの職員をよってたかって・・・。いえいえ、そうではありません。複数で対応する際の役割分担を決めて、練習用のエピペンで模擬練習を行っているところです。このような実技で行っていないと、いざという緊急時には慌ててしまい、間違った対応をしてしまう危険性もあります。

 研修後は、私からも食物アレルギー対応時だけでなく、怪我等の場合も大きな声で複数の職員を集め、手分けをして対応するようお願いしました。

 話は変わりますが、赴任したときから、職員玄関の頭上にツバメが巣を作っていました。親鳥が盛んにえさを運んでいる様子が見られましたが、巣からフンが落ちてきて下の通路が汚れるので段ボールを敷いていましたが、しょっちゅう取り替えなければなりませんでした。そこで廃棄する予定の骨が折れた傘を、巣の下に設置しました。見事フンは傘で止まり、通路は汚れなりました。

 ふと気がつくと、巣に雛の姿が見当たりません。その代わりに、体育館前の駐車場を数匹のツバメが飛び交っています。そろそろ巣立ちの時のようです。

 校内でのさまざまな出来事から、改めて命の大切さを再認識させられることでした。

通学路をリニューアルしていただきました

以前お伝えした学校下の交差点の工事が、本日完成しました。見ての通り子どもたちの横断に合わせて、待機するスペースを広げてもらうとともに、カラー舗装まで仕上げてもらいました。

 これで5月7日の登校の際も、安全に横断できると思います。学校でも各クラスで話をしてもらい、今まで以上に交通安全の意識を高めさせたいと思います。

 保護者や地域の方々も、安全運転で子どもたちを見守っていただくようお願いします。

学校に活気があふれています。

 久しぶりに子どもたちの声が学校に戻ってきました。

子どもたちに聞くと、休み中は宿題を仕上げたり、家から学校までランニングを毎日続けるなど、それぞれに目標を決めて頑張っていたようです。各ご家庭ではいかがでしたか?

 

  

 

  先生方は、子どもたちを気持ちよく迎えられるようにと、さまざまな準備をされていました。

 玄関にある花のプランターを置く台を修理し、防腐剤まで塗っていただきました。

 

また、図書室には「この木、なんの木、読書の木」が壁一面に飾られています。

 

  図書の本を借りに来た子どもたちも、「すご~い」といって見上げていました。

 まだまだ感染は予断を許さない状況となっていますが、お互いが「大切な人」を守るために、今は我慢していくしかなさそうです。

 今後の予定については、トップページのお知らせにも掲載していますで、ご覧ください。

日々状況は刻々と変化を・・・

 先日、文部科学省から「休校期間中の授業内容を夏休みや土曜日を使って補習することも・・・」と報道されました。また、本日は熊本市が「来月末まで休校を再延長する」との報道もありました。このように、日本中で感染が止まらない中、学校も先が見えない状況です。こんなに長い期間、学校に子どもたちがいない状況は、前代未聞であり、私たちの経験上、いまだかつてないことです。私たち大人も不安ですが、もっと不安なのは子どもたちのはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 子どもたちがいない学校なんて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、できることは最大限やるしかありません。まずは、子どもたちに自主学習をお願いし、少しでも学校再開に向けて、準備しておくことです。今こそ、自分がなすべきことを、自分を律して行うことができるか、試されていると思います。各ご家庭で、また小野部田小学校で学んだすべてのことを結集して頑張るしかありません。 

 明日は久しぶりの登校日です。短時間ではありますが、子どもたちと会えることを先生方も心待ちにしています。 

トップページに県立教育センターの紹介を載せましたが、今回新たにベネッセとちびむすドリルのサイトを紹介させていただいています。それぞれ無料でダウンロードできる学習サイトですので、ぜひご利用ください。

想定外への対応

 4月14・16日はあの熊本地震から4年目を迎えました。あの時の光景が今も目に焼き付いているのは、私だけではないはずです。

 宇城市のハザードマップを校区だけ印刷し、校長室に掲示しました。これを見ると、この小野部田校区は津波の心配よりも、土石流の警戒区域の多さにびっくりしました。もしも・・・の場合は、本校も避難所となるので、さまざまなことへの対応が必要となります。

ところで最近また、日本中のいたる所で地震が頻発しています。いざ、非常事態の際に避難となると、このコロナウィルス感染防止の対策をとりつつ、避難所としての機能も・・・。

 さまざまなことを想定しておくことは、とても大切なことです。各ご家庭でも、今、何か起きたらどうするのか、お子さんと話すよい機会かと思います。